染められる…
黒鉄:作

■ 11

 男が声をかけると、若い男はえっ? というような表情を浮かべた顔を上げるが、そのすぐ目の前に、セーラー服を着た女子中学生が男に抱きかかえられて顔を隠しているのを見て、ドキッとしたように体を一瞬動かした後、固まってしまった。
「ほら、この女は、さっき痴漢されて、パンティがぐしょ濡れになったもんで、今それを脱いでノーパンなんだ。こいつのいやらしい濡れ濡れマ○コを見てやってくれよ?」
 由香を抱きかかえた男がスカートを大きく捲り上げると同時に、由香の両脚を限界近くまで大きく開いていく。無垢な女子中学生の股間が若い男の前で完全にさらけ出されると、若い男はその少女の体の中心をまじまじと見つめてきた。

「ほら、お前のいやらしい所を、見てくれてるぜ? これから俺の言う通りに言うんだ、いいな?」
 男の口がぼそぼそと少女の耳元で囁くと、赤くなって顔を隠していた由香の顔が更に真っ赤になっていき…やがて観念したように、か弱い声で言った。
「わ、私の…痴漢に気持ち良く…されて……ねっとり…あ、愛液で……濡れた…お…お……オ○ンコを…たっぷりと……見て…下さい…ううっ…こ、こんなの……ひどい……」

 由香の大切な部分が丸出しになったのを、大学生風の若者は食い入るように見つめた。まだまだ数の少ない陰毛が少し生えたふっくらとした肉襞が中心のスリットを守っている、その中心に男は指をあてがい、割れ目の内部がよく見えるように大きく広げた。
「い、いやあぁぁぁ! …そんな…中まで……全部見られるなんて…っ……」
 由香が顔を覆ったまま悲痛な叫びを上げるが、それも男達の興奮を高めることにしか繋がらない。他の乗客達も、電車の中で起こっているまだ幼い女子中学生の陵辱劇を、息を凝らして盗み見ている。

 左右の襞を大きく開かれ、サーモンピンク色の割れ目の内部の複雑なつくりが、全て若い男の目に晒された。ひくつきながら愛液を吐き出す膣口、ねっとりと濡れそぼった粘膜の襞、そして、その合わせ目にあたる部分でちょこんと顔を覗かせた小さな突起…女であることの全てが、見知らぬ男に惜しげもなく晒されている。ごくり、と目の前の若者が生唾を飲む音が聞こえ、自分がいかに恥知らずなことをしているかを、いやでも教えてくれる。だが、男の命令は更に過酷な行為を由香に強いた。
「ほら、この兄ちゃんの前で、オナニーしてみろよ。やり方はちゃんと覚えてるよな?」
 できない、と言おうとしたが、この男がそれを許さないだろう…もし断れば、もっともっと酷いことを要求してくるかも…由香の頭に、男に対する果てしない恐怖が湧き起こり、のろのろとその右手が顔から離れ、由香自らの下半身へと伸びていった。
「お願い…見ないで……こんな浅ましいことを……したくないのに……ううっ…ひっく…ひっく……」
 しゃくりあげるように泣きながらも、由香の指先は包皮からちょこんと顔を覗かせているクリ○リスへと向かう。襞にたまった愛液を指先にたっぷりと絡めると、その指は由香自らを犯すように、その肉芽を求めて滑っていき、さっき痴漢にされたように、その側面を擦り出す。

「ほら、台詞が違うだろうが? お前の台詞はこうだよな?」
 男の囁きを聞いた由香は、もうそれに逆らう気力は残っていなかった。うっすらと開けた目で目の前の若い男を見ながら、言われるままに言葉を口に出してしまう。
「あぁ…私の……いやら…しい…マゾ女子中学生の……はしたない…お、オナニーを…どうぞご鑑賞下さい…んっ! …ハァァ……あっ…あ…っ……あっ! …あっ! …あっ!!」
 ほっそりとした白い指先が、自らのクリ○リスを何度も何度も擦りあげる。その度に、由香の口からは、高く甘い喘ぎ声が上がり、それが徐々に大きくなって、よがり声へと変わっていく。まだ異物を受け入れたことのない膣口もヒクヒクと蠢いて、透明な愛液をたっぷりと吐き出し、それがお尻にまで流れて、丸いおしりから何度も糸を引きながら、電車の床へと滴り落ちて、汚れた床に水滴の丸い跡を作っていく。

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