トライアングル
二次元世界の調教師:作

■ 9

「失礼します」

――恭子さん!

 ノックがあったでしょうか。結局2人とも手を付けていない茶菓子を下げると言う名目でか、お盆を手にしいきなり入室して来た恭子さんと目が合った私は、驚きうろたえて正彦くんのモノを吐き出そうとしました。でも、彼が私の後頭部に手を回して強く引き寄せ、私はお姉さんに目撃されながら彼への「ご奉仕」をやめることが出来なかったのです。努めて感情を押し殺そうとしている恭子さんは落ち着いた所作を崩すことはありませんでしたが、何か言いたげな、つぶらで黒い瞳がゾッとするほど妖艶で、二度と忘れないと思ったほどです。

 恭子さんが無言で手付かずなままのコーヒーカップ2つとお菓子を盆に乗せていると言うのに、正彦くんは私のセミロングの髪を優しく撫でながら言いました。

「ホラ、もっとしっかりしゃぶれよ。お情けが欲しいんだろ?」

――恭子さんの前なのに!……で、でも、オシリが凄いの、た、たまらない……

 正彦くんは姉の恭子さんを遠ざけるどころか、あえてこの場を目撃させるようにし向けたのでしょう。私は無言の彼女がどんな思いで、男女の関係にあるのであろう弟とガールフレンドの歪んだ愛情行為を眺めていることかと思うと、同性としてとても耐えられない気持ちになりました。私と恭子さんと言う2人の女性の気持ちを弄ぶ正彦くんを恨めしく思うものの、股間の前後、とりわけアナルで小刻みに慄えるバイブの快感が私を天国へと誘い、まるで恭子さんに見せ付けるかのようにブルッブルッと大きくお尻を揺さぶってしまいます。クチュクチュと嫌らしい音まで立てながら正彦くんをネットリとしゃぶり上げる口の動きも止められませんでした。

 そしてとうとう恐ろしい崩壊の時がやって来ました。ぎゅるるる〜と言う不穏な音が私の下腹部から聞こえたのです。あっと言う間にムクムクと猛烈な排泄の欲求が込み上げて来て私が覚悟を決めると、正彦くんは信じられないことを恭子さんに言ったのです。

「姉さん、コイツのオシリのフタを外してやってよ」

 不埒な弟の言葉をどんな思いで聞いたのでしょうか。恭子さんは相変わらず黙ったままで、しかしキッパリと私の尻穴に埋まって慄えているプラグを引き抜いてしまいます。たちまち下品な破裂音と共に決壊した私のアナルは、恭子さんの手を汚す勢いで大量の汚物を排出しました。すると口内でも正彦くんがビュッと爆発を起こし、信じられないことに私は排便しながら激しく気をやっていたのです。

「姉さん、すまないけどついでにウンチも片付けてやってよ。ティッシュでコイツの後始末もしてくれるかい? 麻美、お前は俺のをキレイに掃除しろ。今日こそお待ちかねのアナルを犯してやるよ、ははは……」

 恭子さんはきっと私と同じで、正彦くんの言うことに全て従ってしまう関係なのでしょう。文句も言わずに私の汚れたお尻の後始末をしてくれました。浣腸も、そしてアナルファックも初めての私は怯えて体の慄えが止まりません。恭子さんがティッシュを丸めた指をアナルの奥深くまで突き入れてクニクニと蠢かせる感触は非現実的で、これは本当に起こっていることなのか、悪い夢なのではないかと錯乱してしまいそうでした。

 恭子さんは私のお尻を清め終わると、正彦くんが用意していたらしき新聞紙に汚物をくるみ始め、その間私は一滴もこぼさないよう、彼の幹のすみずみから舌で舐め取った苦い粘液をゴクリと喉を鳴らして飲み下しました。私の「お掃除」のおかげで、一度放出して柔らかくなり掛けた彼の宝物がたちまち勢いを取り戻し、むしろ射精前より一層硬度を増して口を一杯に満たしてくれるのが、私の女のプライドを心地良くくすぐります。

――恭子さんは、私のウンチの始末をしてればいいのよ!

 私の中の悪魔がそんなひどい言葉を囁きました。そしてうつ伏せの私に背後から覆い被さった正彦くんはすっかり逞しく回復したシンボルを、恭子さんが清めた私の尻穴に押し当てて来ます。私はもう彼女の存在など頭の中から消し去って、甘えるように彼に訴えました。

「正彦くん、怖い……」
「大丈夫だろ。ソレ、ソレ、痛いか麻美?」
「ま、正彦くん……ううん、キモチイイ……」
「それ見ろ。このヘンタイめ!」
「あ〜っっっ!!!」

 それは正に天と地がひっくり返ったような衝撃でした。彼がギンギンに硬直したモノをズブズブと尻穴に埋めて来ると、恐れていた苦痛を感じたのは束の間で、すぐはるかに強い快感に取って替わられたのです。前にも太いバイブをくわえているのに、アナルまで犯されてこんな気持ちになってしまうなんて、彼が言った通り「ヘンタイ」だと思いましたが、もうどうにもなりませんでした。そして彼の姉の恭子さんの前でアナルを貫かれると言う背徳も、私を狂わせる強力なスパイスだったことは否定出来ません。正彦くんがクシャッと言う感じでアナルの奥深くまで突き上げて来ると、私は何もかも忘れて歓喜を咆吼しアナルファックの狂乱へと突入していったのです。

――バタンッ! ダッダッダッダッ……

 ドアが壊れそうなくらい激しい開閉音と、続く廊下を走る音は、初めてのアナルファックの狂悦に絶叫する自分の声でかき消されて、まるで別世界から聞こえて来るかのように私の脳のホンの片隅に聞こえていました。

次の日の早朝、前日と同様学校の正門で落ち合うと、さっそく正彦くんは私の前にしゃがみ込み、超ミニスカをベロンとめくって来ました。そして堂々とスカートの中をガン見するのです。まだほとんど誰もいないとは言え学校での破廉恥な露出行為にも、クセになってしまった私は全身の血がざわめくような興奮を覚えてしまいます。

「こんなヒモみたいなパンツじゃ、後ろから見たらノーパンみたいだな。それにマ○コに喰い込んでハミ毛がボウボウだ」
「イヤッ!」
「姉さんの下着じゃ、お前みたいにデカいやつにはサイズが小さいのかな」

 何と言う悪趣味でしょう。私は昨日帰る時にはかされた恭子さんのピンクTバックをずっと着用しているのです。彼の言う通り小柄な恭子さんの下着は私には合わないので、股間に痛いくらい喰い込んでしまっています。

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