羞恥ゲーム
〜自分の保全と欲望と〜
小早川:作

■ 第二章62

貴子は『あっ!』と声を出してドアノブを握った。しかし、回らない。中から美紀の声がする。
美紀「ちょっと待って。智子さんが降りてきてるから。」
貴子は焦った。全裸姿のまま外に追い出されて、一刻も早く家のんかに入りたかったが、お姉さんに見つかる訳にもいかない。貴子は涙目になりながら前進を震わせ、麻衣の方を見る。
そんな貴子の姿を麻衣は呑気に写真を撮っていた。
貴子「撮らないで! 麻衣ちゃん! それよりどうしよう。」
麻衣「う〜ん、しばらく待ちましょう。智子さんに見つかると不味いわよ。」
そう言いながら貴子の姿を写真に撮っている。
貴子「ちょっと、止めて! お願いよ、麻衣ちゃん!」
麻衣「だって、写真に撮れって命令されてるから。これも貴子の為なんだよ。」
貴子は、何も言い返せないでいた。
麻衣「ねぇ、貴子、ちょっと手を退けてもらえないかしら?」
貴子は“えっ?”と目を見開いて麻衣を見る。
麻衣「だって、アイツを納得させる写真を送らないと、もっと恥ずかしい写真が……。」
麻衣は、最後まで言わなかった。しかし、貴子には分かっている。
貴子は、渋々手を下げていく。
天気も良く、強い日差しに映し出される貴子の全裸姿。自宅の玄関をバックに写真を撮られる。
おっぱいも隠す事が出来ず、股間の染められた繊毛も日の光を受けて更に茶色さを増しているように見える。
貴子は、作り笑顔をしている。正確には、麻衣にさせられている。左手で荷物を抱え、右手でピースサインまでしていた。麻衣の指示によるものだ。
貴子は、抵抗をして見せたものの麻衣の脅しとも思えるセリフに泣く泣く従っていた。
家の中では、美紀達が外の様子を見て笑っていた。当然、智子は部屋から出た形跡はない。

何枚か写真を撮っていると、突然道路を車が通り過ぎていった。
貴子は、咄嗟にしゃがみ込み両手で体を隠したがすでに車は走り去った後だった。貴子の顔は血の気が引いてしまったのか真っ青になっていた。
美紀は、そろそろ頃合と思い、玄関をそっと開け貴子を呼ぶ。
美紀「貴子、もう大丈夫だよ。智子さん、2階に上がっていったから。」
貴子は、顔だけを美紀の方に向けるが体が動かないでいる。震えが収まらないのだ。
仕方なく、麻衣が貴子の体を支えて家の中に連れて行った。
玄関が閉められ、ようやく自分の足で立てるようになった貴子は、耳を澄ましたまま2階の姉の部屋を見ていた。
美紀に手を取られた貴子は、リビングに連れて行かれた。
広いリビングに4人、しかも貴子だけが全裸。この異常さも段々と受け入れはじめている貴子。
一人掛けのソファーに座らされた貴子、美香と美紀に足を持ち上げられ、両サイドの肘掛に乗せられた。
貴子は、大きく足を開いた状態で座っている。両手は股間を隠していた。
美紀と美香は、リビングを出て入口と階段下で待機する。
麻衣「貴子、ところでその紙袋には何が入っているの?」
貴子は、ソファーの横に置かれている紙袋を見る。
片手だけを股間から離し、器用に紙袋を開ける。出てきた物は、長さ20p位で途中から二股になっており、手元にスイッチが幾つか付いている黄色い物体だった。
麻衣「ねぇ、貴子、それ何か知ってる?」
貴子は、首を左右に振った。
麻衣「それはね、バイブよ。女性がオナニーをする時に使うものよ。」
そういうと、麻衣は貴子に使い方を教えた。
麻衣「でも、貴子ってまだ処女でしょ。これで処女を捨てろって事なのかしら。」
貴子「イヤッ!!!」
貴子は、顔を背けて泣いている。
麻衣「貴子、でもこっちの二股になっている小さい方はクリ○リスに当てるやつだから、こっちだけを使ってみたらどう?」
貴子は、チラッとバイブを見る。麻衣は、二股になっている小さい方を弄っていた。
麻衣「こんなんで処女を捨てさせるのは可愛そうだもん。もし、そんな事しろって良いってきても麻衣は絶対にさせないから。それに、貴子は知らないと思うけど、処女を破ると凄く痛いんだよ、血もいっぱい出るし。」
麻衣は、痛い事と血が出る事を強調しながら話す。
貴子自身、経験は無いが、情報としては知っていた。それを、親友から聞かされると尚更恐怖心が募る。
麻衣は、たかこを怖がらせるのに成功したと思い、
麻衣「処女は大切に守ろう。だから、こうしていかにも入れているように見せかけて。。。」
麻衣は、股間を隠している貴子の手を除け、バイブを股間に宛がう。
貴子の大陰唇がバイブのサオを包み込むようにして、二股の小さい方を貴子のクリ○リスとそれを覆う皮の間に差し込み、より多くクリ○リスに触れる様にした。

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