羞恥ゲーム
〜自分の保全と欲望と〜
小早川:作

■ 第二章6

貴子へ
随分強気になったわね。きっと貴子の代わりにメールをしているんでしょうね。
いいわ、教えてあげる、その代わり写メを送りなさい。貴子以外は脱げないのなら、貴子だけ裸になりなさい。そして貴子を中心にして写メを送りなさい。そうしたら答えてあげる。
そうそう、偉そうな態度だから注文も付けるわ。3人いるんでしょ。2人は両サイドから貴子の足を持って拡げなさい。もう1人は後ろから貴子のおっぱいを揉みなさい。その写メを送りなさい。出来なければ、さっきの写真を学校に張り出すから。

美紀・美香は、心の中で笑っていた。
――なるほどー、そういう事だったんだ。面白くなりそう^^――

貴子は、絶句したまま動けないでいる。少しして、麻衣の携帯がなった。早紀からのメールだった。麻衣は、貴子に背を向けてメールを見てニヤリと笑った。
メール「麻衣、絶対写真を撮らせるのよ。この写真が今後の展開のキーポイントなんだからね。よろしく!」
美紀、美香の携帯もなった。2人のメールも麻衣と同じメールだった。普通、3人の携帯にほぼ同時にメールが来ていたら、不信に思うかもしれないが、今の貴子の精神状態であれば気付かれる事は無い。当然、貴子は気付いていない。
麻衣・美紀・美香はそれぞれ目配せをして貴子を取り囲んだ。
麻衣「どうする? 貴子にとったら大変かもしれないけど、これなら私たちは大丈夫だよ。後は、貴子の決断しだいだけど。」
美紀「貴子、さっきの写真を学校の皆に見られるぐらいなら、ここで頑張った方のがいいんじゃない?」
美香「私もそう思うよ。恥ずかしいかもしれないけど、女同士だし、それに学校のスケベ男子に写真を見られたら、どうする? 最悪じゃん。」
貴子の周りで写真を撮るよう、誘いをかける。貴子も今この3人を信用しきっている為、皆がそう言うのなら恥ずかしいけど、従おうという気になってきている。
貴子「うん、お願いします。」
麻衣の目が輝いたように光った。3人が貴子を立たせて
麻衣「じゃあ、貴子服脱げる?」
貴子「………、うん」
貴子は、着ていたブレザーを脱いだ。恥ずかしそうに胸を庇ったが、決心をしたのか続けてブラウス、スカートも脱いで全裸になる。自然と手が胸と恥部にいく。
美香「貴子ってスタイルいいよね。羨ましいな。」
美紀「ホント、肌も綺麗だし、おっぱいも大きいし、いいなぁ。」
貴子「そんな…。」
麻衣「美紀、美香、そんな事言わないの! 貴子が可哀想じゃない。貴子もしたくてしてるんじゃないんだから。ごめんね、貴子。」
美香・美紀「ごめん。」
貴子「ううん、ありがと。」
麻衣「じゃあ、写真、、、撮ろっか、今はまだ従っておいた方のがよさそうだし。」
貴子はベッドを背にして座った。右側に美香が左側に美紀が座る。麻衣は、椅子の上に携帯をセットして、
麻衣「貴子、いい? いくわよ。」
と声をかけて、貴子の後ろに回りこみ優しく貴子のおっぱいを触った。貴子がビックリして麻衣の手を制した時、携帯のシャッターが切れる音がした。写真を見て、
麻衣「これじゃあ駄目だろうな。」
と言って、写真を皆に見せた。写真の貴子は、足を閉じて下を向き、手で麻衣の手を制している。麻衣は、貴子の頭を優しく抱いて、
麻衣「折角頑張っているんだから、最後まで頑張ろ。美紀・美香も協力して。ちゃんと足を持って開くんだよ。貴子も、辛いかもしれないけど、手を下げてカメラを見てね。」
麻衣は、再度カメラをセットした。美紀・美香も貴子の足を持って広げていく。貴子は、顔を真っ赤にしながらも美紀・美香の行動に従う。美紀・美香は、貴子の足を自分たちの反対側にまで持っていき、太股を下から手を入れて動けないようにしっかりと抱える状態になった。貴子は、予想以上に広げられている事にビックリだが、抵抗は見せない。麻衣も貴子の後ろに回って、おっぱいを触る。貴子は、じっと俯き加減でカメラを見る。
『カシャ』
シャッターが切れた。貴子は、皆を払いのけるようにして小さく丸まった。麻衣は写真の出来を見て、ニヤッと微笑んだ。皆に写真を見せた。写真の貴子は、恥ずかしそうに、でも、ちゃんとカメラに目を向けている。足は、120度位に開いている。写真を引き伸ばせばきっと黒い繊毛の奥まで見れるだろう。胸は、麻衣によって持ち上げられていて、乳首が前に押し出されている。
麻衣は、貴子に写真を見せて、
麻衣「貴子、この写真を送るけど、いい? いいよね?」
貴子は、ちゃんと見ないまま小さく頷いた。麻衣は、写真をメールで送った。
貴子は、恥ずかしくて、布団に入り毛布で体を隠して座っている。しばらくするとメールが来た。

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