寝取られ男の復讐
二次元世界の調教師:作
■ 10
俺は少し離れて眺めていたのだが、昨夜使い過ぎた股間はまだ回復せず、同級生の貫太の強精ぶりには感心するばかりだ。そして言葉通り出したらしいザーメンを優美ちゃんがングングと後始末して口を離すと、貫太が言った。
「よし、スッキリしたぞ、優美。今度は先生にお情けをもらって来い」
「はい……ああ、ま、又イキそおっ!」
「遠慮しねえで、ケツでイキまくれ。そうやってえっちのことしか頭にないエロ女になるんだ」
貫太がそんなひどいことを言うと、優美ちゃんは切なく慄える腰を上げて俺の方へやって来た。
「先生、お願いします。優美にご奉仕させて下さい」
貫太が仕込んだらしいアナルバイブの快感で優美ちゃんの声は甘くしゃがれ、でくのぼうみたいに突っ立った俺の股間にしゃがんで見上げる視線がゾクッとするほど色っぽかった。だが肝心の俺のムスコはダラリとだらしなく垂れ下がっている。
「悪いけどこんな状態なんだ」
「いえ、構いません。優美が元気にして差し上げます」
すると炒め物を終えた貫太が言う。
「信一、優美は手が使えねえから協力してくれないか。包茎の皮を自分でめくって、ケツの穴を指で広げてくれ」
「何だって!」
「ハハハ、だまされたと思って優美にケツの穴を舐めさせてやれよ。きっと人生変わるぜ……」
俺はさすがに抵抗を感じたが、優美ちゃんが軽く口に含んでもムクリともしないフニャチンに見切りを付けて口を離すと、チンポの皮をめくり指で尻穴を開いて見せた。
「あ、ありがとうございます、先生」
アナルの快感が募って来たのか、切迫した悩ましい口調でそう言った優美ちゃんが舌を俺の尻穴に這わせ、ズブズブと侵入させて来た。
――うおっ! な、何だ、コレは……
俺は貫太が言った「人生変わる」と言う言葉を実感していた。優美ちゃんの愛らしい舌の感触は素晴らしく、生まれて初めて味わう不思議な心地良さがあっと言う間に込み上げて来たのだ。ハッキリ言ってめちゃくちゃ気持ちが良い。優美ちゃんの軟体動物のような舌がスルスルと出入りを繰り返すと、まるで快楽源を直接刺激されているような強烈な感覚に見舞われ、俺は下腹部全体をジーンと甘い痺れに包まれていた。あまりの心地良さに、俺は何かだらしなく呻いていたかも知れない。
「はい、元気になりました、先生。では、頂きます」
おお、何と言うことだ! 優美ちゃんの尻穴舐めに心を奪われている間に、俺のペニスはすっかり新たな生命を吹き込まれて、あり得ないようなビンビンの勃起を取り戻していたのである。そこをすかさず優美ちゃんのオクチにパクリとくわえられた俺は、思わず慌てた声を出して彼女の後頭部のセミロングの髪に手をやっていたのである。
「ゆ、優美ちゃん! ちょっと待って……」
「だらしないぞ、信一。しっかり出してやれよ」
貫太に笑われてしまったが、俺は予想外の自分の肉体の反応に戸惑い、少しうろたえていた。そこへ優美ちゃんのジュバッジュバッと音を立てて猛烈なスピードでしゃぶり上げる「ご奉仕」を受けて、もうノックアウト寸前である。と、優美ちゃんが急に口を離し切羽詰まった口調で訴えた。
「ゆみは、もういきます! 先生も出して下さい!」
すぐにフェラチオを再開した優美ちゃんが、体を激しくおののかせてアナルの快感に果ててしまうのがわかると、俺もたまらず彼女の口中にドピュッと放出していた。そんなに大量ではなかったが、この歳になって絶対に無理だと思っていたペニスが活性化し出すことが出来るとは、カルチャーショックを覚えるに十分だった。
それから全員裸でテーブルに付いたのだが、貫太が3人前作ってくれた夕食はご飯に味噌汁、さらにはおかずが数種類付くと言う本格的なもので、これには大いに驚かされた。
「調教師ってのは、ずっと1人暮らしだからな」
貫太はこともなげに言うが、やはり俺とは住む世界が違う。俺はと言えば、40を過ぎて情けないが親元で暮らし食べさせてもらうていたらくなのだ。そして食事をするテーブルには、俺と貫太と言う巨漢とデブの醜い男2人に挟まれて、小動物のようにかわいい優美ちゃんが座った。でも相変わらず手は拘束されたままである。すると彼女がこんなことを言った。
「あ、あの、貫太様。私お料理くらい出来ます。優美に食事のお世話をさせてくれませんか?」
それは俺が不思議に思っていたことである。すっかり奴隷気分に染まった従順な女性が一緒に暮らしているのだ。どうして彼女に家事を言いつけないのだろう。だが貫太の言葉は俺には思いも寄らないものであった。
「いや、俺の調教は女に何もさせねえ主義だ。俺と過ごしている限り、お前は何一つやらないで良い。メシも食わせるし、フロにも入れてやるし、トイレの始末も俺がやる。お前はただえっちなことだけを考えて集中しろ。そうすればすぐに、誰にも負けない立派な夜の女になれるんだ」
こうして貫太の言葉通り、手を縛られ何も出来ない優美ちゃんの口に俺たちが交互に食事を運んでやると言う、実に奇妙な食事が始まった。全員裸と言うこともあり、俺はこれが現実の出来事なのかと一瞬自分の正気を疑ってしまいそうな不思議な気分になって来た。
「ところでよ、優美。先生は愛華先生と付き合ってることが理事長にバレて、クビになったそうだ」
「お、オイ、やめろよ!」
「まあ、いいじゃねえか。お互い隠しごとなしの、ハダカの付き合いで行こうぜ」
優美ちゃんにご飯を食べさせるのは、まるで発育の良い赤ちゃんに食事をさせているような楽しさがあり、至近距離で彼女の色白でムチムチの若い裸身が、アナルの快感に悶々としだんだん美しく紅潮していく様を眺めるのも絶景だったのだが、貫太がいきなりそんなことをバラすものだから俺は慌てた。それを優美ちゃんに聞かせる必要はないじゃないか! ところがこの話を聞いた優美ちゃんは食べていた口を休め、情欲にけぶる燃えるような瞳で俺の方を見つめる。うう、ヤバいくらいに色っぽい! そして彼女がボソリと口を開いた。
「先生も、ですか……」
――何!? それは一体、どういう意味だ……
「優美ちゃん、それ、どういうこと?」
「あの理事長はとんでもない人です」
貫太の勘恐るべし。ここで優美ちゃんの語った言葉は、権力をかさに着た山川理事長の非道さを物語るものだった。
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