売られた姉妹
横尾茂明:作
■ 性奴隷3
シャワーから出てベットルームに連れて行かれ…執拗なまでに体中を嬲られ、恥ずかしいところを弄られた…自分の裸にこうまで執着するオジサンが少女には理解出来なかった。
佐伯は少女を裸のまま広いベランダに連れて行った。
昼の眩しい陽光の下に立たせ…少女にとって耐えられないほど淫らなポーズを強要し、デジカメで数十枚の写真を撮った。
身長163cmの見事なプロポーションから放たれる淫らな痴態をビーチチェアーに寝そべって嬉しそうに眺め、手当たり次第にシャッターをきる佐伯だった。
「少し寒くなってきたなー、夕紀…今日は充分堪能したぞ、もう中に入れ」
少女は部屋に入り佐伯に促されて下着を着た。
「夕紀! そんなみすぼらしい下着はぜんぶ捨てろ!」
佐伯は財布から万札を数枚出し少女の手に握らせた。
「それと…今度は来週の月曜だ、お前の家に昼過ぎに行くから用意しとけ」
「そうだ…バイトは今週いっぱいで辞るんだぞ」
「当座の生活費はお前が売れるまで俺が面倒を見てやるから安心しな」
「さーもう帰れ、今度会うときまでにきちんとオマ○コは治しておけよ」
「それと…お前達、絶対逃げるなよ! どんなに逃げても必ず見つけ出すぜ、俺をただの金貸しと思うんだったらまーやってみな、見つけたらその時は即座に殺す!」
少女は陽の傾いた露地裏を俯いて歩いていく…。
露地に面した幸せそうな家の庭にピラカンサスとベゴニアが咲き乱れていた…。
痛む性器が寂しげに疼く…少女の目に涙が自然に湧いてくる。
(お前が売れるまで…ぁぁぁ私…売られてしまうんだ…)
(妹の雅美も一緒に売られ…性奴隷としてこれから死ぬほど恥ずかしい事をして生きていくのね…)
(こんな恥ずかしいこと…あんなに可愛い雅美にもされるなんて)
(お母さん…助けて…もう私たちどうしたらいいのか…耐えられないヨー…)
崩れそうなアパートの階段を上がり…戸を開けて薄暗い部屋に上がる…。
陽は傾き、畳に長い影が出来る、少女はペタっと崩れるように座り、肩を震わして泣き始める…。
男に恥ずかしさの限りを教えられた…今は性器の疼きから男の醜い男根がリアルに脳裏をフラッシュバックする。
妹があの男根に責められ泣き叫ぶ様を想像すると…恐怖で吐き気がこみ上げてくる…(オジサン…わざと私の目の前で妹を犯すに違いない…)
(…そんなことになる前に…雅美と一緒に死んでしまおうか…)
(それとも…オジサンが知らない遠い所に逃げてしまおうか…)
(でも何処に逃げるの…お金が無かったら何処にも行けない…)
(オジサンがくれたこの6万円では数日で終わってしまう…)
(逃げてもその筋の怖い人たちの網に必ず引っかかるって言ってたし…)
(ぁぁぁ私達どうしたらいいの…お母さん教えてヨー)
西日は次第に紅色に変わり…少女の頬を赤く染めていく…。
(あっ、もう雅美の帰ってくる時間だ…)
少女は涙を拭って立ち上がり…台所に向かった。
夕食のあと姉妹二人で銭湯に行った、洗い場で妹の体を横目で盗み見してみる…(お乳はわたしより少し大きい…でも陰毛は殆ど生えていない…スポーツをしているせいか腰の張りはもう大人になってる…)
夕紀から見ても雅美のプロポーションは嫉妬するほど綺麗に映った…(この裸…あのオジサンが放っておくはずは…ない)
(この子…あんなに恥ずかしい事…耐えられるのかしら…)
夕紀はこの淫らな想像にブルっと震えた…しかし確実にやってくる悲劇…。
(今夜雅美に…全てを話さなければ…)
でも雅美の幼さがいじらしく…どう伝えたらいいか…また理解してくれるかを考えると胃が蠕動し口中に苦渋がこみ上げた。
■つづき
■目次
■メニュー
■作者別