トライアングル
二次元世界の調教師:作

■ 8

「じゃあ手を背中で組め」
「は、早くう! お願いいっっ!!」
「ガッツクなよ」
「だってえ〜」

 私はすぐに背中に回した両手に手錠を掛けてもらいながら、正彦くんに甘えておねだりしました。手錠は彼に抱いてもらう時の必須アイテムで、手の自由を奪われることは私の体を自由にして良いと言う意思表示でもあるのです。

「ケツを突き出せよ」
「うん」

 本当に気が触れそうな痒みに悩まされていた私は、後ろ手錠の体をうつ伏せに倒すとミニスカのお尻を高く掲げて見せました。スカートとゴムパンツと言う邪魔物が何とももどかしく、一刻も早く彼に脱がせてもらって疼き上がるアナルをいたぶられたいという一心でした。

「ははは、メチャクチャにエロいな、このスカート。今日は服をしたまましてやろう」
「うんっ!」

 私はもう嬉しくて鼻を鳴らし、痒みが募るお尻をガクガクと揺さぶっていました。服を脱ぐ手間が省けるのは大歓迎です。

「体に馴染んじまったのかな。このパンツ、なかなか取れないぜ……」
「ああ……は、早くう!」
「清純派代表の中塚麻美が、犬みたいにケツを突き出して、早くパンツを脱がせてとおねだりしてるとはな。クラスの連中が見たら腰を抜かすだろうな……」

 彼が口にした通り、長時間の着用によりまるで体と一体化したかと錯覚を覚えるほどきつく密着して腰に喰い込んだゴムパンツを、ゆっくり引きはがすようにずらしていきながら、正彦くんがそんな意地悪を口にしました。そう、私中塚麻美は背が高くて色白のフランス人形みたいな目立つ外見だけど、とても大人しくて内気な女の子です。クラスの人たちは皆、私には男性経験などないと思っているに違いありません。公認でお付き合いしている正彦くんも、学校で見せる真面目な優等生ぶりと、この部屋で私を求める姿はまるで別人のようですから。

 私は三角正彦くんとお付き合いを始めるまでは、皆が思っている通りの清純な少女だったのです。

「それが今じゃ立派など淫乱で変態もいいところだな」
「言わないで……」
「ケツの穴をイジめて欲しいんじゃないのか?」
「……うん、イジめて。麻美のオシリのアナをめちゃくちゃにイジってえ!」

 ますます痒みが募って火を噴きそうになっている羞ずかしい排泄口が外気に晒されると、私は自分から夢中でそんなえっちな言葉を口走っていました。

「ははは。それじゃお望み通りケツをイジメてやろう」
「そ、それって……」
「イジメて欲しいんだろ?」
「ああ……」
「力を緩めるんだ」

 彼が持ち出して来た丸い形の道具を見て、私の顔は引きつっていたと思います。でも彼がその先端部の細い管をお尻の穴に当てがい、ズブリと突き刺して来ると、猛烈な痒みで疼き上がっていたアナルははしたなくその刺激を歓んでしまいます。それどころか、正彦くんが丸い部分を押してチュルチュルと生暖かい液体が注入されると、それがおぞましい快楽を生じて、私は生々しい呻き声を絞り出していました。

「んああ〜っ!」
「どうした? そんなエロ声を出しやがって。浣腸と言うのもまんざらじゃないみたいだな……」

 SM好きの正彦くんの手でえっちな体にされてしまった私も、アナルだけはどうしても嫌悪感が拭い切れず、浣腸だなんてひどいことをされたのは初めてでした。なのに、こんなに感じてしまうなんて……私はアナルを突き上げる歓びに慄えおののきながら、今だ抜かれていない疑似ペニスバイブにアソコの粘膜を夢中で絡み付かせていました。

「1本全部入ったな。面白いフタをしてやろう」

 正彦くんはそう言うと、イチジク浣腸を引き抜いて「面白いフタ」でアナルを塞いで来ました。

「ああ〜っっ!!」

 それは大便をせき止めてくれる大きなプラグでしたが、力が入ると全体が激しく振動を始め、その心地良さに私は歓びの声を張り上げてしまいました。

「うるさい女だな。口を塞いでやろう」

――正彦くん! ああ、嬉しい、ご奉仕させて……

 私は顔の前に立った正彦くんが堂々と露出させた男性自身にむしゃぶりつき、彼も興奮して根が生えたようにガッシリと勃起させていたことに、大きな歓びを覚えていました。ジーッと激しくバイブするアナルプラグからも痺れるような快感が次々に込み上げて、私はチュパチュパと淫らな水音まで立てながら立派なペニスを愛情を込めて丁寧にしゃぶり続けました。

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