真澄くんパラダイス
二次元世界の調教師:作

■ 3

 さて着々と羽澄姉ちゃんの描いたシナリオ通りに行動しているとは思いもせず、僕はウキウキ気分で学校を出るとカレーの食材を買い出してから家に帰った。女ばかりの家なのに情けねえなと少しだけ思ったけど、じゃがいもの皮を剥いたり、玉ねぎを炒めたりしてカレーを作るのも、かわいい佳澄と、イカした(注:イカれた、ではない。念のため)姉ちゃんが喜んで食べてくれるだろうと思えば、苦にはならなかった。米を研いで炊飯器でご飯を炊くセットも終え、後はコトコトとカレーを煮込むだけ、と言う所まで支度を済ませても、まだ6時前だ。姉ちゃんや妹が帰って来るまでまだ2時間以上あるではないか。

――よし、やっちまうか!

 僕は朝羽澄姉ちゃんの挑発に遭ってからずっとムラムラしっ放しだったコカンを慰めるため、いよいよ姉ちゃんと妹の部屋に向かった。一応羽澄姉ちゃんが言ったように部屋の掃除をしてやるのだ、と言う大義名分もある。姉ちゃん、ナイスだぜ! まるで僕の行動を読んでくれてるみたいじゃないか。実際その通りだったことに気付かない僕も、今思えばアレだが。

 さてきょうだいとは言え女の子の部屋だけに、香しい禁断の聖域かと言えばちっともそんな部屋ではない。半分はキレイに掃除され整理整頓された女の子らしい佳澄のスペースなんだけど、羽澄姉ちゃんのスペースは乱雑に取っ散らかっていて、足の踏み場もないほどひどいのだ。2つベッドと机が置いてあって、さらにスペースがあるのだから羨ましい限りではある。何しろ男の僕には自分の部屋がない。居間に布団を敷いて寝るから特に不自由はないんだけど、えっちな雑誌を置いておく場所には苦労している。

――あーあ、やんなっちまうよな……

 僕はまだ時間がタップリあるので、アリバイ工作のつもりで羽澄姉ちゃんの女の部屋とは思えないスペースをそれなりに掃除してやった。

――ゲ〜ッ!

 何だか異臭がするなと思って何気なく羽澄スペースのゴミ箱をのぞくと、男の部屋にはあり得ない汚物が突っ込んであった。僕は一瞬確かめてみたい衝動に駆られたけど理性で抑え込む。そこまでヘンタイじゃないのだ。マジでやめてくれよ、姉ちゃん。でもだんだん「女の子の部屋を漁っている」と言うアブない気分が盛り上がって来たのは事実である。姉ちゃんがそこまで計算して生理用品などを放置しておいたとすれば天才的だ。いや、単にだらしないだけだよな、やっぱり。

 異臭を放つゴミ箱を隅に追いやり、床面が見える程度まで羽澄姉ちゃんの小汚いスペースを掃除してやると、少し気分が良くなった。こりゃまるで男と女の立場が逆だ。姉ちゃんはどこぞのお嬢様かファッション雑誌のモデルか、と言うほどの美形のくせに、口は悪いしがさつで乱暴で大雑把な、男のような性分である。万一彼氏が出来たとしても、この部屋を見たら一発で幻滅してしまうだろう。母さんからはよく、羽澄と真澄が反対だったら良かったのに、と言われる。僕は逆に几帳面でキレイ好きなので、おざなりにでも乱雑な姉ちゃんの部屋を片付けてやるのが快感だったりするのだ。が、今日ばかりは掃除に時間を取られるつもりはない。まして使用済みの生理用品なんぞ、クソ喰らえだ! 僕だってえっちなことに興味津々な高二の男子なのである。お楽しみはこれからだ。

 僕はまだ時間が十分あることを再度確認すると、まず佳澄の洋服タンスの引き出しを開けてお目当ての宝の山を漁る。佳澄は下着もきちんと畳んで入れてるので、後で戻せるように位置をよく確認してから1枚パンツを取り、広げてイチゴプリントの布地のニオイをかいだ。

――佳澄のアソコのニオイだ……

 佳澄は予想通り、ほとんど白い木綿のお子様パンツだったが、中にはピンクや黄色のものやフリルの付いたオシャレなパンツも持っていた。あの羽澄姉ちゃんに襲われて、真っ白な肌をピンクに染め快感をはしたなく口にしていた衝撃の姉妹レズを目撃して以来、僕はこの小学生みたいな外見のかわいい中学生の妹を「女」として意識しないではいられなくなった。キレイに洗濯してあってホントは何のニオイもしていないはずの布地も、佳澄の女の子の部分を覆っていたのだと思うと、僕は頭がクラクラするほど興奮し、クンクンと夢中でニオイをかぐ。心なしかオシッコのニオイが染み付いているような気がしてますますたまらなくなった僕は、とうとう我慢出来なくなってホームウェアのジャージを脱ぎ捨て自分のパンツもむしり取って下半身だけスッポンポンになると、佳澄のイチゴパンツでチンコを握り締め夢中でシコシコしてしまった。

――や、ヤバい……

 当然のことながら朝からヤリたくてウズウズしていた僕の仮性包茎のチンポはあっと言う間に暴発して、大量に出てしまったセーエキが佳澄のパンツを濡らすのみならず、床まで飛び散ってしまった。僕は事前にティッシュを用意しておかなかったうかつさを嘆いたが、後悔先に立たず。こうなりゃ、毒喰わば皿までだ、とばかりに佳澄のイチゴパンツをさらに使って床のザーメンを拭き取り、その濡れて冷たくなった小さなパンツを自分のコカンに穿いていったのである。

――く〜っ! たまんないよ、佳澄ちゃ〜ん!

 これがこの所クセになってしまった、美しい女きょうだいの下着を漁り自分の身に着けてしまうアブない行為だ。佳澄のパンツはとても小さくて、男にしてはやせぎすで肉の少ない僕の下半身にも痛いほどピッチリと喰い込んでしまう。僕の一度爆発したペニスは全く衰えを知らず、それどころかますます固くなってドクドクと脈動し、小さな佳澄のお子様パンツを破りそうな勢いでモッコリと突き上げていた。それから上半身も脱いで全裸になった僕は、佳澄の愛らしいブラジャーも1枚取って胸に巻く。姉ちゃんのは巨大過ぎるのだが、佳澄のブラカップも男が着けると少し空間が余り、ここにかわいい妹のこぶりなおっぱいが嵌るのかと思うと、僕はもう夢見心地になって来た。

 ここで又時計を確認してまだ1時間以上時間が残っていることに意を強くした僕は、次に羽澄姉ちゃんの下着が入った引き出しを開け、だらしなく突っ込んである色とりどり、形もさまざまなパンツコレクションの山に、顔から突っ込んでいった。白、赤、青、黄、黒、ピンク、紫など、お前は万国博覧会か、とツッコミを入れたくなるような羽澄姉ちゃんのパンツは、ヒモみたいだったり、スケスケだったりと、えっち度も満点だ。僕はなるべく美形の姉ちゃんがモデルさんのように大人しくニッコリと微笑んでる姿を想像しようと思ったが、結局頭に浮かんだのは朝妹のセーラー服を着てスケスケのエロパンツを見せ付けて来た「ヘンタイハスミちゃん」だった。

 でもおかげでますます見境いがなくなるほど興奮が高まった僕は、佳澄のパンツの中に手を突っ込んでチンコをしごきながら、姉ちゃんのエロパンツの山に顔を埋めるとまるで犬のようにニオイをかぎ、ペロペロと舐め回して至福の時を過ごす。すると2発目の爆発もあっと言う間で、佳澄のイチゴパンツはますますベトベト、ガビガビになってしまった。

――何だ、まだ1時間近くあるじゃないか、余裕だな……

 2回目の射精を終えてさすがにやや冷静になった僕だったが、かわいい佳澄の下着を身に着けて、エロエロ羽澄姉ちゃんの下着で興奮した欲情はとどまることを知らず、体の奥から吹き上げて来る感じがした。そこで僕はついこの間発見したばかりのレアなお宝へと進撃することを決意した。

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