地球侵攻日記
〜悪の組織も辛いよ〜
kyousuke:作
■ 第三話 侵略とは黙ってする物1
バンソフの部屋にて先程の犬耳少女がじっとバンプスを見ている。スポーツブラとパンティのみでありこれだけでも彼には刺激が強すぎるのだ………。彼女の場合はさらって来たと言うよりも近くの海岸で打ち揚げられていた……瀕死でどっちにしろ地球の医療技術では脳死となる筈だがミレィスが獣人化を施した事で助かっている。
「マユ……それ以外は思い出せない……」
なんと記憶喪失まで起こしている………そもそもこの記憶喪失とは記憶が引き出せない状態でありタンスの引き出しが引っかかるのと同じである。
「とりあえず、洗うから来なさい」
バンプスはペットと思うことにした……今見ているのは擬人化された動物なのだと……。
所々に淡い体毛が生えており、口には犬歯が伸びている……シャンプーを彼女の体にかけると洗い始めた……Eカップまで豊胸された胸に親指ほどの乳首……そして恥丘にも生えている体毛辺りからはフェロモンが出ており、その下には男の味を知らない肉壷……無論彼女にも十分耐えられるようにしており再生機能も備えている。
「あぅ……アアッ…」
気持ちいいのだろう……マユの犬耳や尻尾が揺れる。すると背後からマユの唇を合せようとするバンプスの姿……マユは嫌がる事も無く彼の意のままになる……。
「アイツのチャーム(誘惑)は強いんだが、効き過ぎて女性恐怖症になったんだ」
ヤクソンはミレィスに話していた。
「つまり……野生化した訳ね」
ミレィスはなるほどと思っていたがヤクソンはふと言う。
「もうそろそろ……挨拶した方がよろしいかと」
「ヤクソン……私さ今まで戦った事ないのよ……それに……」
「お后様の事ならご心配なく……とりあえず、派手にしますか?」
ミレィスはポツリと言う。
「ガイアフォースの基地の所在位置はつかめているかしら?」
「はい、例のアニマル大作戦は成功です。しかし、動物の鳴き声が全て言語になっているとは……」
「情報提供の変わりに彼らに溜まった科学薬品の除去をし、地球環境を取り戻す……友好関係を結ぶ…私はここで勝負します…」
ミレィスは指で頭を指す。
「それとあの手は使えます……準備を」
「はっ…しかし、一度ぐらい出てみたらどうです?」
「そうね……じゃあガイアフォースの基地を襲撃しましょう」
「あのお待ちください…彼らの基地は山中にありますが……派手に…」
「私らは正規軍じゃないし、派手にしたら後々大変なの……お后様になってもあの性格じゃ目に見えているわ………それよりあの二人は…?」
ふとモニターで見るとバンソフはマユに尻を上げさせて剛直で突いていた。彼の体は2m近くもあり150センチしかない犬耳少女は嬌声を上げた………太腿にも生えている淡い体毛には破瓜の血が付いている………。
「アキナ……例の生徒会の生徒の改造は終わったのかしら?」
天井から羽を羽ばたきながら降りてくるアキナ……。
「はい……例の戦闘服と一体化しています……」
「そう…あっ、報告書かかないと……」
侵略組織も書類提出が必要なのだ……。
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