特待生
kyousuke:作

■ 第4話 地下国体開催 1

 さていよいよ地下国体に出ることになった。クラス別に分かれていて大きく別ければアンドロギュウスとシーメール、ウーマンとある。そして水着も普通の競泳用水着だが透けるし、さらにアンドロギュウスやシーメールはお腹や股間が丸見えの水着を着るのだ……流石にこれを見たときは、アソコが潤ってしまった。
「しかし、出場校とか少ないですよね」
「そうね…前にも言ったけど貴方は裏レギュラーでこの様な大会用選手なのよ。賭けと言ってもある程度の金額が動く物で最低でも6桁よ…掛け率も10倍って聞いているし」
 キャプテンはサラっと言う。
「負けたこともあるんですよね」
「私が中一年の時にここ一番で負けてね、お陰で…半日強姦されたわ…」
 何故か光悦するキャプテン。
「貴方も一度体験したら病み付きになるわよ、しかもギャップがあるからお客さんも理性が外れやすいし…」
 私は不安になった。

 地下国体は表の国体と同じ日程で開催される。場所はリゾートホテルとかで開催されることが多く私の様な専属の選手がいる学校はそこに止まる訳だ。私の様な生徒は昼間は支援だが、競技が終わったらウォーミングUPの為に抜けるようになっている。IDにはフタナリを示す記号がブラックライトで浮かびあがる。円に十字と矢印が斜め上についているのがフタナリでそれにSと書いているのがシーメールだそうだ。しかしぱっと見ると普通のIDなのだ。
 私も含めると皆のスポーツバックも二つある。負けたら私のみならず女性レギュラー全員強姦されるそうだ…そして出る種目も50m、100m、200m、400mと個人で出る。クロールのみで全て決勝トロフィードロボーの面目に掛けているのは判るけど、先生期待しすぎです。

 国体が始まって私の学校は予選突破している。ここからは本番だ、賭けが絡んでくる……八百長は無し! 真剣勝負だ。ある所はこれの為に裏口入学をさせているとか…つくづく怖い世界である。

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