寝取られ男の復讐
二次元世界の調教師:作

■ 56

「よし、それじゃさっきみたいに旦那に呼び掛けながらよがって見せろよ、奥さん」
「そ、そんな……」
「今さら気取ってるんじゃねえよ。こんな刺激的なえっちは、ちょっと味わえないぞ。ホラ」
「あ〜っっ!!」
「あなたあ〜って、色っぽく言ってみろ」
「あなたあ〜っっ!! ご、ごめんなさいい!! 私はもうダメ、うあ、いい〜っっ!!」
「こちらも始めますか。愛華さんも、お義兄さんを呼びながら、よがってみせるんですよ」
「ああ……」
「待ちに待った、僕のチンポは気持ちいいでしょう?」
「ひい〜っ! お、お義兄様あ〜! あいか、もうたまらない! すごい! すごいのお〜っっ!!」

 美人姉妹が競うように大声でよがり狂うものだから、お互いが意識してさらに興奮が募り激しく燃え上がってしまうようだった。もちろん、理事長の目の前で犯されながら脆い女の歓びを晒け出してしまう背徳が、とりわけ校長を凄まじく乱れさせてしまうのは言うまでもない。2人が盛大によがり泣きを張り上げながら仲良く絶頂に昇り詰めてしまうまで、さほどの時間は掛からなかった。

――す、スゲエや! 愛華さんのおまんこ、俺のを食い千切りそうだぜ……

 愛華さんはもうアンアンとよがり声を上擦らせるばかりになっていたが、俺のチンポは気持ちいいか? という問い掛けに対する答は、まるで軟体動物のようにギュウッと侵入していく肉棒に絡み付き、万力のような力で自然と締め上げて来る彼女の女の構造が何よりも雄弁に物語っていた。

 その物凄い収縮力のおかげで、俺はペニスの抜き差しにすら苦労するほどだったが、ゆっくりしたストロークしか出来ないためかえって暴発を防ぐことが出来た。その間愛華さんの方は手放しの歓びようで勝手にギュウギュウ俺を締め上げて快楽を貪り、お義兄さま〜、いくう〜っ! と叫んでは何度も絶頂に達してくれる。ある意味理想的なセックスであった。何しろいくらでもお代わりが利く女性と違って、男の射精には限りがあるのだ。貫太の方も同様で、校長は貞淑な妻らしく、あなた、ごめんなさい! を連発しながら、何度も絶頂を味わっていたようだ。目の前で最愛の妻と、手を出していた美しい義妹に呼びかけられながら、彼女たちが肉欲に負けて次々に極めてしまう有様をこれでもかと見せ付けられた理事長は、さぞかしカッカ来ていることだろう。いい気味である。

 恐らく女たちが共に2ケタに及ぶクメに昇り詰めてしまった頃だったろうか。俺もさすがに限界が近付くのを感じていたが、貫太が言ったのである。

「よし、信一。女どもに種付けしてやろうじゃねえか」

――種付けだって!? 「種なし」のくせに……そうか!

 貫太がパイプカットして女性を孕ませる能力を持たないことを校長も愛華さんも知っているが、そうとは知らぬ理事長を懲らしめてやるわけだ。さっそく貫太は連続アクメで夢見心地にあると思われる校長を、なおもゆっくり突いてやりながら言い聞かせる。

「へへへ、奥さん。旦那の前だが、タップリ中出ししてやるぜ。いいな?」
「ああ、あなたあ! ごめんなさいっ!」

 校長はもうそれが口癖になったかのごとく夫への謝罪を口にする。だが、その熟れ切った体は夫である理事長が構ってやらなかったおかげで易々とその言葉を裏切り、百貫デブのヤクザに抱かれてよがり狂っている。そしてとうとう中出しされると言うのに、嬉しそうに貫太の男根をくわえ込んで離そうとしないのだ。別に縛ったり拘束して無理矢理犯しているわけではなく、明らかに合意の上で交わっているのだから、理事長にとってこれ以上の屈辱はないであろう。

「ごめんなさい、なんて言ったって、奥さんの方が俺のチンポをグイグイ食い締めて離してくれねえんだぜ。ホレホレ、どうだ? 嫌なら抜いてやろうか?」

 貫太は校長を歓ばせるストロークを一時中断して焦らし、本当に抜いてしまうそぶりを見せて彼女の気持ちを揺さぶった。さすがにセックスのプロだけあって芸が細かい。果たして貫太の術策に掛かった校長は、理事長の胸が潰れそうな言葉を吐いてしまう。

「イヤッ! 行かないで!」
「なら出すぞ」
「いいから来て! ああ、もうどうにでもして! タップリ出して下さいっ!」

 俺の方は貫太のような芸はないが、これから結ばれる愛華さんが相手だから話は簡単だ。

「では出しますよ、愛華さん」
「いいわよ、信一さん。出してちょうだい!」

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