売られた姉妹
横尾茂明:作

■ 嫉妬の焔5

二人が随喜の頂点を極め、ガクガクと震える直前に夕紀はドアを開けた…。

妹のお尻が突っ張って性感を貪っている…オジサンも眼を瞑って咆哮している…。
夕紀は買い物袋を思わず落としてしまった…(私の居ない間にこんな事して…)

夕紀はサンダルを脱いで妹の後ろに立った…そして冷ややかな眼で二人を見下ろす。

二人は夕紀に気が付かないまま次第に弛緩していく…。

「おっ…夕紀、帰っていたのか…」
はじめに気が付いたのは佐伯であった、そしてその言葉に雅美も我に返りビックと震え姉の方には振り向かず甘えるように佐伯に縋り付いた…。
夕紀はそんな妹の態度に一瞬カッときたが…堪え佐伯を非難するような眼差しで見つめる…。

佐伯は夕紀に見つめられたまま雅美から静かに離れ…仰向けに転がった。
陰茎はまだ硬いまま腹側に倒れて脈を打ち…尿口から精液を洩らしている…。

妹の雅美は姉に見つめられていると感じ、体を丸めて震えていた。
雅美の尻の間からは可愛い性器の膨らみがのぞき…その陰裂から白い液体が洩れ出している…。

「オジサン……雅美に生でしたの……妊娠したらどうするんですか…」
夕紀の声は震えていた…夕紀にもどうして声が震えるのか分からなかった…。
妹を無惨に犯された悲しみなのか…それとも嫉妬の炎…。

「やかましい! 雅美もお前と同じ俺のSEX奴隷なんだ、中で出そうが口に出そうが俺の勝手だ! おめーらごときが文句の言える分際か!」

「夕紀、テメーもそこで裸になってこっちに来い! いたぶってやるぜ!」
「コラ!、早くしねーか、ぶった叩くぜ!」

夕紀は青ざめ…拗ねたように横を向いて座り込み…悲しく泣き出した。

「ヤロー…俺に逆らうのか…おい雅美! 姉さんを裸にひん剥け!」

「は…ハイ………」

雅美は起きあがって姉の方を見る…。

「お姉ちゃん…オジサンの言うとおりにして…でないと…またぶたれちゃうよ…」

夕紀はなおも顔を伏せて泣いている…。

「この野郎…いい根性してるじゃねーか…よし分かった、痛い目みんとわからねーようだな」
佐伯が立ち上がろうとするのを雅美は縋り付いて押さえ…「オジサン! お姉ちゃんを許して、お姉ちゃん早く…お姉ちゃんたら! 早くオジサンに謝ってよー!」
「どけ! ガキ、おれに逆らったらどんな目に遭うかこいつの体に叩き込んでやる!」
「お姉ちゃん…オジサンに謝って…謝ってヨー…」

佐伯は縋る雅美を突き飛ばし夕紀の眼前に進んで仁王立ちし…「もう一度言うぜ、夕紀裸になれや!」

数秒が流れる……。
「このアマ舐めやがって! もう許さん」
佐伯は言うなり夕紀の髪を乱暴に掴んで部屋の中央に引きずり込んだ。
そして髪を掴んだまま夕紀の顔を畳に擦りつけてから持ち上げ、畳に顔面を叩きつける。
「ギャンッ…」と低く唸り、夕紀の四肢から抗う力が抜けていく…そしてそのまま動かなくなった…。

「チェッ…気を失ないやがった…、このアマこれで少しは懲りるだろう…」
「おい! 雅美、オメーもよく見とけ! 俺に逆らうとこんな目にあうんだぜ!」
「わかったら俺のチ○ポを舐めてキレイにせんか!」

雅美は壁際で瘧にかかったようにガタガタ震えている…。

「コラ! こっちに来ねえか」

「お姉ちゃん…死んじゃったよー…お姉ちゃん動かないよー……ウッ、ウッ」
「バカ! こんなことぐれーで死ぬか」
とは言いつつもピクリとも動かぬ雅美を見て少し心配になったのか…佐伯は夕紀の体に手を掛け仰向けした…。
鼻血が大量に零れ畳を赤く濡らしている。

佐伯は夕紀の鼻先に耳を寄せ呼吸音をうかがう…。
「ほらみろ!、気を失っているだけだ…」

「雅美! タオルを水に濡らして持ってこい、それと雑巾もな」

雅美は腰が抜けたように不安定に揺れながら台所に歩き…タオルを濡らし雑巾を取って姉の近くに正座する…佐伯はタオルを引ったくるように取り姉のおでこにそっと置いた。
「雅美! ボーっとしてないで血を拭かねーか」

雅美は我に返ったように慌てて畳を拭き…オロオロした目で姉と佐伯を交互に見ながら再び震えはじめる…。

「すぐに目をさますだろう…」
「さー、チンボを舐めねーか!」

雅美は叩かれたように佐伯の股間に頭をもぐり込ませ、陰茎に唇で奉仕する。

「よし、もういいから…姉さんの服を脱がせろ」

「で…でも…お姉ちゃん……」

「やかましい! やれつったらやるんだよー」
「は……ハイ……」

雅美はなおも震えながら姉のブラウスの釦を外しはじめた…。

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