淫蝶
二次元世界の調教師:作

■ 15

「何をおっしゃいますか。入れてくれとおねだりしたのは、あなたですよ」
「だって……ああ、おかしくなりそう……」

 しゃがみ込んで動きを止めても、淫蝶のくすぐりは止まりませんし、股間の前後を占拠された充実感は格別で、私は「股鎖」の恐ろしさに慄え上がってしまいました。

「ソイツを着けていれば、吉野先生の大好きなサンドイッチファックを四六時中味わうことが出来るのですよ。気持ち良さそうですから、あなたにはこれからずっと着けておいて頂くことと致しましょう」
「嫌ですっ! ああ、許して……」
「全然小っちゃなチンポではありませんか」
「ああん〜っ!」

 教頭先生が一緒にしゃがみ込みお尻を撫でて来られるとズンズンとおぞましい悦楽と興奮が込み上げて来て、嫌になるほどえっちな声が出てしまいました。「サンンドイッチファック」はやはり女性にとって最高の感激で、さほど大きくないツルッとした形の「ペニス」でも前後に入れられると通常の何倍にも感覚が研ぎ澄まされてしまうようでした。

「蝶と同じですよ、吉野先生。初めは辛くても、じきに慣れます」

 校長先生はしゃがみ込んで動けない私に首輪を嵌めながらおっしゃいました。

「物足らなくなったら、だんだん太くしたり、イボイボや刻みやねじりを入れた素敵なデザインに取り替えてあげましょう。じっくり時間を掛けて、あなたが最もお好みで良く感じるチンポにカスタマイズするのです」
「しかし、あまり太いイボイボに慣れてもらっては我々の立場がなくなりますよ、校長先生」
「そりゃそうだ、はははは……」

――私の体、どうなってしまうの……

 今私の股間の前後を埋めているのは、最も小さな大人しいデザインなのでしょう。それでも圧倒的な充溢感で身じろぎも出来ない私は、そんな話を聞かされて背筋を恐怖の戦慄が走るのを感じていました。が、私にはそんな感傷に浸っている暇は与えられず、校長先生が犬を散歩させるリードのようなものでグイッと強く首輪を引かれたのです。

「さあお出掛けですよ。シャンと立って歩かないと、生徒たちに怪しまれますぞ」

 これから校長室を出て行くことを考えると、私は慄然として腰が抜けたようになり、どうしても動くことが出来ませんでした。夏休みとは言え、校内には部活の生徒などがたくさんいるのです。

――こんな所を生徒に見られたら……

 後ろ手錠を嵌められ、首輪をリードで引かれる姿を絶対に悟らせるわけにはいきません。

「教頭先生。気持ち良過ぎて動けない吉野先生をエスコートして差し上げなさい」
「ああ〜っっ!! あ、あ、ああん〜っっ!!」
「そんないい声で泣かれたら、生徒たちがビックリしますよ」
「お、オシリは……ああ、堪忍して下さい……」
「感激です、吉野先生。お尻を撫でるだけでそんなによがって下さるなんて……」

 教頭先生が私の体を横抱きにして強引に立たせ、好色な手をすっかり性感の目覚め切ったお尻に当てがいエスコートして下さいました。するとやはり一歩踏み出す度に天にも昇る心地良い快感がズンズンと突き上げて参ります。特に教頭先生に嫌らしく撫で回されるお尻から込み上げる悦楽が凄くて、私はたちまち果ててしまい引きつった淫声を洩らしてしまいました。

「ヒッ、いくううっっ!!」
「ふふふ、生徒にバレないよう黙って気をおやりになる練習が必要ですね」
「さあ、遅れないよう付いてらっしゃい」

 とうとう校長室のドアが開くと、やはり廊下を部活の生徒たちが行き来しているようで、私は脚が竦んでしまいました。しかし校長先生は委細構わず、グイグイと首輪を引っ張りながら外で出て行かれます。

「校長先生、お早うございまーす」
「ああ、お早う」

 さっそくやや遠くから生徒たちが挨拶を掛けて来て、私は覚悟を決めるよりありませんでした。リードで首輪を引かれているのを知られないよう、出来る限り校長先生の背中に寄り添い、両手は背中で組んでいるフリをしてごまかすよりないでしょう。

「お早うございます、教頭先生」
「お早うございます」
" Good morning, Ms. Yoshino!"

――うあ、いくうううっっっ!!!

 そうやって覚悟を決めたところで、股間で暴走する快楽の嵐が収まるわけではありません。私は教頭先生の手に体をもたれ掛からせて廊下に歩み出た瞬間、目も眩むような強烈なアクメに襲われていました。こちらを見ている女生徒たちの視線を意識してしまうと、スリルと興奮が大きなうねりとなって全身を揉み抜き、全身全霊で変な声を出してしまわぬよう堪えると、その制約がますます私を淫らに燃え上がらせてしまうのでした。

" Good morning, Ms. Yoshino! How have you been doing? "
" Good morning...... I'm fine......"

 校内では英語で話すようにと指導している私には英語で挨拶が掛けられましたが、私は情けない小声で呟くように、言葉を発することしか出来ません。淫蝶の止まる乳首とクリトリス、そして男根型を挿入されたアソコとアナルと言う快楽源の4所責めで、体全体も声も甘く慄えおののき、女っぽくすすり泣いてしまわないのが奇跡に思われるほどでした。

「あ、ママー! Good morning! 」

――まりあ!!

 何という偶然か、たまたま出逢った一団はブラスバンドの生徒たちだったのです。無邪気なまりあが私の姿を見て、元気良く声を掛けて来ましたが、私はショックで凍り付き何も返すことが出来ませんでした。すると教頭先生がそっと耳打ちして来ました。

「又、気をおやりになったのですね。娘さんの前で、はしたないお母さんだ……」

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊