お ぱ ん

2008年06月30日(月)

夜のゲーム大学 [日記]

阿佐ヶ谷ロフトで『ふいんき語り夜のゲーム大学』詳細(簡単に言うと、普段大学でしているゲームの授業をロフトで再現する、というもの)見てきた。
面白かったー
あまりの情報量と長丁場ですごい疲れた。
でもその疲れが心地よいと思えるほどに面白かった。


麻野さんの授業はほんとに授業で、「お、今授業受けてるな」感があってゲーム大学来たバーチャル感を味わえた。
きちんとゲームの歴史の順を追ってくれているので、すんなり頭に入ってきて理解しやすい。へーとかほーとかいいつつ時々ズコーっという事言うので頭を柔かくして聞けた。
パックマンファック、テニスフォーユー、アタリショック。とくにアタリ社のくだりが面白かった。宮本茂は1952年生まれ。堀井雄二は1954年生まれ。インベーダーのデザイナーはボーナス5万円。そんなこんなありつつやがて時代はDSへ。湯けむりサスペンス発売中。

米光さんの授業はインタラクティブで、インタラクティブしたくないからイヤだった。でも奇妙に巻き込まれて結局参加してたので、恐ろしいと思った。
発想力のトレーニングをするという授業。丸いもので「ち」を30秒以内で連想して、その答えが「地球」だと何故損なのか、という説明からはじまって、3問使って3段活用で相手に自分の発想を伝える発想の説得方法。この3問使ってやってるうちに、こっちがなぜ参加しなくちゃいけないかも巧みに説得されてるので、いつのまにか参加してしまっていたんだと思う。

江戸さんの授業はエロゲーの歴史で、いかに今のゲーム会社が過去エロゲーで出発してるか、ゲームの発達の陰にエロゲーありという話。
流れは麻野さんのに比べるとあんまり頭に入ってこなかった。一つはエクセルを使った説明とパワーポイントとの差で、麻野さんの資料は年表のように上からスクロールしてくれてるから時間関係が見やすく理解しやすいんだけど、パワーポイントだと次のページにパッパッと行くから時間の流れがビジュアル的に整理されてない。
あと江戸さんの資料は絵がひどすぎるので、その衝撃で前のページのことをすっかり忘れてしまう。
それにしても毎回最低だけど、今回は特にわかりやすく敵を作る語り口で唖然とした。でもこれからもずっと悪役でいてほしい。

飯田さんは飯田さんだった。
米光さんの授業がゲームを作る方法のもっと大元の根本的なところの発想のトレーニングで、飯田さんはもっと更に根本的な、ゲームを作る「オレ」についての授業だった。「オレ」の歴史を語りながら、どんな風にゲームを作ってきたか、なぜゲームを作ってるか、なぜゲームを作りたくなくなったか、そしてゲームは誰のものか、という話。そして資本原理から創造性は生まれない、ということ。
飯田さんのこの授業が最後っていうのは結構すごくて、最初の麻野さんの授業のアタリ社のくだりと、米光さんの授業の発想するということと、江戸さんの授業のエロゲーにしかアートはない(小資本少人数の持つ力)ということを総括していた。
さらに自分の教え子たちとインディゲームレーベルを立ち上げ未来へ。そしてふいんき弾き語り。

今日のライブは完璧だった。

Posted by こさ ささこ

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