虜〜露出に目覚める女たち〜
パーラメント:作

■ 第1章8

「次の指示なんだけど、ちょっとこっち来て」

里奈を入り口の前まで来させ、ここで次の指示を出す。

「今からここで、俺の言うポーズをとってもらうから。ドア開けたままね」

「バカじゃないの? 人来たらどうするのよ?」

「これくらいで根を上げてたら、先が持たないよ。通路の一番奥の部屋だし、誰も来ないよ」

軽々しく言うと、抵抗を示す眼差しをするが、こちらには秘密を握ってるという強い武器がある。無理矢理言うことを聞かせることもできるが、あくまで里奈の願望を叶えてやってる、という風にしたいので、無理強いはしない。まだ閉めたままのドアを前にして意を決めたのか、こちらを向いて首を縦に振った。

「じゃ、ドア開けたらスタートね」

取っ手に手をかけ、目立たぬようにゆっくり開ける。通路を挟んで反対側の部屋のドアしか見えない状態で指示を聞かなければならないのは、通路の先が見えない不安と緊張との闘いとなる。

「誰もいないよね。そしたら、さっきみたいに膝立ちになって、胸揉んでみてよ」

あまり音を立てないようにしながら膝をついて立つと、胸に手を当てゆっくりと揉みはじめる。これだけでも、かなり緊張するだろうが、里奈みたいな性癖の持ち主にはたまらないのだろう。

「いいよ。次は、シャツのボタン開けて谷間見せてみよう♪」

抵抗らしい抵抗もせず、淡々とだが指示に従う里奈。ボタンを上から3つ外すと、窮屈なシャツから解放されたがっているように胸の柔肉がハミ出る。あまりにエロティックな光景にガマンできなくなった翔太は、里奈がこちらを見てないのを確認して、熱くなった肉棒をこっそり扱きだす。そうしながら、次の指示を出していく。

「ドキドキしてるでしょ? 四つんばいになって腰振ってみてよ。お尻はこっちに向けて、胸たくさん揺れるようにね」

ドアの向こうからは上半身だけが見えるように位置取り、身体を前後に揺する。ここからでは見えないが、シャツの中で暴れる胸の揺れを想像するだけで爆発してしまいそうだ。目の前ではスカートからチラチラとお尻が見え隠れして、これも十分なネタになる。

“やべぇ、里奈を喜ばすつもりが、俺のほうが興奮してる…?”

可愛いウエイトレスのやらしいダンスを食い入るように見つめ、指示を出すのを忘れるほど夢中になってしまう。

「ねぇ、まだやる…の?」

不審に思って振り返った里奈が見たものは、自分の恥ずかしい格好をネタに果てようとする同級生の姿だった。正座をしている足の間から飛び出している肉棒はガチガチに腫れ上がり、先端からは既に先走りの汁が垂れていた。

「やだ、何してんのよ〜」

急いで態勢を元に戻し、ドアを閉めて翔太に詰め寄る里奈。翔太も夢中になりすぎていたせいで、里奈に注意されるまで手を止めなかった。

「あんたさぁ、都合いいこと言っといて結局それが目的なの? ホント最低」

腕を組んでムスッとした表情で叱咤するが、組んだ腕で寄せられた谷間に視線を奪われ、まともに聞いていない。見兼ねた里奈は…

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