セレブ欲情調教
影山有在義:作

■ 罠1

「この馬鹿者が!」
源蔵の拳が義男の顔面を強打した。
吹っ飛んだ義男の鼻は潰れ、鼻血でたちまち赤くなった。

「傷をつけるなと言ったではないか」
三日ぶりに帰った源蔵は、のり佳の体にいくつもの赤い傷を見つけて激怒した。

パンチ一発でのびてしまっている義男をさらに、すさまじい勢いで蹴りつけた。
どすんどすん、と凄まじい音がするたび、そばで見ているのり佳があまりの凄惨さに悲鳴をあげた。
顔が腫れ上がり動かなくなった義男を後ろ手に手錠をかけて、隣の部屋に放り込み、鍵をかけた。

源蔵は、のり佳を抱き上げシャワールームに運んだ。
「体中、みみず腫れだの」
 呟くように源蔵が言った。
 体についた傷を確かめている。
裸ののり佳にぬるい湯をシャワーでかけはじめた。

「痛い!しみる」
「我慢するのじゃ。今から体を洗ってやる」
「自分でやるから結構です」
のり佳の拒絶を源蔵は無視して、石鹸を掌に泡立て、のり佳の体を擦り始めた。
「しみる、自分でやります!」
思わず強い口調での拒絶するも、聞こえぬかのように源蔵の掌が石鹸の泡ですべる様に痛んだ皮膚の上を滑ってゆく。

のり佳の体を洗っているうちに、源蔵は、三日分の欲情が沸きあがってきた。
首から肩、腕から背中を撫でてゆく。
背中から腹部に回った手は、やがて乳房のまわりを回り始めた。

「ほう、ほう、痛かったであろう。やさしく撫でてやるぞ」
「触らないでください!」
のり佳の叫びがシャワールームに響いた。
「遠慮せずとも、ほれ、ほれ、しっ、しっ、しっ」
掌のリズムは崩れることもなく、重たげな乳房を下から持ち上げるように軽く揉みはじめた。

いやいやをするよに頭を振るのり佳。
その肌の感触を確かめるように触れ始めた。
源蔵は石鹸を付け直して再び乳房をなで上げ始めた。
掌全体で乳首を軽く転がすと、すぐに乳房を下から搾るように軽く揉み始めた。

 のり佳は、乳首が痛いほど勃っているのがわかった。
こんなに憎く、嫌らしい猿のような小男にいとも簡単に反応してしまう自分の肉体が呪わしかった。

「ほう〜ら、こんなにコリコリしちゃって、かわいそうだのう」
源蔵の指が乳房をらせん状に上り下りしていた。
なかなか頂きの小豆に到達しない焦らしに苛立ちすら覚えた。
「いじくって ほしいかぁっ、あん?舐ぶりあげてやるか?それとも歯をあてて ザリザリしてやろるか?」
 
 ああぁ

堪え切れなくなったのり佳は上体を反らせて、後ろの源蔵に体をあずけた。
反り返った白い咽元から源蔵の長い舌がチロチロと這い上がってきた。
ツンと上がった胸の乳輪を執拗に指が這い回る。
源蔵の舌が耳の穴を犯し始めた。

 くちゃくちゃ

耳の中から湿った音がのり佳の頭に響く。
乳首に石鹸が塗り付けられる。
源蔵の無骨な指が、両の小豆をプツプツと潰しにかかる。
泡で滑る小豆が指から逃げ回る。
そのコリコリとした手触りを楽しむと同時にのり佳を追いこんで行く。
のり佳は荒い息を吐いた。腰が自然とくねっている。

源蔵の指がクレパスを軽く撫で始めた。
既にしっとりと濡れたヒダが源蔵の指の動きに色めきたつ。中指が溝を掻き分け、行き来する度に、のり佳の張りのある声が響く。
「おまえのま○この音がするであろう」
耳の舌のたてる音が、その言葉に重なり狂いそうになる。

 シャワールームから引きたてられ、のり佳は、ベットの上に転がされた。
源蔵は、ベットの下のカーペットに陣取った。
「自分で慰めるのじゃ」
「そんなこと…できません」
散々、嬲られ尽くされたのり佳であったが、まだ恥じらいをかんじるのか、腕で胸を隠してうな垂れている。

「これを使うのじゃ」
無造作にベットにバイブが投げ入れられた。
「今更何をその様に恥らっておるのじゃ。犯されているのに、よがり声をあげ、卑猥な言葉をはきおって。お前の身体はもともと淫乱の気があったのじゃ。それをこの源蔵が、引き出したまでのことじゃ。さあ、バイブのスイッチをいれるのじゃ」

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