寝取られ男の復讐
二次元世界の調教師:作

■ 50

――子供が見てたら、どうするんだ……

 2階に上がったはずの子供たちだが、好奇心に負けてこちらを覗いているかも知れないではないか。小心者の俺はそんな心配をしてしまったが、大胆と言うか野放図と言うか、貫太はいつもの調子で校長の着物のお尻を嫌らしく撫でた。仕方のない奴だなあと思い俺が呆れて見ていると、貫太はヒソヒソ声で、お前もやれ、とそそのかす。屋敷の門構えに気圧されて緊張が高まり萎縮していた俺は、自分を鼓舞する意味で思い切り、愛華さんのお尻に触れた。

「愛華さん、今日はお願いしますね」
「や、やめて……」

――愛華さんが、ガタガタ慄えている!

 もちろん彼女も怖い理事長との話を前に緊張しているのだろうが、それだけではない体の慄えに思われた。貫太が言った次の言葉は、俺たちの勝手な思惑に過ぎなかっただろうか。

「へへへ、奥さん。1週間寂しかっただろう。まんことおケツでチンポを食い締めて我慢してたのか?」
「そんなこと……」
「違うってのか? それにしちゃやけに色っぽい声を出すじゃねえか」

 貫太はしつこく尻を撫で回しているが、校長は一応嫌がって見せるだけで、それほど強く拒絶しているようには見えなかった。

「白状しなよ、奥さん。もうエッチがしたくてしたくて、たまらなかったんじゃねえのか?」
「……やめて下さい……そんなわけ、ないではありませんか……」
「ホントかい? 奥さんに塗ってやった魔法の薬は、男とヤラなきゃ気が狂いそうになるはずなんだけどな……」

――おい、そりゃさすがにないだろ!

 貫太お得意の暗示だが、常識的に考えてそんな強力な媚薬が存在するわけはない。だが、自分の家の中にずかずか入り込み、堂々とお尻を撫で回すと言う貫太の狼藉に強い抵抗を示さない彼女を見ていると、もしや、と期待してしまう。そして大胆不敵な貫太はとんでもない行動に出た。

「コイツが欲しくはねえのか、奥さん」
「そんなっ!」

 何と貫太はいきなりズボンを下ろして、薄汚いイチモツを取り出して見せたのだ。俺は唖然としたが、校長は思わず声を出し、愛華さんは無言で、その嫌らしい肉塊から目を反らしていた。だが、そんな露出狂まがいの行為を働く百貫デブに、まるで呪いでも掛けられたかのように和装の麗人はオズオズと目を開け、貫太が小学生男子みたいに嬉しげにチンポを手でブラブラ見せ付けているのをじっと見つめているではないか! その目は燃えるようにネットリと悩ましく潤み、とてもあの謹厳実直な女校長とは思えないほど色っぽかった。

「ははは、麻薬中毒患者みたいなもんだな、奥さん。アンタはもうチンポの魅力から逃れられねえんだよ!」

――こ、コイツ、何て無礼な……

 あろうことか、貫太は校長の美貌を勃起ペニスでピシャピシャと叩いていた。

「お、お姉様! も、もう時間がありませんっ!」

 すると愛華さんまで貫太に抗議するでもなく、妙に上ずったハスキーな声で狼狽を露にしながら慌てて口走る。男を知らない女学生でもあるまいし、たかが薄汚い男性器くらいで取り乱してしまうとは、彼女まで貫太の魔法に掛かってしまったかのようだ。

「理事長はいつ帰って来るんだ?」
「後30分もすれば戻るはずです。しゅ、主人には、愛華から大事な話があるから、早めに帰って来るようにと、約束しましたので……」

 校長が貫太にホレホレといたずらっぽくチンポで顔を叩かれながら、一応そこまで話したのはさすがだ。だが、まるで少女のように顔を真っ赤に染めてただどしい話しぶりで、アリアリと動揺していることを表している。なのに、貫太のペニスを払いのけようともしないのは、一体どんな気持ちでいるのだろう。すると貫太は下半身を露出させながら自信に溢れた口調で言う。

「なら急がないといけねえな。奥さん、コイツが欲しいんだろう? 旦那が帰って来るまでにサッサとしゃぶりな」
「そ、そんな……」

 するとそれを見ていた愛華さんの言葉に俺はビックリ仰天して腰を抜かしそうになった。

「いいんです、お姉様。好きになさって。信一さん」
「は、はい!」
「あいかにもさせて。下さい、信一さんのモノ……」

――げ〜っ! あり得ねえ……

「ははは、妹の方が積極的だな。信一、でくのぼうみたいに突っ立ってないでえ、とっとと恋人にしゃぶってもらえよ」

 貫太は積極的と表現したが、何と愛華さんは立っていた俺の前にひざまづいてズボンに手を掛けて来たのだ。俺は思ってもいなかった嬉し過ぎる展開に驚愕しながら自分でズボンを下ろし、パンツから痛いくらいギンギンに勃起した肉棒を取り出すと、はしたなく求めて来る愛華さんに身を任せた。

――うおっ! こりゃ、たまんねえな……

 愛華さんのオクチの感触はもうおなじみのはずだったが、1週間ぶりでもあるし、何と言ってもこのスリリングな状況が興奮を煽っていつになく心地良いものに感じられ、彼女がエサにありついた子犬のように嬉しそうにチュパチュパ口を動かすと、強烈な快感で下半身がトロけてしまいそうなほど気持ち良かった。すると貫太が言う。

「時間がないぞ、信一。早めに出してやれ」
「あ、ああ、わかった……」

 それはいらぬお世話だった。あっと言う間に限界が近付いていた俺は、愛華さんの口中にドッと精液を放出してしまう。すると嫌がりもせずに、その苦い粘液を一滴もこぼさぬようゴクリと喉を鳴らして飲み干してから、幹に残ったノコリかすまで丁寧に舐め取ってくれる愛華さんのことを、俺は心の底から愛おしく感じていた。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊