セレブ欲情調教
影山有在義:作

■ 強制排出1

 翌朝、のり佳は、遅い朝食を摂っていた。
昨日の狂態にひどく疲労を憶え、気だるいさと、自らの反応に嫌悪を抱いていた。

源蔵の老獪なテクニックと巨根にみごとに嵌められ、すっかり白旗を揚げさせられ、すべてを晒した自分を消してしまいたかった。

この屋敷から脱出することは不可能なのか、そう考えると絶望的な気分に陥る。
今までのパターンからすると、源蔵は、欲情が高まるまでのり佳を嬲り、高まりきったところで、犯しに来る。
嬲り方が、明らかにのり佳の自尊心を傷つけ、卑しめ、自己破壊させることを喜びとしているようだ。発狂しかねない嬲りかただ。

 私は、負けない。何度となく自ら鼓舞した言葉が出てくる。
あんなサルに負けるものか。旦那様が帰ってくるまで、何があっても負けるものか。
旦那様が帰って来たら、なんとかなる。
きっと元の生活に戻り、旦那様に甘えたい。そして、あの源蔵を旦那様のちからで、思い知らせてやるわ。
すこしづつ、元気が戻ってくる気がした。

 その時、源蔵があわれた。
「何かご用かしら」
努めて、平静さを装って冷たく言った。
「そうです、それでなくてはいけません。奥さまのその気品の高さが大好きでございます。昨日のように、乱れきって、粘液まみれになっても、まるで何もなっかたかのようなその態度が立派でございます」
「いったい何が言いたいのですか」
のり佳が顔を赤くして言った。
「源蔵は、奥さまの使用人でございます。その源蔵に組し抱かれ、淫汁を撒き散らし、滴らせながら、ち○ぽが欲しいなどと申したとは。ふぉっふぉっふぉっ!」
「言わないでください、源蔵! お前なんか、いつか罰が当たるわ!」
「ほう、奥さまが、そのようなきつい事をおしゃるとは」
のり佳は、気位を維持しようと胸をはった。
「あなたのような卑しい者とは話すのも嫌ですわ」
のり佳は、席をたった。

「奥さま、何処へいかれるのです」
「あなたに、いちいち報告する義務はございません。何処と言っても、ここの屋敷の何処かにきまっているじゃありませんか」
「ここの屋敷の何処にいかれるのでしょうか」
「うるさいわね、トイレでございます、トイレ」
「大きい方でございますな」
 のり佳は、ハッとして、源蔵の顔を見た。
源蔵は、歯を見せ、ニターと笑った。

のり佳は、一気にトイレに走った。
部屋を抜けるたびに、後ろ手でドアを勢いよく閉めていった。
やっとトイレのドアを開け、全身の体重をかけてドアを閉め、鍵をかけた。

 バシン!

勢いよく閉まったドアが、また開いた。
ドアの向こうに源蔵が立っている。
のり佳は、ドアを引き、もう一度体をあずけ体重を載せて閉めた。

鍵が掛からない!

のり佳は、かちゃかちゃと、壊れた鍵をまわしつづけた。
「奥さま、無駄でございますよ。鍵は、はずしておきました。奥さまの行動は、すべて把握しておりますからの。さあ、気位の高いセレブの排泄を観覧させていただきますかな」
「源蔵、こんなことをするのは、もうやめて。お願いですから、これ以上、私をいじめないでください。先程の事は、謝ります。私の言い方が悪かったわ。ね、もう変なことは、しないでください」
「ほっほっほっ。今しがたの勢いは、何処へやら。掌を返した、とは正にこの事ですな。さっ、服をお脱ぎになってくだされ」
「一体何が目的でこんな事をするの! もう散々、私の体をもてあそんで、満足したでしょ」
「いえいえ、まだまだ、不充分でございます。その奥さまの美しい心をズタズタにし、虐められる事に快感をおぼえる、心と体になっていただきます。完全な牝犬に調教したいのでございます」
「嫌です、そんな事!」
「そんな駄々をこねてはいけませぬぞ」
源蔵は、のり佳に襲いかかり、服を剥ぎ取っていった。

北欧から特別に取り寄せた大きめな便器に、全裸にされ、のり佳は、後ろ向きに座らされていた。
綺麗な背からぐっとしぼられたウエスト、そこから形よくグッと張り出したヒップが煽欲的であった。
背中が弓なりに反って座らされいる為、ヒップがより強調されている。
その背後には、源蔵が立っている。

「さあ、心置きなく、してくだされ」
のり佳は、泣きながら水槽タンクを抱きしめていた。
「そんな事できません。もう今日は、出ません」
「そんなことおしゃらずに。ちゃんと気持ちよく出していただくよう、いちぢく浣腸を用意してございますから、ひっひっひっ」

 いやっ!

便座を立とうとするのり佳の肩を強く押さえ、すばやくすみれ色のおちょぼ口に挿し込んだ。

 ぐっ、ひいいっ

背中を丸めたのり佳。容赦なく薬剤が抽入された。
さらに源蔵は、あらかじめ用意していた、浣腸器を取り出した。
大きな注射器の極太の腹の中に真白な牛乳がたっぷりと詰まっていた。
のり佳の顔の前に差し出して見せつける。

「我慢しきれると思いですか? ハイ、残念でございます」
「いやだっーああああっ!」
「ささっ、遠慮せず、もう一本どうぞ ひっひっひっ!」
すばやく、挿し込んだ。
「この押し返してくる感覚がこたえられませぬ」
ポンプを押す手にグッと力をこめる源蔵。
浣腸器の先の 細い管から無情の白い牛乳が、のり佳の中に迸る。

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