羞恥ゲーム
〜自分の保全と欲望と〜
小早川:作

■ 第二章55

早紀「じゃあ、私も1つ選ばせて貰おうかな。シルバーの手錠にしようかな。」
千夏が手錠を持つ。千夏は、これから何が始まるのか楽しみでたまらない様子だ。
また、メールが来る。
早紀「そこで服をすべて脱ぎなさい。そして、あなたが選んだ物を使って見なさい。次に私が選んであげたものを、後ろ手に嵌めてもらいなさい。」
加奈子の顔が蒼白になっていく。加奈子自身、何か恥ずかしい事をさせられるのは覚悟していたのだが、いきなり“脱げ”と命令されるとは思っても見なかった。まして、ここは公園の中。日もまだ明るいし、いつ誰が来るかわからない。
加奈子は、携帯を持ったまま固まっていると、
千夏「さぁ、脱ぎなさいよ、おばさん。」
綾子「よかったね、露出狂のあなたには嬉しいんじゃないの?」
千夏は、加奈子のジャケットに手をかける。ボタンはすでに外れているので、直ぐに加奈子の肩が見えてくる。
加奈子は、弱々しく抵抗をするが、今更誤っても許されない事は分かっていた。
千夏にされるがまま脱がされていく。加奈子は、人が来ないか心配で辺りをキョロキョロと見渡す。
いつの間にか、向かいにいた親子連れもいなくなっていた。
加奈子は、公園の屋根付きベンチの中で全裸になった。両手で体を隠してしゃがむ。高いヒールの上に加奈子のお尻が乗っている。
千夏は、ローターを穿くから出すと加奈子に渡した。
加奈子は、許しを請うような目で千夏を見ている。
千夏「これは、あなたの彼氏の命令でしょ。私にそんな目をしても駄目よ。」
加奈子は、両手で渋々受け取った。どうすればいいのか分からない。
千夏「さぁ、早くやってよ。」
加奈子「でも……。」
綾子「座ってると見えないから立ってよ。」
千夏も綾子も遠慮が無い。加奈子を苛めるのを楽しんでいた。隅で、博子が見ている。しかし、博子も興味津々でこれからどうなるのか、心の中で期待していた。
加奈子は、千夏と綾子に手を持たれ立たされる。後ろに大きく突き出して、中腰に立っている加奈子に、「早く入れたら。」と千夏に言われる。しかし、加奈子の手は動かない。
遠くで見ている早紀にも苛立つ。
早紀「もういいわ。先に手錠を嵌めてもらいなさい。ローターは、そこのお姉さん方に操作してもらう事にするわ。」
千夏は、メールを見ると、さらに目が輝き出した。千夏は相当な【S】嗜好らしい。
千夏は、加奈子の手を取り後ろに持っていこうとする。加奈子は、抜くを脱がされる時以上に抵抗をする。しかし、綾子も加わり強引に後ろに持っていかれ手錠がはめられた。
加奈子の全身から力が抜けていく。もう、自分だけでは何も出来ない。この手錠の鍵は、テーブルにあるが、加奈子には解除出来ない。ここにいる、今日初めてあったこの人達に助けてもらうか、脅迫者に助けてもらうかどちらかしかなかった。
加奈子の目から今まで我慢していた涙が溢れ流れる。
綾子は、加奈子の後ろに立つと抱きつくように体を密着させ、加奈子の足の間に膝を入れながら腰を前に押し出す。
千夏がしゃがみ、加奈子の股間にローターを這わしていく。ブルブルと震えるローターは、加奈子の太股や鼠けい部、陰唇へと移動させる。加奈子の股間から甘い疼きが沸きあがり、思わず腰を揺すってしまう。
さすがは、女性同士、気持ち良い所を攻めるのは巧い。
千夏は、加奈子の腰を押さえ大きくなり始めた加奈子のクリにローターを当てていく。
電流が脳にまで走り、加奈子は声を出しそうになる。足をガクガクとさせ、顔を仰け反らせて唇が震えている。
テーブルに置いてある携帯が鳴る。綾子が携帯を取る。
早紀「ローターは、彼女の中に入れてあげて。今度は、お姉さん方が1つ選ぶ番よ。好きな物を1つ選んで、その女に使ってあげて。」
メール内容を千夏に見せると、千夏はローターを加奈子の中にゆっくりと入れていく。
加奈子は、“アアァァ”と恥ずかしげに声を上げ、体をピクピクと震わしている。

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