2009.06.24.

LATE FOR PURE
03
あきんど



■ 3

「今日はよろしくお願いしま〜す」
撮影スタッフ達に笑顔で挨拶している千恵子の姿があった。
スタッフ達は挨拶をせず、千恵子を一瞥してもくもくと撮影の準備を続けていた。
千恵子は(私の挨拶が聞こえなかったのかな?)と思いつつも、首をかしげながら仕方なく監督のところへ行った。
「監督よろしくお願いします…」
監督の横でスマイル企画で千恵子のマネージャーをしている浅井喜久子が打ち合わせをしていた。
喜久子「千恵ちゃん、監督と話してたんだけど、今日はスクール水着で1シーン、
    セーラー服とビキニでいくわよ」
千恵子「はい^^」
監督「今日はちょっと露出多めでいこうか?」
千恵子「はい。わかりました。じゃ着替えてきますね。」
監督「おう」
千恵子は控え室へ行った。テレビに出始めたあたりから千恵子には個室が与えられていた。
個室を与えられたとき千恵子は初めて芸能人の実感がわいたのだった。
控え室には今日の衣装が置いてあった。
喜久子の言うとおり、スクール水着とレオタードセーラー服が置いてあった。
千恵子はスクール水着を手に取ると、意外なことに、胸パットが入ってなかった。
しかもサポーターもついていない。
このまま着るとスクール水着の上からでも乳首が浮き出て形がまるわかりだ。
しかも、サポーターがついていないのでひょっとしたら無毛のあそこの形がくっきり出てしまうかもしれない。
千恵子は控え室の外にいた女性ADに声をかけた。
「あの、この水着、胸パットが入っていないんです、」
女性ADは「監督に聞いてきます。」といって監督のところに向かっていった。
その数分後、喜久子が控え室にやってきた。
喜久子「何やってるの? まだ着替えてないの? 早く着替えて! みんな待ってるのよ!」
千恵子「え? その水着が…。居間ADの人が…」
喜久子「水着? そんな話はあと、あと。早く! とにかくきて早く来てちょうだい!」
千恵子はやむなく水着を着てタオルを巻いて撮影に向かった。
プールサイドに着いて監督に話しかけようとした瞬間、ADの1人が千恵も肩に手をやってタオルを取った。
「撮影はじめま〜す」
千恵子は思わず両手で胸と股間を隠した。
監督「何やってるんだ〜! 手じゃまだどけろ! グラビア撮影初めてじゃないだろ!」
遠くでメガホンで監督が叫んだ。あのADはどこへ行ったのだろう? 監督に伝えてくれたんだろうか?
千恵子はそう思いながら、ゆっくり手をどかした。乳首や股間がどうなっているのか見るのが怖くて、千恵子は正面のカメラをじっと見つめた。
監督「いいぞ! いい感じだぞ!」千恵子は恥ずかしさのあまり監督の声も耳に届かない。
ふと後ろで照明を担当している男のAD二人の会話が耳に入った。
「おい。見ろよ! あれ! 乳首じゃないのか?」
「うわ、本当だ! ポチって完全に浮き出てて乳首まるわかりじゃん!」
「小森千恵だろ! たしか…。ここまで露出するかよ! うわあれあれ…あれ見ろよ…」
「すげ! くっきりおま○この筋がついてるじゃん。割れ目の形見えてるぜ」
監督「ようし、次は後ろ向いて!」
千恵子は言われるまま後ろを向いた。話をしていた証明のADと目が合った。
二人は千恵子の乳首や股間を舐めるように見て、1人がこういった
「俺やりたくなってきたぜ! コイツと…」

千恵子は恥ずかしさに耐えていました。
やがて監督のOKの声が出ると逃げるように控え室に行ったのでした。
控え室には次の衣装のビキニとセーラー服が置いてあったのですがセーラー服のスカートはなく、しかもビキニの水着のような白い下着がおいてありました。
千恵は仕方なくそれらを身に着けて撮影に望みました。
現場に入るとマネキンがおいてあって、その前に立つように言われたのでした。
白のビキニ? 下着? ブラとショーツを身につけてその上からセーラー服の上だけ着用した千恵子は、マネキンの前に立つと後ろからスタッフがマネキンの両手を千恵子の腰にあてがい、監督の「スタート」の合図とともに、マネキンの両手がセーラー服をまくられ、はだけてブラを丸見えの状態にされたのでした。
恥ずかしさのあまり、千恵子は視線を下げていると「パシャパシャ」とカメラのシャッター音が聞こえてきます。
あぁぁぁぁ、
恥ずかしさがボルテージに達したころ、監督の声が現場で響いてきました。
「千恵ちゃん! 後ろのマネキンの腰に手を回して!」
言われるまま、マネキンの腰に手を当てると千恵子はあることに気がつきました
今までマネキンだと思っていた後ろの存在が、いつの間にか生身の人間に代わっていたのです。
ドキドキ…………千恵子は後ろの人の腰に手を回しながら、顔がほてってくるのが自分でもよくわかりました。
はぁはぁはぁ………………
千恵子はカメラのシャッター音を聞きながら、撮影が速く終わるように考えていたところ
「ようし、次はブラもまくって乳首見せて!」
監督が後ろの人に指示を出すと後ろの人は勢いよくブラを剥ぎ取りました。
「いや!」
千恵子は胸を両手で隠してしゃがみこみました。
「ようしシーン撮影終了!」やっと撮影が終わった千恵子にマネージャー喜久子が話しかけました。
「自宅から連絡があって…」
控え室で明に電話を入れると
明「親父が死んだ!」
千恵子は急いで自宅に帰ると隆志は首をつって死んでいた。
明「週刊誌に記事が載ってから精神的におかしくなっていたんだ!
  それと酒井のおじさんの保証人にもなっていたみたいで…サラ金から取り立てもあったみたいだ」
千恵子「そんな! お父さんの借金の保証人に…」

隆志の葬儀が終わってからしばらくして明のところにおかしな連中がやってきた。
「お父さんの借金なんだけど、あんた親族だろう! 返してもらわないと!」
明と千恵子は借用書を見せられた。
○○○○万円……
気の遠くなるような数字だったが明は自宅を売却して返すようだった。
千恵子は
「私が何とかするわ! ……もともと私のところからの借金だから……」

後日18歳になった千恵子はスマイル企画を辞めた。

事務所を辞めた千恵子は
ドリームステーションのドアを叩いたのだった。



なるほど……
ドリームステーションの事務担当の男性はこう言った。
千恵子「はい…」
「じゃ10本契約ということにしましょう…。」
担当者は電卓を千恵子に見せた。
そこには○○○○万円と記載されていた。借金と同じくらいの金額だった。
「ただし、うちはAVなんてものじゃなくて、
 そのままSEXというものを撮影するメーカーなのは知ってるよね!」
千恵子「は…はい。」
「結構! じゃ10本の契約でその都度テーマにそって撮影するからね…テーマは…」
@清純A脱皮B衣装C過激D従順E交際F乱暴G淫乱H絶望I終焉


じゃ、明日6月22日早速撮影するからね…



第1章 清純
「はじめまして、酒井千恵です。」
千恵子は始めてのAV撮影だったがグラビアの撮影と同じ感じだった。
「簡単なプロフィールと今日何するのか教えてくれるかな?」
監督の声に千恵が答える。
「えっとぉ、スリーサイズは80.55.85…。です。身長は167cmです…。」
上はセーラー服下はブルマという格好で千恵が答えた。
ベットに腰をかけてカメラの前ではきはきと答える千恵はとてもAVとは無関係の美少女だった。
ふと千恵の隣に若い男がやってきた。
監督「男優の澤田くんです、もう知ってるよね?」
千恵は澤田をチラッと見てうつむいて「はい」と答えた。
監督「今日はね千恵ちゃんにAVの絡みではなくてSEXしてもらおうと思ってるんだよね」
千恵「はい…」
監督「それでね昨日澤田君とデートしてきてもらって、今日になったんだけど、昨日はどうだった?」
澤田「結構盛り上がっちゃって…。」
千恵「昨日最後に…ラブホテルに…誘われました。」
監督「それで? 澤田君にSEXしてもらったの?」
少し恥ずかしそうにはにかみながら千恵は首を横にふった。
監督「そうか! じゃあ今日はその分いっぱい澤田君とSEXしてごらん」
千恵「はい、」
千恵はその後澤田のほうに向いてこういった

千恵「昨日はありがとうございました。楽しかったです。澤田さんのことを好きになったかも…
   あの、私と…千恵とその…千恵にSEXしてください。初めての千恵のSEX教えてください。」
澤田「かわいいねー。」
澤田は千恵の唇にいきなり自分の唇をあてて舌をくねらせながら千恵の口の中に滑り込ました。
監督「千恵ちゃん! 澤田君のことが好きなら、彼のおしっことか飲める?」
千恵「え! …そ・それはちょっと…」



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