私の彼はどヘンタイ
二次元世界の調教師:作

■ 3

「危ないから、体の力を抜いて」

 彼がカミソリの背で軽くオケケの端っこ当たりの肌に触れて来たのですが、その冷たい感触に私はビクッと動いてしまいました。

「これが刃の方だったら血だらけになってるよ。
 もっとリラックスして、僕に任せるんだ」

 そんなこと言われても、無理です。私は全身に鳥肌が立ちそうなくらいビンビンに緊張しまくってたし、柔らかい股間はビクビクと痙攣して慄えが止まらないのです。

「仕方ないなあ。
 僕が美樹ちゃんをキモチヨクして、リラックスさせてあげるよ」

(そんな!)

 やっぱりえっちな悪戯をされちゃうんだ、とわかった私は、しかし密かに欲しがっていた欲情がますますカーッとこみ上げて来るのをどうしようもありませんでした。股間から顔を上げた陽介君は、何かを持って来たようです。かすかにブイーンと言うモーター音が聞こえ、私の耳元に押し当てられた時、私はビクンと大きく反応して顔を反対側に向けて逃げようとしました。が、反対側にももう1本の女の子の歓ばせるために存在するローターが待ちかまえており、逃げ場を失った私は、んん〜っ!と塞がれた口元に悲鳴をくぐもらせていたのです。

(な、何コレえ〜!)

 今ではもうおなじみの快楽グッズとなり、ジーッと言うバイブ音を聞いただけでコーフンしてアソコをキュンとさせてしまう円筒形のローターですが、生まれて初めて味わうそのバイブの嫌らしさは衝撃的でした。左右の耳元からうなじへとそのブルブルがゆっくり移動すると、私は目隠しされた目がウルウルしてしまうくらい気分が盛り上がって小鼻が膨らみ、自分のショーツを詰め込まれた口からは盛んに淫らな吐息が洩れてしまいました。

「キモチイイんだね、美樹ちゃん。
 すごくイヤラシイ顔になって来たよ。
 知ってる?
 耳が感じちゃう女の子は、全身よく感じるえっちな子なんだって」

 そんなひどい言葉を否定も出来ないくらい、私はもう振動の当たる箇所をビクンビクンと大げさなくらいに反応させて、ハズカシイくらい感じ入ってしまってました。

「さあて、どこに当てちゃおっかなあ……」

(だ、ダメえ〜
 あ、あ、ああん……)

 陽介君は楽しそうにそう言うと、ブラウスの上から2つのブルブルを上半身のいろんなトコに当てて来ました。目隠しされててどこを狙われてるやらわからないのでものすごくビンカンになってて、どこを触られてもイヤになるくらい感じちゃうんです。すっかり慣れた今では直に当てて欲しいローターの振動も、初心者の私にとっては着衣の上からの刺激で十分でした。いえ、たぶんこの時いきなりきつい刺激を与えられてたら、逆に体がビックリして拒絶反応を示してくれたに違いありません。スカートをめくりあげられてモロ出しになってた股間を初めとした下半身には目もくれず、セーラー服のブラウス越しの、それも体の前面だけにローターを使ってくれた陽介君の優しさが、バージンを失ったばかりの体にとても心地良くて、私はどんどん彼のえっちテクにメロメロになって体を開いていったのです。

「あれえ、ブルブルで触って欲しそうな出っ張りがあるぞ〜」

(あ〜っっ!!
 そ、ソコおっっ!!)

 太ってて大き過ぎるのを気にしてる胸の膨らみにローターをチョンチョン当てていた陽介君が、とうとう一番感じ易いチクビを見つけてそこにブルブルを当てて来ました。私は欲しくてたまらなかったえっちな部分に振動が直撃するあまりの心地良さに心中で歓びを叫びましたが、彼はそれをテープでずれないようキッチリとブラウスの上から留めてくれました。

(陽介君、イッチャイそおっっ!!
 ね、ねえ、イッテもいい?)

 もし口が利けたらそう口走っていたでしょう。考えてみれば、私は彼にバージンを捧げたばかりで、生まれてこの方、「イク」なんてことを経験したことはありません。女の子向けのえっちな雑誌やら、友達同士の会話で知識だけはありましたが、何しろオナニーすらしたことがなかったんです。なのに変なブルブルを服の上からチクビに当てられただけで「イク」気配がわかってしまったのは女の子の本能なのでしょうか。こんな道具で初めて「イク」ことを経験するなんて、私の方こそ「ヘンタイ」かしら、と思いました。 

「じゃあ、その気持ちいいブルンブルンをしっかり味わって、体を楽にしとくんだよ」

 こうしてチクビにローターを貼られてから、改めて陽介君に毛剃りのため股間をのぞき込まれると、私は彼が言った通り、すっかり心地良い快感に包まれて体がヘロヘロに脱力してるのに気付きました。再び冷たい刃物の危険な感触が柔らかい肌に当てがわれて来ても、胸部の刺激で気もそぞろになりイッテしまうのをこらえるのに必死で、そっちはもう好きにして、と言う捨て鉢みたいな気になることが出来たのです。ところが陽介君は、私のイジメられたい願望に忠実にさらに悪戯を仕掛けて来ました。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊