下着泥棒
二次元世界の調教師:作

■ 16

「変態のお姉ちゃんが、大好き。」

「わ、私も好きよ、沙織……」

 ようやく手指と唇を離してくれた沙織の言葉に、今度こそ私もはっきり「好き」と答えていた。

「お姉ちゃんと一つになりたい。」

 その意味がわからず、でも「一つになる」という言葉のイメージに妖しく気持ちを揺さぶられ、手錠に戒められた体をおののかせた私。

「アシを開いてね。」

 言われるがまま浴室の壁にすがり、床にお尻をつけ脚を広げた私に、沙織はまるで男の人みたいに上から覆い被さり、股間で「一つ」になろうとして来た。 

「さ、沙織いっっ!!」

「お姉ちゃんっっ!!」

 指で洗われながら続々と溢れ出す花蜜でグズグズに潤っていた私の花唇に、クチュッと触れ合わせて来た沙織の女の子の部分も、同じようにふっくらと膨らみジクジクと甘美な露を吹きこぼしていたようだ。

 その生々しい感触もさる事ながら、血を分けた姉妹同士で女のいのちを愛し合う衝撃に、私達は互いの名を呼び合った。

「ああ〜っっっ!!!」

「ひいい〜っっっ!!!」

 そしてグチュッグチュッと擦り付け合っていると、最も感じるプリプリの肉塊同士が触れてしまい、この世のものとも思われぬ、背徳に味付けされた蠱惑的な快美の電流に貫かれた私達は絶叫した。

「お姉ちゃん、アタシいきそおっっっ!!」

「沙織待って!
 一緒にいこ……」

 この後愛欲の極みに2人で何度も天国に昇り詰めた私達は、完全に逆上せて半死半生で風呂から上がり、しばらくは呆然として動く事はおろか口も利けない状態だった。

 10分くらい、更衣所で2人夢見状態だったろうか。

 ようやく人心地を回復した私達は、寝る準備に入った。手の使えない私の体までタオルで拭いてくれた沙織が、2人分の着替えを持って来る。

「アタシ、お姉ちゃんのパンツをはくの、3日目だよ。
 におってみて。」

「……臭いわ。」

「お姉ちゃんのにおいと、アタシのにおい混じってるから。」

 洗濯するはずだった私のパンツは、少し黄ばみさえ出来ていた。沙織が着けたのだとしても、メチャクチャに羞ずかしい。そして沙織はためらいもなく、そのプ〜ンとすえたようなにおいがするパンツを再びはいてしまった。

「お姉ちゃんは、コレをはくんだよ。」

 大人のおもちゃ屋で禿げオヤジに脱がされた、ふんどしパンツだ。まだジットリと濡れそぼっているそれを、沙織が鼻に押し付けて来ると、さらに強烈で吐き気を催すようなおぞましいにおいで、私の頭はクラクラした。

「くさいから香水付けなきゃ。」

 私をムズムズとえっちに発情させてしまう媚薬を、沙織がヒモパンに振りかけ始めると、私は思わず口走っていた。

「イヤよ、そんなの付けないで。」

 予備校でオナニーに狂った羞ずかしい記憶が蘇り、それをはいて寝る事を思うととても我慢出来なかったのだ。

「じゃあ、バイブ付きのパンツにする?
 朝までバイブのスイッチ入れっぱなしも、刺激的かもね〜」

「それは絶対イヤ!」

「じゃあやっぱ、こっちだね。」

 沙織は媚薬を振りかけたヒモパンを、私の股間にギュッと喰い込ませながら、まるでふんどしを締めるようにはかせて来た。

(や、ヤダ……
 アソコにも、クリにも、お尻にも当たっちゃってるうっ!)

「アタシのパンツ、お姉ちゃんのアソコでしっかり味わってね。
 ああ、いいにおい……」

 沙織はおぞましい香りが漂うヒモパンの喰い込み具合を指でなぞって確認し、くんくん鼻を鳴らしてにおいをかいで言うのだった。こうして私は恐ろしい媚薬パンツとブラを体に密着させて、まともに眠れない夜を過ごす事になったのだ。

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