セレブ欲情調教
影山有在義:作

■ 餌食6

 ふんぐっ!

 急に来た直線攻撃に身体を貫かれて、鋭く大きな快感に思わず頭が跳ねあがった。
源蔵は深く刺したまま細かな蠕動を与えてた。
そのままゆっくりと再びカリ淵まで引き、渾身の突きを入れた。

 はふっ! んんんっ!

 あまりの鋭い一撃にのり佳は打ちのめされている。
源蔵は口元を歪め黄色い歯を出して笑っていた。

 そりゃ!

源蔵が突きを入れる度にのり佳の身体から悲鳴があがる。
決してリズムをとらず、間をおきながら突いてくる奇襲攻撃にのり佳はずたずたになってゆく。

「そんなに、一気にしないでください。身体が壊れてしまいます! もう少し…ふぐぅ!」
源蔵がいきなり連続の突き入れを始めた。

 あっ! あっ! あっ! ああああああっ!

 ぱん、ぱん、ぱん!

尻に打ちつける連続音が乾いた音を立てる。

 いいいいいいん! あふっ! いっ! いっ!

 後ろ手の手錠を源蔵が引張り、のり佳の身体が反りかえる。
のり佳が支離滅裂にわめきたてる。

源蔵は責めの手を緩めない。
のり佳の体の力が抜け、崩れ落ちた。
 源蔵の顔もさすがに赤くなって、息もあがっていた。

「まだ、まだですぞぉ。きっちり、締め上げてやりましょうぞ」
源蔵は性鬼とかしていた。
挿入したまま、のり佳の身体を横向きに転がした。
足首を掴み、肩にかけた。
片足が大きく広げられ、恥骨がグリグリ当る位、深く挿入した。
そこから、また先ほどと同じように蠕動運動にきりかえした。

あああああああっ!

のり佳が覚醒し、再び大きな淫欲に襲いかかられる。
「身体の底から突き上げてやるわい」
ピンクローターを手に取り、一つをアヌスに押し当てた。

 だめ、だめっ! いやぁぁっ! うんっ!

 そのままローターを押しこんで行く。ローターが完全にアヌスに埋没しても、さらに中指がねもとに埋まるまで押しこんだ。

 むんんうぅ!

 もう片方のローターで挿入されたマラに絡むバギナの淵をなぞり、クリ共々振動を加えていった。
ころあいを見計らい、突きの攻撃に転じた。
大きく仰け反るのり佳の重たげな乳房の先端を口に含んだ。

 ちゅぱっ!
 
 ああっ! いいっ、もうっ!

 思いっきり吸いつき、ついばむ。突く、吸う、ローターをあてる。
蠕動攻撃でゆすり上げ、嬲りつくす。
源蔵は荒い息を吐きながらも、口元を笑いに歪ませていた。

のり佳は淫欲の大海原に投げ出された小舟となり、大きいうねりの中にたたかれ、揉まれ、やがてばらばらに壊されていった。

のり佳は開放された時間を覚えていない。
憶えているのはフラフラになって、庭を歩いてキッチンで水を飲んでから、自分の部屋にたどり着きそのまま寝込んでしまったことだ。

日曜日の昼過ぎに目覚めると、全身が筋肉痛だった。
身体全体から汗と唾液のなんとも言えない臭いが漂い、慌ててシャワーを浴びた。
 シャワーを浴びながら、昨夜の悪魔の所業を思わずにはいられなかった。

またしても源蔵にいいように翻弄されてしまった。それにすべてこたえてしまった自分の身体が呪わしい。
ハシタナイ言葉をはかされ、狂態を晒しだしたのはのり佳自身だった。

だが、もう源蔵から悪魔のイザナイがくることはなくなった。いや、もしあったとしてものり佳の絶対拒否の姿勢が揺らぐことはなかった。
そんなことがあったら、間違いなく夫に相談のうえ、警察に連絡をしようと改めて決意を固めた。

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