2011.04.30.

プチSM千夜一夜ものがたり
02
二次元世界の調教師



■ 男子トイレのハナコさん

今日も体育の授業の後に着替えている時、僕達のクラスの男子の間では「ハナコさん」の噂で持ちきりだった。

「又出たらしいな。」
「ああ、やっぱ1人だと出るらしい。」
「マジかよ。」
「そいつ何かしてもらったのか?」
「いやそれが腰抜かしたらしくて……」
「ションベンでもチビったのかよ。
 だらしねえなあ……」

 僕はショージ。高校2年生だ。「ハナコさん」はもちろん映画にもなった有名な、トイレに出るという女の子の妖怪である。高校生、しかも県内屈指の公立進学校の生徒が夢中で噂するには子供っぽい幽霊話だと思われるかも知れない。が、これは男子だけの時にしか話の出来ない噂で、僕達の高校に出る「ハナコさん」はとてもえっちな妖怪らしいのだ。

 僕もそうだけど高校生男子の頭の中がえっちな事で一杯なのは自然だと思うし、みんな有名大学を目指してガリ勉しているような学校でも、えっちな話は一番盛り上がるのだ。何しろ女の子と付き合って高校生活をエンジョイしよう、なんて学校ではないので、ハッキリ言ってみんな溜まっているのだ。たぶん始めは誰かがわざと話をでっち上げたんだと思うが、噂が噂を呼んで、今では僕達の「ハナコさん」はとんでもないえっちな妖怪にされていた。

 うちの学校の制服のセーラー服を着ているが、だらしなく着崩していて、胸元が大きく空き、パンツの見えそうな超ミニをはいているらしい。実際には男以上に真面目な子ばかりのうちの高校の女子に、そんな嬉しい格好をしている子なんか居やしない。そしてイマドキの女子高生はパンツが見えないように黒いのをはいてるのだが、「ハナコ」さんは普通に白いパンツをはいていて、頼めばパンチラを見せてくれると言う。それだけではない。手や口でしてくれたり、本番までしてくれる事がある、と言うのだから、完全に僕達の妄想が産んだ作り話であるのは間違いない。だけどやっぱり、作り話だと思ってもそういうえっちな話は僕達にとっては貴重なもので、いつも大いに盛り上がるのだ。

 「ハナ子さん」が出現するのは、学校内の隅の運動部の部室が並んでいる辺りにある、廃校舎のトイレだ。廃校舎と言っても、この春新築の校舎が建ったばかりで、まだそのトイレは使えない事はないのだ。もちろん普段使う事はないが、部活で遅くなった時など面倒なので使ってしまうわけだ。使われていない校舎なので夜は真っ暗で、たいていみんなで連れションするのだが、ある時1人で入ってしまったら、「ハナコ」さんが現れた、と言うのがこの噂の発端だ。僕は部活には入っていないし、夜そのトイレを使った事もないけど、さぞかし不気味だろうと思う。が、それ以来肝試しみたいにチャレンジする勇者が現れ始め、どんどんこの噂が大きくなって、今や「ハナコさん」は男子なら知らない者のいない、大スターなのである。

 そしてこのえっちな「ハナコさん」話はどんどん盛り上がり、とうとう僕と仲の良いコウイチ君、マサル君の3人は「ハナコさん」が本当にいるのかどうか確かめに行ってみようという事になった。が、これまでの噂話によると、彼女は廃校舎1階の男子トイレに、夜真っ暗な時1人で入った時に限って現れるらしいのだ。

「1人じゃないとダメだぞ。」
「どうする?」
「それに真っ暗じゃハナコが出てもわからないんじゃないか?」

 等々と話し合った結果、じゃんけんで負けた者が代表になって1人でトイレに入り、後の2人は懐中電灯を隠して離れた場所で見張り、「ハナコさん」が現れたら明かりを付けて捕まえよう、という話になった。なぜ「捕まえる」なんて話まで発展したかと言えば……やっぱり「ハナコさん」がえっちな事をしてくれるらしい、というトンデモな噂が広まっていたからだ。もちろん本気で信じてたわけじゃないが、僕も含めて、もしかしたらミニスカセーラー服で現れる「ハナコさん」がパンツでも見せてくれるのではないか? と言うえっちな期待があった事を告白しておこう。妖怪にそんな期待をしてしまうのも情けないが、毎日難しい勉強に苦しんでいる進学校の男子はどうしても溜まってしまうのである。



「え〜っっ!!
 マジかよ〜」

 そしてじゃんけんで代表に選ばれてしまったのは何と僕だった。何を隠そう、僕は昔からこういうお化けなんかが大の苦手で、全く気乗りはしなかったけど仕方ない。あまり関係ないけどクラス一の秀才で東大を目指しているコウイチ君と、体が大きくて力持ちのマサル君が一緒だし、僕も勇気を出して実行日に決まった夏休み直前の金曜の夜、3人で問題の廃校舎へと向かったのだった。

 陽の長い季節なので夜9時は過ぎていただろうか。進学補習授業が終わってしばらく、僕達はしばらく陽が完全に沈むのを待った。僕達の高校は部活をやらない生徒は遅くまで進学補習を受けるのが普通で、8時9時になっても校舎で勉強している生徒がたくさんいる。田舎なので大きな予備校や塾がなく、みんな学校で勉強するのが習慣なのだ。都会ではないらしいけど、学校に補習科なんてのまであり、これは浪人した人を集めて先生が講義をしてくれる、学校内の予備校みたいな制度だ。この補習科の人達はずいぶんと遅くまで勉強しているみたいだ。

 しかし僕達が目指す廃校舎は、そういう遅くまで明かりの付いている新校舎などとは離れて、校内では最も裏寂れた場所にある。運動部の部室が並んでいる所だけど、そこだって着替えるだけの場所だからそれほど明るくはない。明るい所を過ぎてどんどん暗く不気味になっていく学校内を懐中電灯の明かりを頼りに進んでいく僕達は、まるで秘境探検隊みたいな気分になっていた。そしてようやく輪郭がぼんやりと現れた廃校舎は、見るからに薄気味悪くお化けでも出そうな雰囲気だった。さらにここで「ハナコさん」に会うために、懐中電灯を消してしまったのでますますオカルトなムードが漂った。

「お、おい、トイレって、校舎に入ってすぐだよな?」と僕。
「そうだよ。
 だから部活の連中が使ってるわけだから。」と冷静なコウイチ君。
「頼んだぞ。
 しっかり見張っててやるからな。」と用心棒のような体格のマサル君。

 うう。見張ってるより、僕と替わってよ〜。

 3人の中では最も小柄で何の取り柄もない僕はそう泣き付きたい気分だったけど、もう後戻りは出来ない。勇気を出して廃校舎の中に足を踏み入れると木造の床がギシギシときしんで、僕は余りの恐ろしさですくみ上がる気分だった。いくら他のトイレが遠いとは言え、部活の連中はよく夜こんな所のトイレなど使う気になるものだ。しかも「ハナコさん」の目撃者は1人で入ったのだ。僕はソイツは、始めてナマコを食べた人間と同じくらい勇気のある人間だと思った。

「それじゃここで見張ってるからな。」
「トイレの入口は全部開けとけよ。」
「大丈夫だ。
 いざと言う時の備えは万全だからな。」

 コウイチ君は懐中電灯などの入った大きなバッグを持って来ていた。何が入っているのかは聞かなかったけど、頭脳明晰で頼りになるコウイチ君の事だ、きっとその言葉を信用してもいいのだろう。さて廃校舎の中は真っ暗だったけど、どこかから少しだけ明かりが洩れていて、僕が向かうトイレはもうすぐそこに入口がうっすらと見えている。この春までは使われていた校舎だから、僕にも多少は覚えがあるが、このトイレ何とイマドキ珍しいく」み取り式の大小兼用タイプだ。うちの高校は県内で最も古い伝統がある、と言うのがウリみたいだけど、木造のガタガタ校舎にくみ取り式のトイレはシャレにならない不気味さだ。で、男子トイレはそういうくみ取り式便器の個室が3つある作りで、「ハナコさん」は一番手前に出るらしい。その現場を見せなきゃいけないから、マサル君は入口を開けておけと言ったのだ。言われなくても明かり1つないその個室にこもってしまう勇気は僕にはなかっただろうけど。

「うわっ!」

 僕はそのトイレ全体の入口を手探りして奇妙な感触で声を出してしまった。張っていたクモの巣が手と顔に当たったのだ。こんな物でも気色悪い事この上ない。僕は様子をうかがっているに違いない2人の方を振り向いたけど、完全に気配を殺していたので、もしかして本当に1人ぼっちなのではないか、という恐怖に陥りそうになっていた。お、おい、何とか言ってくれよ〜。そんな事をしたらせっかくの「ハナコさん」探索が台無しなのだが、僕は情けない事にそんな気持ちだった。

 が、ここは悪友の2人を信頼して僕も勇気を出すよりないだろう。僕は、何も出ないでくれ〜、と又情けない事を祈りながら、ゆっくりと個室の戸を開けた。すると、真っ暗闇の中に、ぼんやりと人の姿をしたものの形が現れて、今度こそ僕は腰を抜かしそうになっていた。

「うわあっっっ!!!」

 僕は大声を上げてその場にへたり込むと、股間に生暖かい感触を覚えていた。本当にチビってしまったのだ。

「ねえ君。
 アタシお化けじゃないから、大丈夫だよ。」

 お、おい、来るなよ! と思ったけど腰が抜けて動けない僕に、その女の子はアッサリ手を触れて、そう言った。ハナコだ! 何してるんだ! 僕はまだ気配を殺している2人が動いてくれる事を願ったが、全く動く気配がない。そして「ハナコさん」の手に触れ、声を聞いて、彼女が生身の人間である事がわかるに連れ、不思議なくらいに恐怖は消えていたのである。

「人間だから安心しなよ。
 ねえ、アタシの事誰にも言わないって約束してくれる?」

 だらしなくへたり込んでいる僕の額に手を当てながら、「ハナコさん」はそう言った。乏しい光の中でも次第に慣れて来た目で見る彼女は、噂通りうちの高校のセーラー服を来ていて、声の感じはごく普通の女子高生みたいだった。顔は、何と言ったらいいんだろう。暗がりでもギラッと光るような派手な、ギャルメイクと言うのだろうか、うちの高校の真面目な女子高生達には絶対いない濃い化粧をしているようだった。僕は落ち着くに連れて、同年代と思われる女子に至近距離に迫られているのに興奮し、思わずうんうん、とうなずいていた。

「良かった。
 じゃさあ、いい事してあげる。
 アタシのパンツ見たくない?」
 
 う……
 き、来たーっっ!!

 僕は何者かもわからない「ハナコさん」のえっちなお誘いに、再びウンウンとうなずいてしまっていた。勝手に想像していた日本人形みたいな和風の美少女じゃなかったけど、セーラー服を着たえっちな女子高生、と言うだけで僕の濡れた股間は別の反応を始めていた。

「じゃあ千円でいいよ。」

 え?「ハナコさん」の意外な言葉に、僕は戸惑ってしまった。そんな僕を尻目に、「ハナコさん」はどんどんとんでもない事をしゃべり始めていた。

「パンツ見るだけなら千円。
 もう千円くれたら、お触りさせたげる。
 それともおちんちん弄ったげよっか?
 3千円で手でしてアゲル。
 5千円でオクチ。
 本番なら1万円だよ。」

 な、何なんだ、コイツ……僕が余りに世俗的な「ハナコさん」に返す言葉もなく固まっていると、パッと辺りが明るくなった。

「よし、捕まえたぞ!」

 ようやくコウイチ君とマサル君が動いてくれたのだ。僕はだけど、今からいい所だったのに、とちょっと思っていた。我ながら現金な奴だ。

「な、何よ、アンタ達!
 きゃーっ!
 離してよ!」

 驚いたのは「ハナコさん」である。もう完全に不気味なトイレに潜む妖怪でなく、ごくフツウの女子高生みたいにキャーキャー黄色い声を上げて暴れる彼女を、力自慢のマサル君が背中から羽交い絞めにして捕まえて手を捻り上げ、コウイチ君は何と口にタオルのような物を詰めると、彼女の手に手錠を掛けてしまったのである。「ハナコさん」が怯えた少女のような視線を僕に向けた。知らないよ。僕だってこんな事までコイツラが考えてたなんて、思いもしてなかったんだから。

「大人しくしなよ。
 バレたら困るのは君の方だろ。
 警察に突き出してやろうか?」

 いつも冷静な口調のコウイチ君がそう静かに言うと、「ハナコさん」は万引きで捕まった少女みたいに、がっくりと力を抜いて頭を垂れ大人しくなったのである。

「よし、ハナコを連行するぞ。」

 コウイチ君がそう言うとマサル君が彼女の体を「お姫様だっこ」みたいに抱えて行こうとしたので、僕もハッと我に返ってそれを手伝い、3人でわっせわっせと「ハナコさん」を廃校舎から運び出した。そして一体どこへ行くのかと思えば、マサル君は運動部の部室が並んでいる建物の「柔道部」と看板の掛かった部屋のカギを開けた。そう、彼はこの学校唯一の柔道部員なのだ。この春3年生の部員が卒業して部員が彼1人になり、活動も停止しているらしいが、部室のカギは彼が持っていておあつらえ向けの畳敷きの部屋が使い放題なのだと言う。口を塞がれた「ハナコさん」は仕切りと何か呻き声を洩らしていたが、男3人の力に敵うわけはなく、僕達は布団を出すと彼女をそこに寝かせて大きく脚を広げさせると、狭い部屋の柱に手錠で繋いで「人」の字に拘束した。手錠なんてどうやって入手したんだか知らないが、コウイチ君がネットで買い揃えたようだ。さらに彼は怪しげな道具をいろいろと袋の中に用意していたのだけど、後でお金を請求されるのだろうな、と僕は思っていた。

「ハナコに目隠ししよう。」

 コウイチ君はそう言ってアイマスクを彼女に装着した。

「女の子はこうされるとえっちで感じ易くなるらしい。」

 えっち、と言う言葉を聞いた瞬間「ハナコさん」がビクッと体を慄わせたのが薄暗い裸電球の明かりの中でもわかった。まだ童貞だった僕は、ドキドキしながらコウイチ君の言葉を聞き、物凄く刺激的なミニスカート姿で拘束された「ハナコさん」の体を舐め回すような視線で見つめて、失禁してしまって冷たいズボンの中では、痛いほどペニスが勃起していた。コウイチ君やマサル君は女の子を知っているのだろうか? 後で聞いたら2人も童貞だったそうで、落ち着いているように見えたコウイチ君のえっちに関する知識は専ら耳学問だったらしい。だけど、こんなに用意周到にえっちの道具を揃えて万全の体制で捕獲した「ハナコさん」をいたぶる辺り、さすがは東大一直線のコウイチ君である。対照的に僕の隣ではすっかり興奮したマサル君の荒い鼻息が聞こえていたが、彼はもう我慢出来ないとばかりに手を伸ばした。

「ハナコさんのパンツを見せてもらおうぜ。」

 お金を取ろうとしただけあって、「ハナコさん」は黒いものなど身に着けず、マサル君がちょっとスカートをずらすと白いパンツが見えて僕は思わず唾を飲み込んでいた。マサル君は堂々と手を伸ばすとそのパンツの膨らんだフロント部を撫で回したが、まだ触っちゃダメだ、とコウイチ君に言われて手を引っ込めていた。僕とマサル君は、この場は経験がありそうに見えたコウイチ君の言う事に従う気持ちになっていた。

 それから僕達は「ハナコさん」のセーラー服を脱がせていったが、なぜかコウイチ君はパンツだけははかせたままにしていた。ハダカになった「ハナコさん」はとても大きくてツンと尖った形の良いおっぱいをしていて、僕はもうその魅力にクラクラとなっていた。そしてコウイチ君は袋の中から妙な物を出して僕達に手渡した。それは長い鳥の羽毛で、1人が2本それを手に持った。

「これで体中をくすぐってあげるんだ。
 端っこの方から中心部に這い上がるようにね。
 最後におっぱいをくすぐって、それからパンツを脱がす。」

 コウイチ君の説明を聞いて、目隠しされた「ハナコさん」の感じてしまう気持ちを想像しただけで股間がムズムズする気がした。果たして全身をくすぐられた「ハナコさん」は物凄く色っぽい吐息を間断なく洩らしながら生白いハダカをびんびんと反応させてのたうち回り、僕達の羽毛がおっぱいに掛かる頃には、先端の両乳首が見た事もないくらいピーンと固く大きく膨らんでいた。そして6本の羽毛が脇の下やら乳房の膨らみを這い回り、2本の羽毛がスルッスルッと両乳首をくすぐると、「ハナコさん」はグッとおっぱいを突き出すようにカラダを弓なりにして全身を痙攣させていた。

「気をやったみたいだね。」

 コウイチ君が「ハナコさん」の顎をしゃくって聞いたけど彼女は火のような熱い吐息を仕切りと洩らすばかりだった。カラダをくすぐっただけで、気をやってしまうなんて事があるのだろうか? するとマサル君が言った。

「も、もういいだろう。
 俺、我慢出来ないよ。」
「よし、じゃあパンツを脱がそう。」

 コウイチ君の許可を得てすぐにパンツに手を掛けたマサル君は驚いたように言う。

「スゲエや。
 ビチョビチョだ……」

 見ると濡れてしまったパンツが透けてしまって黒い陰毛がのぞけ、メチャクチャにえっちだった。が、マサル君がもどかしげに濡れパンツをずり下ろしてしまうと、とうとう夢にまで見た女の子のアソコが現れて僕も大いに興奮した。お洩らししたみたいに陰毛が濡れてテカテカ光っているのが、まるで男を誘っているように見え、マサル君が自分のズボンを下ろしていた。

「ちょっと待ってくれ。」

 コウイチ君はそう言うと袋の中から又新たな道具を持ち出しマサル君に手渡した。

「そ、そうだな……」

 マサル君がそんな事をいいながら、ペニスにそれを取り付け始めた。それは保健の授業で見た事のあるコンドームだった。コウイチ君は次に僕にも着けるように渡してくれたのだけど、授業と違うのはそれに凸凹した刺激物が刻まれている事だった。

「こんなの、痛くないかな?」

 装着を終えたマサル君が手でその凸凹に触れながら言うと、コウイチ君は笑いながら答えた。

「純真な男子高校生をたぶらかしてお金を巻き上げようとした悪い女だぞ。
 そのくらいの罰は当然だろう。」
「でもこんなに濡れてるから大丈夫かな?」

 マサル君は首を傾げながらいよいよ「ハナコさん」の上に覆い被さっていくと、手でソレを導いて彼女と合体を果たしたようだった。たちまちタオルを噛ませた口から何やら悲鳴が洩れたが、コウイチ君は、もうこんな物いらないな、とそのタオルを吐き出させてしまったのだった。そしてもう無我夢中でマサル君は腰をガクンガクンと動かし始めたのだけど、濡れてるから大丈夫、と行った彼の方が正しかったようだ。「ハナコさん」は童貞の僕達にもハッキリわかる、アンアンと気持ち良さそうなよがり声を張り上げて悶え狂い始めていたのだ。

 こうして僕達は、トイレで捕獲した得体の知らない「ハナコさん」を相手に、無事童貞を捨てた。マサル君が簡単に出してしまった次に刺激サックを着けたペニスで彼女を貫いた僕は、サック越しでもジュクジュクと気持ち良く締め付けて来る「ハナコさん」に夢中になって激しく腰を使い、やはり簡単に果ててしまう前に彼女に、いくうっっ!! と気をやらせる事に成功した。次のコウイチ君にもイカされてしまった「ハナコさん」はよっぽど刺激サックが応えるらしくて、もう半狂乱で大声を出すものだから、遠く離れた新校舎で残って勉強している人達や先生に聞こえるのではないかと心配になったくらいだった。

「俺、まだまだ出来るぜ。」

 何て奴だ。マサル君はさっき出してしまったばかりなのにもうギンギンに回復したペニスを見せると、半狂乱で悶え狂っている「ハナコさん」に再戦を挑み、もう何度も彼女を立て続けにイカせてしまうと再び発射した。

「僕もまだ出来そうだ。」

 すると何とコウイチ君まで2発目を始めて「ハナコさん」から、徹底的にアクメを搾り取っていた。僕はと言えば、一番情けない事にまだペニスが回復しなかった。凄いな、コイツら、と僕が感心して眺めている中で、マサル君が3回目を始めると、程なくそれまでになく強烈な怪鳥のような恐ろしい歓喜の咆吼を放った「ハナコさん」はとうとう失神していたのである。目隠しを外してその顔を拝むと、どぎついメイクでよくわからなかったけど、意外にカワイコちゃんである事がわかり、僕達は「ハナコさん」を逃がさない事にした。

 その日はもう面倒になったのでそのまま帰ってしまい、翌日の休日の朝から集まった僕達を、既に目覚めていた「ハナコさん」はいい加減にしてよ、このヘンタイ! 警察に突き出すわよ! などと口汚く罵った。両脚は逃げようと暴れたみたいで、手錠の嵌った部分が真っ赤になって擦り切れ少し血が滲んでいたが、コウイチ君の持って来た本格的な手錠はビクともせず彼女の手足の自由を奪ったままだった。そしてしばらくすると、「ハナコさん」はトイレに行かせて、と切羽詰まった口調で訴えたが、やっぱトイレのハナコさんだな、などと僕達が笑って取り合わないと、とうとうシャーッと大量にお洩らしして、おねしょしたみたいに布団をビショビショにしてしまった。これは少し応えたらしく、シクシク女の子っぽく泣き始めた「ハナコさん」に、僕達は一晩寝て完全に回復したペニスを痛い程勃起させていた。

「ハナコを素直にさせよう。」

 そう言ったコウイチ君が配った昨夜と同じ刺激サックを僕達がペニスに取り付けて行くのを目にした「ハナコさん」は悲鳴を上げていた。

「それは嫌あっ!
 も、もう許してえっっ!!」
「よっぽど、この凸凹が気持ちいいみたいだね。」

 童貞を捨ててすっかり余裕の出来た僕達は「ハナコさん」に目隠しをすると、彼女のカラダにしっかりと前戯の愛撫をしてあげた。昨夜羽毛でくすぐった時のように、今度は3人掛かりで周辺部から舌で舐め唇で吸ってやると、悪態を吐かなくなっていた「ハナコさん」はすぐにアンアンとよがり泣き出した。そして2人がおっぱいを揉みながら乳首をチューッと吸い上げ、オシッコと愛液でベトベトのアソコをもう1人ーこれは幸運にも僕だったがーがクンニをしてあげると、「ハナコさん」は立て続けに何度も、イク、イク! とアクメに昇り詰めたようだった。僕は今日は明るいので女の子のアソコをしっかり観察出来て、ああ、これがクリトリスなのか、と物凄くビンカンな箇所を確認出来て嬉しかった。ソコに被さった皮をどけて舌で舐めてあげると、「ハナコさん」は狂ったように腰をガクガク揺さぶってよがり泣いていたから、間違いないだろう。

 それから1人ずつ、例の刺激サックを着けたペニスで犯してあげながら、「ハナコさん」の正体を聞き出した。余裕十分にしっかり彼女を喜ばせようと一定のリズムを保って彼女のアソコを突いてあげたから、1人が出してしまうまでに「ハナコさん」は3回はイッテたようで、たぶんウソを付く余裕はなかっただろう。彼女が盛大によがり泣きながら話してくれた内容はこうだ。

 「ハナコさん」は、この春の卒業生だがもともと落ちこぼれていて受験にも失敗し、補習科に通う事になった。つまり僕達より2級上のお姉さんなわけだ。が、自暴自棄になった彼女は親には補習科に行くと言って家を出るが、ブラブラと街で遊び歩くようになり、見よう見まねでケバケバしい化粧にミニスカと言う格好も覚えてしまった。が、当然遊ぶお金がない。そこで一計を案じた彼女は、トイレに潜んで男子生徒をたぶらかして小遣い稼ぎをしていたのだ。が、その稼ぎは1月にウン十万円に上ったと言うのだから、バカには出来ない。それだけみんな溜まっていたわけだ。僕達は結構納得してしまった。

「ああ、も、もう許してえ〜っっ!!
 イッチャウ、又いっちゃううっっっ!!!」
「へへ、お金とったりするくらいだから、えっち大好きなんでしょ、ハナコさ〜ん。」
「あああ〜っっっ!!!
 いくうううっっっ!!!」
「僕、まだ出来ちゃうよ。」

 今日も朝から元気一杯なマサル君が、何回イッテも立て続けに犯してあげるもんだから、ハナコさんもたまらない。これから僕達の言う事をなんでも聞くんだよ、と言い聞かせると、彼女はウンウンとうなずきながら又もや失神してしまっていた。だけど受験勉強でイライラの募っていた僕達はまだ「ハナコさん」イジメをやめず、コウイチ君が、女の子を素直にさせるにはこれが一番らしいよ、と言ったプレイを彼女が次に目覚めた時にやってあげた。それは浣腸してウンコをさせながら、1人はアソコを犯し、もう1人はペニスを口に突っ込んでザーメンを飲ませるというえげつないもので、そこまでやられた「ハナコさん」は今度こそ本当に大人しく、僕達の言う事を何でも素直に聞くカワイイ女の子になったのである。 

「ハナコさん、僕達が勉強教えてあげるから、毎日ここに来てよ。」

 僕達は決して鬼畜ではない。それどころか、受験に失敗してよそ道にそれようとしていた「ハナコさん」を更正させてあげる事にしたのだ。もちろん溜まりに堪った高校生男子3人の性欲を満足させてもらうのと引き替えにではあるけれど。ちなみに彼女の本名はカナコとか言うらしかったけど、似てるし「ハナコ」でいいじゃん、と言う事になった。

 それから3か月。夏休みの間連日みっちり勉強+アルファの指導をしてあげたハナコさんは、見違えるように真面目なカワイコちゃんになって、2学期に入っても補習科の授業を受けて放課後は僕達の「指導」を受けるという毎日だ。

「やあハナコさん。
 今日も真面目に授業を受けたのかい?」
「は、はい……」

 まだ薄暮の薄明かりが残る時間に、僕達が待っている柔道部室にやって来たハナコは、化粧1つせず、長めのスカートのセーラー服をきちんと着こなしてどこから見ても真面目そのものの女子高生と言った様子だった。僕達が見込んだ通り、彼女は普通の格好をすれば色白でとてもかわいらしい女の子なのだ。だけどよく見れば、勉強道具を入れたカバンを両手でアソコの辺りに当てている彼女の腰が不自然にワナワナと慄えているのがわかったかも知れない。別にトイレの我慢をしているわけではない。そういう日もあるのだけど。

 そして部屋に入ったハナコは、カバンを置くと座って見ている僕達3人に見せつけるようにスカートをガッと上げていき、イマドキの女子高生らしからぬ白パンツがチラッと見える激ミニにすると、腰で留めた。僕達の「指導」を受ける時はパンツを見せながら、というのが決まりなのだ。そうして勉強用の小テーブルにハナコが正座すると、教えているコチラとしてもメチャクチャにやる気の出る刺激的な眺めになると言う寸法だ。

「ああ……
 た、たまんない……
 も、もう……」
「どうしたんだいハナコさん。
 オシッコでも行きたいのかい?」

 スカートを上げている時から、もう我慢出来ないといった様子で腰をモジつかせていたハナコが、正座して勉強を始めようかという時に、腰を切なげに揉みながらとんでもなく色っぽい声を洩らすと、僕達はわかっているのにわざと聞き返した。

「い、イジワル……」
「この問題が解けたらえっちしたげるよ。」

 まず数学を教えるコウイチ君がそんな事を言うと、手持ち無沙汰な僕とマサル君はハナコのカラダに手を伸ばす。

「今日もおしっこ洩らしちゃったみたいだな〜。」
「嫌……」

 両側に座った僕とマサル君はハナコのミニスカに手を入れて、彼女が白パンツをグショグショに汚している事を確かめた。これには理由があって、ハナコは白パンツの下に頑丈な革製の貞操帯をはいているのだが、これにメカに強いコウイチ君がとんでもない物を取り付けているのだ。さっきから我慢出来なくなってモジモジさせていたハナコのお尻の穴とクリトリスに振動するバイブが当たっていて、それだけではイクにイケない弱い刺激なのだが、それを半日ずっと味わわされる彼女は、放課後頃になるとすっかり発情して放置されたおま○こをウズウズさせてしまっているわけだ。ハナコが貞操帯の脇から溢れさせてしまった愛液がパンツを濡らしているのが発情のしるしだ。特にこの所ハナコはアナルがとても感じ易くなってしまい、ほとんど男性のシンボルと同じサイズのバイブを入れているから、もしかしたら勝手にイッテしまったのかも知れなかった。 
  
 パンツがヌレヌレである事を確かめた僕達は、これから数学の問題に取り組もうとしているハナコの、とても豊かなノーブラのおっぱいに手を伸ばして、ゆっくりと揉みほぐしながた既にコリコリになっていた乳首を指で転がしてやる。するとハナコはイキそうになりながら、解けた時に与えられるコウイチ君のペニスが欲しい一心で、健気に問題を解くのだ。

 明日からの土日には、クラスの男子連中を連れて来て、ハナコに稼がせるつもりだ。パンチラ千円、手コキ3千円、フェラ5千円、本番1万円だが、たぶんウン十万円は売り上げが上がるに違いない。何たって今の「ハナコさん」は、不気味なギャルメイクの妖怪ではなく、まるでお嬢様みたいな色白のカワイコちゃんなのだから。

〜おしまい〜



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