淫蝶
二次元世界の調教師:作
■ 11
「どれ、もう離しなさい。私のムスコがふやけてしまいます」
校長先生が宝物を引き上げようとすると、私は名残惜しげにじっと出て行く物を見つめいつまでも舌を絡ませているのですから、「欲求不満の人妻」だと蔑まれても文句は言えないと思いました。そして口が解放されても、ハアハアと荒い吐息を洩らすばかりで何も言葉を発することは出来ません。
「ではお近付きのご挨拶に、教頭先生にご奉仕させて頂きなさい」
すると教頭先生は照れ臭そうに頭を掻きながらズボンのファスナーを下ろし始めました。
「青蝶のマドンナにしゃぶって頂けるなんて、夢のようですよ……」
――マドンナだなんて……
それは2人の娘を持つ母親で40代を目前にした私にとっては心地良くプライドをくすぐられる言葉でした。この学校に赴任してから、密かにそのように呼ばれていることは知っておりましたが、こんな所で面と向かって教頭先生に言われるのは複雑な気持ちでした。校長先生まで続けておっしゃられます。
「さよう、吉野先生は大変お美しい。マドンナとお呼びするにふさわしい女性です。ですがただお顔が美しいだけではない。その体も心も、われわれ男性にとって女神様のように素晴らしいのですよ。さしづめ夜のマドンナと言ったところでしょうか?」
「吉野先生、お願いします!」
歯が浮くような校長先生の私への賛辞に続き、教頭先生が深々とごま塩頭を下げられました。さらに校長先生は言われます。
「吉野先生、いつも私におっしゃっているように、教頭先生にもおっしゃって下さい」
「……教頭先生。ご奉仕させて下さいませ」
一瞬感じたためらいもその場のムードと、間断なく私の官能をくすぐって止まない淫蝶のざわめきに押し流されて、私は自然とその言葉を口にしていました。そしてすぐに口の中に押し込まれた教頭先生のシンボルは、校長先生よりも頼りない感じでしたが、すでに固く勃起しておられました。経験はないのですが、こんな部分まで主人と同じくらいかも知れない……主人のことを考えてしまい愕然とした私は、何もかも忘れ色欲に溺れてしまおうと、四つんばいの体をよじりくねらせて淫蝶に刺激を与え、強まるバイブの心地良い調べに身を任せようとします。するといつしか口に含まされた男性自身に対する口唇使いも、校長先生に対しているのと同様に遠慮のないものとなっていたようです。
「よ、吉野先生、素晴らしいオクチです! も、もう我慢出来なくなりそうだ……」
「教頭先生、だらしないですぞ。若いもんでもあるまいに」
校長先生はその間、私の服を1枚1枚脱がせながら、笑っておられます。教頭先生は次第に露わになって行く私の白い裸体にも、大いに刺激を受けておいでのようでした。
「何て真っ白なスベスベのお肌なのですか……ああ、私はもう……」
――出して下さい、教頭先生……
教頭先生の肉塊がビクビクとおののいて、放出を求めているのがわかりました。私はこんなひどい仕打ちを加える男性なのになぜか優しい気持ちになってしまい、ますます口使いに熱を込めました。その部分が心地良いと校長先生に教えて頂いた亀頭と竿部の縫い目のミゾや裏筋を丁寧にお掃除するように舌を這わせると、とうとう教頭先生は何やら呻いて私の口内にドッと「お情け」を噴出させて下さったのです。
「教頭先生は私のように種なしではありませんからな。より濃厚なお味なのではありませんか、吉野先生」
それが理由なのかどうかは存じませんが、確かに校長先生の比較的サラッとした「お情け」とは違い、教頭先生はドロリと乳液のような「お情け」を出して下さいました。私はもちろん一滴も残さないよう飲み下そうと、柔らかくなってしまったシンボルにネットリと舌を絡み付かせましたが、喉の奥に粘り着く液体は校長先生より濃厚で、反吐が出るくらいの汚穢に満ちて感じられます。ところがそんな生臭いヘドロを飲まされているような汚辱感が、いつも校長先生に「どM」だとからかわれる私の興奮をますます妖しく煽り立ててしまうのでした。
「教頭先生、ご覧なさい。吉野先生は、淫らな蝶の下着を身に着けておられるのですよ」
いつの間にか私の上半身を完全に露出させてしまった校長先生が、スカートを脱がせながらそうおっしゃいました。
「おお、これは又、何とお美しい! まるで真っ白な花に止まった青い蝶のようです」
「触ってご覧なさい」
「ん〜っ!」
教頭先生が手を伸ばして乳房に止まった淫蝶に触れると、密やかだったバイブレーションが途端に激しく唸りを上げ、私はたまらずまだ「お掃除」中だった男性自身に占拠された口元からくぐもったよがり声を洩らしてしまいました。
「こ、これは一体……」
「この蝶は欲張りな吉野先生の体を慰めておるのです。青蝶のマドンナは四六時中男を求めてやまない、淫らな体をお持ちですからな。ほれ、コチラの方も……」
「ウウン〜ッッ!!」
下半身の着衣も剥ぎ取ってしまった校長先生が股間の淫蝶に手を伸ばし、教頭先生は物珍しげに双乳の淫蝶を両手で掴まれるのですからたまりません。私はもう我慢し切れず淫蝶の心地良い振動に合わせて体をガクガクと揺さぶりながら激しく極めてしまいました。
「ははは、えっちな蝶にやられて天国へ行かれましたな、吉野先生」
「おお、何と言うことだ、ムスコが生き返って参りました……」
私の口中で早漏気味に暴発してしまわれた教頭先生はいつの間にか見事な回復ぶりを示し、むしろ一度射精する前よりも一層固く熱い勃起が私の喉元まで突き上げて来ていました。
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