セレブ欲情調教
影山有在義:作

■ 散歩

 源蔵の“ごっこ遊び”が始まった。

のり佳は、首輪をされ、絨毯の上を四つん這いで、歩かされていた。
バイブは、外されたがアヌスのローターは入れられたままだ。
絶えず送られる振動にすっかり感度がたかめられている。

犬のまねをさせられ、部屋の中をあるかされているのだ。
くびれた腰に尻がくねくねと動き、誰が見ても欲情をかきたてられずにはいられない。

「ほれほれ 可愛いポチ、ちんちんだ」
のり佳が、見上げると下履きをいつのまにか脱いだ源蔵の股間から、なまこが反り立っている。

「いや! いやですっ!」
「さっ、ちんちんじゃ、ポチ。舐めるのじゃ」
「もう、いやよっ! 殺してください!」
「殺すまえにピアスをしますよ」
その一言にのり佳の去勢はたちまちしぼんでゆくのであった。

 椅子に座った源蔵のまたぐらから、立ちあがっている肉棒。のり佳は、泣きながら口をつけた。

「ポチ、ペロペロトするのじゃ。先っぽから、カサのとこを、そうそう。継ぎ目のところを舌を尖らしてやるのじゃ。そう、うまいぞ。つぎは、裏筋を。手を添えて、しごきながら口で吸うのじゃ。そうじゃ。頭を振って激しく、唇をもっとすぼめて。ようし、もうよいわ」
のり佳の口から外れたペニスが、勢いよく跳ね戻った。

「あやうくだいじなエキスを ほとぼらすところであった。さあ、ポチ、ここで、おしっこするのじゃ」
「なに、今度は何をさせると言うの!」
「ここで、おしっこするのじゃよ。ほっほっほっ」

悪魔の命令にのり佳は、涙にぬれた頬を引きつらせた。
「絨毯をよごさぬよう、ほれ、コップを用意してあるぞ。さっ、ポチ、心置きなく、するのじゃ」ガラスのコップを股間にあてた。
「あなたは、鬼畜ですか!」
 何を言っても無駄とあきらめながらも、恥辱と怒りに震える。

 うっうううっ

下腹部に力をこめ、無理やり小水を出そうとした時、いきなり源蔵に片足首をつかまれ、高だかとあげられた。
「そうそう、忘れるところであった。ポチは、牡犬でござったな」

四つん這いのまま、片足を高くあげられたまま、股間にコップをつけられた。
「ポチ、するのじゃ」
ぎらついた目で、ガラスのコップを覗きこんだ源蔵が言った。

 くうっ

涙を滲ませた目で、力を込めた股間から、ちょろちょと、やがて勢いよく、小便がしぶき出された。
 最期の一滴まで搾り出したのり佳は、がっくりと頭をたれた。

「おおっ、いっぱいだしましたなぁ、奥さま。とても熱いですぞ。源蔵、喜んでいただきますぞ、ひっひっひっ!」
コップの琥珀の液体をのり佳の目の前に持っていき、見せつける。

「おお、ポチのおしっこは 好い匂いがするのお」
のり佳は四つん這いのまま、顔を背けている。 その様子を見ながら 源蔵はコップに口をつける。
「へっ、変態!」
 一向に構わず、飲み干してしまった。

「少し塩分が強いですが、とてもおいしゅうございました。ポチ、いやいや 奥さまの体から出た物なら、よろこんで、いただくでございます。ささっ、アソコも綺麗にしてさしあげます。そのあと、次のごっこをいたすでございますよ、ほっほっほっ」

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