隣の娘
トッポ:作

■ 13

のんびり歩いて家に向かう。
「どうぞ…。」
「お邪魔しま〜す…。」
茜が緊張した顔で入ってくる。
「何か飲む?」
「あ…うん…。」
僕はキッチンからお茶を運ぶ。
茜はあたりを見回し
「いいなぁ…。」
とつぶやいた。
「ねぇ見せて! あなたのお部屋…。」
「いいよ…。」
2階に上がる。
部屋に入ると、
「へぇ…きれいね以外と!」
「以外とは余計だろ!」
「そう? ごめんね♪」
茜はイキナリ服を脱ぎ裸になった。
「どうしたんだ? 茜?」
「ねぇ…晴香とHした?」
「いや…。」
「ホント?」
「うん!」
「じゃ、しよ?」

「どうしたんだ? 急に?」
「だって心配なんだもん…。」
「何が?」
「晴香に先越されちゃう…。」
「何言ってんだか…。」
「でも…。」
「とにかくこんなの俺嫌だから!」
「……。」
茜は黙ってしまった。
その時茜の携帯が鳴った。
暫く話し、
「悪いけどアタシ帰る…。」
服を着て出て行った。

午後7時。
チャイムが鳴った。
出てみると、3人女性が立っていた。
「お邪魔していいかしら?」
「ええ…。」
僕は3人を家に入れた。
和服の女性。
スーツの女性。
ワンピースの幼女。
の3人だ。

「毅さんお食事は?」
「まだです…。」
「そう? 良かった…。」

間もなく出前の寿司が届いた。
「ねぇ私覚えてる?」
「はぁなんとなく…澄香さんですよね?」
僕はスーツの女性に答えた。
「嬉しい♪」
澄香は満面の笑みを浮かべた。

食事の後暫く話した。
幼女の名は瑠奈(ルナ)
もうすぐ2歳。
和服の人は彩乃48歳。
澄香、美帆、茜の母だ。
「あ、毅君のご両親の事なんだけど…。」
「はぁ…。」
「アメリカ赴任になるから…。」
「はぁ…じゃあ僕の面倒は誰が?」
「この娘が見るから…。」

彩乃はそう言うと立ち上がった。
「じゃ宜しくね!」
玄関を出ていく…。
澄香はさっと後片付けをすると、
「お風呂はいろ?」
と僕に声を掛ける。
「僕は後で……。」
「何言ってるの!」
結局入らされてしまった。
風呂の後瑠奈は寝てしまった。
居間に布団を敷いた。
和室の戸は開け放しにした。
瑠奈の事が見えるようにだ。
僕達はキッチンでお茶を飲んだ。

「なあ…。」
「なぁに?」
「瑠奈は僕の娘か?」
「そうよ…なんで?」
「いや信じられなくて……。」
「じゃあ証拠見せてあげる…。」
澄香は僕を瑠奈の寝ている場所へ連れていった。
掛けている物をそっと退かし着ている物の前を開く。
下には何も着ていない。

ヘソの右横にホクロが見えた。
僕も同じ所にある。
更に澄香は自分の鞄から封筒を出し僕の前に置いた。
中身はDNA鑑定書で99%僕と瑠奈が親子だと書かれていた。

「納得した?」
「ああ…。」
「そう! 良かった♪」
僕達は布団の中にいた。
澄香の体はスベスベしていた。
甘い香りもしている。
僕は乳房に触れた。
柔らかい。
先端の蕾が硬く尖ってくる。
「ア……ンンン……。」
「気持ちいいか?」
「ウン…。」

僕は下も触った。
濡れている。
「準備OKみたいだね…。」
「ヤダ……恥ずかしい…。」
澄香は顔を赤らめる。

僕はいきなり布団をまくった。

「きゃ…。」
声の割に興奮していない。
濡れ方も大した事はない。
僕は澄香の手を引き起こした。
「どうするの?」
無言で玄関に行き靴を履く。

「ちょっとヤダ…外行くの?」
「早くしろ!」
玄関を開け外に出る。
裏庭に回る。
深夜ではない。
いつ人が通るかわからない。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊