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患いの恋5
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「あの、蓮沼さん……俺……」
中途半端なところで投げ出され、まだ性器は痛いほどに硬度を保っている。
だらだらと溢れる粘液で着崩れたシャツが張りつき、勃起した性器がそこにあることは見えずともわかるだろう。
早々にベッドからおりた蓮沼が振り返り、百瀬の下肢を見やると更に冷たい色を瞳に浮かべた。
忌々しそうですらある視線にまた逃げるように俯く。
膝を寄せるようにして、片手でシャツを引っ張り気まずさに瞳を閉じる。
失敗してばかりだと、自らの不出来さを呪うことしかできない。
散々遊んできた身体だ。
無駄に男を悦ばせる術は心得ている。
そんな身体で加減せずにすれば蓮沼が先に達してしまうことなどわかりきっていたにもかかわらず、もどかしさに快楽を追ってしまった。
常ならば一緒に達けるようにそれとなく動きを調整するのだがそれを今日は見事にし損ねた。
その結果がこれで、そんな結果は更なる過ちをうむ。
蓮沼は性器のサイズが百瀬より劣ることを必要以上に気にしている。
だから百瀬は殆ど上は脱がないし、蓮沼と会う日はできるだけ丈の長い服を選ぶ。
極力見せないようにしているのだが、こんな状況になれば蓮沼は嫌でもそこを見ることになる。
「どうした、裕也」
「いえ……」
言い淀む百瀬に、蓮沼は備えつけの安っぽいバスローブに着替えながら鼻で笑う。
「ああ、お前も出したいのか。それは悪かった」
わざとらしい言葉になにも言えなくなった百瀬に蓮沼は言った。
「見ていてやる。さっさと終わらせろ」
「いえ……別に俺は達かなくても……」
「裕也」
冷たい声に身体に緊張が走った。
ゆっくりと近づいてきた蓮沼に頬を撫でられる。
見下ろされ、どくんと胸が高鳴った。
「見ていてやると言ったんだ。できるだろう?」
逆らうなと愛しい声が言う。
従う以外に意志などあるわけもなく、百瀬は張り詰めたままの己の性器にただ虚しく手を伸ばした。

      

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