隣の娘
トッポ:作

■ 12

2時間位走って大きな建物に着いた。
エレベーターで上に上がる。
25階で降り正面のドアを叩く。
女が、
「どうぞ…。」
と案内してくれる。
会議室のようだ。
皆が一斉に僕を見る。
指示されて席に着く。
隣は茜。
「紹介しよう! 毅と茜だ!」
正面の男性が宣言した。
僕と茜は立ち頭を下げる。
すぐ別室に呼ばれた。
「毅さん! あなたは今日から我がグループのメンバーです! おめでとう…。」
「はぁ……。」
僕には何が何だかさっぱりわからない…。
「あ、それからあなたの部下を紹介します!」
呼ばれて6人の女性が入ってきた。
いずれも若い。

更にビルの中に一部屋与えられた。
「お住まいも移っていただきます…。」
鍵を渡された。
「詳しくは茜に聞いて下さい!」


僕と茜は新しいマンションに行った。
「お帰りなさい…。」
美帆が迎えてくれた。
取りあえず風呂に行く。
当然のように茜も付いてきた。
その後食事。
茜の手を引き部屋に行く。

「おい! 説明しろ! どう言うことだ!」
僕は茜を突き飛ばし服を剥ぎとった。
茜は小刻みに震えて、
「スキ…こういうの…ねぇお願い犯してぇ!」
茜の瞳が異様な光を放つ。
「コンコン…。」
ドアがノックされる。
「開いてるぞ!」
ドアが開き美帆が入って来る。
お茶の用意をして来たのだ。
全裸だった。

僕は胡坐をかいて座った。
美帆の入れたお茶を飲む。
「それで?」
「私からご説明致します…。」

美帆の話に寄ると、
僕の事は10年前から調査していたそうだ。
3年前晴香達が越して来たのも偶然ではない。
更に2年半前の出来事。
それが僕の運命を変えた。
あの時のHで妊娠したのだ。
名を澄香と言う。
22歳。
長女。
次女美帆20歳。
三女茜16歳。

「で? 俺が選ばれた訳は?」
「二つあります…。」
「なんだ?」
「多聞家のご出身である事。」
「それから?」
「露出症にご理解がある事。」
「なるほど…。」
多聞家と言うのは母の先祖だ。
僕は14歳で親父と言う事らしい…。

「で? これからの事は?」
「女性徒達の管理をして頂きたいのです!」

その夜。
僕の隣には茜が居た。



次の日。
僕と茜は学校に出かけた。
僕はブレザーにズボン。
茜はスカートだ。
丈は膝上15センチ。
色は薄いグレーだ。

僕の家の方が学校に近い。
「おはよう…。」
あの6人が駆け寄ってくる。
ホームルーム後授業。
茜の席は僕の横だ。
1クラス男子5人。
女子15人。

茜が僕を見てウインクした。
(触って!)
のサインだ。
僕は右手をスカートの中に入れた。
ここの学校は二人一組で座る。
スベスベのふともも…。
奥に下着がない。
そうここの校則は下着禁止。
もちろん男子も。

茜の顔が紅潮してきた。
ワレメもヌルヌルして来る。
しかし授業中なのでこれ以上無理。
昼。
僕はパンとドリンクを買い屋上に上がる。
茜もついてきた。
屋上は風が強い。
「ねぇもう少しでイキそうだったのにぃ…いじわる…。」
「無理…。」

午後。
体育。
更衣室はない。
なので男女一緒に教室で着替える。
上着と短パン。
通気性を考慮して上も下もメッシュになっている。
しかも目が粗い。
なので丸見えだ。
もうひとつ。
全員パイパンだ。
不衛生との理由からだ。
なので黒い影は見えない。
授業後シャワーを浴び教室に戻り下校。
「ねぇ…。」
「ん?」
「あなたの家見たいんだけど?」
「ああいいよ…。」

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