売られた姉妹
横尾茂明:作

■ 妹の場合10

(お尻に先生のペニスが初めて入ったとき…痛くて裂けそうで…泣いて拒んだのに…)
(何度も叩かれて…無理矢理入れられてしまった…)
(初めは痛いだけで…早く射精して欲しいとばかり願い、先生に甘えて媚びた…)
(でも…何回目の時だったか…お尻に激しくペニスを出し入れされながらクリトリスを弄られたとき…目から星が散るほど気持が良かった…あんな快感が有るなんて…)

(お姉ちゃん…オジサンに…あんなことされてるんだ…)
(天使だったお姉ちゃんが…アナルSEXされて悶えるなんて……)

雅美は思考を一旦切った…このまま思い出に引きずられたら頭が変になりそうな気がしたのだ。

雅美は我に返り…無理に教科書の数字を追う…そのとき股間がジュクッと濡れているのを感じた刹那…小さな痛みに似た快感が走った…(アッ…)

雅美は確かめようと手をパンティーの横から割れ目に進入させてみる…。
性器はお湯が湧いているかのように濡れている…指先が自然とお湯の中のクリを撫でる…飛び上がるがるほどの快感が湧いた…。

雅美はあれ以来…性器に触ることさえ嫌悪していたのだ。
(二年ぶりのオナニー…)
このままクリを揉み上げたら、気の遠くなるようなの快感が得られると雅美は確信したが、いつ姉が部屋に入ってくるか分からず…もどかしそうに手を性器から離す…。
指先をスタンドにかざしてみる…中指と薬指が濡れて甘く糸を引いた…。


「お姉ちゃん…私、お風呂に行くけど…お姉ちゃんも行く?…」

「私はもう行ってきたから…雅美ちゃん行ってらっしゃい」

階段を下り…通りに出る、歩くたびに陰唇が擽られ…股間が恥ずかしく痺れた。
(お姉ちゃんのプラスチック桶…濡れてなかった…お姉ちゃん…お風呂に行ったなんて嘘ついて…私に裸を見られるのがそんなにイヤなの…)
(躰に…オジサンにされた恥ずかしい跡が有るから…縄目なの、それとも鞭の跡…)
(それとも……)雅美の想像は自然と羞恥のSMの世界に膨らんでいく…。

銭湯でパンティーを脱ぐと…オシッコを漏らしたぐらい前がヌルヌルに濡れていた…。
その股間をタオルで隠して湯殿に向かう…洗い場で桶に湯を汲んでまず股間を洗う…。
性器の神経は熟した柿のように、少し触れただけでも弾けそうだった…。
そして…心がどんどん淫らになっていく…。

湯殿ではさらに淫らな想いがつのっていく…(辱められて惨めに犯される方が恥ずかく、気が遠くなるほど気持ちいい…私がそうならお姉ちゃんも私と同じなの?…)

(あぁー先生、もうどうにかしてほしいヨー…)

雅美は慌てて淫らな想像を打ち消す…しかし雅美はこの時…二年の禁欲の封印が完全に外れた事にはまだ気が付いてはいなかった…。

雅美は湯殿から出る…湯が滴り…雅美の上気した美しい裸体が揺れる…周囲の女達は…その素晴らしい肢体を羨望の目で追っていた…。

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