2011.04.30.

プチSM千夜一夜ものがたり
03
二次元世界の調教師



■ ヘンタイ教師

「宮本って、何かヘンタイっぽくない?」
「うん、アタシもそう思ってた。」
「でしょー。」
「だってさ、あの歳で独身って、終わってるよね。」
「えマジ?
 あの先生結婚してないの?」
「こないだの夜、よっちんがコンビニでバイトしてたら、弁当1人前買って帰ったんだってー。
 だから独身だよ、絶対。」
「だいたい、宮本って何歳?」
「さあ?」
「もうすぐ50になるらしいよ。」
「やだー、うちのお父さんと同じー。」
「キンモー!」

 お昼のおべんとタイムの後、アタシ達女子はみんなで2年生の担任になった宮本先生の事をこき下ろしていた。宮本先生はとても小柄で貧相な国語の先生だ。一見すると年齢不詳の感じだが、もう50歳になるのか。うちの父親より上なわけだ。その歳で独身、と言うだけでヘンタイだの、キモイだのと言われてしまうのはかわいそうだが。いや、それだけではない。宮本先生はとても小声でボソボソとしゃべるし、いかにも気が弱そうで怒っても少しも怖くないので、生徒から完全にナメられているのだ。高校生女子は、自分より立場が弱そうな男性には残酷なものだ。話はエスカレートして、宮本は生徒の着替えをのぞいている、だの、やたらと女子の体に触りたがる、だの、みんなある事ない事好き勝手に話し出し、すっかり宮本先生は「ヘンタイ教師」だと言う事にされてしまった。あの先生、絶対童貞だよ、なんて断言する子まで出る始末で、これだからおしゃべりな女子の噂話は怖い。

 クラス全体を巻き込んだ「宮本先生ヘンタイ疑惑」の話は一段落着き、仲の良い子同士で固まってそれぞれにおしゃべりが始まった。アタシはみっちゃんと、さっきから1人黙っていたサヤカが、いつもの連れなんだけど、サヤカは急に立ち上がるとまるでアタシ達2人から逃げるかのように言った。

「ごめん、ちょっとおなかが……」

 そう言っておなか、と言うか、むしろ下腹部、ハッキリ言っちゃえばアソコを両手で抑えてオシッコを我慢してる小学生みたいな格好で教室を出て行ったサヤカを見送りながら、アタシとみっちゃんは顔を見合わせた。だけどサヤカは目がテンになりそうな激ヤバのミニスカセーラーなんで、改めて見るとアタシ達まで妙な気分になっちゃいそうだ。小っちゃくて三つ編みのお下げ髪のサヤカは、どうかすると小学生に間違われてしまうくらい幼い感じの子だけど、アタシ達と同じ立派な高校生だ。小学生ならあんなミニスカでも逆にいいか知れないけど、ありゃさすがにエロいよね〜。この所いつもこんな感じでアタシ達としゃべってる時急にどっかへ行っちゃったりするんで、アタシ達はおなかの具合が悪いと言ったサヤカの体を心配するより、もっと違う疑惑の目で見てしまっていた。

「どしちゃったんだろ、あの子。」
「絶対ヘンだよね、こないだから。」
「みっちゃんもそう思う?」
「うんうん、絶対何かありそう。」
「何かって?」
「男が出来たとか……」
「それはない。」

 即座に却下したアタシはマユ。工業高校の2年生だ。工業高校に女子は珍しいようだけど、そんな事はない。確かに機械科とか土木科は男子ばっかりだけど、デザイン科と言うのがあってここはほとんど女子なのだ。他の科と正反対で2人だけいる男子はとても肩身の狭い思いをしているに違いない。アタシとみっちゃんとサヤカは小学校時代からの仲良し3人組で、高校1年からずっと同じクラスでいられるから、ここのデザイン科に進学した、って言うくらい仲がいいのだ。もともとお父さんが建築事務所をやっていて将来家業を手伝いたいと言うみっちゃんが、ここに進学を決めたのがきっかけだ。みっちゃんはサヤカと正反対で、背が高くてショートヘアの男の子っぽい子だ。陸上の長距離をやってて、この子が男なら惚れてしまいそうなくらいカッコイイ。

 アタシはと言えば、一番平凡で何の取り柄もないごくフツウの女の子だと思う。サヤカみたいに将来やりたい事があるわけじゃないし、部活には入っていない。親もアンタの好きにしなさい、とどうでもいいような事を言うので、みっちゃんの同じ高校に行こうよ、という話に乗ったのだ。そもそも勉強が出来るわけでもないので、進学高校に行っても仕方ないと思ったし。

 だけどサヤカまで同じ進路を選んでくれたのは一寸意外だった。と言うのはサヤカは中学校ではとても成績が良くて、てっきり大学まで行くつもりなんだろうと、みっちゃんもアタシも思ってたからだ。サヤカの家は母子家庭で、とても高校以上に進学する事は出来ない、と言う事情らしかった。あんなに頭が良いのにかわいそうだと思ったけど、こればっかりは仕方ない。よくわからないけど、この高校にも奨学金やら授業料を免除してもらってようやく通っているらしい。成績優秀な生徒は授業料が安くなる制度があるのだ。お母さんから聞かされた事がある。まあアタシには到底無理な話で、お母さんも期待しちゃいなかったけど、サヤカならそれに値するくらい成績がいいはずだ。サヤカはそんな事を一言も話した事はなかったけど。

「ねえ、あの子の後つけてみない?」

 みっちゃんがこの間からアタシも思ってた、そんな良くない提案を持ち掛けて来た。が、少しためらったアタシは現実的な道を選んだ。

「それよか、シッコ行こ、シッコ。
 アタシ洩れちゃいそうだよ。」
「そうしよっか。」

 割と近い席に座ってた2人の男子が、嫌な顔をするのが見えておかしかった。「シッコ」だのと、小学生女子でも低学年しか言わないような言い方をしちゃったけど、これがほぼ女子校状態の女の子の実態だ。ごめんよ。宮本先生の授業中なんか、途中で手を上げて「先生シッコ」と言って中途で教室を出てサボる女子は日常茶飯事だ。まだ「ションベン」と言わないだけでも許してもらおう。ちなみにこの2人の気弱そうな男子君も、今はその場にいたけど、いない時は「たぶんヘンタイ」と烙印を押されちゃっている。くわばらくわばら。アタシだっていない時、誰に何を言われてるやらわかったもんじゃない。

 その時5時間目が始まる5分前の予鈴が鳴った。やっぱり「オシッコ」に行かなくては。アタシとみっちゃんは一緒に連れだってトイレに急いだ。男子にはわかんないかも知れないけど、女子にとってトイレは切実な問題だ。変な話男子が股間を手で揉んでオシッコを我慢してるのをよく見るけど、女子はそんな事しても無駄で、お洩らしするよりない。だから万全を期して授業の合間にはなるべく行くようにしてる。高校に上がってからはみんな同じようにミニスカにしてるから下半身の冷えも深刻で、休み時間の女子トイレはいつも大繁盛だ。とは言えさすがに毎時間行く事はないと思われるかも知れないが、絶対連れ立って行くものだから結局ほとんどトイレに行ってる感じになる。

 そう、いつも3人で仲良くトイレに連れションに行ってたのだ、ついこの間までは。なのに、2年生に上がってしばらくしてから、それまで大人しい真面目っ子でクラスでは一番まともな丈のスカートをはいてたはずのサヤカが急にビックリする程スカートを短くし始め、まるでアタシ達を避けるかのように1人でトイレに行くようになったのだ。これは何かあったのかと、勘ぐっても当然だろう。

 が、みっちゃんは知らないけど、アタシにとっては当面ヤバいくらいになってた尿意の方が問題でサヤカの事なんか考えてる余裕はなかった。廊下を走ってトイレに駆け込み、空いてた個室に入りすぐに便座に腰掛け、黒いスパッツとパンツをずり下ろす。ふう〜、助かった。水を大量に流して資源の無駄使いをしながら、アタシはしょーもない事を考えた。やっぱり女子は大変だ。ズボンのチャック開けて穴からおちんちんを取り出せばすぐに用が足せる男子に比べて、オシッコに取り掛かるまでの手順も女子の方が多い。スパッツなんぞと言う余計なものも、こういう切羽詰まった状況の時は邪魔以外の何物でもなく、これをずり下ろしてる時に危うくお洩らしして掛けてしまう所だった。

 ともあれ無事オシッコを終えて、アソコをフキフキしてると、ちょっとえっちな気持ちになった。ヤだね、何考えてんだろ、アタシ。1年の夏休み、アタシは付き合ってた電子科の男の子とえっちしてロストバージンを経験した。アタシ達3人組は全然奥手の方で、中学までは男の子と付き合った事もなかったんだけど、クラスの他の子達はもうかなりしちゃってるみたいだった。だからアタシもちょっと焦る気持ちがあって、大して好きでもなかったその男の子に求められるままに彼の家に行って、されちゃったのだ。

 結果は思ってた以上に悲惨で、血が出るわメチャクチャ痛いわで、アタシはちょっとしたパニックになってしまった。彼の方も、何だか余裕ぶっこいてるようなフリしてたけど、たぶん初めてだったんだと思う。キスしておっぱいを揉んで、アソコをナメて、って一生懸命やるんだけど、全然気持ち良くなかった。そして「これだけ濡れてれば大丈夫かな?」ってアソコをナメる口を離して言った彼に、アタシは(違うよ、これ全部アンタのつばじゃん。)って思ったけど、もちろん言えなかった。彼はそれから挿入する場所がよくわからないみたいで、もう焦ってるのが丸わかり。それでなくても白けて(早くすませてよ)と思ってたアタシだけど、実際に入れられてみて、余りの痛さにマジ泣きしパニックに陥ってしまったと言うわけだ。

 あー、セックスってこんなもんなんだ。初めては痛いって聞いてたけど、次からは大丈夫かなあ、何て思いながら、その男の子とはすぐに別れてしまった。アタシ達高校生の恋愛なんてこんなもの。クラスの子を見てても、何ヶ月も付き合いが続いてる子の方が珍しいくらい。その中でえっちもするし、経験を積んで大人になっていくんだと思う。

 後の2人は未だに男の子と付き合った事はない。自分でそう言ってるんだから間違いないと思うが、みっちゃんはとにかく部活が忙しく、ほとんど休日返上で走ってばかり。あんなハードな練習、アタシだったら1日で体を壊してしまいそうだ。だから男の子と付き合う余裕なんかないだろう。それに言っちゃ悪いが、本当に男の子みたいな外見のみっちゃんが、男の子にモテるとはとても思えなかった。

 サヤカはその点、男の子に好かれそうな容姿だ。背が低くて色白で、顔立ちもお人形さんみたいにかわいらしい。が、サヤカは超がつく程のマジメ人間で、小学生みたいな外見そのままに男の子に興味がないのではないかと思われるのだ。それにとても羞ずかしがり屋で、男子とはまともに口を利く事も出来ないようだ。アタシが、サヤカに男が出来た、と言うみっちゃんの言葉をすぐに否定したのはそういう理由による。

オシッコの後始末をしながら、アタシは一瞬オナっちゃいたいかも、とえっちな気持ちになっていた。処女を喪失して彼氏とも別れ、とりあえずセックスに対して嫌なイメージしか持てなかったアタシだけど、小学校高学年の頃から知ってた1人えっちの方には反対に積極的になって行ったのだ。小学校の登り棒でアソコが気持ち良い事に目覚めちゃったアタシは、とてもビンカンなクリちゃんと言うえっちな体の器官が股間に隠れてる事を知っている。クリちゃんはビンカン過ぎるので、絶対直接触ってはいけない。始めはパンツやスカートで厳重にガードされたクリちゃんの辺りを指でスリスリするだけで大満足だった。小学校では、机の角にアソコを押し当てて楽しんじゃった事もある。

 中学生になってから、パンツ越しにクリちゃんを指でクニクニする事を覚えた。「濡れる」という感覚を初めて知ったのもこの頃だ。夜寝る前にクリちゃんを指でイジイジしてるととっても気持ち良くなって、ある時気が付いたらパンツがお洩らししちゃったみたいに濡れててビックリしたのを覚えている。それからお風呂でシャワーをアソコに当てると言う1人えっちが女の子向けの雑誌に書かれていたので、試してみたらすごく良かった。何より濡れてもすぐに洗い流せてしまうのが気に入った。こうしてパンツ越しのクリ弄りとシャワーオナニーが、中学校時代のアタシの日課みたいになり、これが「イク」って感覚かも、と思っちゃうくらい強い快感を得る事も可能になっていた。だけどやっぱり指で直接アソコを弄るのは怖くてとても出来なかった。

 高校に上がり、だからと言うのも変だけど、アタシは指の直接タッチに挑戦してみた。始めはお風呂の中でシャワーを当てて気持ち良くなっちゃった後で、恐る恐る触れてみたが、う〜ん、ちょっとクリちゃんの付近は感じ過ぎて痛いかも、と言う拍子抜けするような感覚だった。それから寝る前のベッドの中で、それまでは脱がなかったパンツをずり下ろしての1人えっちにトライした。パンツを下ろしてアソコが空気に直接触れる感覚で、とてもえっちな気分を味わう事が出来たけど、指で直接触るのはやっぱりNGに近かった。

 そしてロストバージン。アッサリ彼氏と別れちゃった私だけど、愛読していた女の子向け雑誌のえっちな記事が気に掛かっていた。気持ち良いセックスのためには、男の子はもちろんだけど、女の子の方も努力して気持ち良くなれるよう協力しなくちゃならないらしいのだ。これは私の耳には痛かった。自分の指を触れるのも怖くて、アソコに何か入れて快感を覚えるように慣らしていないカラダでは、間違いなくセックスが苦痛になるだけ。バージンなら仕方ないけど、処女じゃなくなった今なら、えっちに備えて自分のアソコを鍛えなくては。そこで私はいよいよ指をアソコに入れる1人えっちへの挑戦を始めた。これはやっぱり初めは痛いばっかりだったんだけど、ソフトタッチでクリちゃんに刺激を与えて出て来たおツユを潤滑油としてうまく使い、ちょっとずつ指を入れてクニクニしつつクリちゃんを弄るのも忘れない、と言った1人えっちのコツを会得するに従って、どんどん気持良くなれるように上達して来たのだ。

 今じゃアタシは立派な1人えっち上手。ホンのちょっと指の先を入れるだけでも痛かったアソコは、人差し指と中指の2本入れても大丈夫で、それを指の付け根辺りまで挿入してギュウッと締め付けると、素晴らしい満足感が得られるのだ。もちろんその時余ってる親指は柔らかい腹の部分でクリちゃんをコロコロと転がしてるし、もう片手はおっぱいをヤワヤワと揉みほぐしながら乳首をクリちゃんみたいにクリクリ弄ってしまう。これが毎晩寝る前のお楽しみになっちゃってるので、今度えっちする時は男の子に喜んでもらえるだろう。もっともあの夏からアタシは男の子と付き合っていないんだけど。

 運動神経ではみっちゃんに遠く及ばず、頭の良さではサヤカの足元にも近寄れないアタシだけど、ことえっちに関しては勝負にならないくらい一番進んでる。そんな事を誇っても仕方ないとは思うけど。
そんなアタシだから、トイレでオシッコの始末をするためアソコを拭いてるだけで催しちゃったりする事があるわけだ。ああ、このまま指を使ってしまったらどんなに気持ちいいだろう。学校のトイレでえっちな気持ちになるというイケないシチュエーションがドキドキしちゃうから、家でするより燃えて素晴らしい快感が味わえる事だろう。

だけどもちろんそれはアタシの妄想だ。もう少しで授業が始まってしまうし、みっちゃんと一緒にトイレを使ってるし。いくらアタシでも、1人えっちをしてて授業に遅刻するわけにはいかないだろう。5時間目の授業は……げ、「ヘンタイ教師」の宮本だ。アタシがトイレの後始末で気分を出しそうになったのは、1つには昼休みの宮本ヘンタイ話の影響に違いない。何とさっき宮本のゴマ塩頭が脳裏に浮かんで、トイレを覗かれてるなんて想像をしちゃったのだ。そしてなぜか同時に頭に浮かんだのが、サヤカの危険な超ミニスカート。アタシがあんなのはいたら、えっちなアソコが何もしないでもウズウズしちゃいそうだ。

 さて実際にはアソコを拭いて服装を整えるのに1分も掛かっていないと思う。アタシは変な事考えちゃったので、顔が少し赤くなってるのがわかったけど、平静を装ってみっちゃんと一緒にトイレを出た。そしてその時、アタシ達はサヤカが教室と反対の方向からこちらに向かって来るのに会った。トイレに行ってたはずなのに。しかもサヤカは教室を出て行った時と同じ格好、つまり超ミニスカのアソコを両手で抑えてモジモジしながらこちらへ向かって来たのだ。

「何あの子……」
「トイレに行ったんじゃなかったの?」

 ますます疑惑が頭に渦巻くアタシとみっちゃんを見て、サヤカはギクッとしたような表情になったが、逃げるわけにはいかず、トイレの前で待っていたアタシ達の所まで来ると、今から用を足すから先に教室に戻っててと言った。そして、下痢してるの、と言い訳を口にしたのだが、今度は同じ方向から宮本がやって来て、もう授業が始まるから早く教室に戻りなさい、と言う。そうだ、あちらの方向には宮本がいる国語準備室がある。工業高校に国語の先生は沢山いない。他の先生は大きな職員室にいて、宮本専用みたいになっている部屋のだ。2年生に上がってからその部屋でアタシ達は個人面接を受けた。そう言えばサヤカがおかしくなったのは、その面接があった頃だったような気がする。

 アタシとみっちゃんは仕方なくサヤカを残して教室へ戻って行ったのだが、宮本は授業があるにもかかわらずトイレに入って行った。何てヤツだ、生徒よりだらしがない。宮本はたいてい授業に遅れて来るのだが、それも生徒にバカにされる原因の1つだ。そして教室まで後少しと言う所まで歩いたアタシ達はなぜだか気になって、どちらからともなく立ち止まってサヤカを残したトイレの方を見やり、そこで衝撃的な光景を見る事になった。何とサヤカは女子トイレの入口でまだアソコを手で抑えて立っていたのだ。

「!!!」

 かなり離れた場所から見ているアタシ達の目にもハッキリと、サヤカがお洩らしして黄ばんだ液体が彼女のフトモモを伝って床に滴り落ちるのが見えた。そこで始業のチャイムが鳴り、アタシ達は見てはいけない物を見てしまった衝撃でお互い何も言えずに立ちすくんでいた。サヤカはシクシク泣き始めて、耐えられなくなったアタシ達は、この場はこのままにして教室に戻る事にした。サヤカが、アタシ達が見ていた事を知ったら、もっとショックを受けるに違いなかったから。何があったのか、事情は後で落ち着いて聞いてやろう。目配せだけでみっちゃんも同じ気持ちである事がわかり、教室に入ろうとしたその時、さらに衝撃的な光景が私達の目を焼いた。

 男子トイレに入っていた宮本が出て来ると、廊下を見渡して生徒達がチャイムで教室に入って誰もいなくなるのを確認したようだった。アタシ達は慌ててきびすを返し教室に入るそぶりを見せる。もうチャイムは鳴り終わった所だから、かなり離れた教室のアタシ達が最後だった。宮本もサヤカもアタシ達が注視していたとは気付いていまい。アタシ達は急いで教室へ入る間際、悟られないよう注意してトイレの方をうかがい、宮本がお洩らしして泣いているサヤカの肩を抱くようにして、女子トイレに入って行くのを確かに目撃したのである。

5時間目、宮本はほぼ10分近く遅れて授業に現れた。すみません、来客があったもので、と見え透いた言い訳をする宮本。アタシとみっちゃんは、さっき見た光景について宮本に問いただしたい気持ちもあったけど、怖くて何も言えなかった。気弱で貧相な初老の男にこれまでにない存在感を覚え、冗談ではなく正真正銘の「ヘンタイ」に出会ったらおそらく感じるであろう、猛烈なおぞましさと恐怖を宮本に感じていたのである。

 サヤカは結局5時間目は姿を現さず、休憩時間になってから戻って来て、下痢がひどくてお腹が痛いので保健室で休ませてもらっていた、などとアタシとみっちゃんにウソを付いた。アタシとみっちゃんはサヤカに、あのお洩らしと宮本との関係を問いただしたかったのだけれど、6時間目が始まってしまうので、放課後になってから聞いてみるしかなさそうだった。

(う……
 これが、サヤカ?)

 お腹が痛くて保健室で休んでたの、とやはりミニスカの前辺りを手で抑えて言い訳をするサヤカを見ていたアタシは、背筋をゾクリ、とする戦慄が走るのを感じてちょっとうろたえてしまった。可愛らしいけれど超マジメっ子で、色気のイの字も感じさせなかったサヤカから、何だか妙に強く「女」を感じさせるフェロモンのようなものが漂っているのをアタシは感じたのだ。それは決してサヤカがパンツの見えそうなミニスカをはいてたからではない。いつからこの子はこんな色っぽくシナを作るような話し方をする女の子になったのだろう? そんな目で見てしまうと、サヤカは小鼻が膨らんだえっちぽい顔をしてなぜだか吐息が荒く、カラダを微妙にクネクネとよじらせているようだった。

(この子、えっちに感じちゃってる!)

 そんなあり得ない妄想を抱いてしまったアタシは、6時間目の授業中、やや斜め前に座るサヤカの様子が気になって仕方なかった。まだお腹の調子が悪いのか、時々辛そうに表情を歪めて下腹部を手で抑えているが、アタシの目にはお腹でなくアソコを抑えているように見えてしまった。そしてお下げ髪を指で弄ってみたり、椅子に座り直してみたり、妙に落ち着きがないのだ。勉強が出来て集中力のあるサヤカらしからぬ落ち着きのなさだったが、アタシが彼女の体に起きていた事を知っていたら、その程度の反応ですんでいたのは真面目な優等生のサヤカだったからこそ、と言う事が理解出来たに違いない。

 放課後になり掃除に続き終わりのホームルームを終えた宮本は、サヤカに後で国語準備室に来るように、と言い残して教室を出て行った。これはやはり間違いない。あのトイレの前でのサヤカがお洩らしして宮本と一緒に女子トイレに入ったのは、夢やアタシ達の見間違いではなく、現実に起こった事なのだ。アタシ達はもちろんサヤカを呼び止めて、事情を聞く事にした。

「ちょっとサヤカ、あんた何で宮本に呼ばれたの?」
「5時間目にいなかったから……」
「保健室で休んでたんでしょ。
 そう言えばすむ話じゃない。
 どうして部屋に呼ばれるわけ?」
「知らないけど……
 あ、たぶん授業料の事とかも……」

 ううむ。アタシ達はうまい言い訳で交わそうとするサヤカに突っ込めず、ちょっと困った。と言うのも教室には他の子達もたくさんいるわけで、こんな所でさっきの事を直接聞くなんてかわいそうな事は出来やしない。するとみっちゃんが一言こう言った。

「サヤカ、トイレは?」
「え!? ……」

 その言葉で十分伝わったのだろう。サヤカの表情が一瞬曇り、動揺しているのがわかった。

「あ、又お腹が……」

 するとサヤカはウッと苦しそうな表情に変わり、下腹部を手で抑えながら立ち上がっていたのに再び椅子に座ってしまった。さっきの授業中にも何度も見せた状態だ。アタシは間近にサヤカのその苦しげな様子を見て、再びゾクッと背筋をおぞましい感覚が走るのを感じていた。あの大人しい優等生のサヤカから濃厚な「女」の匂いが立ちこめているのだ。間違いない。サヤカは決してお腹が痛くて苦しんでるんじゃない。手が抑えてるのもお腹じゃなくアソコだ。そしてウッと歪めた表情も苦痛じゃなくて、別の感覚を訴えている……毎晩気持ち良い1人えっちで、こんな表情をしちゃってるアタシにはバッチリお見通しだ。サヤカ、アソコが気持ちいいの? アタシは口に出来るはずのない疑問を問い掛けるように、色白の端正な表情を真っ赤にしたサヤカの顔を上からのぞき込んでいた。

「そうだ、トイレ。
 トイレ行こ。」

 みっちゃんはサヤカが苦痛でなく快感で苦しんでいるのに気付いてないのだろうか。そう言うと半ば強引にサヤカの手を取って立ち上がらせた。

「あ、イヤ……」

 サヤカのむずかるような色っぽい口調は、長い付き合いの中でも初めて聞いたような悩ましさで、まるで男の人に媚びを売ってるみたいだった。女のアタシでもゾクッとして、アソコがキュン、となってしまったくらいだ。たぶん男の人が見たらおちんちんを勃起させてしまうだろう。いつもの何も知らない小学生みたいな純真さが跡形もなく、「女」に変わってしまったサヤカは、エロエロのミニスカのアソコに手を当てがってモジモジし、えっちなフェロモンをプンプンさせていた。

「さ、行くよ。」

 手を取ったみっちゃんは、そう言ってサヤカを引っ張り歩かせようとする。他の生徒がいる教室ではもうこれ以上の話は出来ないから、トイレに行って話をしようというみっちゃんの提案にアタシも賛成だ。そこでアタシはみっちゃんと反対側に移動し、頭1つ背が低いサヤカの肩に手を回してエスコートでもするように歩かせてやった。

(う……
 これって……)

 あのトイレの前でお洩らしして泣いてたサヤカを女子トイレに引っ張り込んだ宮本と同じだ。その時の光景が頭に浮かび、アイツはきっと股間を固くしてたのだろうな、と「ヘンタイ」の心理を想像してしまったのだが、シズシズと脚を運び始めた超ミニスカのサヤカが犯罪級に色っぽいのだ。アタシが男だったら、絶対に理性を失ってるな。いや、みっちゃんがいなければ、トイレの個室に引っ張り込んで、この短か過ぎるスカートの下がどうなってるのか探って、そのまま襲いかかってたかも知れない。うう、何てアブない事想像してんだろ、アタシ。

 女子トイレに入ると、個室が2つくらい使用中だった。まあ仕方ない。アタシ達は隣に誰も入っていない個室を選んで、むずかるサヤカを連れ込み、中からしっかり鍵を掛けると、サヤカを便座に座らせてから質問を始めたのである。

 そこでサヤカが話してくれたのは、「宮本=ヘンタイ」説を裏付けるようなおぞましい内容だった。サヤカが見せてくれたミニスカの下の、純白のパンツの中に真っ黒に見えるT字帯が諸悪の根源らしい。それは頑丈な革製の体を拘束するSM道具で、サヤカの体に指1本入らないくらい密着して取り付けられており、サイドにはワイヤーが入って切断も出来ない本格的な物だった。もちろんトイレを使う事は不可能で、催した時はこのT字帯の鍵を持っている宮本に申し出て開けてもらわねばならないらしい。サヤカはそれ以上言わなかったが、5時間目の前のトイレで目撃した衝撃的な場面の謎は解けた。おそらくあの後、個室に連れ込まれたサヤカは宮本に鍵を開けてもらい、オシッコの続きをあいつに見られたのだろう。思った通り宮本はとんでもないヘンタイ野郎だったのだ! アタシ達は怒りに慄えたが、アタシの方は申し訳ないけどすごくアブない興奮が込み上げて来るのも感じて、又アソコをキュンとさせちゃってた。

 サヤカがこんなとんでもない物を取り付けられてしまったのは、やはり年度当初の個人面接が原因だった。サヤカは入学時の成績が学年トップで、1年の時の授業料は完全に免除してもらっていたらしい。それで母子家庭で経済的に苦しい彼女も学校を続ける事が出来たのだ。ところが、国語や数学と言った普通科目は抜群のサヤカも、工業高校特有の実技系科目には苦労して成績が伸び悩み、このままでは授業料免除が打ち切られる、と言われたのだそうだ。ホントかどうか知らないが、この1学期の成績で「特待生」(と言うのだそうだ)の資格の見直しが行われるそうで、ここで授業料免除が途切れるとサヤカは学校を続ける事が出来ない。そして宮本が悪魔の囁きを彼女に告げたのだ。私に任せれば、「特待生」が続けられるよううまく成績をやりくりしてあげよう。だから大人しく言う事を聞きなさい……

 どうしてそんなバカな提案に聡明なサヤカが耳を傾けてしまったのかはわからない。でも口にするのも辛そうなサヤカを責めるような事はとても言えなかった。アタシもみっちゃんも特に不自由のない生活で、幼い頃父親と離別して苦労して来たサヤカの気持ちをわかってやる事は出来ないのだ。こうして悪魔の取り引きに応じてしまったサヤカに、宮本は「いたずら」を仕掛け、さらに「写真」をたくさん撮って、これをバラまかれたくなかったら、絶対に人に言うな、と脅迫して来たと言うのだ。サヤカは「いたずら」や「写真」の細かい内容は言わなかったけれど、それはもう人にバレたら死んだ方がましなくらいの、ひどい物だったらしい。あのトイレでの件と今サヤカを悩ませている黒革のT字帯だけでも、想像するに余りあると言うものだ。やり方がひど過ぎる。正に鬼畜だ。アタシ達は宮本への憎悪を膨らませ、「ヘンタイ」に加えて「鬼畜」という称号をアイツに贈っていた。

 一日中体に密着して取り外しの出来ないT字帯と、羞ずかしい「写真」の脅迫をタテに、宮本は今も毎日サヤカに「いたずら」を仕掛けて来ている。スカートを異常に短くさせているのも宮本に命令されての事だ。誰にも相談出来ず、こういう形でアタシ達に問いつめられて初めて告白したわけだ。でもこれは立派な犯罪だ。勇気を出して宮本に直接抗議してやめさせなくては。「写真」を気にしてサヤカは嫌がるかも知れないけど、警察に突き出した方がいいかも知れない。

 が、アタシ達がそう言うと、やはりサヤカは絶対にやめてくれ、と言った。よっぽどひどい写真を撮られてしまったのだろうか。でもこれは犯罪だよ。見逃してやるわけにはいかないじゃない、と言うと、サヤカは、あなた達にも危害が及ぶかも知れないから、などと言う。みっちゃんは興奮して、そんなの怖くないよ、アタシ達友達じゃない! などと大声で青春ドラマを演じてたけど、アタシは別の意味で興奮してしまってた。サヤカが宮本にされた「いたずら」がアタシにも加えられ、死ぬほど羞ずかしい「写真」を撮られて、宮本に申し出てT字帯を外されオシッコをする所を見られるのだ……

 そんなウジウジしてたらもう絶好だよ! 一緒に宮本に文句を言いに行こう、と言い張るみっちゃんに、サヤカは驚くべき言葉を返していた。

「アタシはいいの、今のままで。
 ちょっと我慢してればすむ事だし、大した事ないよ……」
「何が大した事ない、だよ!
 アンタ、ションベンちびって泣いてたじゃんか!」

 みっちゃんは興奮して、あえて直接持ち出すのは避けてた事を口にしてしまい、しまった、という表情をしていた。

「最低。
 もうアタシに関わらないでくれる?」

 サヤカは表情を強張らせてそうボソリと呟き、立ち上がるとアタシ達を押しのけるようにして個室から出て行った。優等生の上に素直で優しいサヤカのこんなふて腐れた態度を見るのも初めてで、アタシもみっちゃんも唖然としてサヤカが出て行くのを無理に止める事は出来なかった。慌ててサヤカの後に続いたアタシ達に、振り向いたサヤカは、ついて来ないで! と言い放ち、足早にトイレを出ると国語準備室の方へ向かって行ったのである。トイレの入口でアタシとみっちゃんは、どうしようかと顔を見合わせた。みっちゃんが言う。

「サヤカが行っちゃう!
 1人で行かせたら駄目だよ、一緒に行こう!」

 が、不穏な胸騒ぎのしたアタシはためらって言った。

「いや……
 サヤカもああ言ってるんだし……
 今度落ち着いてゆっくり考えてからにしない?」
「何言ってんのよ!
 友達甲斐のない子ね!
 もういい!
 あんたとも絶交だよ!」

 そう怒鳴ったみっちゃんは、1人でサヤカの去った方向、ヘンタイ鬼畜教師宮本の待つ国語準備室へと歩いて行った。アタシはどうしようかと迷ったが、やっぱり今ここで不用意に動く事に危険を感じてやめる事にした。こういう男女の関係の絡んだ問題は慎重に対処した方が良い。下手に動くとサヤカをこれ以上傷付けてしまうかも知れないではないか。恐らく性経験がないと思われるみっちゃんには理解出来ないのだろう。アタシはいいの、と言った時サヤカが見せた、覚悟を決めた女の強さみたいなものをアタシは敏感に感じ取っていた。あの言葉をみっちゃんはただの強がりだと思っただろうけど、意外にサヤカが本音を洩らしたのかも知れない、とアタシは思っていた。

 とにかく今日はサヤカも気持ちの整理が付かないだろうし、直情直行型のみっちゃんが行ってしまったのは仕方ないとして、アタシは放っとこう。みっちゃんが怒って絶交よ、なんて言うのはよくある事で、明日になればケロッとして友達関係も修復しているはずだ。そう思ってサッサと帰り支度を始めたアタシは、本当に大甘で「友達甲斐がない」と言ったみっちゃんが正しかった。翌日の朝、サヤカもみっちゃんも登校して来なかったのだ。

 これは一体どうした事だ! アタシは朝2人が登校して来ないのが判ると、すぐに2人の家に電話を掛けた。すると何と、サヤカのお母さんは、みっちゃんの家にお泊まりしたはずです、と答え、みっちゃんのお母さんはその反対で、お互いの家に外泊して今日学校には一緒に行ってるはず、と言うのである。確かにアタシ達3人がお互いの家にお泊まりさせてもらう事は、たまにある事で不自然ではないのだが。何でもなさそうにそう答えてくれた2人のお母さんを心配させるような事は言えず、2人が学校に来ていない事は隠して、アタシは電話を切った。

 そして朝のSHR。ヘンタイ鬼畜教師宮本は、いつものようにペチャクチャ私語の治まらない教室で、よく聞き取れない声で連絡事項などを話すと、最後にアタシに向かってこれ、と小さく畳んだメモ用紙を渡したのだ。周囲の子はちょっと興味深そうに、何それ、見せてよ〜、と言って来たけど、とても見せられるものじゃない事は明らかだ。アタシは1時間目の授業がすぐに始まる事などもう気にしておられず、トイレに駆け込み個室に入ると、キドキしながらそのメモの内容を見たのである。

 え? そのメモ用紙には何も書かれていなかった。アタシは1時間目の始業のチャイムが鳴ってしまうのを聞きながら、狐につままれたような気持ちでしばらくそこから動けなかった。が、いつまでもここに居座るわけにもいかない。宮本のやつ何考えてるんだ?、とヘンタイ鬼畜教師の行動にますます不穏なものを感じ、姿をくらましてしまった2人の友達の身を案じながら、個室のドアを開けたその時。

「授業をサボっちゃいけないぞ。」

 宮本が女子トイレに入りみ、アタシの入った個室の外で待っていた。驚きの余り凍り付いてしまったアタシに、宮本の行動は普段のドン臭さがウソのように素早かった。パッとアタシの口に布のような物を押し付け、物凄い刺激臭をツーンと嗅いでしまったアタシは気を失っていた。

 目が覚めた。いや誰かに覚めさせられたのだ。

「気が付きましたか?」

 目を開けると「ヘンタイ鬼畜教師」宮本とモロに視線が合ってしまい、アタシはすぐに思い出す。朝のHRで宮本から手渡された意味深な実は白紙のメモを、他の子達に見られないようトイレの個室で見ようとしたアタシは、その行動を完全に読んでいたこいつに待ち伏せされ、布のような物で変な刺激臭を嗅がされ気絶してしまったのだ。

「んーっっ!!」

 咄嗟に声を上げようとして、口一杯に丸くて柔らかいボールのような物を詰められており、全く言葉にならない事がわかった。そのボールに空いていると思われる穴からアタシの涎がこぼれて、頬を冷たい感触が伝う。声を出そうともがけばもがく程、かえって惨めな思いにさせられる嫌らしい口枷のようだ。アタシの体は床に横倒しに転がされていて、背中に回された両手には手錠が掛けられているようだった。冷たい金属の感触とガチャガチャときしむ音でわかった事だ。

(宮本に捕まって拉致されたんだ……)

 すぐに事態を飲み込んだアタシは、手もなくアッサリと捕まってしまった自分のうかつさを悔やんだが、幸いセーラー服は着たままだったし、両脚は自由だった。でも本格的な手錠と口枷だけでも十分だった。さっきの気絶薬のせいだろうか、全身が猛烈に気怠くて手足に情けない程力が入らず、これは雁字搦めにされるよりもむしろ精神的に応えた。もう駄目だ。こうしてアタシも「ヘンタイ教師」宮本に「いたずら」をされてしまう運命なのか。気持ちが萎え観念するに連れて、ゾクゾクとおぞましい興奮が込み上げて来るのをアタシはどうしようもなく感じていた。

「授業をサボってた罰です。
 そこに正座しなさい。」

 宮本がそう言うと、手脚が萎えているアタシの体を起こして正座の姿勢を取らせた。うう。何と言う事だ。アタシの体はまだ十分自由が利くはずだ。相手は小柄で貧相な気の弱い中年男だ。立ち上がって体当たりすれば吹っ飛んでしまうだろう。でもアタシはこのヘンタイ男に操られるように、言われるがまま正座してしまうのだ。手脚に力が入らないと言うのは言い訳に過ぎない。

 ゾクリ……

 するとこの「ヘンタイ教師」の命令に素直に従ってしまったと言う事実そのものが、アタシの中の嫌らしい物を呼び覚ましてしまい、背中に回した手を拘束する手錠の冷たさと、正座した脚が感じる床の固さが、そのおぞましさを増幅した。この感覚は、昨日サヤカと接した時にも感じたゾクゾク感だったけど、本当に自分が「ヘンタイ教師」に捕まってえっちな「いたずら」をされちゃうんだと思うと、その興奮はもう抑え切れないくらい高まって、心臓がバクバクしてる感じがした。

 は、そうだ。自分の事で精一杯だったけど、サヤカとみっちゃんは? アタシは部屋の隅に正座させられたので、部屋の中を探すようにグルッと目線を動かした。この部屋には見覚えがある。宮本が根城にしている国語準備室だ。アタシのほぼ正面に宮本が立っていて、その右手奥の方にサヤカは立っていた。何だ全然普通の格好じゃない。スカートは超ミニだけど、アタシのように手錠だの口枷だのを付けられている様子はなく、じっと両手でアソコ付近を抑えて立つ例の格好で、アタシの方を黙って見ていた。

 その時ふとアタシの頭に疑念がわく。どうしてサヤカは全く自由な身なのに、この私より小柄で吹けば飛びそうな宮本に抵抗してくれないのだろうか。自分はともかく、親友のアタシが手錠を掛けられて口を塞がれて、宮本に「いたずら」されようとしているのに。

(サヤカ、もしかして……)

 アタシは頭に浮かんだその恐ろしい考えを懸命に否定し考えないようにした。きっとこれは悪い冗談に違いない。だって、サヤカはあんなに普通の格好してるんだもの……が、私のそんな淡い願いは、宮本の左手奥の床に転がされているみっちゃんを発見した時、跡形もなく崩れ落ちた。

 みっちゃんは裸でうつ伏せにされていた。手は背中で手錠を掛けられ、お尻を高く上げた格好で固定するように手錠やらチェーンやらが彼女の下半身を拘束していた。そしてみっちゃんのお尻が部屋の中央、そしてアタシのいる場所に向くようにされて、お尻の狭間には黒革のT字帯が喰い込んでいた。あれはサヤカが股間に着けられていた物と同じだろうか。

(みっちゃん!)

 アタシはうつ伏せでこちらにお尻を向けて誇示しているようなみっちゃんの、余りにえっちな格好にショックを受けたが、彼女のよく陽に焼けた鍛えられた肉体美に目が釘付けになってしまった。本当にカモシカのようなスラリと長い脚の上に、不釣り合いなくらいミッシリと肉の付いた大きなお尻が乗っているのがとてもエロティックだ。そして、何だろう、この音は? かすかなブーンと言うくぐもった音がみっちゃんのお尻の狭間に喰い込んだT字帯から聞こえて来るような気がし、みっちゃんはそのプリプリの桃尻をブルブル慄わせているのが、ますます嫌らしくアタシの目を焼いた。さらにショックだったのは、向こう向きでよく見えないが、あの男勝りのみっちゃんが顔を真っ赤にして女っぽくすすり泣いていた事だ。もうそこには男の子と間違えそうな、部活に打ち込むスポーツウーマンの姿は跡形もなく、男を誘うかのようにお尻を揺さぶって媚態を見せるえっちな女性に変貌してしまったみっちゃんが、「女」そのものの濃厚なフェロモンを振りまいているようだった。

「又お友達が来ましたよ。
 良かったですね、サヤカさん。」
「は、はい、ご主人様……」

 ぼうっとみっちゃんのお尻を眺めていたアタシは、宮本の言葉に「ご主人様」と答えたサヤカに、脳天をハンマーで殴られたような強烈なショックを覚えた。何だそれは!

「ははは、ビックリしましたか、山下真由さん。
 今度からマユさんと呼ばせてもらいますよ。
 サヤカさんは、私のかわいい奴隷です。
 あなた達も、私の奴隷になって下さい、いいですね?」

 妙に淡々とした口調で、そんなとんでもない事を言い出した宮本に、アタシはコイツ頭がおかしいんじゃないか、と思った。口が聞けたらそう言っただろうし、手が使えたらぶっ叩いていただろう。が、今の状況では、いやいやと首を振るのが精一杯だった。

「私の奴隷になれば、凄くいい気持ちになれて、毎日楽しく幸せに過ごせるんですよ。
 そうですね、サヤカさん。」
「はい、そうです、ご主人様……」

 一体どうしたと言うのだろう。そんなあり得ない言葉をボソボソと話すサヤカは、まるで魂を操られている人形のようだ。宮本はどんな手を使ってサヤカを洗脳してしまったのだろう? 何か危険な薬物でも使ったのだろうか? 脅迫されて嫌々そんな言葉を言わされているのか、とも思ったが、どうもそんな感じには見えない。サヤカは明らかに自分の意志で、ためらう事なく宮本の奴隷である事、そしてそれが幸せな事なのだと語っているのだ。洗脳されたのでなければ、気が狂ってしまったのか? でも親友の気が触れてしまったなどとは絶対に思いたくはなかった。

 目が釘付けになっていたアタシは、あの真面目っ子のサヤカの口から「えっち汁」などと言う信じられない言葉を聞いてもう耐えられなくなり、目を閉じていた。でも耳を塞ぐ事は出来ない。さらにアタシが目をつむった事を宮本は咎めて来た。

「駄目ですよ、マユさん。
 せっかくお友達が、あなたのために説明してくれてるんですから、目を閉じたり反らしたりしてはいけません。
 罰として、あなたも1枚脱がせてあげましょう。」

 そう言った宮本は、アタシがスカートの下にはいてた黒いスパッツを器用に脱がせて、薬の後遺症と正座で痺れていた脚から抜き取ってしまった。下にはいてたのはごく普通のピンクのパンツだったが、それを見た宮本は変な事を言った。

「いけませんよ、マユさん。
 女の子のパンツは白と決まっているのです。
 仕方ありません、白をはかせてあげましょう。」
 
 何わけのわからない事言ってるんだ、コイツ。だけど囚われの身の悲しさ、抵抗する事は出来ず、宮本はハサミを持って来てピンクのパンツを切り取って落としてしまった。アソコに直に当たる空気が冷たく、アタシはいよいよ覚悟を決めて体を固めようとしたのだが、宮本はその言葉通り、机の引き出しの中から白いヒモパンツを持ち出すと、わざわざそれをアタシにはき直させて来た。ヒモパンは正座したアタシに着け易いためだったろうけど、いざそれを着けた自分の股間を見ると物凄くえっちだった。小さいので毛が少しハミ出してるし、サヤカのはいてるのと同じく薄手のため、中の具まで少しスケて見えてるのだ。これは勝負パンツとか言うやつではなかろうか。

「ついでにスカートはサヤカさんくらいにして見ましょう。」

 そう言った宮本は、アタシのスカートをガッと上げて、正座してるとモロに股間の三角形が見えてしまう丈の超ミニにしてしまった。

「うん、いいですね。
 えっちなパンツがバッチリ見えちゃってますよ。」

 アタシの正面に回った宮本が、上から股間を見下ろしながらそう言った。アタシも視線を下にやって、そのはしたないパンチラの見え具合が余りにもエロエロなのに参ってしまった。宮本がわざわざパンツをはかせた理由が納得出来てしまった。

「いいですかマユさん。
 あなたは私をヘンタイだとバカにしているでしょうけど、そうやってパンツを見せてるとドキドキして興奮しませんか?
 それは露出狂と言って、立派なヘンタイです。
 マユさんがヘンタイなら、そのうちそのパンツをえっち汁で汚してしまうに違いありません……」

 な、何をバカな事を言ってるんだ、このどヘンタイ! そんなエロ過ぎる女の子なんかいるはずないじゃないの! アタシは心の中で毒づいてみたものの、その「えっち汁」でパンツを濡らしてしまったサヤカが羞ずかしそうに立っている姿を見ていると、体の中からじんわりと染み出して来る液体を早くも感じてしまっていた。

「さあ、サヤカさん、続きの説明をお願いします。
 そのおパンツはえっち汁で汚してしまったのですね。」
「は、はい、そうです。」
「もっと濡らした方がいいですね。
 どうしたらいいでしょう。」

 するとサヤカは初めてウッと口ごもってしまった。その間にアタシも考えた。パンツを濡らすには……ま、まさかねえ……

「あ、あの、おしっこを付けます、ご主人様。」

 余りに恥辱的な言葉にサヤカは火のようにお人形さんみたいなマスクを火照らせてる。が、言葉ではすまなかったのだ。

「では、鍵を開けてあげますから、おしっこでパンツを濡らしてください。」

 な、何い〜。今この部屋の中でサヤカにおしっこをさせようと言うのか。いよいよ本領を発揮し始めた宮本のやり方に、アタシはますますおぞましいものが込み上げて来るのを感じていたが、アタシの想像を超えるヘンタイ行為が待ち構えていた。

「ご主人様。
 今、ここで、おしっこするのですか……」

 股間の濡れたパンツの下のT字帯の鍵を開けて小用が足せるようにしているらしい宮本に、サヤカは困ったような声で聞いていた。それはそうだろう。ごく普通の部屋の中でトイレを使うなど、まずあり得ない行為である。が、宮本はもっととんでもない事を考えていた。

「そうですよ、サヤカさん。
 さあ、もうおしっこが出来ますね。
 あなたのトイレは、私の顔です。」
「ご主人様!」

 宮本の言葉にサヤカは心底驚いたような声を出した。恐らく彼女にとっても初めての行為なのだろう。全裸の宮本は、サヤカの前の床に仰向けで横たわると、言ったのである。

「さあ、私の顔にまたがって下さい。」

 宮本の言葉に逆らえないサヤカは、言われた通りまたがると腰を下ろして行った。

「口を狙って流し込んでください。」

 サヤカは何とも言えない妖艶な表情を見せると、とうとうパンツをはいたままオシッコを始めていた。体調が優れないのだろうか、やや黄色い液体がジョボジョボとパンツを濡らしながら落下して行くが、当然狙いは全く定まらず、宮本の顔は言うに及ばずあちこちにサヤカの小水が降り注いでいた。アタシはここで目を反らしても大丈夫とは思ったが、そのある意味神秘的でさえある光景を凝視してしまった。宮本は顔をサヤカのオシッコでベトベトにし、いくらか飲みながら幸せそうな表情を浮かべている。正に「ヘンタイ教師」の名にふさわしい立派な「ヘンタイ」ぶりだ。

 サヤカのオシッコで顔をベトベトにされた宮本は、そのオシッコもタップリ付いたパンツを受け取ると、
自分ではいてしまった。さらにブラジャーも受け取るとそれをペッタンコの胸に装着し、サヤカのセーラー服も着てしまうと、オシッコで顔をテカテカさせたおぞましいセーラー服の中年男が完成した。

「似合ってますか、マユさん。」

 宮本が、そのままアタシの背後にやって来た。オイ、顔くらい拭けよ! アタシはサヤカのオシッコの匂いを漂わせながらにじり寄って来た宮本の情けない姿に正直吹き出してしまいそうになっていた。いかんいかん。こんな「ヘンタイ鬼畜教師」に気を許すなんてもっての他だ。見るからにアホ丸出しの格好だからと言って、コイツが唾棄すべきヘンタイで、アタシ達を拉致監禁して奴隷に貶めようと言う鬼畜には変わりないのだ。

「そろそろ濡れて来てませんか?」

 背後からアタシのえっちなパンチラ部分をのぞき込んだ宮本は、堂々と手を入れて来た。

「おや?」

 アタシは急に羞ずかしくなって来て、極力太股をよじり合わせたが、宮本の手の侵入を防ぐ事は出来なかった。

「何だか、湿っぽくなってませんか?」

 ああ、何てことだ。アタシはいつの間にかドキドキする興奮が抑えきれず、アソコの奥からじんわりとえっち汁が染み出しつつあったのだ。それに宮本のおぞましい手の感触がどうしてもえっちな気持ちを掻き立てて来てしまう。が、その手をすぐに引っ込めた宮本は言った。

「このままおさわりしてたらマユさんもビチョビチョになってしまいますね。」

(んなわけあるか!)

 アタシの心中の叫びはしかし、全然裏付けのないものだった。実際あろう事か、さっきの手にアソコを擦り付けたいと言うはしたない欲求が少し芽生えていたのだ。嫌だ、アタシ、興奮してえっちな気分になっちゃってる!

「ですがそれではマユさんが露出狂のヘンタイかどうかチェック出来ませんね。
 見られるだけでベチョベチョに出来たら、あなたは立派なヘンタイです。
 私の奴隷にしてあげましょう。」

 勝手に決めんな! それに何が「奴隷にしてあげましょう。」だ。

「お、そうだ、忘れてました。
 マユさんの記念撮影もしなくては。」

 そう言った宮本は、ケイタイでアタシの正座して隠せない股間の三角地帯を接写して来た。

 パシャリ!
 
 う……

 アタシはそのシャッターの擬音に又1つゾクリと込み上げて来たおぞましい感覚が、だんだんアタシの意思を裏切り始めたのを感じていた。

「さあ、説明を続けて下さい、サヤカさん。
 あなたはどうしてえっちに感じてしまったのですか?」
「そ、それは……
 この黒いのが気持ちいいからです……」

 サヤカは例の黒革T字帯を手で持って言う。ヒモパンみたいで片側のヒモ部分が外されて垂れ下がるのを片手で支え、もう片手は何だかモッコリと膨らんだフロント部分を抑えていた。アタシは褌みたいだな、と詰まらない事を思った。手を外せばペロンと外れてしまいそうだ。

「では何がどう気持ち良いのか自分で外して、マユさんに見せてあげて下さい。」

 するとサヤカはT字帯のフロント部の裏側をめくって見せてくれたのだが、うすうすわかってたとは言え、それは実際に目にするとアタシの想像を超える嫌らしくえっちな代物だったのである。

「あ、あの……
 このイボイボがすっごく気持ちいいんです……」

 見るとT字帯がダラリと外れて垂れ下がるすぐ裏側に、凸凹したイボのような突起が沢山付いているのがわかった。アタシはそれがどこに当たってしまうのかすぐにわかってしまい、その部分がムズムズしてしまうのを感じると同時に、ゴクリと唾を飲み込んでいた……と思ったら大半はダラダラと顔に垂れて、ますますいたたまれない気持ちになった。

「そのイボイボはサヤカさんのどこを気持ち良くしてくれるのですか?」
「それは……
 ク、クリトリスです、ご主人様……」

 大人しい優等生のサヤカがそんな言葉を口にするのを聞いたら、クラスメイトの子達はぶっ倒れてしまうだろう。

「サヤカさんのクリトリスは良く感じるのですか?」
「は、はい、とっても……」
「それを着ける時、クリトリスをどうやったらより良く感じますか?
 マユさんにも教えてあげて下さい。」
「そ、それは……」
「教えてあげたでしょう。
 それをしてから始めて着けた時、サヤカさんはあんまり気持ちいいもんだから慣れるまで動けなくて、慣れてからは歩きながら気がやれるようになったんですよ。」

 そこまで健気にえっちな質問に答えていたサヤカが始めて口ごもる。それに突っ込む宮本の説明にアタシまで考えてしまったが、真っ赤になって俯きT字帯のイボイボと自分のアソコを見比べているサヤカからは目が離せない。そしたらストリップさせられてしまうのだ。サヤカはその答がわからなかったわけでなく、ただ言い辛かっただけのようで、意を決して口に出して言った。

「ク、クリトリスの、お皮を剥くんです……
 ああっ!」

 そ、そんなえっちなテクがあるのか! 確か女の子向け雑誌のえっち記事で読んだ事があったような気がするけど、怖くてアタシは試してみた事はない。そんな事しないでも、着衣越しに何かに当たっただけで飛び上がっちゃうくらいクリちゃんは感じ易いのだ。アタシは1人えっちの時ようやく何とか柔らかい指腹でクリちゃんをゆっくりコネコネ出来るようになったんだけど、それは気持ち良過ぎてすぐにイッチャウから、加減しないといけないんだ。皮なんか剥いたら、ホントにとんでもない事にならないのだろうか? ……なっちゃうらしい、宮本の説明を聞く限り。

 そして「歩くだけで気をやれる」なんて言われたサヤカは、それを思い出してしまうのか感極まったような悲鳴を上げてしまい、もう耐え切れなくなったアタシは思わず目を背けてしまった。

「脱ぎ脱ぎしたいんですね、マユさん。」

 まだサヤカのおしっこの匂いがするおぞましい宮本が背後からそう囁き、セーラー服のリボンが外された。このままでは裸に剥かれてしまうのは時間の問題かも知れない。ああ、駄目だ。どうしてもクリちゃんのムズムズを意識してしまって、それがどんどん固く大きくなって来たのが感じられた。

「続けて下さい、サヤカさん。
 あなたはオケケがほとんどありませんね。
 どうしてしまわれたのですか?」

 本当だ。サヤカの股間にはある筈の黒い茂みがまるで見当たらないではないか。

「ご主人様に剃って頂きました。」
「剃ってもらった感想はどうですか?」
「あ、あの……
 クリトリスがじかに当たって、もっと気持ち良くなりました……」

 うう……そんな「ヘンタイ行為」にも感じさせられてしまうサヤカ。これでは、あの真面目っ子でもおかしくなってしまうのは無理もない。アタシなんか話を聞いてるだけで頭が変になってしまいそうなんだから。

「あなたの女の子の部分には、何が入っているのですか?
 マユさんが、ドキドキしながら見たがってますよ。」

 又勝手な事を言う! でも、悔しいけどアタシは宮本の言葉を否定出来ない。それどころか、羞ずかしいけど心の奥でワクワクしながら、サヤカがT字帯のイボイボの下に付いていた筒型の道具をアソコからズルズルと抜き取って行くのを凝視してしまっていた。

「こ、これです……」

 サヤカのアソコからスポンと言う感じで抜け出たソレは、アタシの予想通り完全の男の人のお×んちんの形をした物体で、色や材質もたぶん本物ソックリに作ってあるようだった。サヤカの体液でヌラヌラと妖しく光り、湯気でも立っているようにホカホカらしきソレは随分大きそうに見えた。アタシはまだ本物は1つしか知らないから、標準より大きいのかどうかはわからないけど。一番先っちょの部分がキノコみたいに大きく傘を開いているのがとてもえっちだ。でもたぶん明らかに本物とは違うだろうと思われるのは、胴体が凸凹していてイボイボがびっしり刻まれている事だった。あんなの入れちゃって痛くないのだろうか?

「サヤカさん、それを入れてると気持ちいいのですか?」
「は、はい、凄くいいです……」
「随分えっちになりましたね。
 始めは指1本でも痛がっていたのに。」

 サヤカの「お×んちん」バイブを持つ手がワナワナと慄えている。アタシは宮本の言葉でふと思った。サヤカは宮本に処女を奪われたのだろうか? やはりこの男は鬼畜だ。こんな「ヘンタイ鬼畜教師」に気を許して、えっちな気分になってしまうなどあってはならない事だ。アタシは崩れ掛かった体を引き締め直し、もう何があっても気分を出してはならないと固く心を閉ざそうとした。が、そんなアタシの決意をあざ笑うかのように、宮本とサヤカのえっちな説明は続けられた。

「そのイボイボはどうですか?
 気持ちいいですか、サヤカさん。」
「ああ……
 凄く良くてたまりません、ご主人様……」
「そうでしょう。
 サヤカさんはイボイボがお好きな、えっちな女の子ですからね。
 イボイボ、お好きですか、サヤカさん?」
「……はい。
 イボイボ大好きです、ご主人様。」

 何だか淫魔に魂を売り渡してしまったようなサヤカの言葉だった。アタシは宮本に服を奪われるとわかっていても、サヤカを見続けている事は出来なかった。だが、本当に目を背けたくなる光景は、この後だったのである。

「後ろの方も見せて下さい、サヤカさん。」

(後ろだって!?)

 前の太いイボバイブだけでも十分衝撃的だったが、何とサヤカがお尻に入れていた黒いバイブを抜き取って見せたのは、余りにもショッキングだった。サヤカが前よりずっと辛そうに顔を歪めながらゆっくりと引き抜いたソレは、何だかグニャグニャしている太い蛇みたいで、太さは前のモノほどではなかったけれど、お尻の穴に入れるには大き過ぎるように思われた。そしてやはりこの太い蛇にも、おぞましいイボイボがビッシリ植えられているのが見えた。

「お尻は気持ちいいですか、サヤカさん。」
「はい、お尻もいいです、ご主人様。」
「前とどちらがいいのですか?」
「……お尻。」
「ははは、立派なヘンタイになりましたね。」

 ここまでで、アタシは上半身を裸にされていた。

「よく出来ました、サヤカさん。
 ご褒美をあげますから、全部元に戻して下さい。」
「は、はい……」
「ご褒美の時の言葉を忘れていますよ。」
「……ありがとうございます、ご主人様。」

 それまで信じられないくらい平然と「ご主人様」と「奴隷」の会話を続けていたサヤカが、初めて辛そうな表情でその言葉を口にしていた。それは「ご褒美」と言うのが言葉とは裏腹の行為である事を示すものだと、アタシも直感的に理解していた。

「後ろの方も見せて下さい、サヤカさん。」

(後ろだって!?)

 前の太いイボバイブだけでも十分衝撃的だったが、何とサヤカがお尻に入れていた黒いバイブを抜き取って見せたのは、余りにもショッキングだった。サヤカが前よりずっと辛そうに顔を歪めながらゆっくりと引き抜いたソレは、何だかグニャグニャしている太い蛇みたいで、太さは前のモノほどではなかったけれど、お尻の穴に入れるには大き過ぎるように思われた。そしてやはりこの太い蛇にも、おぞましいイボイボがビッシリ植えられているのが見えた。

「お尻は気持ちいいですか、サヤカさん。」
「はい、お尻もいいです、ご主人様。」
「前とどちらがいいのですか?」
「……お尻。」
「ははは、立派なヘンタイになりましたね。」

 ここまでで、アタシは上半身を裸にされていた。

「よく出来ました、サヤカさん。
 ご褒美をあげますから、全部元に戻して下さい。」
「は、はい……」
「ご褒美の時の言葉を忘れていますよ。」
「……ありがとうございます、ご主人様。」

 それまで信じられないくらい平然と「ご主人様」と「奴隷」の会話を続けていたサヤカが、初めて辛そうな表情でその言葉を口にしていた。それは「ご褒美」と言うのが言葉とは裏腹の行為である事を示すものだと、アタシも直感的に理解していた。

「マユさん、大きくて素敵なおっぱいですね。」

 立ち上がりアタシの前に回ってそう言った宮本を見て、アタシは又吹き出しそうになっていた。宮本はアタシから奪ったブラジャーを、サヤカのおしっこで汚れたままの顔にかぶっていたのだ。やめてよ! 鬼畜なアンタの事を憎しむ気持ちが薄まっちゃうじゃないの……

「うーん、サヤカさんのおしっこと、マユさんの匂いも混じって、素晴らしいコラボですよ、これは……」

 「ヘンタイ教師」宮本は顔に着けたアタシのブラを鼻にずらしてクンクン嗅ぎながら、嬉しそうにそんな事を言う。ブラなんかそんなに匂うわけはないのに、アタシは宮本のペースに巻き込まれて、実は脱いだら凄いのよアタシ、と言う密かな自信を持っているおっぱいがムズムズしてしまうのを感じていた。

「おっぱいの先っちょが固くなって来ましたよ。
 あなたも興奮してるんですね、マユさん。」

 バ、バカ! アタシは、宮本に対すると同時に、自分の体も叱りつけていた。が、ここで宮本が股間に手を伸ばして来ると、もう泣きたい気分になってしまった。

「ふふふ、そろそろマユさんのヘンタイがバレて来ましたよ……」

 アタシのヒモパンツはもうかなりジットリとお湿りが来ていて、完全に透けて中が丸見えに近い。
 
「2回目はセミヌードの撮影です。」

 再び宮本がケイタイのカメラでアタシの股間を接写し、次に少し引いて興奮し乳首をそそり立ててしまったおっぱいも入れての撮影を行った。

「もう少しです。
 早くそのえっちなおパンツをビチョビチョにして下さいね。」

 既に自制を失い暴走し始めたアタシの体に歯止めを掛けるのは無理っぽかった。今度はアタシがえっち汁でベトベトに汚したヒモパンツを、宮本は顔にかぶるのだろうか。まだアタシのブラをかぶったままの滑稽な宮本の顔に、アタシは初めてゾクッとあのおぞましい感覚を呼び起こされていた。

「さあ、準備は出来ましたか、サヤカさん。」
「はい、ご主人様。」

 ハッと見ると、サヤカは又黒革のT字帯を元通りに装着していた。宮本は彼女ににじり寄ると、身を屈めてT字帯のフロントとバックを嫌らしく手で撫で回していた。

「ちゃんと、クリは剥きましたね。」
「は、はい、剥きました。」
「では、もっと前に進んで……」

 サヤカが歩きながら、ウッと表情を歪めた。苦痛ではない。剥いてしまったクリちゃんがイボイボに擦れて気持ちいいのだ。少しは慣れて、気をやらずにすむようになってるのだろうか。

「はい、その辺で。
 マユさんに、しっかりえっちな所を見せて上げましょう。」

 もうサヤカとの距離は1メートルも離れていないかも知れない。間近で見る親友の裸はすごい迫力だ。背が低くやせていて子供みたいだと思っていたサヤカだが、おっぱいは形が良くてツンと乳首が立ちとても奇麗で魅力的だ。そしてお尻もそこそこ大きくて、立派に成長した女の子の体なのに、無毛の股間の縦筋にピタリと喰い込む、褌みたいな黒いT字帯がめちゃくちゃに嫌らしい。そのT字帯のフロントが少しモッコリ膨らんでいて、これが今からサヤカにえっちな「ご褒美」を与えるのだと言う事を、アタシも理解してしまっていた。

「奇麗ですね。
 すっかり女の子らしくなりましたよ、サヤカさん。」
「ありがとうございます、ご主人様。」

 アタシの背後から宮本がそう言うと、サヤカが答えた。

「私の奴隷になり、タップリかわいがってあげたから、おっぱいもお尻も大きくなったのですよ。
 良かったですね、サヤカさん。」
「ありがとうございます、ご主人様。」

 まだ1月もたってないのに、そんなに体の変化が起こるわけはなかったが、素直に感謝の言葉を述べているサヤカは、それを納得している様子だった。そうか。これが宮本のテクなんだ。言葉に出して言う事で、人はそれが嘘であっても本当の事であるかのように納得してしまうものだ。それをこんなにしつこく時間を掛けてネチネチとやられたら……

「ではご褒美をあげましょう。
 手は頭の後ろに組んで下さい。
 まず立ったままです。
 どんなに気持ち良くてもしゃがんではいけませんよ、いいですね?」
「わかりました、ご主人様。」
「気持ち良くなった場所は必ず口に出して下さい。
 もちろん、イク時は大きな声で言いましょう。」
「はい……
 ああ〜っ!」

 宮本がアタシの後ろでリモコンを操作したようだ。すぐに大声でえっちな声を張り上げるサヤカ。アタシはその迫力に、早くもタジタジとなっていた。

「どこが気持ちいいのか、言わないといけませんよ。」
「クリトリスですうっっ!!
 あ〜っっ、イキますうううっっっ!!!」

 あのイボイボがバイブしたのだろう。剥かれて感じ易くなっているクリちゃんに、バイブなんか当てられたらと、想像しただけでもアタシは気が遠くなりそうだった。サヤカも我慢出来ずあっと言う間に絶頂を叫ぶと、脚を崩してしゃがみ込んでいた。

「いきなり命令に背きましたね。」
「も、申し訳ありません、ご主人様……」

 何とか又立ち上がったサヤカは声がしゃがれてしまい、物凄く色っぽかった。アタシはクリちゃんが又一つググッとそそり立って痛いほど脈動しているのを感じていた。

「もう1回ですね。
 あなたのクリちゃんはえっちで堪え性がありませんから、今度はちょっとずつご褒美をあげましょう。
 タップリ味わって、マユさんにえっちな声を聞かせてあげて下さい。」
「ああ〜っっ!!
 いい! いい!
 クリちゃんが凄くいいです、ご主人様あ〜……」

 これはとても正視に耐えない光景だった。サヤカは大声で、クリちゃんがいい、いい、と泣き叫びながら、腰をガクガクさせて悶絶しているのだ。宮本はサヤカの反応を観察して、簡単にイカせないようにリモコンを巧みに操り、彼女のよがり声を徹底的に搾り取っていく。耐え切れなくなったアタシが目をつむってしまったのを、宮本は見逃してくれなかった。リモコンを一旦切ると、背後から回した手でアタシの乳房に触れて来たのである。

「駄目ですよ、マユさん。
 スカートとパンツは脱がせたくないから、今度はちゃんと見ないとオッパイモミモミ10回にしましょう。
 あんまり気分を出してはいけませんよ。」

 うう、何て嫌らしいヤツだ。でも10回くらいならどうにかやり過ごせるだろう。そう思ったアタシだったが、宮本の湿った感じの手がおっぱいに触れて来ると、その感触だけで慄え上がりそうになっていた。

(コイツ、上手だ……)

 もうワンタッチで、それは認めざるを得ない程、宮本はテクニシャンだったのだ。下手に力を入れてくれれば痛みを我慢するだけですんだのだが、まるで触れるか触れないかのようなもどかしいくらいのソフトタッチで、宮本の手がアタシの両胸の膨らみを包み込んで来ると、全然ガードが利かずいきなりアタシの頭はピンクのもやが掛かったみたいになり、目がウルウルしてしまった。

(あ〜っ!)

 いつの間に仕掛けて来たのだろう。やはり羽毛のようなソフトタッチで、宮本の指はアタシの勃起していた乳首まで摘んでしまっていたのだ。もちろん一気に快感のボルテージが上がる。10回どころかまだ1回も揉まれていないと言うのに。
 
「インチキしないように、数えてあげましょう。
 はい、いっか〜い……」

 そして始まった宮本の乳揉みはやはり素晴らしいの一語だった。えらくゆっくりと柔らかい揉み方だったけど、それが繊細な女体には最も効果的なのだ。そしてのんびり揉み上げながら、宮本は器用に乳首を摘んだ指でクリクリ刺激を与える事も忘れない。何とも優しい快感に包み込まれたアタシはもう目を開けている事も出来なくなった。口が利けたら、サヤカに負けないくらいえっちにアンアンよがりまくっていたかも知れない。一揉み毎に絶大な歓びを与えてくれながら、宮本は何とものんびりカウントを数える。こ、これは……我慢出来ないかも知れない!

「……はい、じゅっかーい。
 ずいぶん気持ち良さそうでしたね、マユさん。
 では、しっかり目を開けて見るのですよ。」

 アタシはすっかり潤み切ってしまった目をがんばって開けながら、アッサリ引いていった宮本の手に(もっと揉んで)とはしたない事を考えてしまっていた。

「とんだ邪魔が入ってしまいましたね、サヤカさん。
 はい、又やり直しです。」

 こうしてクリトリス責めに狂喜して大声でよがりまくりながら腰をガクンガクンと慄わせ悶絶したサヤカが無事立ったままのアクメに成功すると、次はあの大きなイボバイブの出番だった。やはりクリトリスの方が辛いようで、すぐに到達してしゃがみ込んだりはしなかったけれど、ずっと動かされたサヤカは腰の動きがどんどん大きく卑猥になっていき、しまいにはまるで見せつけるかのように腰を突き出して大きくグラインドさせるものだから、余りの嫌らしさに目を背けたアタシは又宮本の乳揉み10回を味わわされていた。そこで中断が入ったので恐らく達する寸前だったサヤカは1からやり直しとなり、アタシはサヤカに心の中で謝っていたが、宮本の乳揉みでかなりエキサイトさせられたアタシは危険な考えに傾斜しつつあった。いいよね、サヤカ。だって凄く気持ち良さそうじゃない。だんだん、アンタの気持ちがわかって来たよ……

 が、クリトリス、アソコ、と来て、最後に考えたくもなかったおぞましい箇所が残っていた。

「それではサヤカさんの一番好きな所にご褒美をあげます。
 アチラのお友達のように、うつ伏せでお尻を高く上げてください。」

 宮本の言葉に、アタシはすっかり忘れていた部屋の反対側ですすり泣いているみっちゃんの方を見た。相変わらず高く上げるように固定されたお尻をプリプリ揺さぶっているようだ。あのT字帯から聞こえて来ていた音の正体もわかってしまった。みっちゃんは今サヤカが狂態を見せている快感責めをずっと味わわされているのだ。それがどの程度のものかはわからないし、いつから続いているのかもわからないが。

「さあ、お尻をしっかり振って下さい。
 マユさんにも、しっかり教えてあげましょう、アナルはとても気持ち良いって事を。」
「うおおお〜っっっ!!!
 お、お尻いっっっ!!!」
 
 サヤカの悶絶ぶりはこれまでの比ではなく、腹の底から絞り出すような重い悲鳴を絞り出すと、狂ったようにお尻をガクンガクンと揺さぶり始めた。アソコとお尻とどちらがいいかと聞かれて「お尻」と答えてしまったサヤカの言葉は本当だったようだ。

「い、いぐううううっっっっ!!!!」
 
 もうイキっぷりも悪霊に取り憑かれたのではないかと言うくらい凄まじかった。「ご主人様」と言うような言葉を挟む余裕もないようだ。が、サヤカが絶頂に達したのに宮本はリモコンを止めてやろうとしない。

「マユさん、知ってますか?
 アナルえっちは何回でもおかわりが利くんですよ。
 今日は5回イッテみましょうか……」

 宮本はやっぱり鬼畜だった。サヤカは「おしりい!」と言う言葉と「いぐう!」と言う2単語だけでまるで断末魔のような恐ろしい咆吼を張り上げ次々に昇り詰め、ほぼ連続で5回アクメに達した後でようやくリモコンでアナルバイブは止められたのだ。高く掲げられていたお尻はがっくりと落ち、全身がおこりに掛かったようにピクピク痙攣を繰り返しているサヤカ。宮本がその顔の前にしゃがみ込んで、スッと顎をしゃくるとサヤカは白目を剥き大量の涎を吹きこぼしていた。アタシはサヤカが失神しているのではないかと思ったが、そうではなかった。

「お尻は良かったですか、サヤカさん。」
「……は、はい、ご主人様……」
「私の奴隷になって、幸せでしょう?」
「……はい……
 ご主人……
 様……」

 宮本が、アタシにニヤリと笑って見せる。アタシはそのあり得ないやりとりに、心底から恐怖が込み上げて来るのを感じていた。

リモコンバイブで翻弄されて次々にアクメを極め、最後にアナルバイブによる5連続絶頂という暴挙で半死半生の目に合いながら、それでも宮本を「ご主人様」と呼び奴隷である事の幸せを語るサヤカの姿は少なからずアタシを動揺させた。

(そんな無茶苦茶されて、何で抵抗しないんだ?
 お前そのうち殺されちまうぞ……)

 アタシの目には、それほどお尻の快楽にのたうち回り狂ったように絶叫しながらサヤカの演じた5連続アクメは強烈で、いくら何でも度を越しているとしか思えなかったのだ。仮に肉体的に死に追いやられる事はないにしても、精神が壊れてしまうのではなかろうか。少なくともアタシにはあんな責めを受けて正気を保っていられる自信はなかった。

 が、落花無惨に5連続アクメに破れた体をピクピク痙攣させているサヤカの顎をしゃくって、自分へ隷属する歓びを語らせた「ヘンタイ教師」宮本は、そんなアタシの気持ちを見抜いたかのようにうそぶく。

「マユさん、女の子の体は不思議なものでね、男なら発狂してしまうようなひどい苦痛にも耐えられるものなんです。
 やっぱり出産しなくちゃならないから、神様がそのように作られたのでしょうね。
 まして今サヤカさんは死ぬ程の快楽を味わったのです。
 これが幸せでなくて何でしょう。
 よしよし、いい子だ……」

 そう言った宮本が唇を合わせて行くと、まるでお産直後の若妻のような疲弊し切った中に幸福そうな表情を浮かべたサヤカはウットリとキスを受け入れたのである。サヤカの口にした奴隷である事の幸せが嘘偽りのない本心からのものである事を示すその光景に、アタシは魅入られたように魂を奪われ、正座した股間にはかされたヒモパンツにドッと熱い愛情の証を浴びせ掛けていた。

「さて、マユさんは奴隷になる決心がつきましたか?」

 しばらくサヤカと情熱的なキスを交わした宮本は、いよいよそう言いながらアタシに迫って来た。い、嫌だ、こんな「ヘンタイ教師」の奴隷になんか成りたくない! 口の利けないアタシは嫌々と首を振って拒絶の意を示すよりなかった。

「おや、嫌なんですか?」

 ウンウン、とうなずくアタシ。

「女の子の嫌は好きのうちと言いますからね……」

 勝手に決めるな!

「ここはやはり体に聞いてみましょう。
 女の子の下のオクチは正直なものです……」

 や、やめて……

 が、正座させられた手脚はもう動けるはずなのになぜだか全く動けず、無遠慮に股間をまさぐって来た宮本の手のなすがままだ。宮本はニヤリと下卑た笑みを浮かべる。

「こりゃ凄い。
 ビチョビチョの大洪水じゃないですか。
 おしっこでも洩らしちゃいましたか?」

(ああ……)

 屈辱に顔を真っ赤にしたアタシは、いっその事おしっこしちゃえば良かった、と思ってしまった。毎晩気持ち良く1人えっちで数回達しているアタシも、こんなに濡らしてしまった事は記憶にない。

「やっぱりマユさんは露出狂のヘンタイだったんですね。」

 違う! アタシはヘンタイなんかじゃない……

「ではおパンツを頂きましょう。」

 宮本は濡れ雑巾みたいになってわずかにアタシの股間に貼り付いていたヒモパンをむしり取ると、予想通りまだアタシのブラをかぶっていた顔に一緒にかぶってしまった。

「う〜ん、何と香しい匂いだ。
 マユさんは匂いのキツイ体質のようですね。」

 宮本がアタシのラブジュースにまみれたヒモパンをクンクン嗅ぎながら、そんな事を言う。

 バ、バカ!
 そんなのいい匂いのわけないじゃない!

 だが、そのヘンタイ丸出しの宮本の様子を見ていると、アタシのアソコはキュンとなって、又新たな花蜜がジュンとわいて来たようだった。もうアタシの体はどうにもならない。今宮本に襲われても絶対に抵抗出来ないだろう。コイツの、「ヘンタイ教師」宮本のおぞましいペニスに犯されて、アタシはたぶん歓びを覚えてしまい、サヤカと一緒に奴隷にされてしまうのだ。

 が、宮本はアタシには理解の出来ない行動に出た。

「それにしてもマユさんはだらしないですね。
 もうこんなに気分を出してしまって……
 面白くないから、もう1枚えっち汁で汚しちゃって下さい。」

 な、何だ!?
 一体どうして……

 てっきり宮本が本格的に体に「いたずら」を始めるものだとばかり思い、覚悟を決めていたアタシは、もう1枚同じような白いヒモパンツをはかされて、頭が混乱した。

「その点、こちらのお友達は強情でね。
 おかげで昨日もタップリ楽しませてもらいました。」

 そう言った宮本は、これまで放置していたみっちゃんの方へと向かう。改めてこちらに向かいお尻を高く掲げたうつ伏せに拘束されているみっちゃんを見ると、全身が汗でビッショリ濡れて輝き、黒革T字帯の喰い込む大きなお尻がピクついていて、離れた場所から見ていてもクラクラするくらいエロティックだ。サヤカを狂乱させたバイブが止められている今、微かに聞こえるブーンというくぐもった音は、みっちゃんのT字帯から聞こえて来るものだ。あのバイブは、一体いつから動いているのだろう?

「ミチコさん、お待たせしましたね。
 フフ、ちゃんと動いていますか?」

 宮本はみっちゃんのT字帯の前後を嫌らしく手で撫で回しながらそんな事を言う。と言う事は、前だけでなくアナルの方にもバイブが入って、しかも動いていると言う事だ。サヤカは1カ所ずつであんなに狂ったようになってしまったと言うのに。昨日捕まえたばかりで、恐らく男性経験は皆無のみっちゃんに、そんな仕打ちを加えるなんて……アタシは、(タップリ楽しませてもらった)と言う宮本の言葉から、アタシよりずっと頑固に抵抗しようとしたみっちゃんに、宮本がいかにひどい「いやずら」を加えた事かと想像するだけで怖じ気づいてしまいそうだった。

「まだ意識はあるみたいですね。
 さすがにスポーツで鍛えているだけの事はある。」

 みっちゃんは相変わらずお尻をヒクつかせながら、シクシクと嗚咽しているようだった。

「一晩味わったバイブの味はどうでしたか?」

 一晩だって!! あり得ない……何たる鬼畜……

「口も利けないくらい、応えたようですね。
 クリちゃんだけじゃなくて、おま○こもお尻も、どんどん良くなって来たでしょう?」

 宮本に顎をしゃくられてそんな言葉を掛けられるみっちゃんの目が涙で光るのが見えた。何やらしゃべっているみたいだったが、小声過ぎて全然聞こえない。

「お尻が良くない、なんて嘘をついてはいけませんよ。
 全くミチコさんは意地っ張りですね。
 昨日お浣腸した後、ナメナメしたら、あなたイッテしまったじゃないですか。
 あなたのウンチの味は美味しかったですよ……」

 アタシは、宮本の行為のおぞましさに鳥肌が立つような気持ちだった。女の子のおしっこを飲み、ウンチを舐めて喜ぶ、これが正真正銘の「ヘンタイ教師」の正体だ。そして同時に、アタシだったら? と考えないではいられなかった。おしっこやウンチを宮本に……嫌だ! そんなの人間のやる所業ではない!

「それにバージンだったのに、だんだんおま○こでも感じるようになってましたよ。
 ミチコさんは結構淫乱の気があるんじゃないですか?
 さあ昨日から何回イッテしまったのか、教えて下さい。」

 みっちゃんが微かな声で、知らない、知らない、とすすり上げるように言うのが聞こえた。

「自分でもわからないくらい、たくさんイッテしまったようですね。
 さあ、もう言えるでしょう。
 私の奴隷になってくれますね?」

 みっちゃんが又何か呟くように言ったようだ。

「ヘンタイ、ですか。
 驚きました、まだ素直になれないとはね。
 そうか、淫乱なミチコさんはもっとイキたいのですね。」

 そう言った宮本はリモコンをみっちゃんに見せる。みっちゃんは激しく首を振って嫌がっているようだが、宮本は容赦なくリモコンに指を触れた。何と言う執拗で嫌らしい男だろう。宮本は女の子が自分の意のままになるまで、何度でもしつこく責め立てて絶対に許してくれないのだ。あれではどんなに気の強い、みっちゃんのような女の子でも根負けして、アイツの軍門に下らざるを得ない。そしてそれは恐らく数時間後のアタシの姿だ。

「フルコースで楽しませてあげましょうね。
 まずはクリちゃんです……
 それから、アソコ……
 最後にミチコさんの毛嫌いしているお尻ですよ。」

 フルコース、と宮本が言ったのは、全てのバイブを強くしてしまうと言う意味だったようだ。サヤカ以上に強烈な責めだ。宮本が1つずつリモコンのレバーを上げて行く度に、みっちゃんは傷付いた獣のような恐ろしい咆吼を張り上げて、離れた場所にいるアタシも耳を塞ぎたいような気分だった。そして固定されたみっちゃんの大きなお尻はうねり狂って、どんどん動きが激しくなっていく。

「おやおや、アナルの反応が一番凄いじゃないですか……
 ははは、イキましたか、いい子だいい子だ……
 ほうら、どんどん良くなる、どんどんイッチャう……
 5回イケたら、一休みしましょう。」

 狂ってる。正気の沙汰とは思えない。女の子が完全に発情して、襲われれば体を開いてしまおうとしているのに、それがわからないのだろうか? 未だアタシ達を抱こうとしない宮本は、アタシにとって常識外の男だった。もしかすると、コイツは女を抱くより、道具を使って弄ぶ方が好きなのだろうか? 世の中にはそういう嗜好の男もいるだろうと頭では理解出来ても、ネチネチといたぶられてもう白旗を挙げているアタシの体が理解しようとはしなかった。

 宮本は半狂乱で悶絶したみっちゃんが5回極めてしまうとリモコンでバイブの動きを止め、改めてみっちゃんの顎をしゃくって聞いていた。

「さあ、どうですか、ミチコさん。
 私の奴隷になってくれますか?
 嫌なら、次の5回にいきましょう。」

 宮本がリモコンの操作っするそぶりを見せると、ついにみっちゃんは屈服してしまったようだった。

「そうですか、いい子です。
 では言って下さい、ご主人様、と。」

 みっちゃんの唇が動くのが見えた。ご、しゅ、じ、ん、さ、ま、と。

「サヤカさんのお友達はみんな素直ないい子ですね。
 さっそくご褒美をあげなくては。」

 宮本はそう言ってリモコンに指を掛け、みっちゃんの唇を求めた。観念したみっちゃんが唇を与えてしまうと、宮本はゆっくりとリモコンのスイッチを入れて行ったのである。

 何と昨夜から一晩中、あの強烈なクリトリスとアソコとアナルと言う女の子の股間の弱点を嫌らしく慄わせるバイブ責めを味わわされ、数限りなくイカされてしまったみっちゃんは、とうとう「ヘンタイ教師」宮本の執拗な責めに音を上げて、奴隷になる事を約束してしまった。そして宮本はとどめの5連続アクメを見舞い、奴隷になると言えなければまだまだ責めるぞと脅迫してみっちゃんを屈服させて「ご主人様」と言う言葉を言わせながら、今度は奴隷になった「ご褒美」だと称してバイブ責めを続ける鬼畜ぶりだった。あれじゃどんなに気性の強い女の子でも、身も心もボロボロにされてしまう!

 こうしてみっちゃんも又サヤカのように奴隷として宮本を「ご主人様」とあがめて、アイツの意のままに世にも羞ずかしい行為を演じさせられ、それでも宮本に逆らえずそれどころか奴隷として恥辱にまみれた生活を送る事に幸福さえ覚えてしまうようになるのだろうか。

 アタシは宮本に唇を吸われバイブ責めを続けられるみっちゃんが、精も根も尽き果ててとうとうウットリと快楽に身を預けて至福の表情を浮かべているらしき様子をうかがうと、得も知れぬ興奮がどんどん高まって早くもはき替えさせられたパンツに盛大な染みが出来始めるのをどうしようもなかった。次に宮本の毒牙が向かって来るのはアタシなのだ。

 正座させられてもう1時間以上経過しただろう。気絶薬の後遺症はもう消えて手脚の感覚は戻っている。背中で手錠を掛けられている手はともかく、脚は動かせるのだ。どうして逃げない? あるいは宮本に向かっていかない? アタシは自問自答したけど、どうしても宮本に取らされた正座の姿勢が崩せないのだ。そして視線を下にずらしセーラースカートのパンチラ状態になっている股間の三角地帯を見てしまう。ドキッ!

(ああ、アタシってこんなえっちな子なんだ……)

 宮本がこだわってスカートを脱がせず、わざわざ何度も白パンツをはかせる理由がよくわかった。チラリとのぞく頼りない白のヒモパンがアタシのえっち汁で潤って半透明になり、羞ずかしい部分がうっすらと透けている眺めは余りにも卑猥だった。健康的なただの裸はこんなにえっちではない。これは正に「ヘンタイ教師」に「いたずら」されて奴隷に貶められるのに相応しい格好だと思った。
 
 そうよ、アタシは毎晩1人えっちで指を使い、何度もイッテしまうようなえっちな子。宮本の言った通り、羞ずかしいパンチラを見せる事に興奮してパンツをビショビショにしてしまう露出狂のヘンタイなんだわ。これじゃ奴隷にされても文句は言えない。だからこうして大人しく正座して、宮本に「いたずら」されるのを待っているのだ。アタシはもう自分が心の底では、おぞましい「ヘンタイ教師」宮本の手でサヤカやみっちゃんのようにボロボロになるまで快楽責めを受けて奴隷に貶められる事を望んでしまっている事を否定出来なかった。

 あの嫌らしい股間に喰い込む黒革のT字帯。あれはどれだけ気持ちいいんだろう。股間の邪魔なオケケを剃ってもらい、皮も剥いて剥き出しにされた一番感じるクリちゃんにイボイボが密着してブルブル慄えるんだ。きっとサヤカみたいに歩くだけもイってしまうだろう。大きくてイボイボのついたおちんちんバイブも、もう処女じゃなくて指2本入れても平気なアタシならすぐに気持ち良くくわえる事が出来るはずだ。あのイボイボにえっちなおま○この中をすみずみまで擦ってもらうのは天国に違いない。

 そしてまだ経験した事のないアナルにもぐにゃぐにゃしたえっちなバイブを入れられちゃうんだ。サヤカやみっちゃんも、お尻の方が前より良くって狂ったみたいに感じちゃってるみたいだ。こんなにえっちなアタシの体なら、きっとすぐに気持ち良くなってしまうに決まっている。そこまで妄想したアタシは、お尻の穴までムズムズして来るのを感じていた。

「さあ、おいで。」
「はい、ご主人様。」

 アタシがもう観念して「ヘンタイ教師」の「いたずら」に体を開く覚悟を決めているとしかし、宮本は又も意外な行動に出た。目を閉じてえっちな妄想に耽っていたアタシが、2人の声にハッと気付いて目を開けると、何と宮本がみっちゃんを拘束から解放すると肩を抱くようにエスコートしてやって来るではないか。「ご主人様」とハッキリ口にしたみっちゃんは、もう宮本に魂を売り渡してしまったのか?

 いや、まだほとんど手を出される前から宮本の奴隷にされる事を観念しようとしているアタシに、彼女を非難する事など出来るわけがない。みっちゃんは昨日から不眠不休で強烈な色責めを受け続けて身も心もボロボロにされた末に奴隷に貶められてしまったのだ。それはサヤカも同様だろう。アタシが一番意気地がなくて、呆気なく奴隷にされようとしているのだから。

「サヤカさんもこちらに来て下さい。」
「はい、ご主人様。」

 ああ、この2人は何て強いんだろう。今アタシの目の前で気を失ってもおかしくない程の狂態を演じさせられながら、早くも立ち直って動いている。宮本がうそぶいた、不思議な女の子の耐性の強さを実証しているかのようだ。そして宮本は、両側に奴隷にされ黒革のT字帯だけのサヤカとみっちゃんを従えて、羞ずかしい股間をのぞかせながら正座しているアタシの前に立ったのである。一体この2人は何のために? アタシはその恐ろしい予想が現実のものとなるのに、恐れおののくばかりだった。

 その時チャイムが鳴るのが聞こえ、アタシは思った。今何時間目なんだろう? 朝気絶させられた時1時間目が始まったのだ。その後どれだけ気を失っていたのかはわからない。

「チャイムが鳴っちゃいました。
 私は残念ながら4時間目からずっと授業なんです。」

 そうか、今から4時間目が始まるのか。やはり気絶していた時間はそれほど長くなかったようだ。

「さあ、マユさん。
 お友達と一緒に、私の奴隷になる決心はつきましたか?」

 アタシはそれでも嫌々と首を振る。もう覚悟は出来ていたけど、ここでウンとうなずける程アタシは強くない。

「サヤカさんとミチコさんからも、誘ってあげて下さい。」
「マユ、一緒に奴隷に成ろうよ。」
「奴隷に、成りましょう。」

 みっちゃんの口調は堅かったけれど、2人とも素直にそう口にしているのがわかる。決して宮本に強制されて嫌々口にしているわけではない。アタシは逆に恐ろしくなって2人の誘いにも嫌々と首を振ってしまった。宮本の奴隷にされる事自体よりも、自分が別の人間に作り替えられてしまうのが怖かったのだ。が、そういうためらいは、宮本を楽しませてしまうだけの事だった。

「いいですよ。
 女の子は慎ましくなければいけません。
 この程度で簡単に、奴隷に成ります、なんて言ってはなりません。」

 コイツにはどんな反応を見せても無駄だった。自分の意のままになるまで何度でもしつこくネチネチと女の子をいたぶって、その事自体を楽しむ蛇のように狡猾な男なのだ。

「ではちょっと遊んでみましょう。
 サヤカさん、ミチコさん、あなた達は次の時間、私の替わりにマユさんが奴隷になる決心が付くようにしてあげて下さい。
 おっぱいを握って下さい。」
「んんんーっ!」

 やめてえっ! と叫ぼうとして、口枷から又涎が頬を伝った。すぐに左右から手を伸ばして来たサヤカとみっちゃんにおっぱいを触られた瞬間にも、又声にならない悲鳴と涎が、アタシの屈辱感を煽った。

「いいですか、次の時間手と口を使ってマユさんをかわいがってあげるのです。
 おっぱいはずっと揉んであげなさい。
 触るのは上半身だけです。
 マユさんが何回イッタかお昼休みに報告して下さい。
 5回が最低ノルマです。
 クリア出来なかったら、1からやり直しですよ。
 では。」

 ち、ちょっと! 待って! と言おうにも言葉にならないし、左右から握り締められたおっぱいから早くも甘美なものが込み上げて、アタシはもう意識が桃色にかすもうとしていた。

「待ってください、ご主人様。」

 サヤカがそう言ってくれた。ホッ。さすがに親友であるアタシにえっちないたずらを仕掛ける事はためらわれるのに違いない。

「7回にしませんか?」

 う、嘘おっっっ!!! 続いてみっちゃんも口を開いた。

「いいえ、ご主人様。
 1時間もあれば10回はイカなくては……」
「ははは、かわいい奴隷達の言う事は聞いてやらないといけませんね。
 では10回です。
 10回アクメに達しなければやり直しですよ、では……」

 宮本がそそくさ教科書などの授業道具を揃え、いつものように遅刻しているので一応急いで部屋を出る。そして入口に外からガチャリと鍵を掛ける音が聞こえたのを合図に、サヤカが話し掛けて来た。

「マユちゃん……
 私達が嫌な事は全部忘れさせてあげるね。」

(ううっ!)

 そう言ったサヤカはアタシのおっぱいを握ってた手に少し力を入れ、指股でクリッと乳首を挟んで来た、たちまちアタシは素晴らしい心地良さに包まれてもう開けていられなくなった目をつむってしまう。メチャクチャにうまい、と思った宮本ほどではなかったけど、柔らかい女の子の手、それも親友のサヤカにえっちな事をされてると思うとそれだけでも感激の度合いが違い、まるでスッとアタシの体に入り込んでダイレクトに官能を燃え立たせてくるようだった。これではガードするどころの話ではなかった。

(ああ……
 だ、駄目だよ、サヤカ……)

「マユ。
 いっぱい気持ち良くなって……」

(うあ〜っ!
 みっちゃん、ソコ、駄目えっ!)

 今度は反対側のみっちゃんまで、聞いた事もないような艶めかしい声と共に、おっぱいを握り締めてた手指でクリッと乳首を摘んで来た。それぞれに摘れてしまった私のえっちな乳首から、快感の電流がビインと突き抜けて来るみたいで、親友2人に左右からかわいがられる恐ろしさに慄え上がってしまった。

「もみもみしたげるね。」
「アタシも……」

 さっそく2人は手指をゆっくり動かしてアタシの乳房を柔らかく揉みほぐしながら、指でコロコロと乳首を弄り回して来たんだけど、その気持ち良さはもう言葉にならない素晴らしさだった。女の子同士でレズっちゃうなんてイケない事だとわかっていても、大好きなサヤカとみっちゃんの手指を嫌がり拒絶する事など出来なかった。それにサヤカとみっちゃんでは手の感触も弄り方も全然違う。サヤカの手にガードを固めて感じまいとすれば、みっちゃんの手には無防備になるし、逆も又真なりで、乳房揉みが始まって早々にアタシは抵抗を諦めるしかない心境に陥っていた。

「気持ちいい?
 マユちゃん。」
「ねえ、こんなの、どう?
 感じるんだね、嬉しい……」

 そして2人は耳元で嫌らしく囁き反応を逐一確認しながら、アタシの最も感じるやり方を探求しつつ、愛情たっぷりにおっぱいを揉みほぐして来るのだ。これにはどんなテクニシャンの、宮本のような男だってかなわないだろう。2人の手指がグリッとおっぱいに喰い込むたびに甘美なものがグッと込み上げ、乳首をクリッとくじられる度に閉じ合わせたまぶたの裏で快感の火花が散った。

「マユちゃんのおっぱい、とてもおっきくて、素敵……」

 サヤカがそんな事を言いながら、ユサユサ、クリクリ、とややハードな揉み方に変えて来た。初めからこんな強い揉み方なら却って冷めてしまったかも知れないけど、ソフトタッチの乳房揉みにメロメロにされて骨抜き状態になっていたアタシには効果抜群だった。くすぶっていた官能の炎に一気に火が付いたアタシはサヤカの大きな手指の動きに合わせるように胸を激しく揺さぶって感じ入った様を晒してしまい、それを見たみっちゃんまでサヤカにならってやや荒っぽい乳房愛撫に切り替えて来ると、アタシはどんどん高まり天国に向かって飛翔していった。

「乳首をチューッとしたげようよ。」

 密かにそれを願っていたアタシの気持ちを見透かしたようにみっちゃんがそう言うと、2人は左右から揉みほぐすおっぱいの頂点のえっちな実をすぼめた唇に含んで来た。そして舌でペロペロと舐めたかと思うと、2人の唇はジワジワ乳首包囲網を搾るように縮こまって来る。

(ああーっっ!!
 いくうっっ!!)

 そしれ2人が申し合わせたようにきつく乳首を吸い取り。チューッときつく吸い上げて来ると、アタシはとうとう絶頂に昇り詰めてしまった。

「マユちゃん、いっちゃったよ。」
「もう10分近くたっちゃったね、」

 もう10分!? まだ10分の間違いじゃないの……もうアタシ、ヘロヘロだよ……だけどずっとおっぱいを揉み続けるように命令された2人は、もちろん手指をアタシの乳房に掛けたままだ。

「これじゃノルマが達成出来ないよ。」
「ペースを上げなきゃ……」
「マユちゃん、10回イカなきゃやり直しだよ。」
「頑張って5分に1回イクつもりで、ね?」
「んんっっ!!(無理っっ!!)」

 確かに50分の授業中に10回イクとすれば、そういう計算になるのだが、いくら何でも無理ではないか? アタシは毎晩オナニーしちゃってるけど、普通は1、2回くらいのもので、2回もイッテしまうともうグッタリ。そのまま朝まで寝ちゃう事が多い。どんなに頑張ったって3回が限界だと思ってる。本当に3回してしまった事が何度かあるんだけど、もう3度目は頭がトロトロになって理性も何もぶっ飛び、終わった後物凄い罪悪感と虚脱感に襲われて、もう2度とこんな事はするまいと固く誓ったものだ。まあ、それでも何度かトライしたわけだから、アタシがえっちなのも相当なもんなんだけど。(笑)

 だから宮本が最初に言った5回ってのでも、体が壊れてしまうんじゃないか、と言う恐怖を覚える回数だった。だけど、アタシの考えるえっちの限界をはるかに超える責めを経験してしまったサヤカとみっちゃんは、あえてもっと回数を増やすように宮本に提案したのだ。

「さあ、マユちゃん、2回目だよ〜」
「アタシのおっぱいもみもみ気に入ってくれた?」

 そしてそんなアタシの不安なんか意に介さないとばかり、サヤカとみっちゃんは楽しそうに愛撫を再開して来た。すると1回目よりはるかに簡単にアタシは体が燃え上がってしまうのを感じていた。2人の手にアタシの体がなじんでしまったのか、研究熱心な2人がアタシの感じるやり方をもう会得してしまったのか、たぶん両方だと思う。

(ああ〜っっ!!
 た、たまんない、許してえっっっ!!!)

「わーい、マユちゃん大歓びだねっ!」
「んふっ、今度はいろんトコ、ナメナメしたげるよ!」

 アタシは塞がれた口から言葉を発する事が出来ないのを恨んだ。口が利けたらサヤカとみっちゃんに、回数をごまかしてくれるようお願い出来たかも知れないし、イキまくり状態をアタシが心底恐れている事を訴える事も出来ただろう。もちろんそれを聞き入れてもらえると期待は出来なかったけど。

「ねえ、私、昔からマユちゃんとえっちな事したかったんだ。
 うれしいよ、マユちゃん……」
 
 サヤカがせっせとおっぱいを揉みしだき、アタシの首筋あたりにねぶりついて来ながらそんな事を言うと、ゾクゾクッとアブない戦慄が体を突き抜けて来た。

「私も……
 大好きだよ、マユ……」
 
 みっちゃんまでそんな告白をしながらアタシのオッパイを巧みに揉みほぐし、腕を持ち上げ脇の下に舌を這わせて来ると、おぞましい快楽の電流が1つになって、程なくアタシは2回目のアクメに到達していた。

「その調子だよ、マユちゃん。」
「どんどんイッテね。
 羞ずかしがらないで……」

(ああ〜……
 や、休ませて……
 アタシ、壊れちゃう……)

 3回目はやはりアタシにとって1つの限界点なのだろう。頭がピンクにかすんでもう何もまともな事は考えられなくなった。ただ、2人がココがいい? それともココ? と一々聞きながら上半身のいろんな場所をナメ回して来る心地良さと、揉み続けられるおっぱいが本当に溶けてなくなってしまいそうな絶大な快感だけがアタシの頭の中を占め、3度目のアクメも間もなく訪れた。

「うふふ、だいぶ調子が出て来たね、マユちゃん。
 ほうら、おっぱいもみもみ……」
「ああ、アソコを弄ってあげられないのが残念だねえ……」

 そう言う2人の言葉で始まった4サイクル目からは、もう限界を超えてわけがわからなくなった。たぶん、アタシはサヤカとみっちゃんの手指におっぱいを擦り付けるようにして悶えまくり、2人の嫌らしい舌に舐められる箇所から次々と性感帯を目覚めさせられて、すごいペースでイキ続けたんだと思う。よく意識が飛ぶ事なく続いていたもんだと思うけれど……考えてみれば、みっちゃんは一晩中イキ続けてなお正気を保っていたわけだ。そんな2人は、10回のアクメくらいどうって事はない、とアタシに教えてくれたようなものだった。

「ご気分はいかがですか、マユさん。」

 目を閉じて下を向き、すすり泣きながらサヤカとみっちゃんの手指と口唇で何度も何度も極めさせられて意識が朦朧としていたアタシは、そう顎をしゃくられて涙でけぶる視界に宮本の姿を認めた。

「何回イキましたか?」
「13回です、ご主人様……」

 サヤカがそう答える。

「よく頑張りましたね、マユさん。
 もう私の奴隷になる決心はつきましたか?」

 アタシが、どうするかためらっていると、まだおっぱいに掛かったままだったサヤカとみっちゃんの手が動き始めた。

「ご主人様、この子の決心がつくまで私達おっぱいもみもみを続けようと思います……」
「マユ、いい加減素直になろうね……」

 ああ〜っっ! これは宮本のやり口そのものだ。親友2人の手で退路を封じられたアタシには、もう宮本の奴隷になる道しか残されていなかった。うんうん、と承諾の意を表すアタシのうなずきを見て満足そうな表情を見せた宮本は、サヤカとみっちゃんに言った。

「よく出来ましたね。
 では、ご褒美を差し上げましょう。」

 宮本がリモコンを取り出してバイブの快感を与えると、ああ〜、いい〜、と歓喜を隠さず表明した2人は口々に、ありがとうございます、ご主人様、と宮本に頭を下げ黒革T字帯の前部に両手をあてがい、モジモジとそのもたらす快楽に悶絶する様を見せた。

「気持ちいいですか?
 何度イッテもいいんですよ、そのまま味わわせてあげましょう。
 では、マユさんをオネンネさせて下さい。
 アンヨは広げて。
 新入りの奴隷さんの入会式にあなた達も参加させて差し上げます。」

 するとサヤカとみっちゃんは、再び、ありがとうございます、ご主人様と頭を下げ、股間の快感に全身をワナワナと慄わせながら、アタシの呪縛に掛かったような正座を解いて床に仰向けで寝かせて来たのである。一体「入会式」って何だろう? と13連続アクメの後で遠ざかりそうな意識の片隅で考えるが、サヤカとみっちゃんが脚を持って左右に大きく広げてしまうのにも、まるで抵抗出来ないのだった。そして宮本がアタシの広げられた両肢の先を手錠で重たいスチール机の足に繋いで人の字形の拘束が完成すると、少し落ち着き意識がまともに戻ると同時に何をされるのかと言う恐怖で、全身が総毛立つような思いになった。が、まだはかされていたセーラースカートの中のヒモパンツには、新たな花蜜がドッと浴びせ掛けられ、搾ったら洗面器一杯の汁が溢れるのではないかというような濡れ雑巾状態になっていたのである。

「ああ〜っ!
 ご、ご主人様あっ!
 気持ちいいっ!
 いっちゃいそうですうっっ!!」
「ア、アタシもおっ!
 きつ過ぎます!
 も、もう、たまんないいっっ!!」

 宮本の持つリモコンが黒革T字帯の中で、女の子の股間の弱点に喰い付いたえっちな装置を慄わせてしまう効果は抜群だ。さっきまでアタシにまとわりついておっぱいを揉みほぐし続け、13回連続アクメと言う天国だか地獄だかわかんない状態を味わわせて来たサヤカとみっちゃんが、今度は自分達が狂う番だとばかりに、えっちな大声を張り上げながら悩ましく悶絶している。とうとう人の字形に固定されてしまったアタシは朦朧とした意識の中にもうっすらと目を開けて2人の親友の乱れる様を見て、その淫猥さに慄然とせざるを得なかった。とりわけ2人がまるでおしっこを我慢する限界が来てしまったかのように、両手で抑えている股間の縦に一筋喰い込んだ黒革の眺めが淫らそのものだった。わずかに膨らみの見えるその頑丈なT字帯の下の快楽装置が、今2人を追い詰めオロオロさせているのである。

 上半身だけで人事不省に陥る寸前までの連続アクメを与えられたアタシは、甘美な毒が回ってジーンと痺れて言う事を聞かない体でも、放置されたミニスカの中が激しく疼いて刺激を欲しがり狂いそうになっているのを感じていた。これが宮本の仕掛けた狡猾な罠だ。今から何が行われるのかわからないが、アタシの体は抵抗するどころか下半身が今か今かと宮本の「いたずら」を待ち望んでいるのだ。観念したアタシは再び目を閉じたが、サヤカとみっちゃんが股間の快楽でよがりまくるえっちな声に耳を塞ぐ事は出来ないのだった。

「さっきあれだけイッテしまったのに、サヤカさんもミチコさんも欲張り屋さんですねえ。
 マユさんが呆れてますよ。」
「ああ、だ、だってえっ!!」
「又おかしくなって来ましたあっっ!!
 と、止めてくださいっ!
 ご主人様あっっ!!」
「ミチコさんはまだしつけがなってませんね。
 私におねだりが出来るのは、気持ちいい事をしてください、と言う時だけです。
 やめて下さいなんて、ヘンタイでドえっちな奴隷さんの言葉ではありませんよ。」
「ああーっっ!!」
「ミチコさんは、どこが一番良いのですか?」
「……おしりいっっ!!」
「ヘンタイですね。
 はい、お尻でおイキなさい。」
 
 宮本がアナルバイブを強めたのだろう。みっちゃんは、たちまち恐ろしく強烈なアクメを告げて絶叫し、サヤカも煽りを喰って、イクーっっ!! と愛らしく悲鳴を上げていた。

「サヤカさんまで、だらしがありませんよ。」
「だ、だってえ……」

 サヤカの声はアクメを告げる悲鳴までも男に媚びるがごとく、悩ましくも可憐さを失っていなかった。こんな甘えるような声を出されたら、アタシが男なら獣になって襲い掛からずにはいられないだろう。

「もうあなたは十分慣れたはずでしょう。
 それなのに、そんなに簡単にイッテしまって羞ずかしくはないのですか?」
「だって……
 どんどん良くなって来ちゃうんです……
 もう私、駄目……」

 どきっ。

 大人しいサヤカの言葉は結構アタシにもショックだったか知れない。こんなヘンタイプレイに慣れるどころか、ますます深みに嵌って快楽の虜になると言う事だから……と、言う事は宮本の奴隷にされたが最後、二度と逃げる事も引き返す事も叶わず、コイツの前に「ご主人様」とはいつくばって、えっちな「ご褒美」を貰うのを幸福と感じる人生を送ると言う事だ。好きな男の人と結婚して、子供を産み、幸せな家庭を築く、と言った普通の人生とは決別しなければならないのだ。

「ははは、すっかりえっち好きになってしまったのですね。
 お友達と一緒に奴隷になれば、もっとえっちな楽しいプレイが出来ますよ。」

 アタシは嫌だあっ!
 そんなの絶対……

「では、サヤカさんにもお好きな所にご褒美をあげましょう。
 どこが一番気持ち良いのですか?」
「ああ〜……
 く、クリトリス……」
「よしよし、いい子ですね、はい。」
「ひい〜っっ!!」
「駄目えっっ!!」

 サヤカが「ご褒美」に歓びの悲鳴を上げると同時に、みっちゃんまで快楽を叫んでいた。恐らく宮本のリモコンが2人の黒革T字帯の快感装置を同時に動かしてしまうのだろう。そのため1人ずつ「ご褒美」を与えられてイカされるとすれば、必ず2倍の快感責めが待っているわけだ。「友達と一緒に」奴隷になってしまうと、こんなひどい目に遭ってしまうのだ。と、言う事は……アタシまで加わってしまうと、「ご褒美」の快楽も3倍と言うことになる。それじゃアタシ達仲良し3人組は遠からず「ヘンタイ教師」宮本の手で身も心もボロボロにされてしまうだろう。そんな事は絶対に許せない!

「おっとしゃがんじゃ駄目ですよ。
 ご褒美は立って受け取るのが決まりですよ。
 やり直したくなかったら、2人ともがんばって立ったままイキましょうね〜」

 一体何をわけのわかんない事を言ってるんだ、とうっすら目を開けたアタシは、サヤカとみっちゃんがしゃがむ事を許されず、黒革の筋が入った股間を両手で抑えて艶めかしい悲鳴を上げながら悶絶している姿が物凄く嫌らしい眺めになってしまうのに気付いてアッと思った。

(立ったままイクのがこんなにえっちだなんて……)

 ちっちゃくてロリロリのサヤカも卑猥だったけど、モデルにしたいような長身でスタイルの良いみっちゃんが、大きな体を折り畳むようにしてアソコを抑えて悶絶するのは迫力満点のエロエロさだった。

「あ〜っっっ!!!
 いくうう〜っっ!!」
「駄目えっ!
 しゃがんじゃ駄目えっっっ!!!」

 先に白旗を挙げたのはみっちゃんだったけど、彼女が耐えきれずドサッと倒れ込んでしまったのを宮本は許さなかった。

「はい、やり直しですよ。
 ミチコさんは何のために部活で鍛えてるんです?
 さあ、もっと根性を出して下さい……」

 アタシは部活でえっちを鍛えるのかよ、とツッコミを入れたくなったけど、宮本の「立ったままアクメ」責めは2人を狂乱させながら続き、結局サヤカとみっちゃんは4回絶頂に達してようやく一段落付いたのである。

「はい、よく出来ました。」
「ああ……
 ご主人様、ありがとうございました。
 クリトリスと、おま○こと、お尻が、とても気持ち良かったです……」
「ミチコさんも、ご褒美を頂いた後は、そう言わねばなりませんよ。」
「ご、ご主人、様……」

 サヤカは深々と頭を下げながら感謝の言葉を口にし、まだ慣れないみっちゃんは少し口ごもっていたが、これが宮本のやり方だ。一々口にさせられる事で、その言葉が奴隷である事を思い知らせて呪縛し、いつの間にか抜き差しならぬ精神状態に変えられてしまうのだ。

「ではマユさんの奴隷入会式を行いましょう。」

 はっ! いよいよアタシがいたぶられる番だ。宮本がサヤカとみっちゃんを従えて、床に人の字拘束されているアタシの方へやって来た。リモコンバイブが完全には止まっていないのだろう、サヤカもみっちゃんも股間を手で抑えてモジモジしている。宮本はさっそくアタシのスカートを完全にめくり上げてどけると、もう元が何だったかわからないくらいアタシのえっち汁でビショビショになって股間に貼り付いていたパンツに手を伸ばして来た。

「おお、これは大洪水ですね。
 おしっこでも洩らしたのですか、マユさん。」

 アタシは首を振って否定したが、本当は定かでなかった。13連続アクメの途中でわけがわからなくなり理性が飛んでいたので、もしかしたらお洩らししちゃったかも知れないのだ。それにそうだと言っても通るくらいアタシのはかされたヒモパンはひどくグショグショに濡れていた。

「朝からしてないのでしょう?
 そろそろおしっこしたくなってるはずですよ。」

 宮本がビチョビチョのパンツを手で弄りながらそんな事を言うと、アタシは急に尿意が高まって来るのを感じた。うう、こんな時に……どうやらまだ失禁はしていなかったようだが、宮本に股間を嫌らしくまさぐられている、このタイミングでの尿意の高まりにアタシは泣きたい気分だった。口は利けないが、もしトイレに行かせてと頼んでも、許されはしなかっただろう。

「さあ、遠慮なくおしっこして下さい、スッキリしますよ。
 何構いやしません、私が後始末はしてあげますから。
 かわいい奴隷さんは、いつどこでおしっこやうんちをしてもいいのですよ。」

 おしっこだのうんちだの、後始末だのと言ったおぞましい言葉にアタシはいたたまれなくなり、精一杯股間に力を入れて決壊を防ごうとしたのだが、頼りない下半身で長時間過ごして冷えてしまったアタシの股間は間もなく限界を超えて、ジョーッとパンツをはいたまま放尿してしまったのである。

「う〜ん、色素の付いてない健康的なおしっこですねえ……」
「んんーっっ!!」

 宮本がオシッコをまき散らしてしまった股間の前に座り込んで、顔を埋めながらそんな事を言い、とうとう濡れまみれたパンツに口唇を押し当てて舐めたりすすり上げたりして来たので、アタシは「ヘンタイ」そのもののおぞましい行為に悲鳴をくぐもらせた。こ、これがこいつの言った「後始末」なのか。用を足すたびにこんな「後始末」をされてしまったら、アタシは健全な精神を維持する自信がなかった。しかも宮本は、うんちも「後始末」してやろうと言ったのだ。うう、考えたくもない!!

 宮本はしかしパンツ越しに口唇を当てるだけで、肝心の部分には触れて来なかったので、アタシはホッとすると同時に物足りなさを感じてしまった。今アソコを舐められたら、きっと死ぬ程気持ちいいに違いない……アタシはそんな事を考えてしまって、ハッとしたのだが、すっかい「ヘンタイ教師」のペースに嵌ってしまい、知らない間に股間が満たされない欲情でウズウズと発情してアタシ自身抑えが効かない状態に陥りつつあったのである。

「へっへっへっ……
 マユさんのおパンツはえっち汁とおしっこで、反吐が出るほどくっさいですねえ。
 うう、くさい、くさい、でも天国ですよ……」

 宮本はアタシの股間から引きはがしたヒモパンツをクンクンかぎながら陶然と目を細めてそんな事を言い、又しても顔にそのパンツをかぶるマヌケな姿になった。が、もうその顔を見てもアタシは笑う事が出来なかった。ゾクゾクと悪寒が背筋を走り、完全に露出した股間に外気をとても冷たく感じていた。

「マユさんが奴隷になってくれたご褒美に、まずはオケケを剃ってあげましょう。
 サヤカさんとミチコさんは、お手伝いしてください。」
「ありがとうございます、ご主人様っ!」

 2人が声を合わせてそんな事を言った。アタシは下の毛を親友に剃られるなどと言う屈辱的な行為を受けねばならぬ辛さに、気が遠くなりそうだ。

「心を込めてお手伝いさせて頂きます。」

 サヤカはそんな事まで言ったが、宮本に股間の飾り毛を剃り落とされると言う行為以上に、2人の「お手伝い」がアタシを恥辱に貶めてしまう事をアタシは間もなく思い知らされる運命だったのだ。

 いよいよ「ヘンタイ教師」宮本の魔の手が、嫌らしさを増すだけのセーラーミニスカをまとい、大きくアンヨを広げて拘束されたカワイコちゃん(注:アタシの事だ。ごめん。でもフツウにかわいいと思うよ)に迫る! 奴隷になった「ご褒美」として羞ずかしい股間の飾り毛を剃り落とされちゃうのだ。

 え? 奴隷になるって、アタシそんなの承知しちゃったっけ? サヤカとみっちゃんが宮本の「ご褒美」と称したリモコンバイブ責めで立ったまま4度も立て続けにイカされると言う壮絶なエロ場面を演じるのに心を奪われていたアタシは、いざ自分が嫌らしい「ご褒美」を受け取る番になって、そんなマヌケな事を考えていた。そうだ。アタシはさやかとみっちゃんに1時間こってりと上半身をナメナメされつつおっぱいをモミモミとかわいがられて13連続アクメと言う強烈な目に遭わされ、奴隷にならなければもっと続けると脅迫されて承諾の意を表明してしまったのだった。

 でもサヤカとみっちゃんが宮本の「ご褒美」にトチ狂う凄まじさを目の当たりにし、アタシまで奴隷として加わるとさらに宮本の責めがパワーアップしてしまうであろう事がわかってしまうと、後悔しないではいられなかった。だけど手錠でガッチリと拘束され、羞ずかしい股間をさらけ出した格好で身動きの取れない今となってはもう手の打ちようがなかった。

「それにしてもマユさんはオケケがボウボウですね。
 よほど精力がお強いと見えます。
 これは淫乱の相ですよ。」

 どきっ!

 口から出任せだろう、と言ってやりたかったが、当たっているだけに痛い。アタシは毎晩寝る前の1人えっちがやめられず、気分が乗れば2度も3度もシテしまうようなえっちな女の子なのだ。毛が濃い子は淫乱の相だなんて、本当なのかなあ? だとすればアタシはその素質は十分だ。だって自分でも嫌になっちゃうくらい、アタシの下の毛は剛毛の上にフサフサと盛大に生えていて、いつも処理に苦労しているのだから。

「ではまずフキフキしてあげましょう。」

 あ。

 宮本がティッシュペーパーでちょこちょこと内股辺りを拭き始めた。何しろアタシの下半身は汗とえっち汁とおしっこが入り混じったベチョベチョで目も当てられない状態なのだ。宮本が鼻息も荒く股間に顔を埋めるようにしてティッシュを使って来ると、その息を敏感に感じ取ったアタシの羞ずかしい部分がヒクヒクとおののいてしまうのがわかった。

(ああ……
 早くう!)

 宮本はわざとゆっくり丁寧に内股の付け根付近を拭いているようで、ついそう思ってしまったアタシはハッとした。学校のトイレで用を足した後始末の時、自分の指に気分を出してしまう事があるくらいえっちなアタシのアソコが、宮本のおぞましい指が拭いてくれるのを今か今かと心待ちにして、体の奥からカーッと熱いモノが込み上げて来たのだ。

「えっちなおま○こですね、マユさん。」

(イヤっ!
 そんな事言わないで……)

「まだ肝心な所には指1本触れちゃいないのに、アソコがパクパク開いて物欲しそうに涎をこぼしてますよ。
 それに何ですか、マユさんのクリちゃんは?
 もう興奮しておっきくなって皮からハミ出てコンニチワしてるじゃないですか。
 はしたないですねえ、ふふふ……」

 宮本はフキフキの指を少し休ませると、アタシのえっちなピンクのトンガリ坊やにフーッと生暖かい吐息を吹きかけて来た。ああっ! アタシは宮本に観察されていると言うのに、イケないオマメちゃんに全身のえっちな血が流れ込んでドクドクと脈動してしまうのを感じていた。

「ほうら、どんどんおっきくなって来ましたよ。
 イケない子ですねえ。
 フキフキされて気分を出さないで下さい。」

 いよいよ宮本の指が敏感な所に触れて来た。

(あーっ!
 そ、ソコおっ!)

 何て事だ。アタシのえっちな女の子の部分が、おぞましいはずの宮本の指に汚れを処理されるだけで、それを歓び気持ち良く感じてしまっている! そしてここに至ってもわざと焦らすようにゆっくりと拭いて来る宮本のテクに翻弄されたアタシは、もっと! もっと強く! と体がどうしようもなくざわめいてしまい、コイツの指を嫌うどころか大歓びで迎え入れてしまっていた。ああ、もっと強くだよ! ソコ、指がクリちゃんに当たってるよ! ああん、クニクニしてえ、そしたら弾けられるのにい!

 もう宮本に対する嫌悪も、奴隷にされてしまう事に対する懸念も、頭の中から綺麗さっぱり消えてししまい、覚悟を決めたアタシは「ヘンタイ教師」の「いたずら」に身を任せてイケない快感を貪ってしまおうと完全に体のガードを解除してしまった。ところが宮本はこんなカワイコちゃん(注:ごめん、アタシだ)がオマタを広げてえっち汁を次から次から垂れ流して求めていると言うのに、一向にチョコチョコと焦らしながらの汚れ処理のペースを乱さなかった。その精神力は正に敬服に値する。ナーンチャッテ、何おバカな事言ってんだろ、アタシ。

「マユさんはイケない子ですねえ。
 こんなに何度もフキフキしてあげても、どんどん後から後からお汁をお洩らししちゃうんじゃ意味がありませんよ。」

 そう呆れるように言った宮本は、とうとう手指を引っ込めてしまった。アン、バカっ! もっとちゃんとしてよおっ! これじゃ生殺しもいい所だよ……

「ううんんっっ!!」
「フキフキされて何おねだりしてるんですか、はしたないですよ、マユさん。」

 しまった! 宮本の指が離れて行く時、アタシはえっちに鼻を鳴らして思わず行っちゃイヤ、と言わんばかりにアソコをグッと突き出してしまってた。口が利けたら「イヤよ、もっと!」なんて言ってしまったに違いない。

「いくら拭いてもきりがありませんから、そろそろオケケの処理を始めましょう。」

 そう言った宮本は机の中からシャボン液と小さな刷毛を取り出した。今時見かけない骨董品みたいな代物だ。アタシも昔お父さんと一緒に床屋に行った時に見た事がある、男の人の髭剃りに使うものだ。何でこいつは机の中にエロパンツやらこんな妙な道具ばっかり持ってるんだ!? 宮本はさらにビニール袋に入った丸い物体を2つ取り出して来た。これも昔どこかで見たような気がするけど、この時すぐには思い出せなかった。もしそれが何かわかったら泣きたいような気持ちになっただろう。

 が、その奇妙なノスタルジーをくすぐるようなシャボンと刷毛は、まるで女の子の下の毛を剃って辱めるために作られたんじゃないかと疑うくらい、たまらない感触を伝えて一気にアタシのえっちな気分を盛り上げて来てしまったのだ。ペチョリ、とその刷毛が生暖かいシャボンをアタシの羞ずかしい毛の端っこに塗りつけて来た時、もう変な気持ちになってしまった。ああ、何て嫌らしい感触なんだろう。それがコチョコチョと陰毛に塗りつけられる時、アタシの柔らかいオマタの肌がくすぐられてしまうたまらなさと言ったらなかった。こんなの、イヤだあっ! もう、早くしてよおっ! だけどそんなアタシの気持ちを逆撫でにするような、宮本ののんびりした作業ペースは全く乱れる事がなかった。

(あ、駄目えっ!
 そ、ソコは……
 ヒイーッッッ!!!)

 宮本のえっちな刷毛がいよいよ女の子の一番デリケートな部分に掛かると、アタシのドキドキする興奮は否応なく高まり、とうとう一番敏感なクリちゃんが少し皮からハミ出てる部分にチョンと触れて来た瞬間、アタシは強烈な悲鳴をくぐもらせ、全身をピーンと弓なりに反らせてしまった。だけど、この姿勢って、まるで(もっとして!)とアソコを付き出してるみたいなんだよね……そして宮本は小憎らしいテクニックを発揮して、ホンの一瞬クリちゃんに触れたかと思うとすぐ他の場所に刷毛を反らし、アタシがホッと一息入れようとすると又不意打ちのようにクリをくすぐる、と言った淫靡な行為を繰り返すものだから、アタシはもうビクンビクンと吊り上げられた魚のように体をのけ反らせっ放しで完全に取り乱した痴態を宮本に晒してしまっていた。

その時部屋の外からチャイムが聞こえた。昼休憩が終わり5時間目が始まるのを知らせる5分前の予鈴だ。宮本はアタシの股間を泡だらけにした刷毛を引き上げ、サヤカが口が開いた。

「あ、あの、ご主人様、チャイムが鳴りました。」
「余計な事を気にしないでいいんですよ。」
「でも、授業が始まってしまいます、ご主人様……」

 のんびりした口調で答えた宮本に今度はみっちゃんが口を挟んだ。そうだ、授業だよ授業。宮本は4時間目からはずっと授業だと言ってたではないか。

「準備が出来ましたから、オケケショリショリを始めますよ。」

 オイ! 女の子の下の毛を剃るために授業をサボる気なのか?! 教師の風上にも置けない野郎だ。教育委員会に訴えてやる! いや、やっぱそれより警察かなあ、とアタシは実現しそうにない事を考えていた。アタシ達がこの狂った「ヘンタイ教師」から解放された時、警察に駆け込んだり誰かに相談するような精神状態が保たれているだろうか? サヤカは駄目だ。完全に宮本に屈服してしまっている。アタシとみっちゃんに連れ込まれたトイレの個室で無理矢理問い質されるまで頑として口を割らず、宮本の犯している犯罪行為の証拠である黒革のT字帯まで見せながら、「私はいいの、このままで」とキッパリと言い放ったサヤカの姿が目に浮かんだ。

ではみっちゃんはどうか? 頑固に奴隷になる事に抵抗し、朝まで連続の3点バイブ責めと言う過酷な仕打ちを受けた末に、承諾するしかないシチュエーションを作り出されて奴隷に成ったばかりの彼女には、まだ宮本に対する抵抗心のかけらでも残っているのではないか? が、一番弱いアナルに集中攻撃を受けて「ご主人様」と言ってしまった後のみっちゃんは、驚くほど変わってしまった。自ら望んで「ご主人様」と宮本を崇め、親友であるアタシにえっちな行為を仕掛けて一緒に奴隷になろうと誘って来る始末なのだ。

 恐らく2人は処女を奪われ長時間に渡る「調教」の結果として、宮本に身も心も捧げてしまったのだろう。非処女で、えっちに対して抵抗を持たないはしたない体を持つアタシが、あの黒革T字帯を装着される頃には、もう宮本に心身ともに征服され「ご主人様」に逆らおうなどと言う気は雲散霧消しているであろう事は火を見るよりも明らかなのではないか。

(ああ、もう……
 やるなら早く好きにしてよおっ!)

 そう。もう既にアタシの体は完全に宮本の思う壺通りに心を裏切り、女の子の部分が欲しい欲しいとざわめきながら、とめどなくえっち汁を吐き出しパクパクと口を開いてアイツを求めているのだ。今宮本に授業に行かれてはアタシの方が参ってしまう。心が折れてサヤカ達と一緒に喜んで宮本の奴隷に成り下がるのは、時間の問題だろう。

「では助手さんに手伝ってもらいましょう。
 サヤカさん、こちらに来て下さい。」
「はい、ご主人様。」

 T字帯のバイブの快感でアソコを両手で抑えながら、色っぽくお尻をモジモジさせながらサヤカがやって来た。一体何をされるのだろう? この子達の手で強烈な連続アクメを味わわされたアタシの体は、はしたない期待でますますえっちに燃え上がってしまうのが感じられた。

「オケケを剃る時邪魔ですから、この出っ張りを指で摘んでどけといて下さい。」

 ええっ?!
 そ、ソレって、まさか……

「マユちゃん、痛かったら教えてね。」

 サヤカの指が、ソッと包皮をめくりクリちゃんを摘んで来た瞬間、刷毛どころじゃない強烈な快感の火花が散って、アタシは手錠を引き千切らんばかりの勢いで体をエビゾリにし、却ってその部分をサヤカの手指に押し付けるような格好になってしまった。口が塞がれてなかったら、廊下にまで聞こえるような大声が出てしまったに違いない。

「ミチコさんも来て下さい。」
「はい、ご主人様。」

 え〜っ、まだ何かあるのお!? サヤカのクリ摘みでもうギブアップ寸前のアタシは、気が遠くなりそうだった。ただ軽く摘んでるだけなのに、柔らかい女の子の手指は反則だ。すごい勢いでえっちな快感が込み上げて来て、遠からず弾けてしまいそうな予感でアタシの体は慄え上がっていた。

「あなたは指をお尻に入れてクニクニしてあげて下さい。」

 そんなの毛剃りに関係ないじゃない! それに何で「クニクニ」まですんのよお!

「マユさんのお尻が慣れて来たと思ったら、そこの丸い容器を2個分入れてあげて下さい。
 奴隷さんの入会式は、オケケを剃るのとお浣腸が決まりですから……」

 思い出した、あれは「イチジク浣腸」だ。これもちっちゃな子供の頃、何かの病気で入院した時使われた覚えがある。幼な心にもすごく嫌で泣いてしまったのだけど、確か1個であっと言う間に効き目があったはずだ。2つも使う必要があるのだろうか。

「わかりましたあっ!
 ご主人様っ!」

 みっちゃんの声が弾んでいる。それは明るくて元気ないつものみっちゃんの調子だけど、友達に浣腸なんかするのに、そんな楽しそうにしないでよ! でもみっちゃんはさっさとサヤカの隣にうつ伏せで入って来ると、手を伸ばしてアタシのアソコからえっち汁を掬って濡らした指を、ズブリとお尻の穴に突き入れて来た。アン! お尻の穴をつぼめて拒否しようと思ったのに、サヤカのクリ摘みが気持ち良過ぎて、どうにも力が入らなかった。それに……わ、ヤバイ。アタシはアナルでえっちな事をするのは始めてなのに、気色悪いと思ったのは初めだけで、いきなりアブない快感を感じてしまった。どんだけえっちに出来てるんだろう、アタシの体は。

「ははは、私も一寸入れて下さいよ。
 オケケ剃りを始めますから。」

 T字帯のバイブの快感でプリプリのお尻をピクピクと嫌らしく慄わせながら、うつ伏せで並んでアタシの股間に手を伸ばしているサヤカとみっちゃんの間に割り込むように宮本は座り込むと、早速持って来たカミソリを当てがって来た。

 こうしてアタシが奴隷にされる「入会式」と称した、恥毛剃り取りと浣腸と言う屈辱的な行為が始まったのである。

 サヤカとみっちゃん、そして間に割り込んだ「ヘンタイ教師」宮本の頭が押し合いへし合いしながらアタシの股間に顔を埋めて3つの頭が並んでいる眺めはきっと滑稽だったろう。宮本に至ってはアタシがおしっこと愛液でベトベトにしたヒモパンツをかぶっている、情けない格好なんだし。だけど、柔肌にカミソリを当てられ、クリを摘まれ、お尻の穴に指を入れられたアタシには、とても笑うような余裕はなかった。

「サヤカさん、せっかくだから、クリちゃんを優しくモミモミしてあげて下さい。
 ミチコさんはお尻クニクニですよ。」

 お尻の方まで生えているアタシのボウボウの剛毛を前にキラリと光る鋭利なカミソリの刃を一番毛の端っこに当てがった宮本が、さっさと剃ればいいのに、そんな余計な事を言う。が、わかりました、ご主人様、と言う決まり文句と共に、それまで遠慮がちでおっかなびっくりにアタシのクリちゃんを摘んでいるようだったサヤカが、素晴らしいテクニックを発揮してアタシのはしたないお豆を弄り始めたのである。ただ摘んでいるだけだった親指と人差し指がごくわずか微妙にブルブル慄え始め、力を入れたり緩めたり絶妙のタッチでクリちゃんをモミモミされると、アタシは余りの心地良さで慄え上がった。

 サヤカは一体いつの間にこんな凄いテクを覚えたのだろう。少しでも無理な力が入れば途端に痛くて冷めてしまうクリちゃんに痛みを覚えさせないよう絶妙の指捌きでかわいがる、なんて芸当は相当1人えっちをやりこんでいないと出来ないように思うのだ。毎晩指を使ってるアタシと違い、クソ真面目な優等生で性に目覚めてもいない小学生みたいだったサヤカの事だ、恐らく宮本に調教される中で1人えっちを演じさせられ、そこでクリ弄りも教えられたのだろう。ああ、いい! すっごくいいよ……アタシはあの真面目っ子のサヤカも、こんな風にクリを弄って楽しんでたのか、と思うと、ますます快感が高まってどんどんのっぴきならない状態に追い詰められて来るのを感じていた。

「動いちゃ駄目ですよ、マユさん。
 大事な所が血だらけになっちゃいます。」

 だ、だったら、サヤカにクリ揉みなんかさせないでよおっ! 宮本のえっちな計算に基づく嫌らしい毛剃りのやり方にアタシはもう参ってしまった。いよいよ柔肌に当たってた冷たく危険な感触のカミソリが、ゆっくりと毛剃りを始めて来ると、その屈辱と大事な場所に刃物を当てられている恐怖がグッと胸を締め付け、サヤカのクリ弄りでひくひくおののいてしまいそうになる股間をじっとしていなければならないのは、血が逆流するような凄まじい興奮を引き起こして来た。

「マユちゃんのクリちゃん、すっごくおっきい……
 ヒクヒク歓んで、もっと膨らんで来たよ、えっちなんだあ……」

 えっちなのはアンタでしょ! ああ、いい! とってもいいよ、サヤカ。もう天国だよ……うう、ヤバイよ、マジで激ヤバだよ。クリちゃん摘まれて毛を剃られながらイッチャウなんてヘンタイそのものだ。だけど……もうアタシの頭は快感でトロトロにとろけていた。

「マユのお尻の穴だって、かわいいよ。」

 ゾゾッ!

 みっちゃんまでそんな事を言うもんだから、そちらにも意識が行ってしまい、いつの間にかみっちゃんの指でクニクニされてるアナルも無視出来ないくらいの快感に育ってしまっているのに気付いてしまった。だ、駄目だよお……アタシお尻なんか弄った事なかったのに、ウンチする汚い穴が何でこんなに気持ち良くなっちゃうのよ!

 ビシャーッ!

 カミソリの恐怖と、クリとアナルの素晴らしい快感が相乗効果で1つに溶け合い、頭が真っ白になったアタシはとうとう体がスパークしてしまった。その瞬間失禁したのか? と疑われる位大量の液体をアタシのアソコは吹き上げて宮本の顔に掛けてしまったようだ。もちろん「ヘンタイ教師」宮本は大喜びだろう。

「マユさんが気持ち良くイクとクジラみたいに潮まで吹いてしまうんですね。
 お友達もビックリしてますよ。
 思った通りえっちな体です。
 ど淫乱なんじゃないですか。」

 ああ……もうその言葉に全く反論の余地はなかった。宮本の毛剃りのスピードは相変わらず焦れったい程ゆっくりで、まだちょっとしか剃り終わっていない。サヤカとみっちゃんはアタシが気をやって潮まで吹いてしまったのに、指を離してくれずすぐに愛撫を再開して来るのだ。この分では一体何回イカされてしまう事やらわかったものではなかった。

 それにしても宮本の「ヘンタイ教師」ぶりは大したものだ。快感に染められて潮まで吹いてよがっているアタシの股間に、あくまでゆっくりゆっくりとカミソリを使って来るのだが、よくこんな据え膳状態のカワイコちゃん(またまた注:アタシだよ。悪いか!)を前に我慢が出来るものだ。それがもうすぐ50になる宮本の年齢のおかげなのか、単なる性癖なのかはわからないが、体が完全に燃え上がってしまったアタシの方が音を上げて叫び出したい気分だった。

(こんな事サッサと切り上げて、アタシを抱いて!
 アンタの汚いチンポをアタシに入れてよおっっ!!)

 が、口を塞がれたアタシに、そんな「おねだり」を口にする術はない。でも、もし口が利けても聞いてはくれないだろう。こんなにハッキリと潮まで吹いてよがりまくっているアタシが、体を開いて男を迎え入れる態勢になっているのは、宮本にもわかっているはずだ。それでも、自制を失わず黙々と地道な作業に精を出す宮本が犯してくれた時には、たぶんアタシは嬉しくてきつく抱きつきチンポを喰い締めてしまい、もうこの男に対する憎悪のかけらも消えてしまっている事だろう。それから後は2人の親友と同じ道だ。コイツの事を「ご主人様」と呼んでひれ伏し、黒革のT字帯で排泄と快感を支配されて、「ご褒美」を貰うためにお尻を振って媚態を見せる、犬のようなメス奴隷になってしまうのだ。でもそれはアタシにとっても望む所だ。こんなど淫乱な体が宮本の与えてくれる快感を求めて、心までが「ヘンタイ教師」に支配されてしまうのだ。

 ああ、ま、又、来てしまった……
 イ、イクウウウッッッ!!!

 2回目のアクメはさらに甘美にアタシの体に打ち響き、ビューッと盛大な潮吹きもますます高くまで上がった。もしかすると残っていたおしっこが一緒に出ているのかも知れない。

 こうしてアタシが4回、5回と気をやりとめどなく潮を吹き続け、頭の中がドロドロにとろけてしまって毛剃りの方も半分くらい進行した頃、みっちゃんの指がスルッと引き抜かれた。ホッとしている場合ではない。予想通り今度は「イチジク浣腸」の細い管が指に替わってズブズブと入れられた。もうすっかり緩んでしまったアナルに、指より細いその管を入れられる事には何の抵抗もなかったが、チュルチュルと生暖かい液体が注入され始めると、そのおぞましさはみっちゃんの指の比ではなかった。みっちゃんは宮本のスローペースに合わせて、ホンの一寸ずつチュルッ、チュルッと間を開けながら「浣腸」を施して来たのだけど、これが又たまらなかった。まるでその度に体の中が少しずつ穢されるようで、猛烈な嫌悪感がこみ上げて来るのだが、いつの間にかそれすらも絶大な心地良さに取って替わられ、グッと心臓を締め付けられるような快感が生じていた。こうしてまるで麻薬でも使われたような極度の興奮状態の中、アタシはさらに何度も何度も気をやり、まとわりついた3人の体を「潮吹き」で濡らしてしまっていた。

 恐らく10回は絶頂に達してしまっただろうか。ようやく毛剃りと浣腸を終えた3人は手指を離してくれたのだが、立ち上がって陰毛の処理が終わったアタシの股間をしげしげと眺めながら掛けて来る3人の言葉が、アタシの胸にグサグサと突き刺さった。

「マユちゃん、カワイイ!」
「つるつるになって赤ちゃんみたい……」
「赤いポッチリがばっちり見えちゃってるのが、えらく卑猥ですねえ。」

 それから宮本は辺りに散らばっていたアタシのオケケをティッシュペーパーでかき集めたのだが、何枚も必要な程アタシの恥毛は大量で、さぞかし剃り甲斐があったに違いない。そして宮本はそのティッシュ何枚分ものアタシの陰毛を、大切そうに机にしまった。お前の机はそんな物ばかり入れてるのかよ……もうドップリと快楽の海に溺れてしまったアタシの頭は何だか危険なトリップ状態だったけど、学校の仕事机とえっちな物品との取り合わせが妙におかしくて、わずかに残る理性のかけらでそんな事をぼんやりと考えていた。と、宮本はその机の又別の引き出しから又もや奇妙な道具を持ち出して言った。

「アナルストッパーです。
 もうじきマユさんはお腹がヤバい状態になって来るでしょうけど、コイツでしばらく我慢してもらいますよ。
 タップリ汚い物をひり出すためにね。」

 そんな下卑た言葉と共に宮本がアタシの尻穴に挿入して来た「アナルストッパー」は、やはりおぞましい代物だった。真ん中がポコッと膨らんだ大きなプラグみたいな物で、緩みきって脱力したアタシのアナルは難なくその先端を飲み込んだんだけど、コブ状に膨らんだ部分がやはりきつくて痛みを感じてしまった。しかしみっちゃんの指と「イチジク浣腸」ですっかり慣らされたアタシの尻穴は、宮本がググッと力を入れて挿入するとどんどん飲み込んでしまった。

「コイツでしばらくウンチを我慢して下さい。
 限界を超えるとウンチと一緒に外れて落ちますから大丈夫ですよ。」

 何が大丈夫なものか! 今ここでウンコをしなくてはならないと言う辛い現実の前に、半分錯乱状態のアタシの頭の少しだけ残った理性のかけらが猛烈な反発を嫌悪を感じていたが、宮本が「アナルストッパー」の底部をねじるとスイッチが入って、全体がジーッと小刻みに慄え始め、最後の理性まで吹き飛ばしてしまいそうなハッキリした快感をお尻の中に覚えたアタシは狼狽してしまった。

「さて、つるつるの赤ちゃんになったマユさんを記念撮影しましょう。」

 パチパチと宮本のえっちな「記念撮影」が始まると、どうしようもない興奮に巻き込まれたアタシの無毛のアソコから又新たな淫汁がジクジクと噴き出してつるつるの股間を滴り落ちた。そして、ぎゅるるる〜と言う派手な音が下腹部から聞こえたかと思うと、すぐに猛烈な便意が込み上げて来た。

 うう……
 こ、これは……
 メチャクチャに痛いっ!

 まるでキリキリと腸が捻れるような強烈な痛みだった。なのに中太のアナルプラグはビクともせずに排泄をせき止め、おぞましい振動を繰り返すばかりだ。ああ、痛い、痛いよおっ! このプラグは本当に外れてくれうのだろうか。アタシは既に体液でビッショリの体に、新たに脂汗を掻きながら激痛に耐えねばならなかった。やはり2つも浣腸液を入れてしまったのがいけなかったのだ。ああ、もう何も考えられないくらい痛いじゃないか!

 が、しばらくするとスーッとその激痛が嘘のように引いてくれた。アナルプラグは全然外れてはいない。恐らく余りの苦痛ゆえに体が一時それを感じないように働くのだろう。でもその替わり今度は、アナルプラグの振動による快感が凄い事になっていた。口が利けたら、獣のようにうおお〜っとでも吠えていただろう。そう、みっちゃんがそうだったように。強烈過ぎて吠えたくなるような快感なのだ。これはおっぱいやクリちゃんやアソコの優しい快感とは全然違う危険過ぎる快感で、もういつ気をやってもおかしくはない程だった。

 ところがそうやって絶頂の覚悟を決めアブない快感に身を委ねようとすると、今度は又津波のように猛烈な便意がぶり返して、再び気の狂いそうな激痛を堪えねばならないのだった。こうして繰り返し訪れる強烈な快感と苦痛の波状攻撃にのたうち回ったアタシのお尻がついに限界を超えた時、外でチャイムが鳴るのが聞こえた。ご主人様、授業は、とか何とかサヤカ達が宮本とやりとりをしていたがもうどうでも良かった。振動するアナルストッパーがついに押し出されてポトリと落ちると同時に、アタシは下品な破裂音を立てながら大量の汚物をひり出してしまったのだが、羞ずかしい事に絶頂にも達していたのである。

「ははは、ホントにクジラ並みですね、マユさんがイッチャウと。」

 アタシが激しく絶頂に達した証拠である派手な潮吹きをからかう宮本。

「あ〜っ、来てしまいました、ご主人様あ〜
 イッテも、イッテも、よろしいでしょうか……」
「アタシもですっ!
 イキそうです、ご主人様っ!」
「お友達がウンコをするのを見ながら気を出しちゃうとは、どヘンタイですね、お2人も。
 いいですよ、イッチャッテも。
 ただし、立ったままですからね……」

 アタシの排泄と絶頂の潮吹き場面で興奮したのかどうかはわからないが、サヤカとみっちゃんは黒革T字帯のバイブ責めに仲良く限界が来てしまったようで、クリ快感が一番好きなサヤカは両手でアソコを抑えながらイクウッと愛らしく絶頂に達し、アナルが感じ過ぎるみっちゃんはお尻を抑えたかと思うとしゃがんでしまい、絶頂を告げていた。まだ慣れていないみっちゃんは、立ったままのアクメがうまく出来ないようだ。

「フフフ、ミチコさんはまだしつけが足りませんねえ。
 ちゃんと立ったままでイケるように、サービスでもう2回ご褒美をあげましょう。
 お尻で1回とクリちゃんで1回です。
 さあ立って、今度は頭の後ろで手を組んでトレーニングですよ。」
「ありがとうございます、ご主人様。
 ホラ、みっちゃんも言わなきゃ。」
「あ、ありがとう、ございます……」

 どうやら宮本は次の時間も授業サボリを決め込むつもりらしい。うう。お尻の下が冷たくて、鼻のひん曲がりそうな強烈な悪臭が立ちこめ、アタシは自分の出した大便を始末してもらえずひどい屈辱を噛み締めていた。宮本はそんなアタシの事はまるでもう眼中にないかのようにウンコまみれで放置して、サヤカとみっちゃんのえっちな腰振りダンスを楽しんでいるようだった。アタシは今度こそ本当に辛い仕打ちに号泣を始め、後から後から大粒の涙を流していた。

 人の字縛りで床に仰向けに寝そべっている格好のまま排泄させられたアタシの汚物は、通常の倍と思われる浣腸液を入れられて腸が捻れるような激痛を我慢させられた後だったために、経験した事もない程大量で、それを後始末されずしばらく放置されたアタシは余りの屈辱で、大粒の涙をボロボロ流しながら泣きじゃくっていた。

 その間サヤカとみっちゃんは、宮本によって黒革T字帯のバイブ責めという「ご褒美」を授けられ、立ったままアクメに達する決まりをみっちゃんが守れなかったため、結局2人ともかっちり3回のアクメを立ったまま迎えさせられていたのだけれど、お尻や太股にベットリと冷たい自分の排泄物を付けて汚辱の極みに泣きじゃくっているアタシの目には、彼女達と宮本との「ご褒美」プレイが何とも魅力的に映るのだった。

(ああ、アタシも仲間に入れて……)

 それはこのおぞましい排泄物まみれの地獄から逃れたいと言う気持ちだけではなかった。もうハッキリアタシの女の部分が満たされない欲求に激しく疼き上がって、宮本の奴隷になりあの黒革T字帯を味わってみたい、と言う悪魔の誘惑に心が屈しようとしていたのである。

 何しろあの中には、剥かれたクリちゃんにピトリと吸着して振動してくれるイボイボがあり、そして男の人のモノそっくりで気持ち良さそうなイボイボまで付いた人造ペニスが、アソコだけでなく今快楽に目覚めてしまったアナルにまで入り込んで、宮本の持つリモコンで強弱自在に「ご褒美」として蠢き装着者が大声でよがりながら次々に達してしまうような、素晴らしい快感をもたらしてくれるのである。

 吐き気を催すような自分の排泄物の猛烈な悪臭が立ちこめる汚辱の中で号泣しながら、思った通りサヤカやみっちゃんよりずっとたやすく宮本に屈服してしまう決意を固めていたアタシの前に、「ご褒美プレイ」を終えた宮本がサヤカとみっちゃんを引き連れてやって来た。親友2人は両手に何枚もの新聞紙を持ち、宮本はアタシのヒモパンをいまだにかぶったままだ。ああ、この「ヘンタイ」丸出しの男をアタシは今から「ご主人様」と呼び、奴隷として仕えて行く事になるのか……そう覚悟を決めてしまうと不思議と気持ちが落ち着き、アタシは泣きやんでいた。

「マユさんのウンコを新聞紙にくるんで下さい。
 なるべく残さず体に付いてるのも奇麗に拭き取って。
 お尻の穴の中だけは私が清めて差し上げます。」

 そう指示を受けたサヤカとみっちゃんは、3回極めたアクメの余韻で桜色に顔を染め、まだ弱いバイブが残されているらしき黒革T字帯の喰い込んだプリプリのお尻を、気持ち良さそうにブルッブルッと揺さぶりながらアタシの汚物処理を始めて来た。ああ、羨ましい。アタシもあのバイブが欲しいよお……

 この時のアタシは性的快楽で歓喜の潮を吹き上げながら排泄したショックで魔が差し、危うく人生を棒に振る所だったのだ。

「マユちゃん、気にいないでいいんだよ。
 私たちが奇麗にしてあげるから。」
「みんなコレを経験してご主人様の奴隷になったんだよ……」

 サヤカとみっちゃんはそんな事を言うと優しく微笑んで、丁寧に新聞紙でアタシの汚物の処理をしてくれた。大きなモノを新聞紙にくるみ、余った紙でアタシのお尻や太股に付着した汚れをゴシゴシと拭いてくれたのだ。もちろんその程度で完全に汚れが取れるわけではなかったが、後でお風呂に入れば問題ないだろう。え? アタシ、普通にお風呂に入れるのだろうか? あのT字帯付ける前に洗わなきゃ汚いよねえ……何ていつの間にかアタシはもう、T字帯まで付けられるつもりになっていた。全くどうかしている。

 宮本は2人から大きな新聞紙の包みを受け取ると、それを嬉しそうに机の一番下の大きな引き出しに入れた。オイオイ……そんなの入れたら臭くてたまらないだろうに。サヤカやみっちゃんのもコレクションしてるのだろうか?

「サヤカさん、ミチコさん、ちょっと手伝ってください。
 マユさんのお尻の穴を清めますから。」
「はい、ご主人様。」
「どうすればいいでしょうか、ご主人様。」

 アタシの体の中で唯一汚物が残されて気持ち悪いなと思っていたお尻の穴だ。みっちゃんの話を聞いていたから、宮本がどうやってソコを清めるつもりなのか予想はしているものの、いざ本当にそれを受ける段になると、そのおぞましさでアタシはおののかざるを得ない。が、宮本がやっと机の足に繋いでいた手錠を外してくれた時、アタシの脚は萎えてしまって力が入らず、サヤカとみっちゃんは片足ずつ持つと、それをまるでオムツを変える赤ちゃんのような格好で折り曲げてしまった。そしてその脚の間に顔を埋めて来た宮本の目の前には、アタシの汚物が詰まったお尻の穴が晒されていたのである。

「美味しかったですよ、マユさん。」

 それが終わってから呟く宮本にアタシは猛烈な嫌悪を感じるはずだった。少なくとも、舌の蠢く感触を初めに感じた時にはおぞましさしか感じる事はなかったのだ。が、みっちゃんと同じで、宮本の舌でイカされてしまった今となっては、不思議な感慨で体がフワフワと浮き上がる感じで、どうしてもコイツに対する憎悪を呼び起こす事は出来なかった。それでいいのだ。なぜならアタシは、これからこの男を「ご主人様」と呼んで奴隷となるのだから……

「さて、もうこれはいいでしょう。」

 宮本がさんざんアタシに屈辱を味わわせたボール状の口枷の鍵を外し、涎まみれのぼールを外してくれた。

「さあ、どうですか、マユさん、入会式は終わりました。
 私の事をご主人様と呼んで下さい。
 そうすればご褒美を差し上げましょう。」

 ご褒美とは股間のT字帯の事に違いない。宮本の鍵がなければ排泄が出来ず、リモコンでいつでもどこでも快楽を味わわせてくれるあれを身に着ければ、いよいよもう逃げ道はなく、アタシは本当に宮本の奴隷として羞恥と快楽の調教を受ける身となるのだ。覚悟を決めていたアタシは正座の姿勢になると、アタシのパンツをかぶったマヌケな「ヘンタイ教師」宮本の顔をじっと見上げた。宮本の横に立ったサヤカとみっちゃんは、股間に手を当てて快感を味わいながら、アタシの決断を見守っている。彼女たちはバイブの歓びをモジモジして表しながら、体でアタシに言い聞かせているようだった。こんなに気持ちいいんだよ。これを着けて一緒に楽しもうよ、と。

「ご主人様。」

 キッパリとアタシが言うと、一瞬驚きの色が3人の顔に浮かんだ。アタシにとっては十分過ぎる体験だったけど、サヤカやみっちゃんの場合と比べて余りに呆気ない陥落だと思われたのだろう。が、もうアタシの決意は固かったのだ。

「本当にいいのですね?」
「はい、先生の奴隷になります。
 ご主人様……・」
「そ、そうですか。
 ソレでは早速……」

 恐らくこう簡単に事が運ぶとは思っていなかったのだろう。宮本の方が逆にうろたえたような落ち着きのなさを見せ、例のろくでもない物品ばかり入っている机に向かった。宮本が持ち出したのは、もちろんあの黒革のT字帯だ。ペラペラの生地の下には、もう2本の男根型バイブが付いていて、クリトリスをかわいがるためのイボイボが付いているのもハッキリと見えた。

 が、アタシはそれをすぐに着けられるつもりはなかった。その前にどうしてもやっておきたい行為があったのである。

「待って下さい、ご主人様。」
「駄目ですよ、マユさん。
 怖じ気づいたのですか。」
「い、いえ……
 アタシ……」

 そう言ったアタシは正座から立ち上がると、宮本のズボンにすがりいて再び腰を落とし、股間でたくましくしているはずのモノを手で探った。

「欲しいんです、ご主人様のおち○ちんが。
 ああ、く、ください、ご主人様のおち○ちん……」

 それはアタシにとっては必然の行動だった。あんな偽物より「ご主人様」の本物のペ○スがいいに決まっているではないか。それに「ご主人様」の宮本だってそれを望むはずだ。男なら皆そうに違いない。そう、普通の男なら……

(え!?……
 ないよ……)

 アタシは自分のパンツをかぶった「ヘンタイ教師」の股間にすがりついて「ご主人様のおちんちんを下さい」などと、恥も外聞もないえっちな行動を取ってしまったのだけど、そこにあるはずの感触が見つからず戸惑ってしまった。すると宮本がゲラゲラ笑い始めたのである。

「うわはははっ!
 マユさんがここまで本物のど淫乱だとは思いませんでしたよ。
 これはとんでもないえっちな奴隷になってくれそうですねえ。」
「あ、あの、ご主人様……」

 アタシはそこで口ごもってしまった。「ご主人様」にそんな事を聞いてはいけない、と言うより1人の人間としても、それは男性に聞いてはならないタブーであると、強いためらいを覚えたからだが、宮本は自分から話し始めた。

「私はチ○ポが勃たないのですよ。
 インポってやつです、インポ。
 さ、わかったらあなたはこの太くてイボイボのでお楽しみなさい。」

 宮本は自嘲気味の口調でそう言うと、黒革のT字帯の人造ペ○スを見せて来たが、アタシは譲らなかった。

「それでもいいです、ご主人様っ!
 あ、あの、アタシにご奉仕させて下さい……」
「何だって?」

 アタシは宮本のインポで手応えの全くない股間にすり寄りながら、精一杯甘えるような媚態を作り流し目を送ってそう言った。もちろんこれは本心からの言葉であり、何か打算があっての行動ではない。「ご主人様」と口した時から、アタシの中では宮本のペ○スにまず口で奉仕するのが当然の行為として本能的に理解されていたのだ。それこそ正にアタシが「ド淫乱」に他ならない証拠なのかも知れないが。

「ふ、いいですよ。
 好きになさい。」

 宮本はそう呟くように言うとズボンを下ろし、下にはいていた女物のヒモパン(注:確かアタシのだよ、コラッ!)も脱いで下半身裸で立った。宮本のおちんちんはまるで子供のソレのように小さく縮こまってダラッとしており、完全に皮を被っていた。

「では、ご奉仕させて頂きます、ご主人様。」

 アタシが宮本の勃起しない包茎ペ○スの前に正座してそんな口上を述べると、サヤカとみっちゃんもそこに集まって来た。

「私にも下さい、ご主人様。」
「ア、アタシも欲しいです、ご主人様のおち○ちん……」

 宮本は意外な事の成り行きに、目を白黒させて戸惑っている様子だった。アタシは小声でサヤカとみっちゃんに聞いた。ねえ、コイツのチ○ポ見た事なかったの? すると2人はウンウンとうなずく。何と言う事だ。それでは宮本がインポである事は全く知らなかったわけだ。駄目じゃん。ご主人様のおち○ちんくらい知らなくては。

 アタシはまず宮本のフニャチンを手に持ち、皮が剥けないかと弄ってみた。するとすぐに剥けたのだけど、中にブツブツした垢みたいのが溜まっていて、オエッとなりそうな生臭い悪臭がした。ウンコして宮本の舌で処理されたアタシが言うべき事じゃないけれど。アタシはその汚さを我慢し、皮を剥いたおちんちんをパクリと口にくわえると、舐めたりしゃぶったり色々と刺激を加えてみた。が、「インポ」だと言う宮本の言葉通り、その肉塊はムクリとも反応しない。それでもアタシは「ご主人様」の一番大切な体の部分を味わえて嬉しかった。ああ、コレが少しでも硬くなってくれたらなあ……

「ね、ねえ、サヤカ。
 一緒におしゃぶりしよ。」
「う、うん……」
「アタシ、タマタマをしゃぶってみるから、今度がサヤカがおち○ちんだよ。」

 そんなえっちな相談を始めたアタシ達を、宮本は黙って見ていた。インポを晒すのがどんな気持ちなのかはわからないが、自分のチ○ポをカワイイ女子高生達が競うように協力しておしゃぶりする相談をしているのは、悪い気分のものではないだろう。そしてアタシは、もしかしたら、と淡い期待を抱いてみっちゃんにも言った。

「みっちゃんさあ、お尻の穴を舐めてくんない?」
「うん、いいよ。」

 宮本のお尻の穴は汚いかも知れない。ひょっとしたらウンチがちょっと付いてるかも知れないので、悪いなと思ったが、みっちゃんはアッサリ承知してくれた。恐らくコレが決め手だったのだろう。アタシ達3人が、チュパチュパ、クニクニ、と一生懸命口を使って「ご奉仕」していると、インポのはずの宮本のおち○ちんが、わずかずつ反応を示し始めたのだ。

「お……
 うおおっ!」

 宮本が驚いたような声を発し、続いて大きな声を上げていた。アタシにタマタマをしゃぶられ、みっちゃんに尻穴を舌でほじくられながら、サヤカの小さな口の中で宮本のおち○ちんはどんどん膨張して来ていた。気が付けば宮本の股間では、人並みに立派なペ○スがそそり立っていたのである。

「サヤカ、替わって!
 アタシが貰うの、アタシのおち○ちん!」
「いいけど……
 後で替わってね。」
「アタシにも頂戴よ。」

 アタシはもう嬉しくなって、2人を押しのけると宮本を床に仰向けに寝かせすぐに襲い掛かろうと思ったのだけれど、サヤカの言葉で待ったを掛けられた。

「マユちゃん、アレ着けなきゃ。
 妊娠しちゃうよ。」

 そうだ、危ない所だった。アタシはサヤカに感謝しながら、宮本に聞いてみた。

「先生、アレ持ってないの?
 コンドーム。」
「先生、コレ外して下さい。
 おち○ちんが入れられません。」
「アタシも外して、先生!」
 
 もうカッタルくて「ご主人様」なんて言ってらんなかった。同じ気持ちだったらしいサヤカとみっちゃんも、「ご主人様」をやめたようだ。宮本は、はいはい、と女生徒にナメられてる普段の態度に戻り、机の中からコンドームの箱を出し、さらにせがまれるままにサヤカとみっちゃんのT字帯を外してやった。そんなにアッサリ解放しちゃっていいのか!? ここでアタシ達が、バーカ、と言って逃げたらどうするつもりなんだろう。

 が、もちろんアタシ達はそんな悪い子ではない。授業をサボってえっちに励むとはとんでもないが、それは担任の先生と共犯だ。

「キャハハ〜、先生インポのくせに、こんなの持ってたんだー。」
「ねえねえ、このギザギザ痛いんじゃない?」
「バーカ、コレがま○この中で擦れて気持ちいいんだよ、きっと。」

 みんな悪い憑き物が取れたみたいに、普段通りの女子高生に戻り楽しそうに話していた。もちろん話の内容はメチャクチャえっちだけど。

「アタシ着けたげるから、先生もっかい寝てよ。」

 アタシはそう言うと又仰向けになった宮本の股間にしゃがんで、口でその刺激突起が付いたサックをインポから回復したおち○ちんに被せてあげた。宮本のおち○ちんは、インポだったとは信じられないくらいギンギンの逞しさを保っていて、これにギザギザの刺激突起が加わったら、と思うとワクワクしてしまった。

「あの、先生トイレに行きたくなったんですけど……」
「あ、アタシも……」

 すると今度はサヤカとみっちゃんが、そんな事を言い出した。確かにずっとトイレに行けなかったはずだから催してもおかしくない時間だろう。むしろ良く我慢した方だ。

「トイレは私の顔ですよ。」

 申し訳みたいにへばりついたアタシのヒモパンを顔にかぶった宮本がそう言うと、サヤカとみっちゃんは顔を見合わせて笑い、宮本の顔の上に並んで腰を下ろすとシャーッとおしっこを「ヘンタイ教師」の顔めがけて放出し始めた。宮本は幸福そうにウットリしているけど、この後コイツとえっちするのは嫌かも。それに宮本の顔の上にアソコを見せて放尿してやった2人に対する対抗意識が少し芽生えたみたいだ。アタシは、おしっこが終わるなり2人にどいてもらうと、入れ替わるように腰を真上から宮本の顔の上に下ろしたのである。

「お舐めなさい!」

 宮本はアタシの顔面騎乗が苦しそうで咳き込みながらも一生懸命舌と唇を使い、アタシはそのトロけそうな心地良さに、ああ、いい〜っっ!! と大声を張り上げて快感を叫んでいた。

「あ、ズルいなマユちゃん。
 私、おち○ちんもーらった。」

 あ、駄目だよ、サヤカ!
 そっちの方がズルいじゃない!

 が、サヤカはアタシが顔に行っちゃったスキに、宮本のおち○ちんの上に腰を下ろして騎乗位で繋がってしまったのだった。

「あ〜っ!
 アタシ場所がないよ、どうしよう?」

 1人アブれた形のみっちゃんはそう言うと、顔面騎乗してるアタシの後ろからおっぱいに手を伸ばして来た。

「あんっ!」
「スキありっ!
 うりうり〜、
 えへへ、お尻の穴も弄っちゃうぞ〜。」
「ああんんっっ!!」
「ああ〜、せ、せんせいのおち○ちん、ギザギザが凄いよおっっ!!
 バイブなんか比べもんになんないっっ!!」

 こうして訳の分からない狂騒状態の中、「ヘンタイ教師」宮本と、その餌食に成り掛かったアタシ達3人の乱交はそのまま放課後まで続いたのである。

 宮本の奴隷にされると言う危機から危うく脱出を果たしたアタシ達仲良し3人組は、その後しばらく反対の立場で宮本とえっちな関係を持った。すなわち、アタシ達が女王様で、宮本が奴隷となり、サヤカ女王様、だのマユ女王様〜、だのとひれ伏す宮本にオシッコを掛け、顔面騎乗でアソコに奉仕させ、おち○ちんから口や手でザーメンを搾り取ってやった後、騎乗位で繋がって激しく腰を振ってやったのである。。インポを回復した宮本はまるでこれまで出来なかったえっちを取り戻すかのような絶倫になり、3人の若い女子高生を相手にしながら奮闘して、十分3人を満足させたのだからある意味凄い。

 が、そんな関係は長くは続かなかった。アタシ達はこんなむさ苦しい中年のマゾ男の相手をするのに飽きて来たし、それにインポが治った宮本の方は何と結婚してしまったのだ。相手はバツ1で子連れの女性らしい、と言う噂だが、よくはわからない。奥さんにオシッコを掛けてもらったりはしてないだろうな、そんな趣味を知られたらすぐ離婚だよ〜、などとアタシ達は3人だけの時話をして笑った。学校での宮本は以前と変わらず、授業に遅れてばかりで生徒にナメられて抑えの利かないダメ教師ぶりである。でも幸せになってくれたらいいな、とは思っている。何と言っても、アタシ達に始めて女の歓びを与えてくれた男なのだから。

 あれから1年がたち、アタシ達はデザイン科の3年に無事進級した。宮本は担任でなくなり、ちょっとさびしくなった。えっちな関係が切れてからも、アタシは時々目の球が飛び出るような超ミニスカで宮本を楽しませてやったり、授業中わざと脚を広げて生パンツを見せ、宮本の視線が下がって行くのを観察してやったりしてた。あれ以来サヤカとみっちゃんにあだ名を付けられた「インランマユちゃん」の面目躍如である。

 そしてけしからん事に、サヤカとみっちゃんには彼氏が出来た。あれ以来すっかり自分の魅力に自信を持った彼女達は、すっかり女の子らしく魅力的になったのである。ロリロリで真っ白いお肌にお人形さんみたいな美人顔のサヤカと、モデル顔負けのスタイル抜群の上、明るく性格も良いみっちゃんがその気になれば、男子ばかりの工業高校で彼氏を作るのなど朝飯前だろう。でも長続きはしないみたいで、あれからもう2人目だか3人目だかの彼氏と付き合っている、と言うのだから、羨ましい話である。高校生の恋愛なんてそんなものだ。その中で恋もすればえっちもする。そして大人になって行くのだろう。

 アタシはと言えば、あれからサッパリ彼氏が出来ず、サヤカやみっちゃんが、昨日えっちしちゃった〜、とか、彼氏のチ○コがどーたらこーたらと猥談をしているのを尻目に、宮本からもらったイボイボのデカチンバイブで1人えっちに精を出す毎日である。ああ、こんなデカいのに慣れちゃったら、粗チンの彼氏と付き合ったら困るよねえ〜、と、2人に告白して、彼氏を作ってから言え、とバカにされたりしている。

 高校生活も後1年足らず。さあ、彼氏を作るぞお〜。なーんて、やっぱり進路の事を考えると頭が痛い。そうそう、サヤカはお母さんが再婚してお金の都合が付くようになったので、大学に行く事が出来るらしかった。まさかその再婚相手が宮本って事はないだろうな……サヤカはまさか、と笑って詳しく教えてくれないのだが、そんな事はどうでも良い。みっちゃんはお父さんを手伝うのが決まってるし、何にも決まってないのはやっぱりアタシだけだ。

 だけどこの先何があっても、あんな凄い経験をくぐり抜けたアタシ達に怖いものはない。アタシに彼氏が出来ないのは悩みだが……今度1年坊主を食べちゃおっかな。アタシとえっちしたら、凄いんだから。アタシ達の人生は始まったばかりだ。

〜おしまい〜



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