羞恥ゲーム
〜自分の保全と欲望と〜
小早川:作

■ 第二章23

早紀は、貴子のモジモジシしている姿を見ながら言った。全員が立ち上がり貴子の周りに集まる。早紀以外は、貴子の体についている洗濯バサミを弾いたり、綿棒を押したり引いたり廻したりした。早紀は、貴子が着ていた服からおもちゃを取り出し、貴子が広げている足の間に座った。尿道に刺さっている綿棒についている洗濯バサミを外し、綿棒を真ん中ぐらいから半分に折りくの字に曲げた。綿棒は、半分貴子の中に入っていて、残り半分は体に添う様に下に折れている。新たに綿棒を出し、手に持ったローターに貼る。綿棒は、ローターの先から3cm程飛び出している。その綿棒付きローターを貴子の股間に当てた。飛び出している綿棒の先が貴子のクリトリスに当たるように。貴子は、突然クリトリスに触れられた為ビクッと体を動かす。ローターが動かないようにテープで固定し、飛び出して貴子のクリトリスに触れている綿棒もしっかりと固定した。さっき折り曲げた、尿道から出ている綿棒もローターに貼り付ける。全員、貴子の体から手を離し、麻衣に貴子のおっぱいを下から優しく揉むように指示を出した。麻衣は、貴子の後ろにまわり、貴子のおっぱいを優しく揉みあげる。貴子のおっぱいは、麻衣の小さな手では納まりきらず、大きく飛び出している。貴子は、顔を麻衣の腕に甘える様に擦り付けていた。早紀は、貴子のしぐさを見ながら、ローターのスイッチを最弱に入れる。貴子の股間から小さくモーターの音がして、同時に貴子のクリトリスと尿道に繋がっている綿棒が震動を始めた。とたんに、貴子は、腰を浮かしてくぐもった声を出して顔を仰け反った。腰が何度も上下している。貴子の縛られている両手と両足にも力が入っている様子で指がおかしな動きをしている。麻衣は、相変わらずおっぱいを揉んでいる。貴子は、体を大きく反らしビクッビクッと痙攣させた。早紀は、1度電源を切った。貴子から力が抜け、椅子に体を預ける様にもたれ座っている。貴子の顔から首筋を優しく撫でる。貴子は、また体をビクつかせて首を左右に振った。早紀は、新たに綿棒を用意すると、今度は肛門に入っている綿棒から洗濯バサミを外し、半分に折った。折れ曲がっている綿棒に新しい綿棒をテープで張りつけ、反対側をローターに貼り付けた。クリトリスの上を引っ張っているテープを剥がす。クリトリストとローターから飛び出している綿棒が隠れていく。大陰唇を押さえているテープも剥がした。大陰唇がローターに抱きついている様になった。その大陰唇とローターをテープで止める。そしてもう一度電源を最弱で入れる。また、貴子の体中に力が入り腰を振って声を上げている。貴子は、大きく体を浮かしビクッビクッと痙攣した。しかし、股間のローターは動きっぱなしだ。麻衣の手は除けられていたが、スイッチが切られていない。貴子は、更に声を張り上げて腰を振っている。早紀達は、貴子の姿を写真に撮ったりカメラで録画したりしながら笑い合っている。早紀達は、貴子から離れおもいおもいに座りお茶を飲みながら雑談を始めた。

――いや〜! 止めて〜〜〜!! 誰か〜〜〜!!! 助けて〜〜〜――
貴子は、気が狂わんばかりに大声を上げている。しかし、この猿轡のせいで殆ど声になっていない。しかし、貴子は、叫び続ける。涙や鼻水が出て止まらない。股間からもお尻に淫汁が流れて椅子にまで垂れている。背中は、汗でビッショリだ。もう体中が痙攣している。痛いのか気持ちいいのか分からない。最初に震動が来た時、ローターを使っているのは分かったが、クリトリスに当てられているものが何なのか分からない。しかし、1人でローターを使った時と比べ物にならない位の快感が貴子の体中を走った。尿道に入っているものまでが震動して、不思議な感じに動揺していた。
――何これ?! き・き・きもち・い・い。なんで、こんなにきもちいいの?――
貴子は、自分の体にビックリしていたが、今の快感に少しずつ虜になっていっているのに気付いていない。しかし、2度目の震動は、激しかった。震動自体は、先ほどと変わらなかったが、イッたばかりのクリトリスを刺激されたら堪ったものではない。しかも今度は股間全体からも震動が来るし、お尻の穴からも震動がくる。嫌でも体中に力が入る。体中が快感に飲み込まれていく。頭の中が真っ白になって、もう声も上げられない。顔を反らしたまま小さく震えているが、腰だけは大きく前に突き出し、さらに刺激を求めているようだ。もう貴子は、自分の体がどうなってしまうのか分からない。ただ、今は、この快感に身を任せていた。

恵美と美紀が部屋に帰ってきて、貴子の姿を見るなりビックリしたような目で見ている。そして、恵美の大きな笑い声があがった。貴子が放置されて20分程が経ち、早紀は貴子の動きが小さくなるのを確認すると、1度スイッチを切った。貴子のお尻が椅子の上に降りたが、まだ、体中に快感が残っているのか、緊張が取れていない。早紀は、貴子の顔や首筋を優しく撫でる。貴子は、体をビクッビクッと動かした。早紀は、ニヤッと微笑み、みんなに貴子をくすぐる様に指示を出す。全員が貴子の周りに集まり皆で貴子をくすぐる。貴子は、疲れ果てて出ないはずの声をまた張り上げた、様だった。

――やめて〜〜! くすぐったい〜〜〜〜!! おねがい〜〜! いや〜〜〜!!!――
貴子は、快感に浸っていたのに、急にくすぐられ思わず叫んでしまった。もう、体中の感覚がおかしい。くすぐったいはずなのに、気持ちいい感覚も混ざっている。もう、始めに感じた痛い感覚は無くなっている。体を大きく持ち上げている貴子をみんな笑ってみていた。早紀は、また、スイッチを最弱で入れる。貴子の腰が一瞬下がりまた大きく上下に動かし、顔が大きく仰け反る。首を左右に振り激しく体を揺する。皆は、逃げる貴子の体を押さえるける事無く追っかけまわしてくすぐっている。みんな手を外した。でも貴子は、まだ大きく体を揺すっている。貴子は、もうすでに数え切れない位、何回もイっている。そしてまた、イキそうになった。早紀は、ローターのスイッチを切った。もう少しでイケたのに、急に止められて、貴子は、動揺している。腰は、左右にモジモジと動かして快感をかき集めている様だ。
また皆で、貴子をくすぐる。貴子は、逃げるように体を動かした。しばらくして、また、ローターが震動を始める。腰を浮かして快感を貪っている。しかし、また、イキそうになると止められた。そして、くすぐられる。この繰り返しを続けられ、貴子は、もうローターが気持ちいいのか、くすぐられるのが気持ちいいのか分からない。体に触れられるだけで気持ちいいのだ。早紀は、頃合を見計らって、スイッチを一気に真ん中位まで上げた。貴子は、一段と腰を突き出し、体を痙攣させて激しくイった。スイッチを切ると、貴子は、体中の力が抜けたのか、グッタリとした。失神しているのだ。早紀は、またクロロホルムを貴子に嗅がせた。貴子は、そのまま深い眠りに落ちていく。

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