2009.08.17.

可憐な蕾
03
横尾茂明



■ 捨てられた少女3

「お前…印鑑持ってるか?」

「ハイ…有りますが…」

朝食を終え、テーブルで煙草を吹かしながら少女が食器を洗う様を見ていた。
太腿の大半が露わになった真っ赤なワンピと尻の揺れが剛史の目を射る…。

後ろ姿のまま少女が応え…ゆっくりと振り返って剛史を見つめる。

(クー…なんて可愛いんだろう…)

ドギマギする顔を悟られまいと剛史は言葉を継ぐ。

「昨夜…あれからよーく考えてみたんだが」
「お前を当分の間…預かることにしたよ」

「ええっ本当ですか…有り難う御座います…」
「今朝…出て行くつもりでした」
「でも…行先なんてないから……」

「おじ様…ごめんなさい…本当にごめんなさい」
「私で出来ることがあったら何でもしますから…」
「父が戻るまで…お言葉に甘えさせて下さい…有り難うございます…」

「よし、分かったから安心しなさい」

「そうとなれば…今日中にお前の住民転入手続と学校の転出届けをしなくちゃな」
「それと転入校への入学手続きを済ませんと…」
「お前…それでいいだな?」

「あぁーそんなことまでして頂けるなんて…本当に…」

少女は手を拭きながら剛史の正面に座った。

「お前、戸籍謄本とか住民票なんて持ってねーよな?」

「有ります…お父さんが昨日ここに来るお昼過ぎ…区役所に行って取ってきました…」

(今田の野郎…初めから計画の上じゃねーかクッソー)
(って言うことは…俺はカモ? …ったく)

「じゃぁ…それをくれや、まずは区役所からか…」
「こりゃー夕方まで掛かりそうだな…」

「そうだ、晩飯の用意をしとけや…オメー料理が上手そうだから」


剛史は着替え…玄関で五千円を少女に渡して家を出た。
駐車場まで歩いて3分ほどの間…少女の表情仕草を反芻してみる。

(しかし…なんつー可愛いガキだろ、今まで抱いたガキなんぞ比べものにもならんよなー)

(あの子を抱けと…今田のヤロー…表情がそう言ってたなー…)
(養いの代償が子供の体か…まっ、あの子なら損はねーどころかおつりが出らームフフ)

(しかしあの躰…柔らかでとろけそうな感じだったな)
(可憐で清楚な表情がたまらんぜー…)
(あの顔に……チ○ポこすりつけて射精したら…ウゥゥゥ)
(クゥータマラン! 今夜あたりさっそく味見といくか…)

剛史は股間に滾る物を感じながら駐車場に急いだ。

区役所と学校でも…怪しまれることなく全ての手続きがスムーズに進んだ。
司法書士と会計士の免許はダテにもってないとの自負が…相手に警戒心さえ与えなかったのだろうと剛史は思う。

4時過ぎに家に着き、全ての手続きが完了した事を少女伝えた…。

「おじさま…有り難うございます」
「他人の私にそこまでしていただけたなんて…」

「私…どうやっておじさまにお返ししたらいいか…」
少女の澄んだ瞳から大粒の涙が零れた。

(なーに今夜躰で返して貰うんだよー、クククッ)

「そんなことより新しい中学の制服買ってきてやったよ」
「教えて貰った指定店がなかなか見つからず苦労したぜー」

「サイズが合うかちょっと着てみてくれねーか」
「もし合わなかったら店を教えるから交換してこいや」

「さーワンピ脱いで…」

「えっ…ここで…ですか?」

「そうだ、サイズが合うか確認しないとな…」

「ハ…ハイ…」

少女は窓から射す午後の陽光を眩しく見つめ…剛史を見て顔を赤く染めた。

そして…暫くセーラー服を見ていたが、決心がついたのか可憐な唇を噛んで背中に手をまわしチャックを摘んで下に降ろしはじめた。

肘が羞恥で震えているのが分かる…しかし少女は抗議の表情は毛ほどにも見せなかった。

チャックを腰まで降ろし右肩の袖を摘んで肩から抜き…続いて左肩からも脱いで下に落とした…。

その肌は透き通るほどのなめらかさ…ゆで卵のむき身という表現が合っているだろうか…正直剛史には震えが来た。

その真っ白なウブ肌に白のスポーツブラとパンティー…。
少女はすぐに横を向いて震えるようにうなだれた。

胸の大きさ…腹部のへこみ…尻の形…腿のバランス。
どこをとっても素晴らしく剛史はただ呆然と見とれていた。

「…おじさま…服…」

「あぁ…そうだったな…」

剛史はセーラー服を取り少女にかざす。

少女は横歩きに近寄りセーラー服のスカートを受け取る。
パンティーが剛史の目の前にある…少女の恥丘のふくらみは柔らかそうに盛り上がり、それに続く内股の光り輝く肌の白さに目が奪われた…。

(クーッなんて躯をしてやがるんだ…)

少女はすぐにスカートに脚を通し、腰に引き上げた。
一瞬の出来事とは言え…剛史の股間は痛いくらいに膨張していた。

少女の乳房は上半身の華奢さに対比して以外に大きかった…その形はブラジャーで判別は出来ないが、乳房から鎖骨に続く剥き出しのまろみから想像すると…上向きの素晴らしい乳房が想像出来た。

少女は服を剛史の手から受け取るとリボンを通して頭から着始めた。

刹那、少女の腋をかいま見る…白く無毛のへこみはとろけるように滑らかだった。

(このガキ…毛は薄いと見た…)

剛史は少女の恥丘を想像した。
(無毛というよりは…ほんのわずか…まばらに柔らかな巻き毛が生えてたら…最高なんだが…)

少女は着おわって…もじもじとした仕草で剛史に正面を見せた。

(クーッ…いいねー)
(これほどの美少女…あの禿のエロクライアントに見せたら一千万は軽く出すよな…)

(今田のヤロー…なんでそうしなかったのかなー)
(誰に預けようがこれほどの美少女…性の餌食にされることは分かっていたはず)
(だったら逃亡資金にと換金すればいいものを)
(あいつも人の子ってことか…)
(どうせ食われるなら俺ならば…そんなところか)

「ホーッ、よく似合ってるぜ」
「これを着て明日から学校に行くんだな」

「ありがとうございます…こんなにまでしていただいて…」

「体操着も買おうと思ったが…サイズが難しかったから買ってはこなかったが…」
「明日、自分でサイズ選んで買ってくるんだな」

(クーッ、ブルマ…ね…それもいい)
剛史は少女のブルマ姿を想像し股間をさらに堅くした。


早い夕食を終えキッチンでくつろぐ。
少女は赤いワンピの裾を泳がせて食器を洗っている。
腿から続く膝裏の艶めかしさに剛史はみとれていた。

そしておもむろに切り出す。

「沙也加…それが終わったら…」
「一緒に風呂に入ろう」

「…………」

少女は食器を洗う手を止めた…そして振り返らずに肩を微かにふるわせた。

真空の時間が流れる…。
少女は顔を上げ、思い切るようにお湯の栓の締めた。
そして小さく「ハイ」とつぶやき、エプロンで手を拭いた。



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