下着泥棒
二次元世界の調教師:作

■ 17

「お早う、お姉ちゃん。」

 次の日の朝。沙織のキスで目覚めた私は、ハッとして自分の体をまさぐり歓びを貪っていた手指を、慌てて引っ込めようとした。

「ダーメ!
 オテテは、今してたままにしとくの!」

 うう……

 羞ずかしくて頭がクラクラする。「さわやかな」という形容からは程遠い朝の目覚めだ。

「写真撮るからね。
 お姉ちゃんの、変態証拠写真だよ。」

 そんな事を言われても、私は羞ずかしいオナニーに狂っていた手を引っ込める事が出来ない。沙織に逆らおうという気持ちはまるで起こらなくなっていたのだ。

「うわあ、すっごいえっちなジョシコーセーだね、お姉ちゃんは。
 おねしょしちゃったみたいに、布団がビショビショだよ。」

 お互いの汚れた下着を身に着けて、わざわざ制服を着てオナニー漬けの甘美な夜を過ごした私達は、「えっちなジョシコーセー」と呼ぶにふさわしい。

「すごいすごい、とっても刺激的だよ、お姉ちゃん。
 男の子が見たら、鼻血ブーだぞお。」

 沙織はケイタイカメラでまず引き気味で撮影しながらそんな事を言う。

 高偏差値で有名な進学校のセーラー服を着た女子が、用をなさない超ミニスカの下の割れ目に喰い込むふんどしみたいな極小パンツと、胸元からこぼれた膨らみを隠せないサイズの小さいブラの下に手を入れて、体を慰めてるのだ。きっと物凄く卑猥で、男の子には目の毒となる眺めに違いない。

「あれえ、お姉ちゃん。
 もしかしてお尻の穴まで指入れてるの?」

 私はギクッとしたが、無意識に打ち込んでしまった指は金縛りにあったように動かせない。沙織はメチャクチャに羞ずかしい股間を接写しながら、私の指が前後のホールに入っているのを確認してしまった。

「ねえお姉ちゃん。
 今お姉ちゃんの手が何してるのか、言ってみて。」

「お、オナニーしてる……」

「もっと細かく。
 どこをどうしてるのか言わないとダメ。」

「……お、おっぱいを握って、乳首を指で挟んでる……」

「コッチの手は?」

「あ、アソコと、お尻の穴に、指を入れてるわ。」

「クリちゃんは?」

「クリちゃんも弄ってる……
 ああっ!」

 口にした箇所が、又新たに嫌らしくざわめくような気がした。

「アタシは、オナって5回イッチャったの。
 もうお姉ちゃんのパンツビショビショだよ。
 お姉ちゃんは?」

「わかんない……」

「どうして?」

「数え切れなくて……」

 ああ。

 あまりの羞ずかしさで顔がどんどん真っ赤に火照ってしまうのがわかる。夜お互いの下着を身に着け、なぜか制服も着てから隣り合わせの布団で寝るようにと、私は首輪を柱に繋がれ寝かされた。それから手錠を外した沙織は言ったのだ。

「朝までオナニーしようよ、お姉ちゃん。
 起きたら何回イケたか報告するの。」

「そんなバカな事……」

「バカじゃないもん!
 じゃ、お姉ちゃんはしないでいいよ。
 変態のくせに……」

 沙織ははぶてた口調でアッサリ引き下がったんだけど、その時もう体に喰い込む沙織の極小下着のせいで、ウズウズと虫が這い回るような感触に悩まされてた私は、悔しいけど自分がオナニーを我慢出来ないであろう事はわかっていた。

「ああ〜っ!
 お姉ちゃん、気持ちいいよおっっ!!」

 さっそく隣で指を使い、私を呼びながら快感を口にし始めた沙織のよがり声の悩ましさに、私の気持ちは大いに乱されてしまう。

 あんな背が低く子供っぽくていつまでも成長しない子だとばかり思ってたオテンバな妹が、いつの間にかこんなにえっちな女の子に育っていたのだ。

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