セレブ欲情調教
影山有在義:作

■ 我慢比べ1

 目を覚ましたのり佳は、あお向けのまま、悲鳴をあげた。
源蔵が、肉棒を自らしごきながら、のり佳のバギナにあてがっていたのだ。

「お目覚めですか、奥さま。今から、奥さまを貫くところでございます」
「勘弁して!」
汗で濡れた顔を振りながら懇願した。
「そう言われましてもここまできたら、おさまりがききません。なんとしてでも、放出いたしとうございます」
「口でしてあげますっ! お願いですから。これ以上、何かされたら、体が壊れてしまいます」

「いえいえ、奥さまの体は、とても丈夫でございますゆえ、そう簡単には壊れませんぞ。先ほどの亀遊びの時なんぞ、腰の振りかたなんぞ見物でしたぞ。とてもセレブの奥さまとは思えぬすさまじさでありましたぞ。それに源蔵めは、奥さまの足を高くおあげになって、放尿された姿にすっかり欲情いたしました」
「言わないでください! とにかく、口で出してさしあげます」
「源蔵のエキスを飲んでいただきますぞ。よろしいですか」
「…」
「一滴もこぼさずお飲みいただけますかな」
「…わかりました。飲んでさしあげます」
「それでは、制限時間は、三十分でございます」
「なんですの、制限時間って」
「シックスナインでお互いに責め合うのでございます。源蔵が三十分前に出したら負けでございます。ただし、奥さまがエキスを完全に飲みこんだ時が終了時間となります。もし源蔵が三十分持ちこたえたら、めでたく奥さまと源蔵が合体いたします。よろしいですか」

「いじらないでください!」
のり佳の叫びなどまったく気にせず、源蔵の舌がと指が這いずりまわる。
四つん這いで、源蔵に跨り、早く終わらそうと、肉棒を咥え、しごいた。しかし、逆に源蔵に急所の周りからじわじわ来る責めに重い欲情に支配されてくるのであった。

焦らすように、ひざからふとももを舐めあげていた源蔵の舌先が、今は綺麗に剃られた鼠頚部とアヌスの周辺へとせまってきてる。
のり佳は、源蔵の肉棒に集中したいのだが、一度高まった肉欲の炎を煽られ、しごく手が止まってしまうのであった。

「早く出してくださいっ」
体をくねらせながら、訴える。
「奥さま、そんなやり方では、一滴もだせませぬぞ」
「どうすれば、いいのですっ! ああっ…」
「教えると源蔵が、負けてしまいます。ほれ、どうじゃ」
そう言って舌でアヌスを突いた。
「あっ! いやっ。お、お願いですから。どうすればよいのです」 
「前に教えてさしあげたではありませぬか。ポイントは、裏筋とカリ首まわりでございますよ。残り二十分でございます。そうれ、蜜が溢れてきましたぞ。舌で掬ってさしあげますぞぃ」
「いやっ、しないでっ。ひっ」
「おやおや、芯芽が顔をだしてきましたぞ。この勝負見えてきましたかの。ほっほっほっ」

 ふぐっ、ふぐぐっ

欲情を押さえながら必死に舌で筋を責めるのり佳。
「うぬっ、さすがのみこみが早いでございますな。気が乗ってきた分、咥えかたが、強くなってきましたぞ。これは、まずいですぞ。よし、コイツの出番じゃ」

ローターをペロリと舐めて、すばやく菊座へ押し込んだ。
「やっ! なにすんの!」
逃げようと腰を上げたが、がっしりと尻を掴まれ、身動きできない。
「奥さまのテクニックに、源蔵、負けそうにございます。小道具を使わねば、とても太刀打ちできませぬ」

 ああっ、きくっ、いいっ

「奥さま、いよいよ、うしろの方も本格的に感度が上がってきましたな。ほぁっ、ほぁっ。それ、つぎは、あそこを指で突いてさしあげますぞぉ」

源蔵の節くれだった二本の指が、しっぽり滴った蜜つぼに吸い込まれていった。

声をもらし、身悶えるのり佳。
「ずるいわよ、ああっ、はやく、だして」

軽く曲げた指が、リズムカルに、ときどき何かを探すように、蠢く。左手の親指の腹が、クリ○リスを軽く転がしはじめる。

 んんんんっ、いきそうよ、だめよっ!

「この勝負、勝も同然。しかし、それではおもしろくございませぬ。最後のチャンスをあげましょう。源蔵の弱点をお教えいたしましょう。源蔵の弱点は、尻の穴を舐められることでございます」 
「そ、そんなところ、嫌です。ぜったいに、いやっ、あっ、ああっ」

休めていた手を再び動き始め、クリ○リスをこりこりと転がした。
「せっかく、善意でお教えしたのに、残念でございます。残り十分でございます。早く奥さまのなかに、放出しとうございます」
「わかりましたっ! だから、おねがい、少し加減してください」
喘ぎ、身から沸いてくる肉欲に必死であらがうのであった。

「勝負に手加減とは、おかしなことでございます。まっ、せっかくの奥さまのおねがいでございます、源蔵、暫らくの間 手を休めましょう」

 のり佳は、源蔵の片足を折り曲げるよに、抱え込んだ。
源蔵の大きな肉棒がたおれ、睾丸の奥に毛に囲まれた皺の穴を見た。
それだけでも、とてつもなく、汚くおぞましいのに、舌で舐めなくてはならない。
何度も唾を飲み込み、躊躇していた。

その時、低いモーターの音がした。源蔵が、バイブを取り出したのだ。
バイブの先が、のり佳のバギナにあてられた。
あわてて、のり佳は、源蔵の皺穴を舌で突いた。

「おおっ。奥さまが、源蔵めの尻の穴を舐めましたぞ。うふぉ、これはたまりませぬ」
のり佳は、尻毛を掻き分け、逆手で肉棒をしごきながら、舌でアヌスを掘った。

「たまりませぬぞ、奥さま。これは、やばい。バイブを使わねば」
バイブをカリ首まで挿入し、アヌスの方に強く押し倒した。

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