羞恥ゲーム
〜自分の保全と欲望と〜
小早川:作

■ 第二章22

貴子は、耳に流れてくる音楽と頬を叩かれている感覚で意識を取り戻した。
――う〜ん、うん? あれっ? 何してたんだろう? あれ? 体が動かない?! なんで?――
貴子は、声を上げようとしているが、猿轡が邪魔をして殆ど声にならない。
――口が……、動かない。どうして? 耳も音楽しか聞こえてこない。――
貴子は、パニックに陥って体を揺すっている。
――いやっ! 触ってる! 誰? いやっ! 誰よ?! 何人いるの? いやぁぁぁ!――
起きたのを確認すると、早紀達は、皆で体を触った。顔や首筋、おっぱいやお臍や太股も。貴子は、誰かが体を触っている事で、自分が裸で縛られているという状況が分かってきた。
――いやぁぁぁ! やめてーーーー!! お願い〜〜〜!――
貴子は、懇願するが、声にならない。恐らく必死に叫んでいるのだろう。早紀達は、笑いながらいろんな所を優しく撫でていく。早紀が貴子の股間の繊毛を掻き分けた時、貴子は腰を振って逃げようとしているのだろうが、早紀にはおねだりをしているように見える。
貴子の体から手が離れていった。貴子は、体をブルッと震わし大きく息を吐いた。

しばらくそのままでいる。時間にして5分ほどだろうか。しかし、貴子にとっては、物凄く長い時間に感じているのだろう。
いきなり股間に触れられた。ビクッと体を動かしたつもりだが、ほとんど動いてない。貴子の大陰唇が広げられていく。貴子の体なのに貴子自身、見た事が無いその部分が、何処の誰かも分からない多くの人に見られている。貴子は、絶叫する。したつもりだが、犯人には、届いていない。大きく広げられた大陰唇は、固定された。何かテープの様なものが張られている感じだ。繊毛の上に貼ってあるのだろう。繊毛が引っ張られて痛い。続いて、上にも引っ張られる。クリトリスが剥かれていく。しっかりとテープで固定され、貴子の小陰唇から尿道、クリトリス、恥ずかしい所がすべて剥き出しになった。大きく暴れたが、拘束がしっかりされている為、ビクともしない。

早紀「あはははっ、見てあれ! 最高!!」

早紀達、みんな大笑いをしている。恵美がクリトリスの先端に軽く触れる。貴子の体が引き攣り、腹筋までもがビクビク動いている。その姿を見て、また笑い声が大きくなった。
早紀「さて、じゃあ、始めましょうか。」
早紀は、楽しそうに言い、美穂が買ってきたビニール袋から綿棒とベビーオイルを取り出す。ベビーオイルの蓋を開け、綿棒2本を入れた。続いて、プラスチック製の洗濯バサミを数個取り出し、一度ばらしてバネを弱めてからもう一度組み立てた。指先に噛ませたぐらいではあまり痛くない。しかし、これを女の子の敏感なところにつけると十分効果がある。貴子の乳首が摘まれ洗濯バサミをゆっくりと噛ませていく。貴子は、首を左右に振って胸を突き出した。きっとかなりの痛みがあるはずだ。貴子の両乳首から洗濯バサミがまっすぐ立っている。バネを弱めたのは、痛みだけを与えない為だ。嵌める瞬間は痛いが、暫くするとジンジンとしてくる。適度に揺らすと、ジンジンするのがより感じられ、血の流れを感じ、甘痛い感覚が残る。早紀は、洗濯バサミの持ち手に1つずつさらに洗濯バサミを付けた。これで貴子のが体を動かす度に、乳首に甘痛みを与えられる。ベビーオイルにつけて置いた綿棒を取り出す。ちょうど半分ぐらいの所までオイルが染み込んでいる。オイルが付いている1本、貴子の肛門に突き刺した。貴子の肛門がキュ〜っと閉まっていくのが分かる。半分ぐらいまで突き刺した綿棒に洗濯バサミを1つ噛ませた。体を動かすと綿棒が不安定に揺れ貴子の肛門を刺激する。もう1本の綿棒で大きく広げられている大陰唇の中央少し上にある尿道口を軽く押さえつけながら撫でている。そしてくゆっくり廻しながら貴子の尿道口に捻じ込んでいった。貴子は、何が起きているのか分かっていない。ただ、股間から不思議な感覚だけ伝わってくる。それは今まで15年間体験した事の無い不思議な感覚だった。貴子の小陰唇もピクピクと動きながら涎が出てきている。淫汁は、どんどん溢れてきてツツッーっと肛門にまで流れ出てきた。早紀は、真ん中まで入れた綿棒をまだ廻し続けている。貴子は、もう何が何だか分からずただ、甘い痛みだけを感じている。時折、早紀は、クリトリスの付け根付近を爪で優しく掻いている。その度に、貴子は体を震わせ、乳首と肛門からも甘い痛みを発生させている。早紀は、綿棒から手を離しまた、洗濯バサミを取り付けた。皆で、貴子の首筋やお腹、脇腹、内腿、膝裏から脹脛を撫でる。触れるか触れないか、微妙なタッチで触る。貴子は、体を大きくくねらせている。実際には、小さい揺れなのだが。それでも貴子の乳首についている洗濯バサミや肛門、尿道口についている綿棒からは、甘い感覚が伝わってきている。10分程触っていたが、徐々に触れるのを止めていく。もう、誰も貴子の体には触れていない。しかし、貴子の揺れは続いている。まだ、体を触られている感じが残っている為なのか、それとも、乳首や肛門・尿道口から伝わる甘い感覚を堪能したい為なのかは誰にも分からない。貴子自身も分からない。分からないが体の揺れを止めることが出来ないでいた。
しばらくそのままにして、早紀達は、買ってきたお茶を飲んで休憩している。隣では、貴子が顔を後ろに反らしたり、左右に振ったりして、1人休まず動いている。
早紀「さて、そろそろ頃合かもね。」

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