女子能力開発研究所
二次元世界の調教師:作

■ 4

――な、何だ。俺はもう十分驚いてるぞ……

 どう返事して良いかわからず戸惑うばかりの俺は、奈津子さんの言葉を聞いてぶっ倒れそうになった。

「おじさま。奈津子にご奉仕させて下さいませ」
「田中さんお願いします。奈津子に奉仕させて、お情けをやって頂けませんか?」

「ご奉仕」だの「お情け」だのと言う言葉は、俺にはすぐにピンと来る。なぜなら俺と和田さんには、大の女好きでSMに興味があると言う共通項があって、一緒にその筋の店でプレイを楽しんだ仲だからだ。俺たちが知り合ったのは小学校高学年だった彩美を引き取ることになり最初の保護者参観日。ここぞとばかりに着飾ったお母さん方の中で俺は非常に居心地の悪い思いをしていた。それまでなら当然お母さん連中の品定めでもしていただろうが、何せ浮気で離婚して彩美のために心を入れ替える決心をしていた頃である。絶対そんな不道徳なことは考えぬようにと思った俺は、もう1人女性に囲まれてやはりバツが悪そうにしていた男性に話し掛け、それが和田さんだったのである。

 父と娘1人と言う同じ境遇であることがわかった俺たちはすぐに意気投合した。三度目の浮気が原因で妻に去られた俺と違い、和田さんは実に気の毒な事情だった。女好きではあるが気弱で女性との付き合いが苦手と言う彼は、職場で先輩の女性の方からアプローチされて関係を持ってしまったのだが、その女性は何とバツ1で子供まで連れていたのである。それでも心優しい和田さんは彼女のプロポーズを受け入れて結婚した。ところがその女性はひどい浮気性で、他に男を作って和田さんの元を去っていく。しかも和田さんの気がいいのを良いことに、自分の娘まで押し付けて。それが奈津子さんだったのだ。

 俺が、内気で友達を作るのが苦手なわが娘の友達になってくれるよう奈津子さんに頼むと、彼女は快く受け入れてくれ、おかげで彩美の交友関係は一気に広がった。彩美が小中学校まで楽しく充実した学校生活を送ることが出来たのは奈津子さんのおかげだと言って良い。そして父親同士もSM好きと言う共通の趣味がわかって、正に家族ぐるみで仲良く付き合って来たのである。

「おじさま。立って頂けますか?」
「お願いします」

 耳たぶまで真っ赤に染めて羞じらいを見せながら、ブレザー姿の奈津子さんが迫って来ると、俺は情けない小声を発して立ち上がる。

「おじさま、こんなになさってる……うれしい……ああ、奈津子にご奉仕させて……」
「すみませんね、田中さん。不器量な娘ですが……」

 和田さんはそんなことを言ったが、とんでもないことだ。「なっちゃん」は確かに色が浅黒く美人ではないが、愛嬌があってかわいらしい顔をしている。何より若い。俺はロリータ志向が強く、和田さんはそのため奈津子さんに制服を着せていたのではないか。立った俺の股間に正座した奈津子さんがズボンとパンツを下ろしてしまうと、すでに勃起してしまっていた俺のイチモツは、娘の同級生で顔なじみの少女に「ご奉仕」される喜びに彼女の柔らかい手の中凄い勢いでドクドクと脈動した。

「ううっ!」

 俺は奈津子さんの「ご奉仕」の口が肉棒に被さって来るなり、だらしなく呻いていた。俺の劣情をこよなく刺激するシチュエーションに、いきなり素晴らしい歓びが込み上げて来たのだ。俺が奈津子さんの、女学生らしく髪をショートに切りそろえた後頭部に両手を回すと、和田さんが彼女の背後にしゃがみ込んで来た。

「しっかりくわえたかい、奈津子。パパがお乳を揉んであげるから、お前は自分の指をアソコとアナルに入れてオナニーしなさい」

 すると奈津子さんはすぐに従い、片手を正座したスカートの中に潜らせ、もう片手は何と後ろからお尻の方に入れて行ったのである。和田さんは彼女の背後から服をはだけ、ノーブラだった乳房に両手を被せたようだ。何やら鼻声で呻いた奈津子さんは、メチャクチャに悩ましい情欲で溶け崩れたメスの表情で見やると、愛情のこもった粘っこい口使いで俺の劣情の塊をネットリとしゃぶり上げて来た。

――何て上手なんだ、奈津子さん……うう、も、もうダメだ、出ちまう……

 これも研究所の教育の成果なのだろうか。奈津子さんの口唇テクニックは高校生とは信じられない巧みなもので、あっと言う間に押し上げられた俺は、この歳になって恥ずかしいがコントロールが利かなくなって、彼女の口内にドッと「お情け」を吐き出してしまった。すると同時に奈津子さんは全身をビクビクとおののかせ、グッと背筋を反らせて呻く。

「よしよし、ちゃんと一緒にイケたんだね、いい子だ、奈津子……」

 相変わらず彼女のまだ膨らみ切っていない固そうな乳房を揉みながら和田さんが言う。俺としても射精と同時に奈津子さんが達してくれたのには大きな喜びを感じた。彼女は確かに、素晴らしい「女」である。そして奈津子さんは、俺が射精したペニスをくわえたまま、すみずみまで舐め取るべく舌と唇を這わせ、ゴクリと音までさせて飲み取ってくれた。

「では奈津子。田中さんにお前が汚したモノを進呈しなさい」

「お掃除フェラ」を終えた奈津子さんに和田さんがそう言うと、彼女は正座から腰を浮かして、何とはいていた白いパンツを脱ぎ取り、俺に恭しく差し出した。

「おじさま。奈津子のえっちなお汁が染み付いたパンツでございます。どうか受け取って下さいませ」
「ありがとう」

 和田さんは俺のそんなフェティッシュな趣味も良く知っているのだ。奈津子さんがオナニーで気をやって見事に汚し、納豆のような粘液が糸を引いている幼い感じの白パンツに、思わず俺はにおいを嗅いだり舐めたりしたいと言う衝動を覚えたが、何とか堪える。そして和田さんが言う。

「田中さん、まだまだ大丈夫そうですね」

 一緒にSMクラブでプレイを楽しんだ仲なので、和田さんは俺の強精ぶりをよく知っている。奈津子さんと言う魅力的な若いメスに奉仕された俺の欲棒は、一発抜かれても収まるどころかむしろより硬度を増してそそり勃っていた。

「奈津子の尻を犯してやってくれませんか?」
「お尻なんか……いいのですか?」
「はい、奈津子はアナルの方が……奈津子、お前からもお願いしなさい」
「おじさま、奈津子のオシリにお情けを頂けませんでしょうか?」

――これは夢ではないのだろうか……

 あまりにもオイシ過ぎるシチュエーションに、俺はそう疑った。何を隠そう、俺はアナルセックスが大好きで、あの狭い場所に無理矢理押し入って強烈に締め付けられる感触が最高だと思っている。だが現実にアナルを許してくれる女には、なかなかお目に掛かれないものだ。もともと性交をする場所ではないので、ゆっくり時間と手間を掛けて開発しないとアナルセックス自体不可能なのである。嫌がる女に無理矢理押し入って体を損なってしまうのは最低だ。そう言う残虐なサディストの男もいるだろうが、俺は違う。女性に歓びを与えるのが男の本懐だと思っているのだ。

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