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邪恋6
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「最悪……。本当に腹立たしいほどに躾けてあるんだから」
「当たり前だ。犬は飼い主のものだろう?馬鹿な犬は飼っていない」
「夢の中でもご奉仕するのは飼い主様だけだと?……そんなところも可愛いけど、
むかつく……」
その苛立ちは性衝動を伴って香芝に向けられたらしい。
償いを強いるように更に喉奥まで深く差し込まれると香芝がようやく覚醒したように
泣き濡れた瞳を見開いた。
「ぐ、ぅ……ふっ……んん…」
「シズ……」
閉ざされた悲鳴と舌を味わいながらノアが何度も乱暴に腰を揺らし、突き入れる。
その度に涙を伝わせる香芝は戸惑うようにノアを見上げ、現実から逃げるように
こちらを見た。
縋るような瞳は今起きていることを否定して欲しいと願っていた。
意図的にそれには応じず、ただ行為を促すために視線だけでノアを示す。
長年仕える犬にはそれだけで十分だった。
言葉などなくとも香芝は命じられるままに覚悟を決めたようにノアの腰に
腕を絡めた。そして翻弄されていただけの動きを自主的なものへと変えていく。
不自由な体勢ながらも頭を持ち上げ、自ら暴れる雄を味わうように呑み込み
舌を這わせていく。
ぴちゃぴちゃと音を立てながら丁寧に愛撫を施し先端を吸うと、ノアが色めいた
吐息を落とした。
香芝の献身が神近の意図によるものだとわかっているからだろう。
ノアが不服そうに神近を見遣り、また香芝に視線を落とした。
「シズ、ごめんね。……口に出すよ」
香芝が一度だけうかがうように神近に視線を走らせ、すぐにノアに
小さく頷いて返した。
腰を抱く腕に力を込めて抱き寄せると懸命に括れや裏筋を舐め、窄めた唇で
全体を扱いていく。
ノアの腰の動きも速まり、まるで蹂躙するような激しさになっていく。
「ん、ぐぅッ……けほっ……ンンッ」
喉を破るのではないかと思えるほど奥まで突き入れたノアが動きを止めると同時に、
香芝が腰を引っ掻くように爪を立てながら咽せる。
それでも許されることなく頭を押さえつけられると、香芝の喉から今にも
事切れそうな乱された呼気が不自然に押し出された。
見開かれた瞳にはびっしりと涙が浮かび、額は汗に濡れ、前髪が張り付いていた。
苦しいのか不規則に胸を上下させながらも、それでも甲斐甲斐しく
吐き出された体液を飲もうと喉を動かしていた。
「あぁ……すごい。シズが僕の精子飲んでくれてる。シズの身体に僕のが
入ってるなんて……。ふふ……可愛い……」
唇についた残滓まできちんと飲ませると、ノアが満足げに身体を引き、
香芝を抱きしめる。
香芝といえば、困惑したようにノアに抱かれたまま固まってしまっていた。
その間にもノアが身体をまさぐり、これでもかとばかりに甘えて身体をくっつけている。
常日頃こんな感じなのかと思えば、先ほどすいたはずの胸にまた苛立ちが満ちていく。
そんな両極端な雰囲気に挟まれた香芝がおろおろと身じろいだ。

      

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