売られた姉妹
横尾茂明:作

■ 妹の場合11

隣の部屋から姉の寝息が洩れだした…雅美は教科書とノートをしまい布団に入る…。
勉強はほんの数十分しただけである、殆どは先生にされた羞恥の出来事を淫らに反芻し、姉が寝入るまでの時間をつぶしていただけであった…。

(私どうしちゃったの…もう…したくて…したくて…わたしバカみたい…)
(先生…したいよー…恥ずかしいことイッパイされて…先生の胸で甘えてイキたい…)
(浣腸いっぱいされて…恥ずかしくて苦しくて…先生にしていいよって言われ…泣きながらするとこ先生に見せて…汚い奴って頬を叩かれクリを揉まれて…)
(ァァー…あのとき…体中が震えるくらい気持よかったヨー……)

雅美の手は自然と下に降りていく…性器の疼きはもう限界まできていた…。
急いで布団の中で下着ごとパジャマを脱ぎ…用意したタオルをお尻の下にあてた…。

姉の寝息をもう一度確認し…いよいよ指先をお湯の中芯に浸けていく…クリに触れば数秒でいってしまうことはわかってるから、中指と薬指で大陰唇と小陰唇の狭間に緩やかに往復させてみる…(アッ…)それはもう飛び上がるほどの気持ちよさだった。
性感が僅かに薄れると時折中指を膣に進入させ…濡れた薬指を恥ずかしい肛門に差し込んでみる…。

(あぁぁぁー気持ちいい……こんなに気持いいなんて…ファァァたまらないわー…)
聡美は思いきりイキたいところを我慢し…性器へのタッチを極力軽やかに遊ばせ快感を最大限引き延ばして酔い狂う。

二年ぶりの…気の遠くなるほどの性予感は、押さえに押さえた快感源泉の堰を微塵に砕いていくのがわかる…(あぁぁっ…先生…もう雅美我慢できないよー……)

愛液はお尻まで濡らし…全身に鳥肌がたつ超快感に腰が無様に震え出す…。
(はぁぁぁぁーーーくるよー……くる…くる…すごいのがくるよー……)

雅美は左手の甲を口にくわえ…我慢してたクリの周囲を指を回しながら刺激した…。

(あっ……はあ、はあ、はあ…あ、あふん…うふん…あっ、あうぅぅはああん…)
(ああああぁぁぁぁ…気持ちいい…ああああああぁぁぁ〜〜〜すごいヨー…)
(ひっ! ひっ! いっ、いっ…いやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁーー)

雅美は布団を跳ね上げ、躰を弓なりに反らせ絶頂を極めていく…(クゥゥゥゥゥゥゥーー)
ビクンビクン…躰がシャックリの発作のように大きく脈打ち、何度も津波が襲いかかる。

雅美は…次第にその津波の底の渦の中心に呑み込まれ…消えていった…。 


雅美は絶頂感に気を失ったのか…それともそのまま寝てしまったのか…お尻の冷たさに気が付いて躰を起こした…冷たさはお尻に敷いたタオルとわかりお尻から引き出す…。

タオルは絞れるほどに濡れていた…オシッコも少し漏らしたようだ。
枕元の時計を見ると午前二時…(もう一時間半もたっているんだ…)
タオルの濡れていないところで性器を拭き…パンティーとパジャマを履いてトイレに向かう…、姉は完全に熟睡をしていた…タオルを洗濯機の中の洗い物の下に隠し、トイレに入ってオシッコをする…拭いたときまだクリトリスが微かに痺れていた…。
(あぁぁー私…狂ってしまいそう…お姉ちゃんばかりずるいよー…私だってオジサンにお尻に恥ずかしいこと…してもらいたいのに………)

雅美はブルッと震え…頭を振った…そして淫らな想いを断ち切るように…水を流した。

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