真澄くんパラダイス
二次元世界の調教師:作

■ 5

「ほら、そこに座って!」
「姉ちゃん……もう、やめてくれよ、こんなこと……」
「そんなウソは、ココを大人しくさせてから言いなさい!」

 風呂場の座イスに座らされた僕のコカンの肉塊を、姉ちゃんがピシャリとはたいて言う。いつもなら2回も連チャンで出せばスッキリして柔らかくなってくれるはずのチンコが、今日ばかりはちっとも落ち着いてくれないのが恨めしかった。

――僕、嫌がってるのか? でも、マジで姉ちゃんとなんて、ヤバいよなあ……

 女きょうだいの下着を漁ってシコシコしてたくらいだから、僕のカラダはもちろんこのキレイな姉ちゃんとヤリたいと願ってビンビンに反応してるのだ。でも血を分けた実の姉弟でシテしまうのはイケない、と言うタブー意識は簡単に拭い去ることは出来なかった。が、そんな僕の逡巡など委細構わず、羽澄姉ちゃんは浴槽に湯をため初め、自分もどんどん服を脱ぎ捨てていった。

「真澄と一緒におフロ入るの、久しぶりだねえ〜」
「姉ちゃん!」

 何だかルンルン気分で鼻歌混じりの姉ちゃんの白い胸の膨らみがユサユサ揺れるのを見てしまった僕は、慌てて目を閉じた。母さんや姉ちゃんと一緒に風呂に入ってた記憶なんてずいぶん昔のことだ。少なくとも小学校に入る前だと思う。

「ねえ真澄くん、目を開けてよお〜」

 姉ちゃんがすぐ側でそう言うと、カラダのぬくもりや息遣いが伝わって来て僕はクラクラし、ますます頑なに目をつむってしまう。が、姉ちゃんは首輪のチェーンを引っ張って言った。

「言うこと聞かない子は、廊下で立たせちゃうぞ〜」

 仕方なく目を開けた僕は、もう意を決して姉ちゃんのハダカをしっかり見つめた。やっぱり凄くキレイだと思った。僕がズリネタに使っている雑誌やエロビの、どんな女の子よりキレイで魅力的で、そしてエッチだ。おっぱいがとても大きいのに全然垂れてなくて、先端のピンクの乳首がツンと立ってるのが、メチャクチャそそられる。

「ねえ真澄くんは、お姉ちゃんのこと、好き?」
「も、もちろん好きだよ」

 僕は素直にそう答えた。ヘンタイで困った姉ちゃんだけど、実際一番仲が良い。

「じゃなくてえ〜 オンナノコとしてだよ」
「……」

 僕が答に困っていると、姉ちゃんの手はムンズとコカンのモノを握り締めて来た。

「……違うよ、姉ちゃん」
「真澄くんは、好きでもないオンナノコに、こんなにしちゃうの?」
「いや、それは……」
 
 童貞なのでよくわかんないんだけど、僕のシンボルはビクビクとおののいて姉ちゃんを求めていたんだと思う。もしその手が動いたら、3発目の発射をしてしまいそうだった。

「真澄くん、キスしよ」

――姉ちゃんとこんなことして、いいのか……

「ヘンタイハスミちゃん」らしい大胆なアプローチだった。僕の頭に、これはチンコを弄られる以上にヤバい行為ではないかと言う懸念が浮かんだが、次の瞬間僕はウットリと目を閉じて姉ちゃんと唇を合わせていた。何と、これが僕の女の子とのファーストキスだ。僕には姉ちゃんとイケないことをしてると言う背徳感が残っていたが、却ってそれがドキドキ感を増幅して姉ちゃんの柔らかい手の中のチンコは暴発寸前に猛っていた。そしてしばらくして唇を外した姉ちゃんは視線を下げて言う。

「真澄くんって、まだ剥けてないんだね」
「悪かったな」

 精一杯の強がりを口にした僕の言葉は情けないほどの小声で、母親に毒突いているガキンチョみたいだった。でも包茎はやっぱり気にしていることだった。だって女の子に嫌われるとか、うまくセックスが出来ない、とか言うじゃないか。もし剥けなかったら、近い将来手術した方が良いのだろうかと少し悩んでるのだ。

「剥けなくっていいんだよ。お姉ちゃん、包茎チンチンの方が好き。だって、かわいいでしょ?」

 動かなかった姉ちゃんの手がナデナデしてくれると、ますます僕のチンコは猛り狂ったが、「ヘンタイ」姉ちゃんだからそんなことを言うのだろうか? でも正直とても嬉しくて、姉ちゃんがもっと好きになっていた。

「それに包茎でも剥ければ何の問題もないんだよ。お姉ちゃんがえっちした男の子、結構包茎の子が多かったし」

 ヤッた男の話なんかするなよ、と思ったけど、「ヘンタイ」羽澄姉ちゃんの話は、どんな情報より信頼性を感じられて僕にとっては福音だった。

「でもね、普段から剥いてキレイにしとかないといけないんだよ。ふふ、真澄くんのをムキムキしちゃおう」
「ああっ!」
「うふ、気持ちいいの、真澄くん? カーワイイ」

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