女子能力開発研究所
二次元世界の調教師:作

■ 7

「いきなり失礼とは存知ますが、娘さんを入所させる気の全くない方に見学して頂くのは、ちょっと……」

 俺は彩美のことそっちのけで見学に胸流行らせてしまっていたのだが、所長に機先を制されてしまった。興味本位の冷やかしには見せられない、と言うことだろう。もちろん相応の覚悟をして来ているのだが、一応確認してみた。

「見学した結果、やっぱり娘を入所させない、となっても良いのですね?」
「それは恐らく田中さんの方がバツの悪い思いをされるでしょう。手付金で1万円だけ頂けませんか? 娘さんが入所されれば、費用に含めますので」

 つまり見学だけなら1万円だぞ、と言うことか。ちょっと高いのではないか? 俺がそう思っているとしかし、和田さんが言った。

「1万円くらい、どうってことありませんよ。お釣りが来るくらいです」

 同じSM趣味を持つ彼の言葉だけに、俺はそれを信じることにした。第一ここまで来て引き返すわけには行くまい。理性では納得しても、猛り狂っている股間が納得しないだろう。それに単なる付き添いのはずの和田さんまで当然のごとく1万円を払っていたので、俺もすんなり柳沢氏にお金を支払った。

「それではさっそく見学の準備をして頂きましょう。支度して参りますので、服を脱いでそちらのカゴに入れて置いて下さい」

――何だって!?

 たかが見学でなぜ服を脱がねばならないのだろう。だが、戸惑う俺を尻目に和田さんはサッサと脱衣しながら言う。

「まあだまされたと思って裸になって下さい、田中さん。本当に素晴らしい見学が待っていますので……」

 どんどん脱いであっと言う間に全裸になった和田さんにそう言われて、俺も思い切って服を脱ぎ生まれたままの姿になった。下腹の突き出た中年男2人の全裸は情けない姿だと思ったが、和田さんも逸物をすっかり張り切らせていたので、彼以上にギンギンに欲情をみなぎらせていた俺も安心だ。何せ一緒にSMクラブで商売女とプレイを楽しんだ仲だ。今さら恥ずかしがっても仕方あるまい。そして部屋から席を外していた柳沢所長が戻って来ると、俺の股間のボルテージはますます上がった。彼は2人の少女の首輪を引いて連れていたのだ。

「ではこのガウンを着て下さい」

 手渡されたガウンを着ても年甲斐もなくギンギンに勃起した股間は丸出しで、これではまるで露出狂の変質者みたいだ。だがそんな変態を見たらキャーキャー悲鳴を上げそうな年頃の2人の少女は、犬のように四つ足で股間をモロに露出した俺たちの方に粘り着くような視線を送って来るだけだ。よく見ると2人の手足には大きなグローブのような肉球が嵌って人間の手足の機能を失わせており、首輪をチェーンで引かれた姿は犬同然だ。これはSMプレイの愛好家ならおなじみの家畜プレイではないか! しかも2人の少女はまだ幼く、ロリコン趣味の俺はこれを見ただけで股間が爆発しそうだった。

「見学の付き添いに研修生をお付けします。どちらかお好みの方をお選びください」

 1人はセーラー服を着ていたが、もう1人は私服である。

「こちらは暴走族に入って遊びまわっていた中学生です。まだ矯正が十分ではないので口に嵌めておりますが、遠慮なく奉仕させてやって下さい。こちらはもう十分に矯正されておりますが、引きこもりで学校に行っていなかった小学生です」

 すると和田さんが言った。

「私は中学生の方でお願いします。ナニに自信がありませんので……」
「ご心配なく。よろしければこれをお飲み下さい。当研究所が極秘ルートで入手しました輸入物で、極めて強力な精力剤です」

 和田さんは所長に渡された怪しげなアンプル剤を飲んでいた。俺は正直ヤバいのではないかと不安だったが、彼も飲んでいるのだからと思い、勇気を出してその薬を服用した。すると喉を嚥下するとすぐに体がカーッと熱くなり、まるで猿みたいにシタくてたまらなかった高校生の頃のように、股間に無尽蔵の欲情がこみ上げて来る気分に陥ったのである。

 さて和田さんの元に四つ足で這っていった元暴走族の娘は、所長が言ったように口に黒い器具を装着されていた。嫌がる女性の口を無理やり開けると同時に、奉仕する男根に歯を立てたり噛み切ろうとする狼藉を防止するSMプレイ用の嵌口具だが、和田さんは股間にやって来たその娘の黒い器具の中にペニスをねじ込んでいった。

「お客さま、ももこに、ご奉仕させてください」

 一方、俺の股間にやって来た、元引きこもりの小学生は「ももこ」と名前を名乗り、上目使いでそんなぶっ飛んだことを言う。そして俺が彼女のお下げ髪の後頭部に手をやって引き寄せると、まだ幼い容貌のももこちゃんは嬉しそうにパクリと俺の肉棒を頬張ると、とても小学生とは思えないほど積極的にチュパチュパと舌や唇を使って来たのである。
 
――ううっ! も、ももこちゃん、どうしてそんなにお上手なの?……

 イタズラっ娘のような表情で上目使いに俺を見つめるももこちゃんは、まるでソフトクリームを舐めている女児のように見えるが、研究所の教育の成果なのか、亀頭と竿のミゾに丁寧に舌を這わせ、裏筋をレロレロと舐め上げたかと思うとチューッと強く吸引してみせる、商売女も顔負けのテクニックを発揮して来るのだ。俺は彼女の幼い外見とのギャップに激しく萌え、尻穴に力を入れて猛然とこみ上げて来る射精欲求と戦わねばならなかった。

 こうして俺がいきなり小学生のももこちゃんに精を抜かれる醜態を晒すまいと苦闘している間に、柳沢所長は研究所の概要をパンフレットに基づいて説明していた。

「当女性能力開発研究所は、すでに20年近く当地でお世話になっております伸々塾が、その教育ノウハウを生かして設立しました、うまく社会に適応出来ない女子生徒を矯正するための施設です。一応対象年齢は未成年女子に限ります。最近は、引きこもりの生徒さんをお預かりすることが増えております……

――彩美!……うう、パパはもうダメだ!

「引きこもり」と言う言葉でわが娘彩美の顔を浮かんだ俺は、同じ引きこもりだったももこちゃんの口内にドバッと精を吐き出してしまった。ところがももこちゃんは嫌がるどころか、嬉しそうな笑顔を見せてゴクゴクと飲み干し、一滴も残さず舐め取る「お掃除フェラ」まで施してくれるのだから、俺は参ってしまった。

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