下着泥棒
二次元世界の調教師:作

■ 19

「お姉ちゃん、しっかり食べなきゃ。
 夏期講習、1日頑張るんだからね。」

 まるで旅館の食事みたいに豪勢なメニューを、沙織はお盆に載せて持って来た。ご飯に味噌汁、焼き魚。卵焼きに湯豆腐、納豆、焼き海苔、デザート……

 これがまともな朝の食事だったら、どんなに幸せだった事だろう。

 が、媚薬下着で猛烈に疼き上がる体を慰める事が出来ず悶々と身を捩らせる事しか出来ない私にとっては、沙織にゆっくりと豪勢な食事を口に運ばれるのは、責め苦以外の何物でもない。

 刺激を求めて狂い立った部分がヒクヒクと引き攣ってしまい、頭から思考能力が徐々に奪われて来たのがわかる。だんだんトリップしたような危険な領域に入り込みフワフワした感じになって来た。苦しみも辛さも一切感じなくなった時、私は狂っているのだろう。

 が、どんなに限界を超えたと思っても、環境に順応する生命力の高い女の子は、簡単に壊れたり出来ないものだ。それも沙織とのプレイで私の教えられた事。男の人が出産を経験したら苦痛で気が狂うと、聞いた事がある。女はそれだけ強いのだ。

「さあ、私達の夏期講習は、お姉ちゃんの大好きなお尻からだよ〜。」

 あまりに欲情が募って頭が惚けたようになっていた私にも、「お尻」と言う言葉は響いた。そして沙織は昨日買わされた大量のSMグッズから、イチジク浣腸を取り出して私の尻穴にチュルチュルと浣腸液を注入して来た。

「うああ〜っ!」

 私は生暖かく気色悪い液体のおぞましさより、何でも良いから刺激を欲しがってた尻穴が、それを歓びに転化させてしまったのがショックで、吠えていた。

「これでフタするといいらしいよ。」

「ほおお〜っっ!!」

 沙織はイチジク浣腸を3本という十分な量私のアナルに注入してしまうと、中太のプラグを挿入して来る。するとブイ〜ンとプラグ全体が激しくバイブレーションを起こして、今度ははっきりしたアナルの絶大な快感に私は吠えた。

「お浣腸が効いて来るまで、お姉ちゃんのボウボウのオケケを剃っちゃおう。」

 今度はシェービングクリームみたいな白い泡を股間に吹き付けて来た沙織が、カミソリを手に取った。ショリ、ショリ、ショリとアソコの毛を剃られる屈辱と、尻穴を突き上げる猛烈な快感がないまぜになった私はもう半狂乱だ。

「この子が邪魔だね〜」

「ヒイ〜ッッッ!!!」

 沙織が陰毛剃りの邪魔だとばかり、興奮して包皮からハミでた感覚の塊をクリッと摘むと、強烈な感覚が体中を突き抜ける。

「お姉ちゃん、大事な所が血だらけになっちゃうから、動いちゃ駄目だよ。」

 意地悪な沙織は、チョコチョコとカミソリをゆっくり使いながら、クリを摘んだ指を微妙に慄わせたり、収縮させたりして私に汚辱の快楽を味わわせる。柔肌に当たる刃物の感触の恐怖に血を吐くような思いで身を固めてるのに……

 ああ、駄目だ、イッテしまう!

 その瞬間、ドバッと大量のラブジュースで沙織の指を濡らしてしまった私に、さらなる試練が襲い掛かる。ぎゅるるる〜と不穏な音がはっきりと私の下腹部から聞こえたかと思うと、便をせき止められた私の腸が捻れるような激痛が迸ったのだ。

 こうして振動プラグが耐え切れずポトリと落ち、奔流のような汚物の山をお尻の下に盛り上げるまで、私は嫌と言う程快楽と苦痛の狭間でのたうち回った。

「お姉ちゃん、いいんだよ。
 アタシがキレイキレイしたげるから。」

 沙織は嫌な顔一つせず甲斐甲斐しく汚物の処理をすませ、私の体にわずかな痕跡も残さぬよう丁寧に拭いてくれた。ティッシュを巻いた妹の指がアナルに残存する汚物まで残らず落とすよう、尻穴の中でクニクニと蠢くと、私の貪欲な体はどうしようもなくざわめき、後ろは奇麗になっても前からは次々に溢れ出す粘液が止まらない。

「お姉ちゃん、赤ちゃんみたいでカワイイ……」

 浣腸の試練を終え、改めて無毛になった私の股間をしげしげと覗き込む沙織が言う。そして写真まで撮影されたが、私の割れ目の頂点ではザクロの実が割れたみたいにポッチリと赤い膨らみが露わな姿を晒して、そこだけは赤ちゃんとはとても言えない淫猥な眺めだ。

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