売られた姉妹
横尾茂明:作

■ 仕掛けられた罠3

佐伯は改めて少女を見た(…こりゃー……スゴイ)
睫毛が長くその愛くるしい瞳に見つめられたとき…正直佐伯はドギマギしてしまった。
気品の有る口元に深いえくぼ…透きとおるほどの白い滑らかなウブ肌…胸の膨らみは美乳とみた。
(こんなボロアパートにこれほどの美少女が…いようとは…)

「で…治る見込みは有るのか…な…」

「………………」

「…40万だったね…君に返せるのかな?…」

「ハイ…どんなことをしても必ず返します!」

「ほー…どんなことしてもねー…少し考えさせてくれるかな…少し調査して明日電話するよ」

「お…お願いします…絶対ご迷惑はかけません…お願いします、お願いします」

「はいはい分かりましたよ…じゃあ今日はこれで…」

佐伯が立ち上がりかけたとき、奥の襖が開いて…これまた可愛い少女が顔を覗かせた。

「妹さん?…」

「はい、妹の雅美です…今年中学にあがりました」

「そう…すごく可愛い子だね…」
佐伯は姉と妹を交互に見比べ…暫し呆然と見とれてしまった…。

「……じゃあ失礼します」

佐伯は美しい二人の少女に見送られ扉を閉めた。

(こりゃスゲーや!)

佐伯はこれほど美しい姉妹を今まで見たことがなかった、姉妹は…可愛いというより美しいの表現が何故かピッタリした…。

(あんな美少女が俺のもんになったら……)

(二人を左右に並べて弄りたい放題……ハーッたまらんだろうなー)
またもや佐伯のロリコン癖がむくむくと持ち上がってくる…。

(…幸い父親はいないし母親は病院…こりゃ考えようではもういただいたようなもんじゃねーの…クククッ……)

(俺にも運が向いてきたのかもしれんなー)

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊