セレブ欲情調教
影山有在義:作

■ 蜘蛛の糸6

源蔵は、のり佳のもとに寄り、いそいそと短冊をはずした。
腰のバンドをはずし、べっとりと愛液まみれのバイブを引抜いた。
のり佳は息も絶え絶えの状態から開放された。
 のり佳は、肉欲地獄から開放され、ああっ、と声を出して頭をたれた。
暫らくしてから、つぶやく様に言った。
「お願いです、わたしを裂かないで。ね、お願いよ」
「いやいや、奥さま。源蔵めは、奥さまのアソコを決して裂くようなマネはいたしません。最初は、ちょっと、ごっついかもしれませぬが、一度馴染んでしまえば、後は、天国でございます。さっ、さっ」
「だめ、だめ、絶対に、いけません!」
「そうは言っても、源蔵はまだ、出し切っておりませぬ。その気にさせて、だめとは蛇の生殺しでございますぞ」
「絶対に嫌っ! いえ、だめです! 手でしてあげます。ね、よろしいでしょ。ね、源蔵」
「そんな殺生な。そんなに言うなら、今日のとこはあきらめて、また他の日に楽しみを延期しましょうかのう」
 源蔵はニヤニヤしながら、のり佳の反応を楽しんでいる。

「そうしましょ、源蔵、ね。さあ、縄をほどいて、降ろして頂戴」
 のり佳は、源蔵を何とか言いくるめようと 必死にであった。
「わかりました、奥さま。では、今日は奥さまとするのはあきらめましょう」
「そうよ、源蔵。だから 早く降ろしてください」
「解りました。それでは奥さま、戒めを解きますゆえ、お口と手で、“おなぐさみ”をいただきとうございます」

のり佳は顔が引きつりそうになるのをこらえ、子供を諭すように言った。
「いえいえ、今日はもう、いいでしょ、また明日にしましょっ、ね」
「その様に優しく言われると、やっぱり源蔵は、奥さまとしっぽりしとうございます。ほれ、息子も、もう威きり起ってございます」

 しんなりしていた陰茎が 力を回復し、イヤらしくそびええていた。
その根元を押さえて前後に振ってみせた。

たまらず、のり佳が叫んだ。
「わかりました! 口と手でいたします! だから、入れないでください!」
「仕方ございませぬ。では、一つ、お願いがございます」
「何です! 何があるとゆうのですか!」
のり佳は、苛立ち叫んだ。
「源蔵のエキスを一滴ももらさず、飲んでいただきとうございます」
「おふざけにならないでっ! そんなこと、出来るわけございません!」
「それでは、やっぱり源蔵は、奥さまと繋がることとなりますなぁ」

天井から吊られたままの格好で、このままでは何をされるか恐ろしく、早く降ろして欲しいのり佳は、蚊が鳴くような声で言った。
「わかりました。飲んでさしあげます…」

藤椅子に肘を掛けて、大きく股を開いた源蔵の股間に、のり佳はひざまづいていた。
源蔵のごつごつとしたナマコの様なペ*スを手でしごく。
瘤のようなところが、以外に柔らかく弾力がある。
それが、逆に生き物の様で、おぞましい。
こんな大きな物が自分の中に捻じ込まれる事を想像するだけで、恐怖を憶える。
しばらくすると、先から透明な汁が滲み出てきた。
しきりに、指で拭うが、あとからあとから、出てくる。

 口にしたくない…。夫の正樹のモノを口に含んだことはあるが、口の中に放出されたことはなく、まして、それを飲み下すことなど想像したこともなかった。

「さっ、さっ、奥さま、早くお口で」
上目遣いに源蔵を睨みながら、意を決したのり佳は 思い切って口に含んだ。

「奥さま、そうです、筋を、筋の所を。もっと、奥までお咥えになって、そう、手でしごきながら。おおぉ、すごい」

源蔵は、のり佳が眉間に皺を寄せながらも、自身の巨根を咥えこんでいる姿にしびれていた。

“あの美しく慎み深い奥さまが、裸でひざまずいてフェラチオをしている。
これから2ヶ月ばかりの間、おもいっきり嬲りまわしてやる“

源蔵は、女を食い物にして生きてきた人生であった。
その猿のような容姿から、忌み嫌われてきたが、ひとたび女を犯せば、弱みに付け込み、その巨根を駆使し、あらゆるテクニックを使った。
骨までしゃぶられた女達は、あるものは発狂し、またあるものは狂い死していった。
嗜虐性が強く、粘着質の性格が陰湿さを一層増していた。

「奥さま、もっとやさしく、お擦りになって、そうです。深くお咥えになって。そこで、おもいっきり、強くお吸いになるのでございます」
 一々細かく 昨日までのご主人に指示をだし、悦にいっていた。

大きく開けたのり佳の唇が陰径に沿って上下するたびに、瘤のところで、捲れる。
唾液で光るペニスに、顔を振り、奉仕させられるのり佳。

「カリ首の回りを舌先でなぞっていただきとうございます。そうです。そこから口をすぼめて、咽の奥まで入れるのですぞ。そうでございます」
 源蔵は、太いカリがのり佳の咽の奥に達したとき、一気に放出した。

 激しく咳き込むのり佳。そして絨毯に、唾と一緒に源蔵の液を吐きだし続けた。
 源蔵の表情が一変した。

「奥さま、お約束をお破りになりました。源蔵のだいじなエキスを吐きすてましたね。罰として、奥さまに、痛みをあたえねばなりませぬ。今後、源蔵の言う事をお聞きにならない時は容赦なく罰をあたえますゆえ、肝に命じくだされ」
「なにをするというのです。ちゃんと言う事を聞いたじゃないですか!」

源蔵は、のり佳をすごい力で抱えあげ、すわっていた藤椅子に投げ落とした。
椅子の背に後ろ手に縛り上げた。
足を大きく広げ、肘掛に縛りつけた。

 のり佳の宝石箱から、真珠のピアスを取り出してきた。
無言でのり佳の股に屈み、凄みの効いた目で笑いながら言った。
「少々、痛とうございます」

 ぎゃあああぁっ!

源蔵は、のり佳のバギナの両淵にピアスを取り付けた。

「ここは化膿しやすい場所でございます。これから、一週間は、源蔵めが、消毒させていただきます。ほっほっほっ」

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