売られた姉妹
横尾茂明:作

■ 裸にされて叩かれて…6

少女はモジモジしながらズボンのベルトに華奢な細い指を絡めた…。
ベルトを外してズボンを恐る恐る下げ…佐伯の脚から外し丁寧にたたみはじめる。

「ズボンなんぞほっとけ!」
「さーパンツを脱がしてくれや」

「は…ハイ」少女の消え入るような声が流れた…。

少女はパンツのゴムに指を絡め…目を瞑って下げた。しかし途中で何かに引っかかり下がらないのを怪訝に思い目を開ける…パンツの前の膨らみが尋常でない事に気づきパンツの前を引っ張って下げようとしたとき…黒い巨大な棒が反り上がった。

「キャァァッ…」

少女は悲鳴をあげながら目をそらした…。
男はちょっと得意げに腰に手を当て、胸を反らしながら苦笑する。
「どうだ! おれのチ○ポはデケーだろう…おい! こっちを向かんか」

男に頭を掴まれ少女は恐る恐る男の股間に目をやる。
そこには禍々しい樹の根っこの様な節くれ立った棒が屹立していた。

「これが俺のチ○ポだ、よーく見ておけ!」
「お前が借金全部返し終わるまでは、このチ○ポがお前のご主人様だと肝に銘じておけ」
「分かったらホラ…ご主人様を握ってみろ……コラ! 早く握らねーか」

少女には初めての物体であった…小学校の頃…記憶の彼方に父親のものを風呂場で見たような気がする程度であり…これほど淫らで醜悪な物体をこれまでは見たことはなかったのだ。

男はニヤニヤ笑いながら少女の手を取って、キッチリと握りしめた指を解き…その手に己の醜悪な一物を握らせた。

「どうだ! 太いだろう、これがお前のちっちゃなこのオマ○コに入るんだぞ…」
「怖いか…んん…脚を開かされてオマ○コむかれてズブズブってな…クククッ」
「バカアマが…まんまと騙されやがって、オメーのちっちゃなふっくらマ○コにこれを入れてーばかりに俺も散財しちまったぜ、いいか借金分だけ恥ずかしい思いをさせてやるからそー思え!」

少女は涙をこらえ…視点の定まらない眼差しで男の太いペニスを握り続けた…男は初めから計画の上で私にお金を貸したんだと…痛烈に後悔した…。

この間まで待ち伏せる男子生徒に声を掛けられただけでも真っ赤になってた自分が…今は真っ裸にむかれ…赤の他人のオジサンのチ○ポを握らされて震えている…この白昼夢は少女の精神にはすぐに受け入れられなかった。

女の子の一番恥ずかしいところ…見られるだけでも気が遠くなりそうなのに、広げられて男そのものを突っ込まれ…この醜悪の棒をお腹の中まで通される…少女は頭の片隅で一瞬のあいだ想像し、その行為のおぞましさに羞恥と恐怖が同時に沸き上がり、握った手を反射的にふりほどいた。

「さーやるか、しかし畳の上じゃーちと虚しいわなー…オメー布団を敷けや」

「佐伯さん…もう許して下さい…夕紀…怖い…怖いんです」

「アホか…裸にむかれてもまだ言ってやがるか! いい加減観念しろ、女と生まれたら一度は通る道、俺に突っ込まれるか好きな男に突っ込まれるか…オマ○コにしてみれば変わりゃしねーのよ!」
「それともぶっ叩かれて惨めに突っ込まれてーなら…リクエストに応えにゃならんが…」
佐伯は拳を握って少女を睨み据えた。

少女は縋るように佐伯を見つめ許しを請うたが…佐伯の冷酷な目は許諾のかけらさえ見いだせなかった。

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