女子能力開発研究所
二次元世界の調教師:作

■ 9

「こちらの声などは一切向こうには聞こえませんが、彼女たちの声は増幅されてこちらに聞こえる仕組みになっています」

 確かに向こうの娘たちがマウスをカチカチと操作している音までしっかり聞こえて来る。が、何と言っても2人が妙に悩ましい鼻声を仕切りに洩らしているのが卑猥で、俺はももこちゃんの口内で肉塊をビクビクとおののかせた。

「乳首をご覧ください。電極を取り付けています」

――電極だって!?

 よく見るとシンナー娘の両乳首には細いコードが延びており、何と針のような電極がブスリと乳首を貫通していた。

「鍼灸の専門知識のある教官が、麻酔を施してから処置しておりますので、体を傷つける心配はありません。電極はクリトリスにも刺しております」

 何と言うことだ。俺がまさかと思い乳首から視線を下にやると、確かに良く目をこらさねば見えないくらい細いコードに繋がった小さな電極が、いたいけな少女の股間の突起を刺し貫いているのがハッキリ確認出来るではないか。普通のSMクラブではまずお目に掛かることの出来ない残虐なピアッシングに、どんどん興奮が高まる俺はももこちゃんの口腔を怒張で突き上げていた。

「ふうんんっっ!!」
「んああ〜っっ!!」

 その時ひどい苦痛を訴えるような呻きが聞こえて来て、はっと見ると2人の顔も恐ろしく歪んでいた。2人の口はボールギャグで塞がれていたが、それでも洩れ聞こえるくらい強烈な絶叫なのだろう。

「脚は出来るだけ開いて見学者に羞ずかしい箇所をよく見せるよう言っておいたのですが、あなたたちの視線を羞ずかしがり脚を閉じようとしましたのでセンサーが感知し、電極を通じて激しい苦痛が与えられたのです」
「うふうんっ!」
「あはあ〜っ!」

 そんな恐ろしい所長の説明が終わった頃、今度は明らかに性的な喜悦を訴える呻きが聞こえた。苦痛に歪められていた2人の表情もだらしなく緩んでいる。

「ちゃんと脚を大きく開き直したので、今度は快感が与えられました。どうやら2人とも失禁したようですね。潮吹きかも知れませんが、いずれにしても娘たちが激しい感覚に襲われたことはおわかりでしょう。地獄の痛みの直後の快感はきっと天国のはず……」

 おわかりどころか、シンナー娘がハッキリと股間から水しぶきを吹き上げるのを目撃した俺も「激しい感覚」に襲われて、ももこちゃんの口の中で又も暴発してしまっていた。彼女はもちろん喜んで後始末に精を出してくれる。俺はハーレムの王様になったような気分だった。

「このようにして、決まりや命令に従わないと厳しい罰が与えられ、素直に従えば素晴らしいご褒美が与えられることを、5日間で体に叩き込むのです。どんなに素行の乱れた不良娘でも、半日もすれば羊のように大人しくなりますよ。引きこもり系の子だと、もっと効果はてきめんです」

 心理検査を受けている2人はもう苦痛に晒されることもなく、至福の表情を浮かべ素直に検査を受けているようだった。

「そしてこの5日間で、徹底的に身体と心を検査します。身体検査では体中くまなく性感帯の所在をチェックし、どのような刺激で快感を得る傾向があるのか調べ、今後の矯正メニューに反映されるのです。例えばアナルが感じ易い研修生は、浣腸やアナル開きなどが重点的に施されるわけです。そう言えば、失礼ながら奈津子さんはその典型でしたね」
「は、はあ、確かにそのようで……」

 突然娘の話を出された和田さんは頭をかいていたが、俺もあのサンドイッチファックを思い出して、そうだったのかと納得していた。奈津子さんは研究所で1か月間徹底的にアナルを開発されて、あんな素晴らしいセックスの女神のような体と心を手に入れたのだ。

「心理検査も徹底して行いますが、嘘を検知すると苦痛を与えるので、かなり真実味のある検査結果を得ることが出来ます。何度も引き合いに出して申し訳ございませんが、奈津子さんはこの段階で相当強いマゾ傾向があると判断され、それを伸ばすように矯正教育を施したのです」

――こんな検査をしていたら、どんな女の子もマゾになっちまうんじゃないのか?

 俺はふとそんな疑問を抱いたが、黙って聞いていた。男にはわからない極めて鋭敏な性感帯であるクリトリスと、乳首をブスリと貫いた電極の刺激はいかばかりか凄まじいものだろう。俺は2発目の精液を抜いてくれクチュクチュと口を動かしていたももこちゃんに聞いてみた。

「ももこちゃんも、あんな針を大事なトコロに刺されたの?」
「うん。いい子にしてると、とっても気持ちいいんだよ。だけど言いつけを聞かない悪い子は、すっごく痛いの。だからももこはいい子にする」

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