寄生虫
二次元世界の調教師:作

■ 3

「ソレハ、オンナノコヲ、メスニカエル、ビヤクデス」

――え!? 誰がしゃべってるの?

 こんなおぞましい液体なのにウットリして興奮に押し流されそうな自分と戦いながら、私はその抑揚のない不思議な言葉を聞いていました。その声は舌っ足らずで幼いマユミさんのものですが、何者かが乗り移り彼女の声を借りてしゃべっているように聞こえたのです。

「センセイ、コンドハ、アナタノダイスキナ、オチンポヲ、オシャブリスルノデス。モットタップリ、ビヤクヲアゲマス」

――ああ、おチンポ、欲しいわあ……

 私の心の片隅に残っていた理性が悲鳴を上げました。一体私はどうしてしまったのでしょう。マユミさんが股間に生やした、グロテスクな凸凹付きの大きな男根が、本当に私の大好物であるように見えてしまうのです。そして……

「ハハハ、センセイ、オテテハ、ウシロニクムノデス。カッテニ、オナッテハ、イケマセン」

 私は無意識に胸と股間にやっていた手を引っ込めて背中で組むと、目の前のすばらしいご馳走をパクリとくわえてしまいました。

「ああ〜っっ!! せ、せんせい、気持ちいい〜っっ!!」

 私が「おチンポ」にむしゃぶりついた途端にマユミさんが張り上げた歓喜の声は、彼女自身のものでした。私はマユミさんが本心から歓びを告げてくれたのがとても嬉しくて、いつも彼氏に上手だとホメられる、えっちな舌技を発揮してしまいました。キノコのように大きく開いた肉の傘と胴体の合わせ目のミゾに丹念に舌を這わせ、尿道を潰すような刺激を与えながら全体をチューッと強く吸飲するのです。こうすると彼はいつもドロドロのザーメンを出してしまいます。

「せ、せんせい、又出ちゃうよ!」

 ドバーッ!

 その人間のものではないおちんちんが、恐らくさっきと同じ液体を私の口中に吐き出しました。

「ノコサズ、クチュクチュ、ゴックン、スルノデス」

 言われるまでもなく私は、彼にしてあげるのと同様に丁寧にお掃除すると、クチュクチュと咀嚼しながら一滴もこぼさないつもりで、ゴクリと喉を鳴らし飲み干しました。通常の精液よりはるかに大量だったはずなのにやはりそれは甘い蜜の味で、喉を通過していくととても幸福な気持ちになると同時に、体中がもっと淫らな刺激を求めて熱くざわめくのです。

「先生、えっちしましょ」

 マユミさんがロリータ少女とは思えない強い力で、私をベッドの上に引っ張り上げました。

「裸になりましょう」

――おチンポが欲しいの! ああ、おチンポ、おチンポ……

 やはり毒々しい深緑色の媚薬が強烈に作用しているのでしょう。もう私は身も心もマユミさんの「おチンポ」が欲しいという一心に染められていましたから、いささかのためらいもなくさっさと服を脱ぎ捨て全裸になりました。そしてマユミさんは仰向けで横たわったままセーラー服を脱いだのですが、私はさらなる衝撃的な光景に目を奪われたのです。

 人間の男性器そのものに見えた「おチンポ」は、そのイボイボで太い本体がマユミさんのいたいけなピンクのワレメちゃんを無惨に割り裂いて、中から生えているようでした。

――寄生虫?

 私の頭にはそんな言葉が浮かびましたが、正解でした。「おチンポ」はマユミさんとは別の生命体で、彼女の女性器の中に寄生して神経なども一体化していたのです。そのため「おチンポ」を刺激すればマユミさんがその歓びを感じ取ってしまうし、どうやら人間の女性を犯したいと言う、見た目が示すそのものの強烈な本能を持つらしい「おチンポ」の欲求を満たすため、彼女はシコシコと慰めてやらねばならず、私を誘って襲い掛かって来たのです。

 そして「おチンポ」には男性器ソックリな本体だけでなく、ワレメちゃんとの結合部付近から丸い肉球が数珠繋ぎになった肉のヒモが何本も生えて不気味に蠢き、その中のやや太い1本はマユミさんのお尻の穴に伸びて没入しプルプルと慄えながらゆっくり出入りしているのが見えました。又別の糸みたいに細い1本は彼女のワレメの頂点の鋭敏な肉豆をほじくり出して巻き付いているのです。

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