セレブ欲情調教
影山有在義:作

■ バイブ地獄1

 のり佳は、藤椅子に座り、背もたれに後ろ手を縛られていた。
左右の腿もロープで後ろに引っ張って固定されて大きくVの字に開けられた格好で、裸に剥かれ縛りつけられていていた。

源蔵が、ボール状の口枷を取り出し、のり佳に見せながら、言った。
「これを奥さまのお口に着けさせていただきます。このボールの穴から涎が垂れてまいりましたら、源蔵めがいただきとうございます」
のり佳は、ボールを咥えさせられ、バンドで頭の後ろで固定された。
源蔵はまず、ローターを取り出した。

 ぶぃーん

 ローターをのり佳の白い乳房の周りを八の字を書く様にあてる。源蔵の手が延び、乳房のひとつを量感を確かめるかのように搾りはじめる。ローターが乳首に到達すると、のり佳の呼吸が荒くなり、乳房が大きく隆起した。

 ぶーぶぶっぶ

 シュウー、シュウーと、のり佳の呼吸も荒くなってきた。
口の中に唾液が溜まりはじめる。
意地でも、涎などたらすものか、のり佳は憎しみをこめて源蔵を睨んだ。
ローターが乳首から離れ、ほっとしたのもつかの間、源蔵に強く吸われ、硬く尖った。

 ちゅっ、ちゅうっ、ちゅっ、ちゅっ

執拗に源蔵が吸いつき、のり佳の額には、早くも汗が浮かんできた。
その姿を上目づかいに源蔵が見ている。

痛いほど硬く勃った乳首にバイブクリップが、取り付けられた。
今までにない、微妙な振動にのり佳は悶絶しそうだ。
摘み上げられた乳首が、アズキのように固く腫れている。

「クリップの味はいかがなもんですか、奥さま」
源蔵は、もう一つの乳房を搾りあげた。
すでに硬く尖った乳首が赤黒くなっている。
「そうれ、もう一つも、嵌めますぞ」
同じくクリップで締め上げられる。

 おふっ、おおっう、ぷっ、ぷっ

苦しげな表情で、うめくのり佳。
「早く、奥さまの涎を頂きとうございます。ふぉっ、ふぉっ」

 眉間に皺を寄せ、口に溜まった涎をこぼすまいと、こくりこくりと必死に飲み干している。
 源蔵は、再びローターを手にした。臍から鼠頚部に沿ってすべらす。
「ローターの行き着く先は、どこでございましょうか、ほっほっ」
 源蔵はのり佳にローターの行き先を想像させ、その恐怖を煽って 楽しむ。

ローターはピアスの付いた花びらの回りに沿って周っている。
ときどきピアスにローターが触れ、細かな振動を陰唇にあたえる。
徐々に充血した花びらが開いてきた。滲み出た蜜が光る。
「上より下の方が先に溢れてきましたぞ」
源蔵の左の親指と人差し指がバギナをパックリと開け、飛び出した芯芽にチョンとローターをあてた。ビックンとのり佳の体が跳ねる。

 ぷっ

ボールから涎の飛沫が飛んだ。
 バギナがパックリと割られたまま、ローターがゆっくりと蜜壷に押し込まれた。

 んんんっ! んんんっ!

のり佳が激しく頭を左右に振るたびに飛沫が飛ぶ。
何回か出し入れされたローターをまた、芯芽にあてた。

びっくん

また、体が跳ねる。のり佳は、源蔵にいいように、篭絡され、涙を滲ませ、のたうちまわった。
黒髪が顔に貼りつき、体が、汗でひかる。
その姿をみて、源蔵の嗜虐性が一段ともえた。

蜜で光るローターが、バギナとアヌスの間を行き来している。
「コイツのおさまる場所は、奥さまのお尻の穴でございます」

 むううっ、むうううっ!

いやいやをするようにして、のり佳が悲壮な目で源蔵をみた。
源蔵は、ローターを固くすぼんでいるアヌスにあてた。

ぶーん、ぶっ、ぶっ、ぶぶぶっ

無常にめり込んでゆくローター。
体を弓なりにして、堪えるのり佳。
ローターの丸みが、アヌスに消え、コードだけが出ている。

荒い息をはき、視線を戻した先に、黒々としたバイブレータがくねっていた。
「とどめでございます、奥さま」
 次々と繰り出される嗜虐の罠に必死で耐える姿を堪能する源蔵。

意思とは逆に愛液が滴たたり始めたバギナに先端があてられた。
カリ部がするりと飲み込まれた。
わざと そこで止め、源蔵はバイブをゆっくりと浅く出し入れした。
それに合わせるように のり佳の腰が上下した。

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