売られた姉妹
横尾茂明:作

■ 妹の秘密4

「お前はバカか、半年の給食費と学習費がいくらになるか知って言ってるのか!」
「4万と5千円だよ…俺の給料の手取り四分の一だ」
「ちょっとの手伝いで返せる金額じゃねーんだよ!」

「……じゃぁ…どうしたら許してくれるのですか…」

「そうさナー…ゆっくりと教えてやるか…」

先生は雑誌を一冊取って雅美の後ろに座り、そして両手を雅美の左右から廻し雅美の目の前で雑誌を開いた。

「先生と今からお勉強するんだよ……しかしお前の匂い…いいよなーふふふっ」

先生は頁をゆっくりめくる…、雑誌には雅美より幼い南国風の少女が、芝の上で寝ころんでいるのが写っていた…、次の頁はスカートがめくれて下着を見せていた…。
頁が進むに連れて写真の少女から衣服は消えていき…性器の大写しが目に飛び込む…。

「お前のここもこんなふっくらした感じかな…もう産毛くらいは生えてるのかな?」

雅美はどんどん息苦しくなってきた…先生の荒い吐息が髪に触れ…逃げたくても肩をガッチリ押さえられていたからだ。

次の頁を見たとき…雅美は目を瞑った、白人のオジサンが少女の性器を開いて舐めている写真だったのだ…。

「雅美…こうしてここを舐められると気持がいいんだぞ、見てみろこの女の子の顔を…気持ちよさそうに目を瞑っているだろう」
「こら! 目を開けてよくみろ…おい! 目を開けねーか、お前叩かれたいのか!」

次の頁はもっとすごい写真だった…一人のおじさんに長いアレを口に入れられ…もう一人のおじさんには…恥ずかしいところにアレを差し込まれて…。

一冊を読み終えたとき…雅美は動けなかった…この世にこんなにもおぞましい世界があったなんて…。

「どうだ…わかったか雅美、お前の躰の使い道がこれで分かっただろう、この写真のようにしてくれれば…4万5千円なんぞ先生には惜しくないんだよ」

「……私…あんな恥ずかしいこと…絶対…出来ません…」

「出来ないんじゃねーんだよバカ! やるんだよ!」

「それとも…なんなら今からお前んちに行って、お袋さんに4万5千円出してもらうか?」

「……お金は……すぐには出来ません……」

「そーだろー、なら俺の言うことを聞くしかないじゃないか」
「これからは黙って俺の言うことに従えばいいんだ! もう逆らうんじゃねーぞ!」

「わかったらそこにさっさと寝ろ!」

雅美は暫く佇んで…あきらめたように項垂れ…畳の上に仰臥していく。

「物わかりのいい子だ…フフフッ、ちょこっと痛いけど我慢しろな…」

睫毛がフルフル震えている…今から男にされる未知の体験に少女は躰をこわばらせて大きく震えた。

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