セレブ欲情調教
影山有在義:作

■ 淫夢1

 逃げても逃げても、源蔵は追ってきた。
厳密には、逃げた先に必ず源蔵が待ち構えていた。
鬱蒼とした森の中をのり佳は逃げるのだが、必ず逃げている途中に源蔵がニヤニヤしながら立っていた。

のり佳は白く薄いワンピースを着ていた。
下着を着けていないので体の線のみならず、乳首や陰毛もうっすらと透けて見えていた。
時々、木々の枝が引っかかりワンピースが少し破れた。

だいぶ走ったところで、源蔵が現れなくなった。
息を整えて、改めて自分の体を点検すると、胸のあたりがひどく破れて、片方の乳房が見えそうだった。
靴は最初からはいてなかったのか、はだしだった。

大木によりかっかて休んでいた。
胸のあたりに虫のようなものでも止まったのが目に入り、振り払おうと見た。

破れかけている布の一部を木の後ろから伸びた手が掴んでいる。
悲鳴をあげて、一目散に逃げ出した。

胸を露わにして走るのり佳の後ろから源蔵が、声を出して笑いながら両手を前に出して捕まえようと追ってくる。
息を切らしながら走りつづけた。

やがて、木の本数が減っていき、大きな岩肌が続くところにでた。
しばらくその岸壁の下を歩いていると、洞窟があった。
丁度、のり佳が立っても頭が当たらないくらいの大きさであった。
中は真っ暗なはずなのに、なぜか中の様子が薄っすらと見えた。
中に進んで行くと、奥のほうから人の気配がした。

最初は、風の音の様に聞こえたが徐々に人の息使いだと分った。
時々、小さく喘ぐような声もした。
さらに奥に進むと仄かな灯りが見え始めた。
のり佳は息をころし、ゆっくりと這うように進んだ。
一段高くなった窪地に筵や藁のようなものが敷き詰めてあった。

そこにいるのは、一糸まとわぬ源蔵とのり佳であった。
源蔵はのり佳を後ろから抱いていた。
立膝ののり佳は源蔵に背中をあずけ、片手を源蔵の頭に回し、後ろを振り返るようにしてお互いに唇を貪っていた。
源蔵の両の手は乳房を揉みしだいていた。
指の間に挟まれた乳首が苦しげに頭を覗かせていた。

のり佳の太ももを広げるように源蔵の膝が割って入り、のり佳の立てた膝が徐々に開かれていった。
やがてめいっぱい開かれた股間には源蔵のペニスが深深と挿入されていた。
愛液でぬらぬらと光った根元部分が、めいっぱいに口を開けたのり佳のバギナに抽送されていた。
抽送が早くなり呼吸が荒くなったのり佳は、源蔵の口から逃れ、体を反らせて淫欲の波にゆだねている。
源蔵の膝頭に爪を立てて、息んでいる。

源蔵は首筋を舐めながら片手をのり佳の股間に伸ばして行く。
薬指と人差し指が肉ひだの淵をなぞり、中指が陰核を転がし始めた。
のり佳は体を硬直させながら、高い声を放っている。
体がビックン、ビックンと2,3回痙攣し、口からよだれを垂らし、白目を剥いたのり佳はグッタリと動かなくなった。

動かなくなったのり佳の体を前に倒し、源蔵はペニスゆっくりと引きぬいた。
尻の間から瘤のある巨根の根元がずるずると露わになってゆく。
抜ききった、なまこマラが反りかえった反動でブルンと跳ねた。
源蔵はグッタリしているのり佳の尻を抱えなおし、再び後ろから挿入しなおした。
手を添えてカリ先を探りながら挿入すると両手で尻を抱え、そのままグッと腰を入れてゆく。
マラがズブズブとのり佳に入って行く。

失神していたのり佳の頭がグーンとあがってゆく。
その髪を右手でむんずと掴んでそのまま、一撃大きな突きを腰でいれた。
腹の底から息を吐き出すようにのり佳の口か擦れた声がでた。
一回、二回とタメを作った突き入れを源蔵がする度、悲鳴と共に頭が跳ねる。

後ろから左の内ももに手を差し込んで膝をかかえ、片足を上げ始めた。
だんだんと高く上げられ、脚の付け根が露わになってゆく。
のり佳の左の膝あたりを源蔵が左肩に担ぎ上げ、尻の肉が背中に着くほど折り曲げられている。
髪の毛が掴まれているため、横向きになることもならず、形のよい尻が強調されている。その態勢から源蔵はだんだんと突き入れを早めていく。

のり佳の顔は苦悶の表情を浮かべながらも、昂ぶりの声を上げ続けている。
源蔵の腰が波を打つようにのり佳をおしあげている。
朱に染まっていくのり佳。

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